「love(愛する)」+「-er(〜する人)」の2パーツで構成されている単語です。
「純粋に愛する人」がコアイメージで、“lover”=「恋人・愛人」「愛好家・〇〇好き」の意味を持ちますよ!
”lover”の意味と使い方 コアイメージは「純粋に愛する人」
”lover(発音:lʌ́vər/ラヴァー【名詞】)”は「恋人・愛人」「愛好家・ファン」の意味を持つ単語です。
「love(愛する)」+「-er(〜する人)」の2パーツで構成されている単語で、「対象を純粋に愛する人」がコアイメージとなります。
特定の人を情熱的に愛している=「恋人」「愛人」
特定のモノや趣味を純粋に愛している=「愛好家」「〇〇好き」
という意味になるわけですね!
”lover”は、文学的な恋愛関係における「恋人同士(lovers)」という意味で使われるほか、「音楽愛好家(a music lover)」や「犬好き(a dog lover)」のように、特定のモノや動物に対する強い情熱を持った人を表す際にも非常に広く使われます。
英語の ”lover” にも、婚姻関係にない『愛人』という意味が含まれます。日本語の『愛人』が持つネガティブな響きだけでなく、『ロミオとジュリエット』のような情熱的な恋人を指すこともありますが、共通しているのは『情熱的で深い結びつき』が強調されるという点です!
このように”人や対象に対して、深い愛情や情熱を注いでいる人”という意味から、文学的な恋愛の描写から、趣味や嗜好を表現するカジュアルな日常会話にいたるまで広く使用されます。
例文
・The two lovers walked hand in hand along the beach.
(二人の恋人は手をつないで浜辺を歩いた。)・They were secret lovers.
(彼らは秘密の愛人同士だった。)・My father is a great nature lover.
(私の父は大変な自然愛好家[自然好き]だ。)※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
”lover”の文法・語法 現代英語でのニュアンスと便利な使い方

1. 恋愛関係で使うときの注意点(日常会話では要注意!)
日常会話で「私の恋人です」とカジュアルに紹介するときは、”lover” よりも ”boyfriend” や ”girlfriend”、あるいはより対等な関係を表す ”partner” を使うのが一般的です。
前述の通り、”lover” はややドラマチックで文学的な響きがあったり、文脈によっては「深い関係(愛人関係など)」を強く連想させることがあります。
そのため、初対面の人に自分のパートナーを紹介するときに “This is my lover.” と言ってしまうと、少し生々しく聞こえてしまうので注意しましょう。
2. 「〇〇好き」を一言で表す万能パーツ
一方、モノや趣味に対する「愛好家」として使う場合は、カジュアルな会話でも非常によく使われます。
[名詞] + lover の形で結びつけるだけで、「私は〇〇が大好きです」という強い好意をスマートに表現できます。
・a book lover(読書家・本好き)
・a cat / dog lover(猫好き / 犬好き)
・a coffee lover(コーヒー愛好家)
・art lovers(芸術ファンたち)
・I’m an animal lover.
(私は動物好きです。)
・This city is a paradise for history lovers.
(この都市は歴史好きにはたまらない場所です。)
”lover”の関連語:「恋人・パートナー」を意味する単語”partner/sweetheart/boyfriend”
例えば”partner”や”sweetheart”なども「恋人、大切な人」を意味する単語ですよ!
⇒「恋人・大切な人」の意味を持つ単語”partner/sweetheart/boyfriend(girlfriend)”
ニュアンスの違いとしては
boyfriend / girlfriend⇒「日常的によく使われる一般的な「恋人」」=彼氏・彼女
lover⇒「ロマンスや情熱、深い結びつきに焦点を当てた「恋人・愛人」」=情熱的な恋人
partner⇒「性別や婚姻状況を問わず、人生を共に歩む対等な「パートナー」」=対等な伴侶
sweetheart⇒「呼びかける時にも使うような、甘く愛おしい「愛する人」」=愛しい人(呼びかけにも)
といった感じです!
実際の表現を見ながら、ニュアンスの差を確認してみましょう!
●secret lovers
「秘密の恋人(愛人)たち」
⇒ 二人の間のロマンチックな結びつきや情熱が強調されるイメージ
●introduce my partner
「私のパートナー(配偶者・恋人)を紹介します」
⇒ 響きがとても自立的で、公の場でも広く使える大人の関係性のイメージ
●She was his high school sweetheart.
「彼女は彼の高校時代の恋人だった」
⇒ 甘酸っぱく、純粋で愛らしい青春の恋愛を連想させるイメージ
”lover”の語源は中期英語 意味は「love + -er」

”lover”の語源についても、確認していきましょう。
”lover”の語源は中期英語の「love + -er」”です。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”lover”の起源について、下記の記載があります。
Origin of lover
First recorded in 1175–1225; Middle English; love + -er日本語訳:1175〜1225年に初めて記録された。中期英語。love(愛する) + -er(〜する人)。
※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容からみるに、”lover”は12世紀末から13世紀初頭の中期英語の時代から存在しており、単語の作り自体は現在と変わらず非常にシンプルに構成されていたことが分かります。
古期英語:lufu(愛) / lufian(愛する)というゲルマン系の言葉がベース
↓
中期英語(1175〜1225年頃):動詞の love に、人を表す接尾辞 -er が結びつく
↓
現代英語:「愛する人(恋人)」や「好む人(愛好家)」としてそのまま定着
ラテン語やギリシャ語由来の難しい専門語とは違い、英語の超基本パーツがダイレクトに組み合わさって生まれた、歴史の古い純粋な英語の単語なんです。
構成パーツで覚える”lover” 「love」+「-er」

ここからは構成パーツの面から”lover”について覚えていきましょう。
”lover”の構成パーツは「love(愛する)」+「-er(〜する人)」の2パーツです。
各パーツの働きについて紹介していきます。
“love”は「愛する、深く好む」を意味するパーツ
”love”は言うまでもなく「愛する」を意味する基本パーツです。
思わず愛したくなるような=「可愛らしい、魅力的な、すてきな」を表しています。
その他に loveless(love[愛]+ -less[〜がない]=愛のない、冷酷な)等も”love”を使用する単語です。
”-er”は「〜する人、〜するもの」を意味するパーツ
”-er”は動詞の後ろについて「〜を行う人(あるいはモノ)」を意味する最も一般的な接尾辞です。
音を話す(出す)もの、または演説する人=「スピーカー(拡声器)、話し手」を表しています。
その他の”-er”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。
・buyer(buy[買う]+ -er[人]=買い手、バイヤー)
”lover”の意味と語源・覚え方のまとめ

以下、”lover”の意味と覚え方についてのまとめです。
⇒コアイメージは「対象を純粋に・情熱的に愛する人」
⇒”lover”=「恋人・愛人」「愛好家」の意味
●語法・文法のポイント ⇒日常で「私の恋人」と紹介するには partner / boyfriend / girlfriend の方が自然(loverはやや生々しい響きになることがあるため)。一方でモノの後ろにつけて「〇〇 lover(〇〇好き)」とする使い方は非常に便利!
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!
