【語源も分かる】英単語「swell」の意味と使い方・類義語との違い【コアイメージ:内側からぷくーっと膨らむ】

 
コダック
今日の英語表現は”swell”

この単語は、古くから英語に存在する歴史ある言葉です。

内側から外側へぷくーっと膨らむがコアイメージで、“swell“=「膨らむ、腫れる」「(数量などが)増大する」の意味を持ちますよ!

 

”swell”の意味と使い方!コアイメージは「内側から外側へぷくーっと膨らむ」

 

”swell(発音:swél / スウェル【動詞・名詞・形容詞】)”は「膨らむ、腫れる」「(数量などが)増大する」の意味を持つ単語です。

この単語は、「内側から外側へぷくーっと膨らむ」が根本のコアイメージになります。

 

 
コダック
ケガをした部分が血液や水分で内側から押し上げられて(=「腫れる」ことや、
水や空気、あるいは感情や予算などが内側から満ちて大きくなること(=「増大する・膨らむ」”swell”なわけですね!

 

”swell”は「風船のようにパンパンに膨れ上がる」様子を思い浮かべると理解しやすいです。


物理的に体積が大きくなることだけでなく、人口や予算が増えたり、胸の底から感情が湧き上がってきたりする文脈でも広く使用されます。

 

頻出!動詞としての”swell”の使い方と例文

”swell”には「自分が膨らむ(自動詞)」と「何かを膨らませる(他動詞)」の2つの使い方があります。まずは例文でニュアンスを掴みましょう。

例文

・His ankle began to swell.
(彼の足首が腫れ始めた。)

・The population of the city has swelled in recent years.
(その都市の人口は近年増大している。)

・The wind swelled the sails of the boat.
(風がボートの帆を膨らませた。)

・Her heart swelled with pride.
(彼女の胸は誇りで膨らんだ/いっぱいになった。)

※参考・一部例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

 
コダック
特に「swell with ~(~で胸がいっぱいになる)」は、感情を表現する際によく使われる頻出フレーズなので、覚えておくと表現の幅がグッと広がりますよ!

 

類義語「expand / increase」との違いは?

 

 
コダック
せっかく”swell”を覚えるのであれば、似たような意味を持つ単語も一緒に覚えてしまいたい所です!
例えば”expand”や”increase”なども「大きくなる、増える」を意味する単語ですよ。

 

それぞれのイメージの違いは以下の通りです。

swell ⇒「内側の圧力によって」=ぷくーっと膨張する・腫れる
expand ⇒「外側・全方向へ向かって」=空間、面積、規模などが拡大する
increase ⇒「階段を上がるように」=数量や割合が純粋に増える

 

 
う~ん…文字だけだとニュアンスの差がちょっとややこしいかも…
 
コダック
確かに、これだけ言われても分かりづらいかもしれませんね…汗
それぞれのイメージを実際の表現を見ながら確認してみましょう!

 

例文で見る!”swell / expand / increase”のイメージの違い

● my eyes swelled
「(泣きすぎて)目が腫れ上がった」
⇒ 水分などが内側に溜まって、皮膚がパンパンに押し上げられるイメージ。

expand the business
「ビジネス(事業)を拡大する」
⇒ 枠組みそのものを外側へと押し広げ、店舗やサービスの規模を広げていくイメージ。

increase the conversion rate
「成約率(コンバージョン率)を増加させる」
⇒ グラフの数値やパーセンテージが、純粋にプラスされていくイメージ。

 

”swell”の文法・語法!過去分詞「swollen」に要注意!

 

”swell”を実際に使う上で、絶対に落とせない文法上の注意点があります。
それは、「過去分詞の形が2種類ある」ということです。

 

”swell”の活用形
● 原形:swell

● 過去形:swelled

● 過去分詞:swelled または swollen(スウォウレン)

 

 
コダック
ここが試験や日常会話の引っ掛けポイントです!

 

動詞の現在完了形として使う場合は「It has swelled」でも「It has swollen」でもどちらも使われます。
しかし、名詞を修飾する形容詞として使う場合(腫れ上がった〇〇)は、ほぼ100%「swollen」という形が使われます。

例文

・I have a swollen ankle.
(足首が腫れています。=腫れ上がった足首を持っている)
※「a swelled ankle」とは言わないので注意!

・His face is swollen from a toothache.
(歯痛で彼の顔は腫れている。)

 

動詞だけじゃない!名詞・形容詞としての”swell”

 

 
コダック
実は”swell”には、動詞だけではなく「名詞」や「形容詞」としての顔もあるので一緒に覚えちゃいましょう!

 

形が変わっても根本のコアイメージは同じです。

名詞 ⇒「海面がぷくーっと盛り上がる」=(おだやかな)うねり波
形容詞 ⇒「気分や価値が最高に膨らむ」=素晴らしい、一流の

形容詞の「素晴らしい」は少し古風な表現ですが、海外の古い映画などで「That’s swell!(それは素敵だね!)」といったスラングとして時々登場します。

 

例文

● We felt a gentle swell of the sea.
(私たちは海のおだやかなうねりを感じた。)
⇒ 海面が底から押し上げられて盛り上がるイメージ。

● We had a swell time at the party.
(私たちはパーティーで素晴らしい時間を過ごした。)
⇒ 楽しさや満足感が胸いっぱいに膨らんでいるイメージ。

 

”swell”の語源はゲルマン祖語に由来!歴史ある「膨らむ」の言葉

 

最後に、”swell”の語源についても確認していきましょう。
”swell”の起源は900年より前”にまで遡る、非常に歴史の古い単語です。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”swell”の起源について、下記の記載があります。

Origin of swell
First recorded before 900; Middle English swellen (verb), Old English swellan; cognate with Dutch zwellen, German schwellen, Old Norse svella; akin to Gothic ufswalleins “pride”

日本語訳:900年より前に最初の記録がある。中期英語のswellen(動詞)、古期英語のswellanに由来。オランダ語のzwellen、ドイツ語のschwellen、古ノルド語のsvellaと同系であり、ゴート語のufswalleins(高慢、プライド)とも親戚関係にある。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容からみるに、”swell”はドイツ語やオランダ語などと同じ、共通の古いヨーロッパの言葉(ゲルマン系の言葉)から脈々と受け継がれてきた言葉の模様。

 

 
コダック
面白いのは、ゴート語の親戚の言葉が「pride(プライド・高慢)」を意味している点ですね!

「胸を張る」「態度がでかくなる」というのも、まさに心が内側からぷくーっと膨れ上がっている状態から来ているのがよく分かります。

 

”swell”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

以下、”swell”の意味と覚え方についてのまとめです。

●”swell”は「内側から外側へぷくーっと膨らむ」がコアイメージの単語。
⇒動詞では「膨らむ、腫れる」「(数量などが)増大する」の意味。
⇒名詞なら「波のうねり」、形容詞なら「素晴らしい」の意味にもなる。
●語法・文法のポイント ⇒「腫れ上がった〇〇」と形容詞的に名詞を飾る時の過去分詞形は「swollen」を使う!
 
 
コダック
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他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」