address an issueとresolve an issueの違い|issueの意味・使い方・語源を例文で解説

コダック

今日の英単語はissueです!

issueは「問題」と訳されますが、ただ悪いものを指す語ではありません。コアイメージは、外に出てきて、人々の検討・議論・判断の対象になったものです。

だからraise an issueは論点を表に出す、address an issueはその論点に注意を向けて対応する、resolve an issueは決着をつける、という流れになります。

address an issueとresolve an issueの違い|結論

2つの表現の決定的な違い

address an issue:問題を認識し、注意を向け、話し合いや対策を始める
対応のプロセスに焦点。完全に解決したとは限らない。

resolve an issue:問題・対立・不具合に決着をつけ、終わらせる
解決した結果に焦点。通常は未解決状態が解消したことを示す。

addressは「取り上げて向き合う」、resolveは「ほどいて決着させる」と覚えましょう。

【例文】
The meeting addressed the issue of staff turnover.
(会議では従業員の離職問題を取り上げ、対応を検討しました。)

→ 話し合ったが、離職問題がなくなったとは限らない。

The new policy resolved the issue.
(新しい方針によってその問題は解決しました。)

→ 問題が終わった結果を示す。

We are taking steps to address the issue.
(その問題に対処するための措置を講じています。)

→ 現在進行中の対応。

Please contact support if you cannot resolve the issue.
(問題を解決できない場合はサポートへ連絡してください。)

→ 利用者側で問題を終わらせられない場合。

addressって「住所」だと思ってた!どうして「問題に対処する」になるの?

コダック

addressにはもともと「ある方向へ向ける」という感覚があります。手紙を相手へ向けるために住所を書く、言葉を聴衆へ向ける、そして注意や努力を問題へ向ける。

つまりaddress an issueは、問題の方向へ顔と手を向け、放置せず扱い始めるイメージなんです。だから「完全解決」までは含みません。

issueの意味・発音・品詞

issueの基本情報

綴り:issue
品詞:名詞・動詞
発音:/ˈɪʃ.uː/ または /ˈɪs.juː/
アクセント:最初の音節
名詞の複数形:issues
名詞の主な意味:論点、問題、号・発行物、発行
動詞の主な意味:正式に発行する、支給する、公表する

日本語では「イシュー」と言うことが増えましたが、英語の発音は「イ」にアクセントを置き、後半を長めにします。/ˈɪʃuː/ と /ˈɪsjuː/ の両方が辞書に示されており、地域や話者による違いがあります。

issueは可算名詞です。議題が一つならan issue、複数ならissuesです。母音で始まるので、不定冠詞はaではなくanになります。

issueのコアイメージ|「外へ出て、表面化したもの」

issueの語源は、ラテン語のexire「外へ出る」に関係します。ex-は「外へ」、ireは「行く」です。古い意味には「出口」「出てくること」「結果」がありました。

ここから、外へ出される出版物、正式に出される命令や証明書、議論の末に表面化した争点へ意味が広がりました。一見ばらばらな「問題」「雑誌の号」「発行する」が、すべて中から外へ出るという一本の線でつながります。

会議の机の下に隠れていたカードを、誰かが机の上へ出す場面を想像してください。

・カードを出す:raise an issue
・カードを見て検討する:discuss / address the issue
・結論を出して片づける:resolve the issue
・会社が声明を外へ出す:issue a statement

issueの核は、内側にあったものが外へ出て、公の対象になることです。

名詞issueの基本的な意味

1. 考えたり話し合ったりする「論点・問題」

最も重要なのが、subject or problemとしてのissueです。社会、政治、倫理、職場、技術など、検討・議論・対処が必要な事柄を表します。

【例文】
Housing is a major issue in this city.
(住宅問題はこの都市の主要課題です。)

We discussed several ethical issues.
(私たちは複数の倫理的問題を議論しました。)

The key issue is how to protect user data.
(重要な問題は、利用者データをどう守るかです。)

This is a sensitive issue.
(これは慎重に扱うべき問題です。)

よく使う形容詞はkey / main / central / major / minor / serious / critical / complex / controversial / sensitiveです。issueは中立的な「論点」から重大な「問題」まで、形容詞と文脈によって深刻度が変わります。

2. 雑誌・新聞などの「号」

the latest issue of a magazineは「雑誌の最新号」です。内容が外へ発行された一まとまりという語源につながります。

【例文】
I read the latest issue of the magazine.
(その雑誌の最新号を読みました。)

The article appeared in the May issue.
(その記事は5月号に掲載されました。)

Do you keep back issues?
(バックナンバーを保管していますか。)

3. 結果・争点・子孫などの専門的用法

法律ではthe issue before the courtのように、裁判で判断すべき争点を表します。また古い・法律的な表現では子孫を意味することもありますが、初学者が日常的に使う中心は「論点」と「号」です。

raise an issueの意味|問題を提起する

raise an issueは「問題を提起する」「論点を持ち出す」です。raiseの基本イメージは下にあるものを上げること。まだ共有されていなかった論点を、皆が見える場所へ上げます。

【例文】
She raised an important issue at the meeting.
(彼女は会議で重要な問題を提起しました。)

I would like to raise the issue of overtime.
(残業の問題を取り上げたいと思います。)

The report raises questions about safety.
(その報告書は安全性への疑問を提起しています。)

Several customers have raised the same issue.
(複数の顧客が同じ問題を指摘しています。)

日本語の「問題を起こす」と混同しないようにしましょう。raise an issueは通常、問題を新しく発生させるのではなく、存在する問題を話し合いの場に出すことです。問題を引き起こすならcause a problemです。

bring up an issueとの違い

bring up an issueも「問題を持ち出す」で、日常会話寄りです。raise an issueは会議・報告・ビジネス文書で使いやすく、少しフォーマルです。

【例文】
Can I bring up one more issue?
(もう一つ問題を持ち出してもいいですか。)

→ 会話的。

The committee raised concerns about the budget.
(委員会は予算への懸念を示しました。)

→ 公的・フォーマルな文脈。

address an issueの使い方|問題を認識して対応する

addressは、問題に注意・努力・資源を向けることです。調査、会議、方針変更、応急措置など、解決へ向けた広い行動を含みます。

【例文】
The company introduced new rules to address the issue.
(会社はその問題に対処するため新しい規則を導入しました。)

We need to address customer concerns quickly.
(顧客の懸念に迅速に対応する必要があります。)

The report fails to address the main issue.
(その報告書は主要な問題を扱えていません。)

How will the government address the housing shortage?
(政府は住宅不足にどう対処するのでしょうか。)

address an issueは「議論する」だけの場合も、「具体策を実行する」場合もあります。したがって、進捗報告ではWe have addressed the issue.だけだと、対応したのか解決したのかが曖昧になることがあります。解決済みならThe issue has been resolved.と明示すると確実です。

resolve an issueの使い方|問題に決着をつける

resolveは、絡まった問題を分析してほどき、決着させる動詞です。問題、紛争、意見の相違、不具合などを終わらせるときに使います。

【例文】
The update resolved the login issue.
(アップデートによってログイン問題が解決しました。)

We hope to resolve the issue by Friday.
(金曜日までにその問題を解決したいと考えています。)

The two sides resolved their differences.
(双方は意見の相違を解消しました。)

The issue remains unresolved.
(その問題は未解決のままです。)

resolveは「正解を計算する」というより、対立や混乱を整理して落ち着かせることに向きます。数学の問題ならsolve a problem、契約上の争いならresolve a disputeが典型です。

raise・address・resolveを一連の流れで覚える

1. an issue arises:問題が生じる

2. someone raises the issue:誰かが問題を提起する

3. people discuss / investigate the issue:議論・調査する

4. the organization addresses the issue:対策を取り、問題に対応する

5. the issue is resolved:問題が解決・決着する

この流れを覚えると、ビジネスメールやニュースで動詞を選びやすくなります。

technical issueの意味|技術的な問題・不具合

technical issueは、機械・システム・通信・ソフトウェアなどが正しく動かない状況、または技術上検討すべき事項を表します。

【例文】
We are experiencing technical issues.
(現在、技術的な問題が発生しています。)

→ サービス障害のお知らせで頻出。

A technical issue delayed the broadcast.
(技術的な問題で放送が遅れました。)

Our engineers are investigating the issue.
(技術者がその問題を調査しています。)

The technical issue has been resolved.
(技術的な問題は解決しました。)

technical issueって、technical problemと何が違うの?issueのほうが軽い不具合?

コダック

必ずしも軽いわけではありません。technical problemは「正常に動かない障害」と直接言い、technical issueは「技術チームが扱う案件」として表現します。

原因が未確定の初期段階ではissueが便利です。でも大規模障害でもmajor technical issuesと言えるので、issue=小さい問題という規則はないと覚えてください。

issueとproblemの違い

problemは解決すべき障害、issueは検討・議論・対応の対象です。同じ出来事でも焦点によって変わります。

problemとissueの対比

The website has a problem.
⇒ ウェブサイトが正常に機能していない。欠陥・障害を強調。

We are looking into an issue with the website.
⇒ ウェブサイト関連の案件を調査している。原因を断定しない。

Unemployment is a social problem.
⇒ 失業が社会に害や困難をもたらしている。

Unemployment is a political issue.
⇒ 失業が政策・選挙で議論される論点である。

ビジネスでissueが好まれることはありますが、単なる婉曲語ではありません。problemをissueに置き換えると、障害から案件へ焦点が移ります。全体比較は「問題」を表す英語の使い分けをご覧ください。

issueとconcernの違い

issueは扱うべき事柄、concernは心配・不安・関心を向ける事柄です。

【例文】
Security is a key issue.
(セキュリティは重要な課題です。)

→ 検討・対応の対象。

Security is our main concern.
(セキュリティが私たちの最大の懸念です。)

→ 心配・優先的関心。

The customer raised an issue about billing.
(顧客は請求に関する問題を提起しました。)

The customer expressed concern about billing.
(顧客は請求について懸念を示しました。)

一つのconcernが組織内でissueとして登録されることもあります。「感情・注意」と「検討対象」という役割の違いを意識しましょう。

動詞issueの意味|発行する・支給する・公表する

動詞のissueは「正式に外へ出す」が中心です。単に本を出版するだけでなく、権限を持つ組織が証明書、命令、声明、チケットなどを正式に出す場合に使います。

issue a statement:声明を発表する
issue a warning:警告を出す
issue an order:命令を出す
issue a passport / visa:パスポート/ビザを発給する
issue a ticket:切符・違反切符などを発行する
issue a certificate:証明書を発行する
issue shares:株式を発行する
issue equipment to staff:職員に装備を支給する

【例文】
The company issued a statement this morning.
(会社は今朝、声明を発表しました。)

The embassy issued her a new visa.
(大使館は彼女に新しいビザを発給しました。)

→ issue 人 物の形も可能。

A warning was issued to residents.
(住民に警告が出されました。)

→ 受動態も頻出。

The bank plans to issue new shares.
(銀行は新株を発行する予定です。)

publishとの違い

publishは本、記事、研究、情報などを公にする・出版すること。issueは組織や権限主体が、特定の文書・物・命令を正式に出すことに強みがあります。

雑誌を出版する会社はpublish a magazine、その雑誌の今月号はthis month’s issueです。政府が声明を正式に出すならissue a statementが自然です。

issueを使った重要表現

have an issue with …|〜に不満・異議がある/〜に問題がある

【例文】
I have an issue with this clause.
(この条項には異議があります。)

Are you having an issue with the app?
(アプリで問題が起きていますか。)

I do not have an issue with that.
(私はそれに異存はありません。)

人に向けてDo you have an issue with me?と言うと「私に文句でもあるの?」という対立的な響きになり得ます。カスタマーサポートの「不具合がありますか」と、口論の「不満がありますか」は文脈で分かれます。

at issue|問題となっている、争点である

【例文】
The point at issue is who should pay.
(問題となっている点は誰が支払うべきかです。)

Several million dollars are at issue.
(数百万ドルが争点になっています。)

take issue with …|〜に異議を唱える

【例文】
I take issue with that conclusion.
(私はその結論に異議を唱えます。)

She took issue with the report’s assumptions.
(彼女は報告書の前提に異議を唱えました。)

take issue withはフォーマルで強めです。単に質問したい場合ではなく、見解に反対するときに使います。

よくある間違い

1. raise an issueを「問題を発生させる」と訳す

raiseは論点を持ち上げて話題にすることです。問題を発生させるならcause a problem / create a problemです。

2. addressしたら解決済みだと思う

addressは対応を意味しますが、結果の完了は保証しません。顧客への報告で解決済みならresolved / fixedを使いましょう。

3. issueを常にproblemより弱い語だと考える

a critical issue / a life-or-death issueのように重大な問題にも使えます。違いは深刻度より、障害として見るか論点として見るかです。

4. 動詞issueを「問題にする」と誤解する

動詞issueの中心は正式に発行・公表・支給することです。「問題を提起する」はraise an issueであり、issue an issueとは言いません。

ビジネスメールで使えるissueの例文

【例文】
Thank you for bringing this issue to our attention.
(この問題をお知らせいただきありがとうございます。)

We are currently investigating the issue.
(現在、その問題を調査しております。)

We have taken steps to address the issue.
(その問題に対応するための措置を講じました。)

The issue has now been fully resolved.
(その問題は現在、完全に解決しております。)

Please let us know if you experience the issue again.
(同じ問題が再び発生した場合はお知らせください。)

この5文は、受付→調査→対応→解決→再発確認という顧客対応の流れを作れます。addressとresolveを使い分ければ、状況を誇張せず正確に伝えられます。

issueの理解度チェック

  1. 「会議で安全性の問題を提起した」を英訳する。
  2. 「その問題への対応策を講じている」をaddressで表す。
  3. 「ログイン問題は解決済みです」を英訳する。
  4. 「政府は声明を発表した」を動詞issueで表す。

解答例

1. I raised the safety issue at the meeting.
2. We are taking steps to address the issue.
3. The login issue has been resolved.
4. The government issued a statement.

raise・address・resolve・issue(動詞)を一つの語族として使えると、会議・報告・サポートの英語が大きく広がります。

issueの意味・使い方まとめ

この記事のまとめ

●issueのコアイメージは「内側から外へ出て、検討や公表の対象になるもの」
●名詞issueは、考え・話し合い・対応する論点や問題、雑誌などの号を表す。
raise an issue=問題を提起し、話し合いの場へ出す。
address an issue=問題に注意と行動を向けて対応する。解決済みとは限らない。
resolve an issue=問題に決着をつけ、未解決状態を終わらせる。
technical issue=技術上の問題・不具合。小さな問題とは限らない。
●problemは解決すべき障害、issueは検討・対応する案件。
●動詞issueは、声明・命令・証明書・株式などを正式に発行・公表・支給する
●issueの「問題」と「発行」は、どちらも外へ出すという語源でつながる。

コダック

issueを覚えるときは、日本語の「問題」だけで固定しないことです。

raiseで机に出し、addressで向き合い、resolveで片づける。そして動詞issueなら、声明や証明書を外へ出す。この映像で覚えると、複数の意味が一本につながりますよ!