こんにちは、コダックです。
英語学習、とくに英単語を記憶する上で大切なのは以下の2つ。
②語源や単語のパーツ構成(接頭語・接尾語)などを関連付けて記憶する事
そう!関連付けが強ければ強いほど、記憶に残りやすい!
この記事では英単語を語源や構成パーツ、使い方など、多方面からの知識を関連付けし、効率良く記憶する事を目的にしています。
「in-(〜へ向けて)」+「tend(向ける・伸ばす)」の2パーツで構成されている単語です。
「目標へ向かって、心(注意)をピンと伸ばす」がコアイメージで、“intend”=「意図する」「〜するつもりである」の意味を持ちますよ!
“intend”の意味とは? コアイメージは「目標へ向かって心を伸ばす」

“intend(発音:inténd/インテンド【動詞】)”は「意図する」「〜するつもりである」の意味を持つ単語です。
「in-(〜へ向けて)」+「tend(向ける・伸ばす)」の2パーツで構成されている単語で、「目標へ向かって、心(注意)をピンと伸ばす」がコアイメージです。
その「狙いを定める」感覚から「意図する」、そして狙いの対象が「自分のこれからの行動」になると「〜するつもりである」の訳語になるわけですね!
“intend”は、単なる思いつきではなく比較的はっきりした意志・計画を表せる単語です。日常会話はもちろん、ビジネスやフォーマルな文章でも頻繁に使われます。
intend(動詞)の主な意味
①〜するつもりである、意図する(intend to do)
②(人)に〜させるつもりである(intend A to do)
③〜を意図して作る・〜のために用意する(be intended for / to do)
④(ある身振り・言葉で)〜を意味する
“will”や”be going to”とのニュアンスの違い
“intend”を使った場合と比べると「意志の強さ・計画性」に違いがありますよ!
例えば以下の文はどれも「この夏ハワイに行くつもりだ」と訳せますが、ニュアンスに違いがあります。
●”I’ll go to Hawaii this summer.”
⇒ その場で決めた・心づもりレベルの「行くつもり」
●”I’m going to go to Hawaii this summer.”
⇒ すでに決めている予定としての「行くつもり」
●”I intend to go to Hawaii this summer.”
⇒ はっきりした意志・計画を持った「行くつもり」
まとめると、それぞれ下記のような違いがあります。
●be going to ⇒ すでに決めている予定の「〜するつもり」
●intend ⇒ はっきりした意志・計画を持った「〜するつもり」
“intend”の文法と使い方 絶対に外せない3つの基本パターン

“intend”の意味やニュアンスの違いが分かったところで、次は実際に使うための「文法(語法)」と例文を見ていきましょう!
“intend”を使うときは、以下の3つの形(文型)を押さえておけば、試験や英作文でも迷うことはなくなります。
⇒ (主語本人が)〜するつもりである・意図する
② intend A to do 〜
⇒ A(人など)に〜させるつもりである
③ be intended for 〜 / to do 〜
⇒ 〜のために意図されている・〜向けに作られている(受け身の形)
① intend to do 〜(自分が〜するつもり)
じつは”intend doing”のように動名詞(-ing)も文法的には可能なのですが、圧倒的に”to do”が一般的。迷ったら”intend to do”を選べば間違いありませんよ!
“intend to Hawaii”のように動詞を抜かしてしまうのはよくある間違いなので注意してくださいね。
例文
・We intend to launch a new project next month.
(私たちは来月、新しいプロジェクトを立ち上げるつもりだ。)・I intend to go to Shanghai next year.
(来年上海へ行こうと思っている。※ジーニアス英和辞典より)・He intends to resign.
(彼は辞任するつもりである。※Dictionary.comより)
② intend A to do 〜(Aに〜させるつもり)
自分が行動するのではなく、誰かに何かをさせる意図があるときに使うパターンです。
例文
・I didn’t intend you to feel offended.
(あなたを不快にさせるつもりはなかった。)・I intend him to help me with my homework.
(彼に宿題を手伝ってもらうつもりだ。※ジーニアス英和辞典より)
③ be intended for / to do 〜(〜向けに意図されている)
モノやサービスが「誰のために(何のために)作られたか」を説明するときに、受け身の形(受動態)でよく使われます。TOEICでも頻出の表現です。
例文
・This book is intended for beginners.
(この本は初心者向けに作られている。)・The room is intended to be used for meetings.
(その部屋は会議に使われることを想定している。)・The book is intended for children.
(その本は子供向けである。※Dictionary.comより)
“intend”の関連語:「〜するつもりだ」を表す”mean / plan”との違い
⇒「〜するつもりだ・意図する」の意味を持つ単語”mean / plan”
イメージの違いとしては
intend ⇒「目標に向かって心を定めた、はっきりした意図・計画」=意志のこもったつもり
mean ⇒「そうしようと心づもりしている、〜のつもりで言う/する」=主観的なつもり
plan ⇒「具体的な段取りまで考えて計画する」=計画としてのつもり
といった感じです!
●I intend to finish this by Friday.
「金曜までにこれを終わらせるつもりだ。」
⇒ はっきりした意志・決意を持って取り組むイメージ
●I didn’t mean to hurt you.
「あなたを傷つけるつもりはなかった。」
⇒ 「そういうつもりで言った/した」という心づもりのイメージ
●We’re planning to move next year.
「来年引っ越す計画だ。」
⇒ 段取り・予定まで具体的に考えているイメージ
“intend”は少しフォーマルで意志が強い分、謝罪のシーンでは”mean”のほうが自然です。「うっかり」感を出したいときは”mean”、と覚えておくと使い分けがバッチリですよ!
“intend”の語源はラテン語「intendere」

“intend”の語源と、それを構成するパーツについても確認していきましょう。
“intend”の語源はラテン語の”intendere”で、文字どおりには「(弓やロープを)張り伸ばす、(注意・視線を)向ける」という意味です。そこから「目標に狙いを定める→意図する」という意味が生まれました。
英英辞典(Oxford系の語源解説)には”intend”の起源について、下記の記載があります。
Origin
Middle English entend (in the sense ‘direct the attention to’), from Old French entendre, from Latin intendere ‘intend, extend, direct’, from in- ‘towards’ + tendere ‘stretch, tend’.(日本語訳:中英語の entend(「注意を向ける」の意味)に由来。古フランス語の entendre を経て、ラテン語 intendere(意図する・拡張する・向ける)から。これは in-(〜へ向けて)+ tendere(伸ばす・張る)から成る。)
※参考・引用「Oxford(旧 LEXICO)」
つまり”intend”の原義は「目標へ向けて、心(注意)を弓のようにピンと張り伸ばす」。弓を引き絞って的に狙いを定めるイメージですね。だからこそ「ぼんやり思う」ではなく、はっきり狙いを定めた「意図する」という強い意志につながるわけです!
●ラテン語「in-(〜へ向けて)」+「tendere(伸ばす・張る)」
↓
●ラテン語「intendere(弓・注意を張り伸ばす → 向ける・意図する)」
↓
●古フランス語「entendre(注意を向ける)」
↓
●中英語「entend(注意を向ける)」
↓
●現代英語「intend(意図する・〜するつもりである)」
構成パーツ「in-(〜へ向けて)」+「tend(向ける・伸ばす)」

語源からわかるように、”intend”は「in-(〜へ向けて)」+「tend(向ける・伸ばす)」の2つのパーツで構成されています。
“in-“は「中に」「〜へ向けて」「上に」を意味するパーツ
“in-“は「中に」「〜へ向けて(towards)」「上に」などを意味するパーツです。単語によっては「im-/il-/ir-/en-/em-」などに形を変えて使われることもあります。”intend”では「〜へ向けて」の意味で働いています。
その他にinput(中へ入れる)、import(中へ運ぶ→輸入する)、include(中に閉じ込める→含む)、involve(中に巻き込む)等も”in-“を使用する単語です。
“tend”は「伸ばす」「張る」「向ける」を意味するパーツ
“tend”は「伸ばす」「張る」「向ける」を意味するパーツです。単語によっては”tens-/tent-“などに形を変えて使われることもあります。
その他にcontend(共に張る→競う)、tension(張り→緊張)、intense(強く張りつめた→強烈な)、tent(張って立てる→テント)等も”tend/tens/tent”を使用する単語です。
パーツ仲間の”extend”の意味と使い方
意味そのものは少し離れていますが、パーツ構成(接頭辞ちがいの兄弟)として見るとそっくりな単語なんです!
共通する”tend(伸ばす)”を軸に、接頭辞の向きの違いで覚えると一気に整理できますよ!
“extend(発音:iksténd/イクステンド)”は「延長する」「広げる」の意味を持つ単語です。パーツ構成は「ex-(外へ)」+「tend(向ける・伸ばす)」の2パーツです。
●intend =「in-(〜へ向けて)」+ tend ⇒ 心を目標へ伸ばす → 意図する
●extend =「ex-(外へ)」+ tend ⇒ 外へ伸ばす → 延長する・広げる
⇒ 同じ”伸ばす(tend)”でも、向きが「内(意図)」か「外(拡張)」かで意味が分かれる!
例文:extend
・We decided to extend the deadline by one week.
(私たちは締め切りを1週間延長することにした。)・The new railway will extend to the airport.
(新しい鉄道は空港まで延びる予定だ。)
あわせて覚えたい! “intend” の頻出派生語
“intend”は派生語も頻出です。特に名詞”intention”と形容詞”intentional”・副詞”intentionally”は、セットで押さえておきましょう。
●intention(名詞):意図、意向 ⇒ have no intention of 〜ing(〜する気はない)
●intentional(形容詞):意図的な、故意の
●intentionally(副詞):故意に、わざと
●intended(形容詞):意図された、対象とする ⇒ the intended audience(対象とする読者・観客)
例文:派生語
・I have no intention of giving up.
(あきらめるつもりは全くない。)・He broke the window intentionally.
(彼はわざと窓を割った。)
“intend”の意味と使い方・覚え方のまとめ
以下、”intend”の意味と覚え方についてのまとめです。
⇒コアイメージは「目標へ向かって、心(注意)をピンと伸ばす」
⇒”intend”=「意図する」「〜するつもりである」の意味
●類義語の使い分け
⇒intend=意志のこもったつもり/mean=心づもり・〜のつもりで(謝罪の I didn’t mean to)/plan=段取りまで考えた計画
⇒パーツ仲間! intend(in=内へ向ける)⇔ extend(ex=外へ広げる)
●文法ポイント① 基本は3パターン! ①intend to do ②intend A to do ③be intended for / to do
●文法ポイント② うしろは「to+動詞」が基本(×intend to Hawaii /○intend to go to Hawaii)
●語源はラテン語”intendere(in-=〜へ向けて+tendere=張り伸ばす)”。”tension・intense・tent”も同じ”tend(張る)”仲間
ぜひ今回の方法を参考に、たくさんの英単語を効率よくマスターしていきましょう!最後までお読みいただきありがとうございました!
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Oxford English Dictionary(旧 LEXICO)」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」
