「in-(否定・〜でない)」+「direct(まっすぐな)」の2パーツで構成されている単語です。
「遠回り」がコアイメージで、“indirect”=「間接的な」「遠回しの」の意味を持ちますよ!
【意味とコアイメージ】英単語”indirect”は「遠回り」
”indirect(発音:ìndərékt/インダイレクト【形容詞】)”は「間接的な」「遠回しの」の意味を持つ単語です。
「in-(否定)」+「direct(まっすぐな)」の2パーツで構成されている単語で、「遠回り」がコアイメージです。
つまり、直線ルートではなく、あちこちを経由していく=「遠回り・間接的」なわけですね!
”indirect”の主な意味と例文(「間接的な」「遠回しの」)

”indirect”は、ビジネスや日常会話で幅広く使われます。ダイレクトに言わずにオブラートに包んだ表現をしたり、原因と結果の間に何か別のものが挟まっているニュアンスを持ちます。
代表的な2つの意味について、例文と一緒に確認していきましょう。
1. 間接的な(直接ではない)
物理的なルートや、影響・原因などが直接的ではない場合に使われます。
(その戦争は経済に間接的な影響を与えた。)
・We took an indirect route to avoid the traffic jam.
(私たちは渋滞を避けるために間接的なルート(回り道)をとった。)
・Sunlight is an indirect cause of skin aging.
(日光は肌の老化の間接的な原因だ。)
2. 遠回しの(率直ではない)
言葉や表現がストレートでなく、遠回しな場合に使われます。
(彼の発言は遠回しの侮辱だった。)
・She gave me an indirect answer.
(彼女は遠回しな答えをした。)
・I tried to ask an indirect question about his salary.
(私は彼の給料について遠回しな質問をしようとした。)
※参考・一部例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
”indirect”の使い方と頻出フレーズ・文法用語

頻出の文法用語
英語の授業や参考書でよく見かける重要語句にも、この ”indirect” がたくさん使われています。セットで覚えておくと文法の理解も深まりますよ!
・indirect speech / indirect narration(間接話法)
⇒「彼は〜だと言った」と、他人の言葉を自分の文章に組み込んで間接的に伝える方法。
・indirect object(間接目的語)
⇒ `Give me the book.` の `me` のように、「〜に」にあたる動詞のターゲット。
副詞形 ”indirectly” (間接的に)
お尻に `-ly` をつけた **”indirectly(間接的に、遠回しに)”** も非常によく使われます。「人づてに聞いた」と言いたいときに `I heard it indirectly.` と表現したりできます。
【類義語】”indirect”と”roundabout” / ”circuitous”の違い

例えば”roundabout”や”circuitous”なども「遠回しの、回りくどい」を意味する単語ですよ!
⇒「遠回り」の意味を持つ単語”roundabout/circuitous”
イメージの違いとしては
indirect⇒「直接的ではなく、別の何かを経由している(一番広い意味の「間接的」)」
roundabout⇒「ぐるっと円を描いて周るように、話し方や表現が「回りくどい」」
circuitous⇒「サーキットのようにぐるりと迂回する、物理的な道順が「遠回りな」」
といった感じです!
実際のシチュエーションをベースに、ニュアンスの差を確認してみましょう!
●an indirect tax
「(消費者からお店を経由して国に届く)間接税」
⇒ 直接的ではなく、中間にワンクッション挟まっているイメージ
●in a roundabout way
「(結論をなかなか言わずに)回りくどい言い方で」
⇒ 言いたいことの周りをぐるぐると回っていて、なかなか核心に迫らないイメージ
●take a circuitous route to avoid traffic
「渋滞を避けるために(わざわざ大回りな)迂回ルートを進む」
⇒ 物理的な道路や経路が、外側を大きく回り道しているイメージ
”indirect”の構成パーツと語源(in- + direct)

ここからは構成パーツと語源の面から”indirect”について覚えていきましょう。
”indirect”の構成パーツは「in-(否定・〜でない)」+「direct(まっすぐな)」の2パーツです。
“in-“は「否定(〜でない)、中へ」を意味するパーツ
”in-”は後ろに続く言葉をひっくり返す「否定(不〜、無〜、非〜)」を意味するパーツです(※単語によっては「中へ」という意味にもなります)。
正しくない状態=「不正確な、間違った」を表しています。
その他に invisible(in-[ない]+ visible[目に見える]=目に見えない)等も”in-”を使用する単語です。
”direct”は「まっすぐな、指示する、直接の」を意味するパーツ
”direct”はそれ自体が単語ですが、他のパーツとくっつく時は「まっすぐ進む、導く」という意味のパーツとして機能します。
まっすぐ進む先=「方向、方角、指示」を表しています。
その他の”direct”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。
・directly(まっすぐに、間に何も挟まずに=直接に、すぐに)
”indirect”の語源は中期英語 意味は「まっすぐでない」
”indirect”の語源は中世ラテン語の「indīrēctus」です。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”indirect”の起源について、下記の記載があります。
Origin of indirect
First recorded in 1350–1400; a Middle English word from the Medieval Latin word indīrēctus; see in-, direct日本語訳:1350〜1400年に初めて記録された。中世ラテン語の indīrēctus に由来する中期英語。in-, direct を参照。
※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容からみるに、”indirect”は14世紀後半(中世ヨーロッパの時代)に、ラテン語の「まっすぐでない」という意味の言葉から中期英語へと取り入れられた模様。
中世ラテン語:indīrēctus(まっすぐでない、歪んだ)
↓
1350〜1400年頃:中期英語に導入され「一直線でない」という意味で使用される
↓
現代英語:「間接的な」「遠回しの」という抽象的な意味まで広くカバーする言葉へ
”indirect”の意味と語源・覚え方のまとめ

以下、”indirect”の意味と覚え方についてのまとめです。
⇒コアイメージは「遠回り(間に何かを経由する)」
⇒”indirect”=「間接的な」「遠回しの」の意味
●語法・文法のポイント
⇒間接話法(indirect speech)などの文法用語や、副詞形 indirectly(間接的に)も頻出。
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!
