【共に(com)前もって(pro)送る(mise)】英単語「compromise」の意味と覚え方 【関連付けで記憶力アップ】

こんにちは、コダックです。

 

英語学習、とくに英単語を記憶する上で大切なのは以下の2つ。

①あらゆる方法(目・耳・口・手)を使って脳を刺激する事
②語源や単語のパーツ構成(接頭語・接尾語)などを関連付けて記憶する事

そう!関連付けが強ければ強いほど、記憶に残りやすい

この記事では英単語を語源や構成パーツなど、多方面からの知識を関連付けし、効率良く記憶する事を目的にしています。

 

 

 
コダック
今日の英単語は「compromise」! 「共に(com)」「前もって(pro)」「送る(mise)」の3つのパーツで構成される単語です。

compromiseの意味は「妥協する」「(主義などを)曲げる」 

compromise発音:kάmprəmàiz/カァンプラマァィズ)の語源は「共に(com)前もって(pro)送る(mise)」です。
そこから派生して「共に約束する」「妥協する・和解する」「(主義などを)曲げる」の意味になりました。
動詞の用法(自動詞)
●妥協する・和解する

動詞の用法(他動詞)
①(主義などを)曲げる
②(評判・名誉などを)損なう・危険にさらす
  ⇒派生して「サイバー攻撃をする・情報漏洩をさせる」(←New!)

名詞の用法
●妥協・歩み寄り

 

イメージ的にはマラソン大会の前に「一緒に走ろうぜ」と約束しているイメージ

なぜ「共に約束する」が「妥協する」の意味につながるか分からない場合は、マラソン大会をイメージするといいかもしれません。
compromiseはマラソン大会の前に「一緒に走ろうぜ」と約束しているイメージです。
 
「一緒に走ろうぜ」と言って速度を合わせて走る事は、速い方が遅い方に合わせなければ出来ませんよね
つまり足が速い方が妥協しています。
 
 
コダック
ちなみにコダックは「一緒に走ろうぜ」と言われて、ラスト100mで置いてかれる側です。泣
 
compromiseが「和解する」と訳されるのも同じ理由で、
和解する為には争っている人達のどちらか(あるいは両方)が相手に合わせて主張を曲げるか、妥協する必要があります。
 

compromiseの例文・使用法

compromiseの例文・使用法について紹介します。
 
compromiseの例文は下記の感じ。

名詞用法の例文
We had to make a compromise about the new building plan.
当社は新規建築計画について妥協せざるを得なかった。

動詞用法(自動詞)の例文
I compromised with her on the matter.
その件で彼女と和解した。

動詞用法(他動詞)の例文
compromise one’s beliefs
信念を曲げる。

He compromised his honor
彼は恥をさらした

※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 
上でも少し触れましたが最近は、compromise=「情報漏洩をさせる・サイバー攻撃をする」の意味として使われる事も…!
 
コダック
次で詳しく紹介します!
 

IT用語としてのcompromise「情報漏洩・サイバー攻撃」
BEC(Business Email Compromise)は「ビジネスメール詐欺」の意味

IT用語としてのcompromise「情報漏洩させる・サイバー攻撃をする」の意味で使われます。

 

例えば下記のNewsは2020年1月のニュースtweetです。

“Mitsubishi Electric data likely compromised in massive cyberattack blamed on Chinese group.”
大規模サイバー攻撃による三菱電機のデータ漏洩。このサイバー攻撃は中国グループの関与があると思われる

 

さらに記事の中でのcompromiseの使い方を見てみましょう

Mitsubishi Electric Corp. said Monday it was hit by a massive cyberattack and that information on government agencies and business partners may have been compromised, with a Chinese group believed behind the attack.
三菱電機は月曜日、大規模サイバー攻撃の標的になり、政府機関・取引先企業などの情報が漏洩した可能性があると公表した。中国グループの関与が考えられている。

 

 
コダック
受動態なので「情報=漏洩させられた」の構図ですね。

 

「情報漏洩させる・サイバー攻撃する」の意味で使われる“compromise”の例は他にもあります。

 

例えばなりすましメールなどで、情報的・経済的ダメージを与える詐欺の事をBEC(Business Email Compromise)と呼びまし、

サイバー攻撃を受けた時に残る痕跡IoC(Indicator of Compromise)です。

 

 

他にも情報漏洩を意味する表現があり、下記のように表現されます。

情報漏洩を意味する表現

●information(data)  leak 

  ”It will prevent the leak of information”
 それが情報の漏洩を防止する

●data breach
“A data breach can be devastating for a company”
 データ侵害は企業にとって壊滅的な事があります

※参考・例文引用「weblio英和辞典

 
 

語源・構成パーツから覚える:
compromise=「com/con/co」+「pro/pre/pur」+「mise/mit/mess/miss」

ここからは語源・構成パーツから「compromise」を覚えていきましょう。

 

compromiseの構成パーツは3つ「com」+「pro」+「mise」です。

ここからは各パーツについて紹介します。

 

「com/con/co」は「共に・強調」の意味の接頭語

「com」は「共に」「強調」を意味する接頭語です。

compromiseでは「com」の形でしたが他にも「con/co」の形で使われます。

 

例えばcompanyは日本語で言う同じ釜の飯を食うに近い意味です。

「共に(com)パン(pan)を食べる」が由来⇒「一緒にご飯を食べる仲間」⇒「仲間」の意味になりました。

そして仲間が集まって何かをする場所が「会社」です。

 

さらに仲間と同じ方向を向いて行くとaccompany(同行する・ついていく)になります。

 

ちなみに「強調」の意味の方はcompleteという単語を思い浮かべると分かりやすいです。

completeは「com(強調)」+「ple(満たす)」のパーツでできているので「完全に満たす」⇒「完了する」の意味になります。

 

 
コダック
接頭語「com/con/co」を使用する単語の例は下記ですが、ざっとピックアップしただけでも相当な数です…!

 

単語一覧 ※クリックで展開
名詞
combat⇒共にたたきあう事⇒「闘い」

commodity⇒一緒に当てはまるもの⇒「生活必需品」

commotion⇒共に動く⇒「騒ぎ」

compartment⇒完全に分けられたもの⇒「区画」

compass⇒共に持っていくもの⇒「コンパス」

compassion⇒苦痛を共にする⇒「思いやり」

competence⇒競争に適する⇒「能力・適正」

coompliment⇒完全に満たすもの⇒「賛辞」

component⇒一緒に置かれたもの⇒「構成要素」

concert⇒共に結ぶ⇒「音楽会

concord⇒心を一緒にする事⇒「一致」

concourse⇒共に流れる⇒「コンコース、大通路」

conduct⇒一緒に導く⇒「行為」

congress⇒一緒に行く⇒「国会・議会」

conquest⇒完全に求める⇒「征服」

consensus⇒共に感じる⇒「(意見の)一致」

consequence⇒完了まで続いた事⇒「結果、結論」

contest⇒共に証拠を出し合う事⇒「コンテスト」

convention⇒共に集まる事⇒「会議、しきたり」

colleague⇒共に選ばれた⇒「同僚」

動詞
combine⇒二つのものを一緒にする⇒「結びつける」

comfort⇒非常に強い⇒安心⇒「楽にする」

commit⇒完全に送る⇒「ゆだねる・すべてを捧げる」

compel⇒完全に駆り立てる⇒「無理に~させる」

compensate⇒重さを釣り合わせる⇒「補償する」

compete⇒一緒に求める⇒「競争する」

complete⇒完全に満たす⇒「完了する」

complicate⇒共に折り重ねる⇒「複雑にする」

comply⇒完全に満たす⇒「従う」

compose⇒一緒に置く⇒「構成する」

comprehend⇒完全につかむ⇒「理解する」

compress⇒共に押す⇒「圧縮する」

concentrate⇒完全に中心にする⇒「集中させる」

conceive⇒完全に取る⇒「心に抱く」

conclude⇒共に閉じる⇒「~と結論を出す」

concur⇒一緒に走る⇒「同意する」

confer⇒共に運ぶ⇒「協議する」

confine⇒共に終わらせる⇒「限定する」

conform⇒共に形づ来る⇒「従う」

confuse⇒一緒にそそぐ⇒「混乱させる」

congratulate⇒共に喜ばせる⇒「祝う」

consent⇒共に感じる⇒「同意する」

conserve⇒共に保つ⇒「保存する」

consign⇒共に署名する⇒「委託する」

consist⇒共に立つ⇒「~からなる」

consolidate⇒共に唯一のものになる⇒「固まる・統合する」

conspire⇒一緒に息をする⇒「共謀する」

constitute⇒共に立つ⇒「~を構成する」

constrain⇒完全に締める⇒「強要する」

constrict⇒完全に締める⇒「収縮させる」

construct⇒共に築く⇒「建設する」

consume⇒完全に取る⇒「消費する」

contain⇒共に保つ⇒「含む」

contract⇒共に両方から引き合う⇒「契約する、収縮する」

contribute⇒共に与える⇒「貢献する」

converse⇒共に向き合う⇒「会話をする」

convert⇒完全に向ける⇒「変換する」

cohere⇒完全に接着する⇒「結合させる」

collaborate⇒共に仕事をする⇒「協力する」

collapse⇒完全に滑り落ちる⇒「崩壊する」

collect⇒共に集める⇒「集める」

collide⇒共に打つ⇒「衝突する」

collocate⇒共に場所を決める⇒「配列する」

cooperate⇒共に動く⇒「協力する」

correct⇒完全に正しい状態にする⇒「訂正する」

形容詞
compatible⇒共に苦痛に耐える事が出来る⇒「共用できる」

complex⇒共に折り重ねた⇒「複雑な」

concise⇒完全に切る⇒「簡潔な」

concrete⇒共に作り上げる⇒「具体的な」

congenial⇒一緒に生まれる⇒「心地良い」

consecutive⇒共に続く⇒「連続した」

constant⇒共にしっかり立つ⇒「持続する」

convenient⇒共に集まる⇒「便利な」

coincident⇒一緒に中に落ちてくる⇒「一致する」

corrupt⇒完全に破れた⇒「腐敗した」

※参考・引用「THE ENGLISH CLUB」「鈴木陽一(2000),DUO3.0,ICP Corporation 」「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」「Gogengo!

 

「pro」は「前に」を意味する接頭語

「pro」「前に」を意味する接頭語です。

例えば以前紹介した”provoke”

 

”provoke”「前に(pro)呼び出す(voke)」が語源なのですが、

「人」を前に呼び出せば「挑発する・~させる」の意味に。

「物事」を前に呼び出せば「引き起こす」の意味になります。

 

例えば前に(pro)進む(ceed)事が語源なのが”proceed(前進する)”です。

同じく「前に進む」を語源に持つ単語では他に“process(手順・プロセス)”があって、

こちらは前に(pro)進むための順番の事です。

 

下記は「pro」を使用する単語の例です。

単語一覧 ※クリックで展開
動詞
proceed⇒(前へ行く)⇒「進む」

procure⇒(前もって注意する)⇒「調達する」

proclaim⇒(前で主張する)⇒「公表する・公言する。」

prohibit⇒(前で持ちこたえる)⇒「禁止する」

promise⇒(前もって送る)⇒「約束する」

pronounce⇒(前で告げる)⇒「発音する、宣告する」

propel⇒(前へ駆り立てる)⇒「推進する」

propose⇒(前に置く)⇒「提案する」

protect⇒(前を覆う)⇒「保護する」

protest⇒(証拠を前に出す)⇒「抗議する」

名詞
production⇒(前に導く・作り出す)⇒「生産」

proficient⇒(以前作ったことがある)⇒「熟練した(人)」

profit⇒(前進する事)⇒「利益」

program⇒(前もって書かれたもの)⇒「プログラム」

progress⇒(前へ行く事)⇒「前進」

project⇒(前へ投げる)⇒「計画」

prolog⇒(前の話)⇒「前置き」

promotion⇒(前に動かすこと)⇒「促進」

prophecy⇒(前もっていう事)⇒「予言」

prosecution⇒(続けて前に進む事)⇒「起訴」

prospect⇒(前を見る)⇒「見込み」

prostiture⇒(前に立たされる人)⇒「売春婦」

provision⇒(前もって見ること)⇒「用意」

形容詞
prominent⇒(前に突き出る)⇒「有名な」

※参考・引用:「THE ENGLISH CLUB

 
 
コダック
proも「com/con/co」と一緒でメジャーな接頭語!数は多め…!
 

「mise/miss/mess/mit」は「送る」を意味するパーツ

「mise/miss/mess/mit」は「送る」を意味するパーツです。
 
例えば「明日9時集合ね!」のように約束する時には「前もって互いの意思を送りあう(mise)」事が必要で、
これが”promise(約束する)”です。
 
他にも「何か人や物を送ったり(miss)入ったり」するには、”admission(入場料)”が必要です。
 
miseを使う単語は以下の通り。
 
単語一覧 ※クリックで展開
名詞
admission⇒~へ送り入れる事⇒「(会場などに入る)許可・入場料」

missile⇒送られるもの⇒「ミサイル」

mission⇒送られる事⇒「派遣団・使命」

premise⇒前に送るもの⇒「前提」

message⇒送られたもの⇒「メッセージ」

動詞
commit⇒完全に送る⇒「委ねる、~にすべてを捧げる」

emit⇒外へ送る⇒「放つ」

intermit⇒間に送る⇒「一時中断する」

omit⇒送る事に反対する⇒「省略する」

permit⇒完全に送る⇒「許す」

remit⇒送り返す⇒「送金する、支払う」

submit⇒下に送る⇒「提出する、服従する」

transmit⇒向こうへ送る⇒「送る」

dismiss⇒ばらばらに送る⇒「解散する」

demise⇒送りやる⇒「譲渡する」

promise⇒前もって意志を送る⇒「約束する」

surmise⇒~の上に考えを送る⇒「推量する」

 

compromiseの意味・覚え方のまとめ

今回紹介したcompromiseについてのまとめです。

 

●compromiseの意味は「妥協する・和解する」「(主義など)を曲げる」の意味

●compromiseの語源は「共に(com)前もって(pro)送る(mise)」⇒「共に約束する」
 
●IT用語として「情報漏洩させる・サイバー攻撃をする」の意味で使用される事もある。