「im-(中に)」+「port(運ぶ)」+「-ant(〜する性質の)」の3つのパーツで構成されている単語です。
「中に運び込む(重みがある)」がコアイメージで、“important“=「重要な、大切な・重大な、主要な」の意味を持ちますよ!
”important”の意味と使い方 コアイメージは「中に運び込む(重みがある)」
”important(発音:impɔ́ːrtnt/インポータント【形容詞】)”は「重要な、大切な」「重大な、主要な」の意味を持つ単語です。
ネイティブの発音では、最後の「t」がほとんど聞こえない「インポーリント」のように聞こえることもありますよ!
先ほど紹介した通り、「im-(中に)」+「port(運ぶ)」+「-ant(〜する性質の)」の3つのパーツで構成されており、「中に運び込む(重みがある)」がコアイメージです。
”important”は「価値や影響力が大きく、見過ごせない」というニュアンスが強い単語です。
「結果や方針に大きな影響を与える、重みのある事柄」が”important”なんですね。
基本例文
It is important for you to attend the meeting.
(あなたがその会議に出席することは重要です。)Money plays an important part in our lives.
(お金は私たちの生活で重要な役割を果たしている。)Family is the most important thing to me.
(私にとって家族が最も大切なものです。)I have an important announcement to make.
(大切なお知らせがあります。)※一部例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
”important”の重要な語法・文法ポイント

ここで使い方のパターンをしっかりマスターしておきましょう!
① It is important for A to do…(Aが〜することは重要だ)
もっとも一般的な構文です。形式主語の「It」を使い、具体的な内容を後ろの「to以下」で表します。「誰にとって重要なのか」を明示したいときは、toの前に「for + 人」を補います。
【例文】
It is important for health to sleep well.
(よく眠ることは健康にとって大切です。)
It is important for English learners to practice speaking.
(英語学習者にとって、話す練習をすることは重要です。)
② It is important that S + 動詞の原形(〜することが重要だ)
that節を使って「〜することが重要だ」と表現する場合、that節の中の動詞は必ず「原形」(または should + 動詞の原形)になります。これは「重要・必要・要求」などを表す形容詞のうしろに続くthat節で見られる特殊な文法ルール(仮定法現在)です。主語が3人称単数(heやsheなど)であっても、動詞に「s」はつかないので注意してくださいね!
【例文】
It is important that he arrive on time.
(彼が時間通りに到着することが重要だ。※arrivesではなく原形)
It is important that we discuss this problem immediately.
(私たちがこの問題についてすぐに話し合うことが重要です。)
③ よく使われる定番の組み合わせ(コロケーション)
”important”は特定の名詞と非常に相性が良く、セットで使われる定番フレーズ(コロケーション)がたくさんあります。丸ごと覚えておくと表現力がアップしますよ!
- important role(重要な役割)
→ Regular exercise plays an important role in maintaining health.
(定期的な運動は健康を維持する上で重要な役割を果たします。) - important factor(重要な要因・要素)
→ Time is an important factor in this project.
(このプロジェクトにおいて、時間は重要な要素です。) - important decision(重大な決定・決断)
→ She made an important decision for her career.
(彼女は自分のキャリアのために重大な決断を下した。)
”important”の関連語・類義語・対義語で表現の幅を広げる

類義語:「重要な・不可欠な」を意味する単語”essential / crucial”
例えば”essential”や”crucial”なども「重要な」を意味する単語ですよ!
⇒「重要な」の意味を持つ単語”essential / crucial”
イメージの違いとしては
important ⇒「価値や影響がある」=広く一般的に「大切・重要」
essential ⇒「本質的に欠かせない」=それが無いと成り立たない「不可欠さ」
crucial ⇒「運命の分かれ道になる」=成否を決める「決定的な重要さ」
といった感じです!
それぞれのイメージを実際の表現を見ながら確認してみましょう!
● important
「an important document」
⇒失くすと困る、取り扱いに注意が必要な「重要な書類」というイメージ
● essential
「Water is essential for life.」
⇒水は生命にとって「不可欠(絶対に必要で代わりがない)」というイメージ
● crucial
「a crucial decision for the project」
⇒プロジェクトが成功するか失敗するかを左右する「運命の決断(決定的な重要さ)」というイメージ
対義語:「ささいな・重要でない」を意味する単語”trivial / minor”
⇒「ささいな・重要でない」の意味を持つ単語”trivial / minor”
それぞれの表現の違いとしては
important ⇒「重みがある」=価値が高い
trivial ⇒「取るに足らない」=くだらない、ささいなこと
minor ⇒「比較的小さい」=主要ではない、大したことない
といったイメージです。
● important
「an important problem」
⇒すぐに解決しなければならない、影響の大きな重要問題
● trivial
「Don’t worry about trivial things.」
⇒日常の「どうでもいいような些細なこと(トリビア)」を気にするなというイメージ
● minor
「a minor error」
⇒全体の進行にはそれほど影響しない「軽微なミス(マイナーな間違い)」というイメージ
”important”の語源は中世ラテン語のimportāre 意味は「重みがある、価値がある」

”important”の語源についても、確認していきましょう。
”important”の語源は中世ラテン語の「importāre」です。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”important”の起源について、下記の記載があります。
Origin
First recorded in 1580–90; from Medieval Latin important-, stem of importāns, present participle of importāre “to be of consequence, weigh,” from Latin: “to carry in, import,” equivalent to im- im- + port- port + -ans -ant; see import日本語訳:1580〜90年に初めて記録された。中世ラテン語のimportāre(重大である、重みがある)の現在分詞の語幹であるimportant-から来ており、元々はラテン語の「中に運び込む、輸入する」という意味に由来する。構成は im- + port + -ans と同等である。
※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容からみるに、”important”は元々「港の中に荷物を運び込む」という動作から発祥している模様。
● ラテン語:importāre(中に運び込む、輸入する)
↓
● 中世ラテン語:importāns / important-(中に運び込むほど大きな価値や影響力がある、重みがある)
↓
● 16世紀後半に英語として定着し、現在の「重要な」という意味へ
国や家の中にわざわざ「運び入れる(import)」ほどの荷物というのは、それだけ価値や重みがある(=重要な)ものである、というイメージから現在の意味に繋がっているんですね!
構成パーツで覚える”important” 「im-」+「port」+「-ant」

ここからは構成パーツ(語源のパーツ単位)の面から、芋づる式に英単語を覚えていきましょう!
”important”の構成パーツは「im-(中に)」+「port(運ぶ)」+「-ant(〜する性質の)」の3パーツです。
“im-“は「中に」を意味するパーツ
”im-”は「中に」を意味するパーツです(接頭辞 in- が後ろの p の音に影響されて変化したものです)。
「感銘を与える、印象付ける」という意味を表しています。
【例文】
His speech impressed the audience.
(彼のスピーチは聴衆に感銘を与えた。)
その他にも、immigrate(他国から中へ移住する)、implicit(心の中に折り込まれた=暗黙の)なども、この”im-”の仲間ですよ!
”port”は「運ぶ」を意味するパーツ
”port”は「運ぶ」や、船から荷物を運ぶ場所としての「港」を意味するパーツです。
「輸送する」という意味を表しています。
【例文】
The goods were transported by ship.
(その商品は船で輸送された。)
その他の”port”を使用する頻出単語も、パーツの意味と一緒にセットで覚えちゃいましょう!
- export(ex-[外に]+ port[運ぶ] = 輸出する)
- portable(port[運ぶ] + -able[できる] = 携帯用の、持ち運び可能な)
- report(re-[後ろに・聞き手に] + port[持ち運ぶ] = 報告する)
”-ant”は「〜する性質の」を意味するパーツ
”-ant”は「〜する性質の、〜している」という意味の形容詞をつくるパーツ(接尾辞)です。
「離れた、遠い」という意味を表しています。
【例文】
I can see the distant mountains.
(遠くの山々が見える。)
その他にも、pleasant(喜びを与える性質の=心地よい)、brilliant(キラキラ輝いている=輝かしい、素晴らしい)なども同じパーツの仲間です!
”important”の意味と語源・覚え方のまとめ

最後に、”important”の意味と覚え方についてのまとめです。
⇒コアイメージは「わざわざ中に運び込むほど価値や重みがある」
⇒”important”=「重要な、大切な」「重大な、主要な」の意味
●語法・文法のポイント ⇒「It is important for A to do(Aが〜することは重要だ)」だけでなく、that節内の動詞が原形になる「It is important that S + 動詞の原形」も要チェック!
●派生語 ⇒ 名詞形「importance(重要性)」、副詞形「importantly(重要なことに)」もセットで覚えましょう。
他の単語も関連付けて覚えると一気に語彙力がアップするので、ぜひチェックしてみてくださいね!
