immigration 移民の彫像 イメージ図

【語源も分かって、忘れない】英単語「immigration」の意味と使い方・覚え方・文法解説【im-(内へ)+migration(移動)=国の内側へ移動してくる】

 
コダック
今日の英語表現は”immigration”

「im-(内へ)」+「migration(移動)」の2つのパーツで構成されている単語です。

国の内側へ移動してくるがコアイメージで、“immigration“=「入国移住」「移民」「入国審査」などの意味を持ちますよ!

 

”immigration”の意味と使い方 コアイメージは「国の内側へ移動してくる」

immigration 移民の彫像 イメージ図

”immigration(発音:ìmigréiʃən/イミグレイション【名詞】)”は「入国移住」「移民」「入国審査」の意味を持つ単語です。

「im-(内へ)」+「migration(移動)」の2つのパーツで構成されている単語で、「他国から自分の国の内側へ移動してくる」がコアイメージです。

 

 
コダック
他の国から、ある国の「内側」へと人が移動してきて定住する(=「入国移住」「移民」ことや、

空港などで国外からの移動者をチェックするシステムや場所(=「入国審査」「入国管理」を表すときに”immigration”が使われます!

 

 

 

 
空港の「入国審査カウンター」とかも「Immigration」だよね。

 

 

ちなみに自分の国から「外の国へ出ていく移住」などは後述する”emigration”を使用します。

 

”immigration”の使い方・文法・頻出フレーズ

 

”immigration”を実際の会話や文章で使う際のポイントと、頻出フレーズ・例文を確認していきましょう!

 

 
コダック
まず文法的な注意点として、”immigration”は基本的に数えられない名詞(不可算名詞)として扱われます!
「移住という行為」や「制度」を指すためです。

 

”immigration”の頻出フレーズと例文

● go through immigration(入国審査を通る)
It took me an hour to go through immigration.
(入国審査を通過するのに1時間かかった。)

● immigration officer(入国審査官)
The immigration officer asked me the purpose of my visit.
(入国審査官に滞在の目的を尋ねられた。)

● immigration controls(入国管理)
He is hidden to avoid immigration controls.
(彼は入国管理の手入れを避けるために隠れている。)

● immigration policy / laws(移民政策 / 移民法)
The government announced a new strict immigration policy.
(政府は新しい厳格な移民政策を発表した。)

 

”immigration”の関連語①:「移住」を意味する単語”migration / emigration”

 

 
コダック
せっかく”immigration”を覚えるのであれば、似たような意味を持つ単語も一緒に覚えてしまいたい所です!

例えば”migration”や”emigration”なども「移住・移動」を意味する単語ですよ!

 

”immigration”の類義語
⇒「移住」の意味を持つ単語”migration / emigration”

 

 
なるほど…似てるけど、それぞれの表現にどんな違いがあるの??

 

 
コダック

イメージの違いとしては

immigration ⇒「内へ入る移住」=(他国から自国への)入国移住
emigration ⇒「外へ出る移住」=(自国から他国への)出国移住
migration ⇒「一般的な移動」=(鳥の渡りや一時的な)移住・移動

といった感じです!

 

例文で見る!”immigration / emigration / migration”の違い

● immigration(入ってくる移住)
Japan’s immigration policy.
(日本の入国移民政策)
⇒海外から日本へやってくる人たちを受け入れるためのイメージ。

● emigration(出ていく移住)
There was mass emigration from Europe to America in the 19th century.
(19世紀、ヨーロッパからアメリカへの大規模な出国移住があった。)
⇒ヨーロッパという故郷から「外へ出て」アメリカへ向かうイメージ。

● migration(一般的な移動・渡り)
We observed the seasonal migration of birds.
(私たちは鳥の季節的な渡りを観察した。)
⇒渡り鳥が季節に合わせて定期的に行う、一般的な「移動・渡り」のイメージ。

 

”immigration”の関連語②:「入国・移民」に関する重要表現

 

 
コダック
もう一つ、ニュースなどで絶対に見かける「immigrant(移民・移住者)」という単語との違いも押さえておきましょう!

 

 
コダック

それぞれの表現の違いとしては

immigration ⇒「移住(という行為・制度)」=数えられない名詞
immigrant ⇒「移住してきた人」=数えられる名詞(可算名詞)

といった違いがあります。

 

特に「immigrant」は具体的な人(個人)を指すので、複数の移民がいる場合は「immigrants」と複数形になります。

 

例文で見る!”immigration / immigrant”の違い

● immigration(移住行為・制度)
Immigration is a major political issue.
(移民問題は主要な政治課題だ。)
⇒制度や社会現象としての移民・移住について話す時のイメージ。

● immigrant(移民としてやってきた人)
The city is home to many immigrants.
(その都市には多くの移民が住んでいる。)
⇒国内にやってきた「具体的な人々」を指すイメージ。一人なら an immigrant、複数なら immigrants となる。

 

”immigration”の語源を探る!ラテン語の「migrātiō(移動)」がルーツ

単語の成り立ちをより深く理解するために、”immigration”の語源についても確認していきましょう。

結論から言うと、”immigration”の根本的なルーツはラテン語の「migrātiō(移動すること)」にあります。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”immigration”の起源について、下記の記載があります。

Origin of immigration
First recorded in 1650–60; im- 1 + migration
Origin of migration
First recorded in 1605–15, migration is from the Latin word migrātīon- (stem of migrātiō ). See migrate, -ion

日本語訳:
【immigrationの起源】1650〜60年に初めて記録された。接頭辞の im- + migration からなる。
【migrationの起源】1605〜15年に初めて記録された。ラテン語の migrātīon-(migrātiōの語幹)に由来する。migrate, -ion を参照。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容から、”immigration”という単語は次のような歴史を辿って生まれたことが分かります。

まず、17世紀初頭にラテン語の「migrātiō(移動)」をベースにして、英語の「migration(移動)」という単語が定着しました。
そしてその約50年後、すでにあった「migration(移動)」という英単語に、「im-(内へ)」という接頭辞が合体することで、「immigration(内へ移動してくる=入国移住)」という言葉が誕生したのです。

 

”immigration”の語源(起源~発祥まで)
● ラテン語:migrāre(場所を移る、移動する)

● ラテン語:migrātiō(移動する行為・名詞形)※語幹は migrātīon-

● 英語として「migration(移動)」が定着(1605〜15年頃)

● 接頭辞「im-(内へ)」が合体して「immigration(入国移住)」へ(1650〜60年頃)

 

 

 
コダック
ちなみに、「中へ」を表す接頭辞は本来「in-」なんだけど、後ろに「m」から始まる単語(migration)が続いたことで、発音しやすいように「im-」に変化(同化)したんだよ!

「インマイグレーション」と言うより「イミグレーション」の方が口の動きがスムーズでしょ?
語源を知ると、こういったスペルの変化にも納得がいくよね!

 

 

構成パーツで覚える”immigration” 「im-」+「migr」+「-ation」

ここからは構成パーツの面から”immigration”について深く掘り下げて覚えていきましょう。

”immigration”の構成パーツは、細かく分解すると「im-(内へ)」+「migr(移動する)」+「-ation(〜すること/名詞化)」の3つのパーツから成り立っています。

 

次から各パーツについて詳しく紹介していきますね。

“im-“は「内へ(中に)」を意味する接頭辞

”im-”は「内へ(中に)」を意味するパーツです。
本来は「in-」というパーツですが、後ろに続く文字(m, p, bなど)に合わせて、発音しやすいように「im-」に変化しています。

 

 
コダック
唇をピタッと閉じて発音する「m」や「p」の前に、「in-(舌を歯茎につける音)」が来ると連続して発音しづらいですよね?

だから、自然と唇を閉じる「im-(イム)」の音に同化して変化したんです!

例えば”import”という単語も「im-(内へ)」+「port(港・運ぶ)」のパーツで構成されており、
港の内側へ荷物を運び入れる(=「輸入する」)を表しています。

 

 

その他に impress(心の中に押し付ける=感銘を与える)や、imprison(監獄の中に入れる=投獄する)等も、同じ理由で”in-”ではなく”im-”を使用する単語です。

 

”migr”は「移動する」を表す語幹パーツ

”migration(移動・移住)”という単語自体も、実はさらに分解することができます。
中心的な意味を持つ語幹「migr(移動する)」に、名詞を作る接尾辞が組み合わさった形です。

 

 
コダック
例えば”migrate”という単語は「migr(移動する)」+「-ate(動詞にする接尾辞)」のパーツで構成されており、

季節や環境の変化に合わせて場所を変える(=「移住する・鳥などが渡る」)を表す動詞になります!

これに名詞化の「-ion」がくっついて、”migration(移住すること)”になるわけですね。

 

 

この「migr(移動する)」というコアイメージを掴んでおくと、関連語も暗記に頼らずスッと理解できるようになりますよ。

emigrate(e[外へ]+migr[移動する]+ate[動詞化]=他国へ移住する)
migratory(migr[移動する]+atory[〜する性質の]=移動する性質の、渡り鳥の)

 

”immigration”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

以下、”immigration”の意味と覚え方についてのまとめです。

●”immigration”は「im-(内へ)」+「migr(移動する)」+「-ation(〜すること)」で構成されている単語
⇒コアイメージは「国の内側へ移動してくる」
⇒”immigration”=「入国移住」「移民」の意味
●語法・文法のポイント ⇒空港の入国審査は「immigration」、自国から外国への出国移住は接頭辞が「e-(外へ)」に変わって「emigration」になる点を意識しましょう。
 
 
コダック
当サイトでは英語表現について、このように語源、語法・文法、覚え方の面から解説を行っています。
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」