【語源も分かって、忘れない】英単語「fortunately」の意味と使い方・覚え方・文法解説【fort-(運)+-ate(状態の)+-ly(副詞化)=幸運な状態に】

 
コダック
今日の英語表現は”fortunately”

「fort-(運)」+「-ate(状態の)」+「-ly(副詞にする)」の3つのパーツで構成されている単語です。

幸運な状態にがコアイメージで、“fortunately“=「幸運にも」「運よく」の意味を持ちますよ!

 

”fortunately”の意味と使い方 コアイメージは「幸運な状態に」

 

”fortunately(発音:fɔ́ːrtʃənətli/フォーチュナトリー【副詞】)”は「幸運にも」「運よく」の意味を持つ単語です。

「fort-(運)」+「-ate(状態の)」+「-ly(副詞にする)」の3つのパーツで構成されている単語で、「幸運な状態に」がコアイメージです。

 

 
コダック
もともと運(fort-)が味方している状態(-ate)を、そのまま動作や文全体にかかる言葉(-ly)にしたもの。

予測していなかった良い結果や、最悪の事態を免れたこと(=「偶然もたらされた幸運」に対する気持ちを表すときに、”fortunately”はよく使われます!

 

使い方・語法解説:文頭に置いて「文全体を修飾する」

”fortunately”の最も代表的な使い方は、「文頭に置いて文全体を修飾する」という用法です。

 

 
「文全体を修飾する」こと??
 
コダック
例えば、「事故に遭ったけれど、幸運なことに誰も怪我をしなかった」というような場面を想像してみると分かりやすいですよ!

 

このように、あとに続く出来事全体に対して「幸いなことにね…」と話し手の客観的な評価や安心感を付け加える働きをします。

文法的なルールとして、文頭に置いてコンマ(,)で区切るのが基本になります。

 

頻出フレーズ:”fortunately for ~”(〜にとって幸運なことに)

”fortunately”を使ったよくある表現に、“fortunately for 人”があります。

「(他の誰かにとっては違うかもしれないが)その人にとっては運よく」というニュアンスを強調したい時にとても便利なフレーズです!

 

”fortunately”の例文

・Fortunately, the weather cleared up just before the game started.
(幸運にも、試合が始まる直前に天気が晴れ上がった。)

・Fortunately, no one was injured in the car accident.
(幸運なことに、その自動車事故で誰も怪我をしなかった。)

・Fortunately for us, the train was delayed.
(私たちにとって運よく、電車が遅れていた。※だからギリギリ間に合った、等の状況)

・I lost my wallet, but fortunately someone found it and handed it in to the police.
(財布をなくしたが、幸運にも誰かが見つけて警察に届けてくれた。)

・The company went bankrupt, but fortunately he had already found another job.
(その会社は倒産したが、幸いにも彼はすでに別の仕事を見つけていた。)

 

このように”fortunately”で表現するものは、「予想外に良い結果になってホッとしたこと」や「最悪の事態を回避できたこと」が多いです。

逆に「あいにく・残念ながら」といった「不運な状況」を表すときは、後述する”unfortunately”を使用します。

 

”fortunately”の関連語①:「幸運」を意味する単語”luckily/happily”

 
コダック
せっかく”fortunately”を覚えるのであれば、似たような意味を持つ単語も一緒に覚えてしまいたい所です!

例えば”luckily”や”happily”なども「幸運にも、幸いなことに」を意味する単語ですよ!

 

”fortunately”の類義語
⇒「幸運・幸い」の意味を持つ単語”luckily/happily”

 

 
なるほど…、ちなみにそれぞれの表現に違いはあるの??

 

 
コダック

イメージの違いとしては

fortunately ⇒「客観的な幸運」=やや硬い表現で、状況が都合よく運んだときに使う
luckily ⇒「主観的・偶然の運」=口語的で、たまたま運が良かったと強く感じる時に使う
happily ⇒「満足・幸福な結果」=結果に対して喜びや満足、適切な結果であると感じる時に使う

といった感じです!

 
う~ん…文字だけだとニュアンスの差がちょっとややこしいかも…
 
コダック
確かに、これだけ言われても分かりづらいかもしれませんね…汗
それぞれのイメージを実際の表現を見ながら確認してみましょう!

 

例文で見る!”fortunately/luckily/happily”のイメージの違い

●Fortunately, we found a hotel room available during the peak season.
「幸運にも、繁忙期にホテルの空き部屋が見つかった。」
⇒ スケジュールや計画、客観的な状況がうまく運んだイメージ

●Luckily, I caught the last train by just a few seconds.
「運よく、数秒の差で終電に間に合った。」
⇒ 偶然のタイミングや、たまたま命拾いしたような強いラッキーのイメージ

●Happily, the missing dog was found safe and sound.
「幸いなことに、行方不明だった犬が無事に見つかった。」
⇒ 関係者全員がホッとして、幸福なハッピーエンドを迎えたイメージ

 

”fortunately”の関連語②:「不運」を意味する単語”unfortunately/sadly”

 
コダック
せっかく”fortunately”の持つ「幸運にも」という意味についても、

類義語があるので覚えてしまいましょう!

 

”fortunately”の対義語・類義語
⇒「あいにく・残念ながら」の意味を持つ単語”unfortunately/sadly”
 

 

 
コダック

それぞれの表現の違いとしては

unfortunately ⇒「あいにく、不運にも」=客観的に見て状況が望ましくない方向へ進んでしまったこと
sadly ⇒「悲しいことに、残念ながら」=話者の悲しみや、同情のニュアンスがより強く込められること

といったイメージです。

 

 

 
コダック
せっかくですので、こちらも例文を通じて感覚を掴んじゃいましょう!

 

例文で見る!”unfortunately/sadly”のイメージの違い

●Unfortunately, all flights have been canceled due to the typhoon.
「あいにく、台風のためにすべての便が欠航となりました。」
⇒ 状況が都合悪く展開し、どうしようもない不運に直面しているイメージ

●Sadly, the historic building was completely destroyed by the fire.
「悲しいことに、その歴史的建造物は火災で全焼してしまった。」
⇒ 単なる不運だけでなく、失われたことに対する強い悲哀や痛惜のイメージ

 

 

”fortunately”の語源はローマ神話の女神から!? ラテン語「fortūnātus(繁栄させられた)」から紐解く

”fortunately”をさらに深く理解するために、語源についても確認していきましょう。

”fortunately”の語源を遡ると、ラテン語の「fortūnātus」にたどり着きます。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”fortunately”の起源について、下記の記載があります。

Origin of fortunately
First recorded in 1540–60; fortunate ( def. ) + -ly ( def. )
Origin of fortunate
First recorded in 1350–1400; Middle English fortunat, from Latin fortūnātus “made prosperous or happy” (past participle of fortūnāre ); see fortune, -ate 1

日本語訳:
fortunatelyの起源:1540〜60年に初めて記録された。fortunate + -ly から。
fortunateの起源:1350〜1400年に初めて記録された。中期英語の fortunat、およびラテン語で「繁栄させられた、または幸福にされた」を意味する fortūnātus(fortūnāre の過去分詞)から。fortune、-ate を参照。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容からみるに、”fortunately”はラテン語の「繁栄させられた、幸福にされた」という言葉から発祥していることが分かります。

実はこの語源、ローマ神話に登場する運命の女神「フォルトゥーナ(Fortuna)」に由来していると言われているんです!

 

”fortunately”の語源(起源~発祥まで)
● 運命の女神「フォルトゥーナ」の名から、ラテン語「fortūna(運命・幸運・富)」が生まれる

● そこから派生して、動詞「fortūnāre(繁栄させる・幸せにする)」が生まれる

● その過去分詞「fortūnātus(繁栄させられた、幸福にされた)」が英語に入り、「fortunate(幸運な)」となる

● 副詞を作る語尾「-ly」が合体し、「fortunately(幸運な状態において=幸運にも)」が完成!

 

 

 
コダック
流れとしては上記の感じなわけですね!

ちなみに名詞の「fortune(フォーチュン)」というと、「幸運」や「運勢」だけでなく「富」「財産」という意味も持っていますよね。

これは女神フォルトゥーナが運命を操るだけでなく、「豊穣(ほうじょう)」をもたらす神でもあったため、「神によってもたらされた豊かな状態=富・財産」という意味で使われるようになったからなんです!

 

 

構成パーツで覚える”fortunately” 「fort-」+「-ate」+「-ly」

ここからは、英単語を芋づる式に覚えるために、構成パーツ(語根・接尾辞)の面から”fortunately”を深く解剖していきましょう!

”fortunately”は、「fort-(運・富)」+「-ate(〜の状態の)」+「-ly(〜のように・副詞にする)」という3つのパーツが合体してできた単語です。それぞれのパーツの意味を理解すると、他の難単語も驚くほど簡単に覚えられるようになりますよ!

 

“fort-“は「運・運命・チャンス」を意味するパーツ(語根)

”fort-”は、ラテン語の「運(fortuna)」や「もたらされた運命」に由来する非常に重要なパーツです。ここから「富」や「財産(fortune)」という意味も派生しています。

 

 
コダック
例えば、おなじみの”fortune-teller”は「fortune(運勢)」+「teller(話す人)」のパーツで構成されています。
「人の運勢を告げる人」だから、「占い師」という意味になるわけですね!

 

このパーツの意味を知っていると、以下のような関連語も「パーツの組み合わせ」で簡単に覚えられるようになります。

misfortune(不運・不幸)mis-(悪い・否定)fortune(運) = 悪い運が巡ること
fortuitous(偶然の、思いがけない)fort-(運・偶然)-uitous(〜の性質の) = たまたま運よくもたらされた出来事

 

”-ate”は「〜の状態の・〜の性質を持つ」を意味するパーツ(接尾辞)

”-ate”は、名詞や動詞の後ろにくっついて、「〜の状態の」「〜の性質を持った」という形容詞(または動詞)を作る便利なパーツです。

 

 
コダック
例えば、身近な単語だと”passionate”があります。
これは「passion(情熱)」+「-ate(〜の状態の)」のパーツで構成されていて、「情熱を内にたっぷりと持っている状態」を表すから、「情熱的な」という意味になります!

 

その他の”-ate”を使用する関連語についても、パーツに分解して見てみましょう。語源を意識すると一気に記憶に定着しますよ!

affectionate(愛情深い):affection(愛情)+ -ate(〜の状態の)= 愛情に満ちた状態の
desperate(絶望的な、必死の):de-(分離・奪う)+ sper(希望)+ -ate(〜の状態の)= 希望が完全に奪われた状態の

 

精度を高める! ”-ly” は「〜のように(副詞にする)」パーツ(接尾辞)

”-ly”は、主に形容詞の後ろにくっつくことで、「〜のように」「〜な様子で」という【副詞】(動作や文全体を修飾する言葉)に変身させるパーツです。

 

 
コダック
例えば”beautifully”という単語は「beautiful(美しい)」+「-ly(〜のように)」のパーツで構成されています。
「美しい様子で」と動詞などを修飾するので、「美しく」という意味を表すわけです!

 

同じように、おなじみの基本単語もすべてこのルールで成り立っています。

clearly(明確に):clear(明確な)+ -ly(〜のように)= 明確な様子で
slowly(ゆっくりと):slow(遅い)+ -ly(〜のように)= 遅いスピードの様子で

 

このように、【fort-(運)】+【-ate(〜の状態の)】+【-ly(〜のように)】の3つが合体することで、「幸運な状態のように = 幸運にも、運よく」という ”fortunately” の意味が形作られているんですね!

 

”fortunately”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

以下、”fortunately”の意味と覚え方についてのまとめです。

●”fortunately”は「fort-(運)」+「-ate(状態の)」+「-ly(副詞にする)」の3パーツで構成されている単語
⇒コアイメージは「幸運な状態に」
⇒”fortunately”=「幸運にも」「運よく」の意味
●語法・文法のポイント ⇒主に文頭にコンマ(,)を伴って置かれ、後に続く文全体のニュアンスを客観的に「幸運なことに〜」と修飾・補足する役割を持ちます。
 
 
コダック
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【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」