【語源も分かって、忘れない】英単語「however」の意味と使い方・覚え方・文法解説【how(どんなに)+ever(~でも)=どんなに~でも】

 
コダック
今日の英語表現は”however”

「how(どんなに)」+「ever(~でも)」の2つのパーツで構成されている単語です。

どんなに~でもがコアイメージで、そこから派生して“however“=「しかしながら」「どんなに~でも」の2つの意味を持ちますよ!

 

”however”の意味と使い方 コアイメージは「どんなに~でも」

 

”however(発音:hauévər/ハウエヴァー【副詞】)”は、日常会話からビジネス、論文まで幅広く使われる重要な単語です。

「how(どんなに)」+「ever(~でも)」の2つのパーツで構成されており、「どんなに~でも」がコアイメージとなります。

 

 
「しかしながら」と「どんなに~でも」って、日本語だと全然違う意味に見えるけど…どう繋がってるの?
 
コダック
実は根本のイメージは同じなんです!

物事がどのような状態(how)であっても、常に・例外なく(ever)成り立つということ。
そこから「前言がどんな状態であっても、それはそれとして」と話を展開させることで、「しかしながら」という意味に繋がるんです!

 

”however”には大きく分けて2つの使い方があります。それぞれの意味と、重要な「文法ルール」を確認していきましょう。

使い方①:「しかしながら」(接続副詞)

前の文章の内容を受けて、「前言は認めつつも、対照的な情報を付け加える」時に使います。日本語の「しかしながら」「けれども」に当たります。

【重要】howeverの文法ルール(句読点に注意!)

howeverは「副詞」なので、接続詞のbutのように「S V, however S V.」と直接2つの文を繋ぐことはできません。以下のいずれかの形を取ります。

文頭に置く: S V. However, S V.
セミコロンで繋ぐ: S V; however, S V.
文中に挿入する: S V. S, however, V.

 

例文

・This smartphone is very expensive. However, I want to buy it.
(このスマホはとても高い。しかしながら、私はそれを買いたい。)

・He is intelligent; however, he lacks experience.
(彼は頭が良い。しかしながら、経験が不足している。)

・The plan, however, was changed at the last minute.
しかしながら、その計画は土壇場で変更された。)

 

使い方②:「どんなに~でも」(譲歩)

「however + 形容詞/副詞 + S + V」の語順で、「どんなに~だとしても」という譲歩(度合いの強調)を表します。

頻出フレーズ

however hard I try (どんなに一生懸命頑張っても)
however much it costs (どんなに費用がかかっても)
however long it takes (どんなに時間がかかっても)

 

例文

However hard he tries, he cannot solve the problem.
どんなに一生懸命やってみても、彼はその問題を解決できない。)

・I will buy this car however much it costs.
どんなに費用がかかろうとも、私はこの車を買うつもりだ。)

 

”however”の関連語①:「しかし、だが」を意味する単語”but/yet”

 
コダック
せっかく”however”を覚えるのであれば、似たような意味を持つ単語も一緒に覚えてしまいたい所です!

例えば”but”や”yet”なども「しかし」を意味する単語ですよ!それぞれのニュアンスと品詞(文法)の違いを見てみましょう。

 

”however”の類義語
⇒「しかし」の意味を持つ単語”but/yet”

 

 
コダック

イメージと文法の違いとしては

however ⇒「前言を認めつつ独立して情報を添える」=しかしながら(副詞)
but ⇒「前言を真っ向からひっくり返して直接繋ぐ」=だけど、しかし(接続詞)
yet ⇒「これまでの流れから意外な事実・驚きを出す」=それにもかかわらず(接続詞・副詞)

といった感じです!

 
う~ん…文字だけだとニュアンスの差がちょっとややこしいかも…
 
コダック
確かに、これだけ言われても分かりづらいかもしれませんね…汗
それぞれのイメージを実際の表現を見ながら確認してみましょう!

 

例文で見る!”however/but/yet”のイメージの違い

●The assignment is difficult. However, it is important.
「その課題は難しい。(それはそれとして)しかしながら重要だ」
⇒ 文と文を繋ぐのではなく、独立した文に副詞として「しかしながら」と挿入するフォーマルなイメージ

●The assignment is difficult, but it is important.
「その課題は難しい、だが重要だ」
⇒ difficult と important を接続詞の「but」で天秤にかけて1つの文で直接繋ぐカジュアルなイメージ

●It is a strange story, yet it is true.
「奇妙な話だ。それにもかかわらず、それは真実なのだ」
⇒ 奇妙だから嘘っぽいかと思いきや「それにもかかわらず(意外・驚き)」のイメージ

 

”however”の関連語②:「どんなに~でも」を意味する表現”no matter how”

 
コダック
続いて、”however”の持つ「どんなに~でも」という意味の類義語(言い換え表現)についても覚えてしまいましょう!

 

”however”の類義語
⇒「どんなに~でも」の意味を持つ表現”no matter how”

 

 
コダック

どちらも「+形容詞/副詞 + S + V」という同じ語順で使われますが、表現のニュアンスが少し異なります。

however ⇒「どんなに~であっても」=1語でスマートに譲歩を表す(やや硬い・フォーマル)
no matter how ⇒「それがどれほどの度合いであっても問題ではない」=口語でもよく使われる強調表現(カジュアル)

といったイメージです。

 

 
コダック
こちらも例文を通じて感覚を掴んじゃいましょう!

 

例文で見る!”however / no matter how”のイメージの違い

However tired you are, you must finish it.
「どんなに疲れていても、それを終わらせなければならない」
⇒ 譲歩の副詞節をスマートに導くイメージ

No matter how tired you are, you must finish it.
「あなたがどれほど疲れていようが関係ない、それを終わらせなければならない」
⇒ 「問題ではない(no matter)」というニュアンスがストレートに出る、力強いイメージ

 

 

”however”の語源は中期英語 「どのように〜でも」が「しかしながら」に発展した歴史

 

”however”の語源についても、確認していきましょう。

”however”の歴史をたどると、1350〜1400年頃の中期英語(Middle English)の時代まで遡ることができます。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”however”の起源について、下記の記載があります。

Origin of however
First recorded in 1350–1400, however is from the Middle English word hou-ever. See how 1, ever

日本語訳:howeverの起源
1350–1400年に初めて記録された。howeverは中期英語の単語「hou-ever」に由来する。how 1, everを参照せよ。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容から分かるように、”however”は近代になって急に作られた言葉ではなく、中世の時代から使われ続けてきた歴史ある表現です。

元々、さらに古い古英語(Old English)の時代には、「どのように・どんなに」を意味する単語「hū(現代のhow)」と、「常に、例外なく」を意味する単語「æfre(現代のever)」がそれぞれ独立して存在していました。これが中期英語の時代に合体し、「hou-ever」という一つの言葉になりました。

生まれたばかりの当初は、パーツの通り「どのような方法・度合いであっても(どんなに〜でも)」という【譲歩】の意味だけで使われていましたが、「どんな状況であれ、事実は変わらない」というニュアンスから、次第に前の文の内容を受け流して「それはそれとして、しかしながら」と話を展開する【逆接】の役割も持つようになり、現代の使い方が定着しました。

 

”however”の語源(起源~発祥まで)
●古英語時代:方法・度合いを表す「hū(how)」と、普遍性を表す「æfre(ever)」が別々に存在

●中期英語時代(1350–1400年頃):「hou-ever」として融合し、「どんなに~でも」という譲歩の意味で使われ始める

●近代~現代英語:「どんな状況でも関係なく」という根底のイメージから、前言を補足・制限する「しかしながら」の逆接表現としても定着

 

 

 
コダック
言葉の歴史を紐解くと、なぜ「しかしながら」と「どんなに~でも」という一見異なる2つの意味が共存しているのかがスッキリ繋がりますね!

『どんな方法・度合い(how)であっても、常に・例外なく(ever)成り立つ』という根本の力強いイメージがあるからこそ、現代でも両方の意味で大活躍しているわけです。語源を知ると、単語のコアイメージがより深く体に染み込みますよ!

 

 

構成パーツで覚える”however” 「how」+「ever」

 

ここからは構成パーツの面から”however”について覚えていきましょう。

”however”の構成パーツは、みなさんお馴染みの「how」と「ever」の2つです。

 

それぞれのパーツが持つ本来の役割を知ると、なぜ”however”が「どんなに~でも」「しかしながら」という意味になるのかが、ロジカルにスッキリ理解できるようになりますよ!

 

”how”は「方法・程度(どのように、どんなに)」のベースを作るパーツ

”how”は、単体でのイメージ通り「方法」や「度合い(程度)」のベースを形作るパーツです。

 

 
コダック
“how”というパーツは、後ろに形容詞や副詞を引き連れると「度合い(どんなに〜か)」を表し、単独で使うと「方法(どのように〜か)」を表す土台になります。状態や程度を決定づける大切なパーツなんですよ!

 

その他に、”what(何)”や”where(どこ)”等も同様に、それぞれの意味をベースにして複合関係詞(whatever, wherever)を作る基礎パーツとなります。

 

”ever”は「例外なく、~でも」という意味を付け加えるパーツ

”ever”は、疑問詞の後ろに組み合わさることで「常に」「例外なく」「~でも関係なく」という普遍化・譲歩のニュアンスを付け加えるパーツです。

 

 
コダック

疑問詞が持つ意味を「どれであっても例外はない!すべて含む!」と100%広げる役割を持っています。

例えば、”when(いつ)”に”ever”が合体すると、いつであっても例外なく(=「いつでも」)になりますよね!

 

このように、”ever”がくっつくことで「〜でも関係ない」という強い譲歩の意味が生まれます。他のパーツと合体した単語も一緒に見てみましょう。

whenever(いつでも)/ wherever(どこでも)/ whatever(何でも)

 

 
コダック
つまり、「how(方法・程度)」+「ever(例外なし・~でも)」が合体することで、

●どんなに(程度)~であっても例外なく関係ない!
●どのように(方法)~しようとも例外なく関係ない!

という、howeverのコアイメージ(どんなに~でも)が完成するわけですね!

 

”however”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

以下、”however”の意味と覚え方についてのまとめです。

●”however”は「how(どんなに)」+「ever(~でも)」の2パーツで構成されている単語
⇒コアイメージは「どんなに~でも」
⇒”however”=「しかしながら」「どんなに~でも」の意味
●語法・文法のポイント ⇒文と文を直接繋ぐbutとは違い副詞なので、基本的には前にセミコロン(;)かピリオド、後ろにコンマ(,)を置く
 
 
コダック
当サイトでは英語表現について、このように語源、語法・文法、覚え方の面から解説を行っています。
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」