古英語の「gaderian(一緒にする)」というパーツ(語源)から成り立っている単語です。
「バラバラのものを1カ所に集める」がコアイメージで、“gather“=「集める、集まる」「(情報などを)集める、蓄える」の意味を持ちますよ!
”gather”の意味とコアイメージは「バラバラのものを1カ所に集める」
”gather(発音:gǽðər / ギャザー【動詞】)”は「集める、集まる」「(情報や速度などを)集める、増す」の意味を持つ単語です。
古英語の「gaderian(一緒にする)」のパーツに由来しており、「あちこちに散らばっているものを1カ所に引き寄せる」のがコアイメージです。
散らばった情報や落ち葉を(=「かき集める」)イメージ=”gather”なわけですね!
”gather”は「人や物を1カ所に呼び集める」という物理的なイメージが強い単語です。
このように”gather”で表現するものは、「散らばっていたものが自然と、あるいは意図的に1カ所にまとまる動き」が多いです。
逆に、趣味として価値あるものを体系的にコレクションする場合などは、後述する”collect”を使用します。
例文
・A crowd gathered to hear the speech.
(スピーチを聞くために群衆が集まった。)・She gathered her thoughts before replying.
(彼女は返事をする前に考えをまとめた[かき集めた]。)・The police are currently gathering evidence.
(警察は現在、証拠を集めている。)・The storm is gathering strength.
(嵐は勢力を増している[力を集めている]。)※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
”gather”の関連語:「集める」を意味する単語”collect / assemble”との違い

”collect”や”assemble”とのニュアンスの違いは、テストでも実生活でも重要ですよ!
⇒「集める」の意味を持つ単語”collect / assemble”
イメージの違いとしては
gather ⇒「散らばっているものを1カ所にかき集める」=(無差別に・自然と)集める
collect ⇒「価値のあるものや特定の目的のものを吟味して集める」= 収集する
assemble ⇒「目的のために部品や人をカチッと集める・構築する」= 組み立てる、招集する
といった感じです!
● gather fallen leaves
「(庭に散らばっている落ち葉を、手当たり次第に)かき集める」
⇒ 選択せず、そこに散らばっているものを一カ所に寄せるイメージ。
● collect rare stamps
「(趣味として、珍しい切手を選び抜いて)収集する」
⇒ 目的意識を持って、選別・分類しながら蓄積していくイメージ。(コレクションする)
● assemble a computer / assemble the team
「(パソコンを)組み立てる / (チームメンバーを)招集する」
⇒ 規律や設計図に沿って、バラバラのパーツや人を集めて「一つの機能するまとまり」にするイメージ。
”gather”の文法・語法!絶対に外せない2つの重要ポイント

”gather”を使いこなす上で、文法・語法的におさえておきたいポイントが2つあります。
1. 自動詞(集まる)と他動詞(集める)の「両方の顔」を持つ
”gather”は「(私が何かを)集める=他動詞」だけでなく、「(主語自体が自然と)集まる=自動詞」という意味でも非常によく使われます。
例えば、「人々が集まった」と言いたい時、わざわざ受け身の形(People were gathered.)にする必要はありません。”People gathered.” と、そのまま自動詞として使うだけで通じます。
※誰かによって強制的に招集された場合などは、受動態が使われることもあります。
2. 【超頻出】情報を「推測する・判断する」という特殊な使い方
他動詞の “gather” には、あちこちから集めた情報をもとにして、「〜だと推測する」「〜と判断する・理解する」 という意味(=understand / infer)があります。
特に ”From what I gather, 〜(私が集めた情報から察するに、〜 / 私が聞いたところでは、〜)” というフレーズは、ビジネスや日常会話でも非常によく使われる定番の表現です。TOEICなどの長文にも頻出します。
例文
・From what I gather, he is going to resign next month.
(私の推測するところでは[聞いた話によると]、彼は来月辞任するらしい。)・I gather that you are not happy with the decision.
(あなたはその決定に不満なのだと見受けられます。)
”gather”の語源は古英語「gaderian」 意味は「一緒にする」

”gather”の語源についても、確認していきましょう。
”gather”の語源は古英語の「gaderian」です。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”gather”の起源について、下記の記載があります。
Origin of gather
First recorded before 900; Middle English gaderen, Old English gaderian, derivative of geador “together,” akin to gæd “fellowship”; cf. together, good日本語訳:900年より前に初めて記録された。中期英語の gaderen、古英語の gaderian(「一緒に」を意味する geador の派生語で、仲間・親睦を意味する gæd と同系)。together(一緒に)や good(良い)を参照。
※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容からみるに、”gather”は単に物を一カ所に置くだけでなく、**「together(一緒に)」**や**「fellowship(仲間・親睦)」**といった、人と人との繋がりを表す言葉から発祥している模様です。
● geador(古英語:一緒に) / gæd(仲間)
↓
● gaderian(古英語:一緒にする・集める)
↓
● gaderen(中期英語)
↓
● gather(現代英語:集める、集まる)
ちなみに「together(一緒に)」というお馴染みの単語とも、全く同じルーツ(geador)を共有しているんですよ!
構成パーツで覚える”gather” 「同じルーツを持つ仲間たち」

ここからは構成パーツ(同語源の仲間たち)の面から”gather”について覚えていきましょう。
”gather”自体が1つの大きな語幹(パーツ)として成り立っていますが、語源の「geador(一緒に)」という仲間意識を持つ単語を芋づる式に覚えるのが最も効率的です。
“together”は同じルーツを持つ最強の兄弟単語
”together”は「to(〜へ)」+「gether(古英語の geador:一緒に)」が合体してできた単語です。
バラバラだったものが自然にくっついて「行動を共にする・一緒に」状態を表しています。
その他に、名詞形の **gathering(集まり、集会・会議)** や、洋服の布地を寄せてひだが出来るようにする **gathers(ギャザー)** なども、すべて同じ「1カ所に引き寄せて一緒にする」というイメージから派生した言葉です。
”gather”の意味と語源・覚え方のまとめ

以下、”gather”の意味と覚え方についてのまとめです。
● ”gather”は古英語の「gaderian(一緒にする)」に由来する単語。
● コアイメージは「バラバラのものを1カ所に引き寄せて集める」。
● 意味は「集める、集まる」「(情報や速度を)かき集める・増す」。
【語法・文法の超重要ポイント】
● 自動詞(集まる)・他動詞(集める)の両方でそのまま使える。
● 集めた情報から「推測する・理解する」という意味を持つ。
⇒ 「From what I gather, 〜(私の推測するところでは〜)」は頻出フレーズ!
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!
