「favor-(好意・利益)」+「-able(〜できる)」の2つのパーツで構成されている単語です。
「好意を寄せることができる」がコアイメージで、“favorable“=「好都合な」「好意的な」の意味を持ちますよ!
”favorable”の意味と使い方 コアイメージは「好意を寄せることができる」
”favorable(発音:féivərəbl/フェイヴァラブル【形容詞】)”は「好都合な、有利な」「好意的な、賛成の」の意味を持つ単語です。
「favor-(好意・利益)」+「-able(〜できる)」のパーツで構成されており、「好意を寄せることができる」「好ましいと思える」がコアイメージです。
条件や天候などが自分にとってプラス(味方)に働いてくれていること(=「好都合な・有利な」)を表すわけですね!
”favorable”は、「自分にとって利益になる状態」や「追い風が吹いている・条件が味方している」というポジティブなイメージが強い単語です。
ここからは、代表的な2つの意味に分けて、頻出フレーズや例文を確認していきましょう。
意味①:好都合な、有利な、恵まれた
天候や条件、状況などが、何かを行うのに「ぴったりだ」「好都合だ」と言いたい時に使われます。
・favorable weather(好天、お出かけにぴったりの天気)
・favorable conditions(好条件、有利な条件)
・make a favorable impression(好印象を与える)
例文
The weather conditions are favorable for the launch.
(気象条件は打ち上げに好都合だ。)
※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」We bought the house on highly favorable terms.
(私たちは非常に有利な条件でその家を購入した。)He made a favorable impression on the interviewer.
(彼は面接官に良い(好ましい)印象を与えた。)
意味②:好意的な、賛成の、肯定的な
人や意見、レビューなどが「好意的だ」「賛成している」状態を表します。
・favorable review(好意的なレビュー、好評)
・favorable response(好意的な反応、良い返事)
例文
The new product received favorable reviews from customers.
(新製品は顧客から好意的なレビューを受けた。)They are favorable to the proposal.
(彼らはその提案に賛成している。)
逆に、自分にとって不都合なことや、批判的なことには”unfavorable(不都合な・批判的な)”という反対の単語を使用します。
”favorable”の文法・語法解説:「favorable to / for」の使い分け
① favorable to 〇〇:「〇〇(人・提案など)に好意的な、賛成の」
・人や意見などが、何かに対して賛成・支持している時に使います。
例:My boss was favorable to my idea.
(上司は私のアイデアに好意的だった。)
② favorable for 〇〇:「〇〇(事柄・行動)にとって好都合な、適している」
・天候や状況などが、特定の活動をするのにぴったりな時に使います。
例:This soil is favorable for growing tomatoes.
(この土壌はトマトを育てるのに好都合だ[適している]。)
”favorable”の関連語:「都合が良い」を意味する単語”convenient / advantageous”
例えば”convenient”や”advantageous”なども「都合が良い・有利な」を意味する単語ですよ!
⇒「都合が良い」の意味を持つ単語”convenient / advantageous”
イメージの違いとしては
favorable ⇒「状況が味方する」=条件がぴったりで好都合
convenient ⇒「好立地・手軽」=時間や場所が便利で好都合
advantageous ⇒「利益・優位性」=他より得をして有利
といった感じです!
それぞれのイメージを実際の表現を見ながら確認してみましょう!
● favorable(条件が味方して好都合)
「under favorable conditions」
⇒(ビジネスや天候などが)自分たちにとって成功しやすい、恵まれた条件のもとでというイメージ
● convenient(時間や手間が便利で好都合)
「Come at any time convenient to you.」
⇒あなたの「時間」や「都合」が合う、手間の配慮として便利なタイミングでというイメージ
● advantageous(優位性があって有利で好都合)
「an advantageous position」
⇒競争相手よりも一歩リードしているような、得をして「有利な」ポジションというイメージ
”favorable”の語源はラテン語「favōrābilis」!意味の変遷をたどる

続いて、”favorable”の語源についても確認していきましょう。
”favorable”の語源をさかのぼると、ラテン語の「favōrābilis」に行き着きます。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”favorable”の起源について、下記の記載があります。
Origin
First recorded in 1300–50; Middle English, from Anglo-French, Middle French, from Latin favōrābilis; equivalent to favor + -able日本語訳:1300〜50年に初めて記録された。中期英語、アングロ=フランス語、中期フランス語を経由し、ラテン語の「favōrābilis」に由来する。構成としては「favor(好意)」+「-able(〜できる)」と同等である。
※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容からも分かるように、”favorable”は14世紀前半から使われている、歴史のある単語です。
大元であるラテン語の「favōrābilis」は、「好意」を意味する「favor」に、「〜できる」を意味する接尾辞「-abilis(英語の-ableにあたる)」がくっついて出来た言葉です。
直訳すると「好意を寄せることができる」「好意を抱くのに値する」という意味になります。
● ラテン語:favōrābilis(好意を抱くことができる、好意に値する)
↓
● 中期フランス語:favorable(好意的な、親切な、有利な)
↓
● 14世紀(中期英語)、英語に伝わり「favorable(好意的な・好都合な)」へ
最初は人に対して「好意を抱ける(=評判が良い、親切な)」という意味で使われていた言葉が、時代が進むにつれて意味が広がり、現代のように「状況や条件が自分に味方してくれる(=好都合な)」といったニュアンスでも使われるようになっていったんですね!
構成パーツで覚える”favorable” 「favor-」+「-able」

ここからは構成パーツの面から”favorable”についてより深く覚えていきましょう。
”favorable”は、大きく分けて「favor-(好意・支持)」と「-able(〜できる・〜に適した)」の2つのパーツで構成されています。
それぞれのパーツが持つコアイメージを理解することで、他の単語を覚えるときにも応用が利くようになりますよ!
“favor-“は「好意・支持・親切」を意味するパーツ
”favor-”は、相手の力になったり、プラスの感情を向けたりする「好意・支持・親切」を意味するパーツです。
映画やドラマでよく耳にする「Do me a favor.(お願いを聞いてくれない?)」というフレーズは、「私に親切な行為をして」というのが直訳のニュアンスなんですよ!
この「好意」や「お気に入り」というイメージを持っておくと、同じパーツを持つ他の単語もスッと頭に入ってきます。
- favorite(お気に入りの):favor(好意)+ -ite(〜された)⇒ 好意を向けられたもの
- favoritism(えこひいき):favor(好意)+ -itism(主義・傾向)⇒ 特定の人にばかり好意を向けること
”-able”は「〜できる・〜に適した」を意味するパーツ
”-able”は、単語のお尻にくっついて「〜できる・〜する能力がある・〜するに値する(適した)」といった意味を付け加える接尾語(パーツ)です。
動詞や名詞にくっついて、形容詞を作る働きがあります。
ちゃんと筋道が通っていて納得するに値する(=「理にかなった、(値段が)手頃な」)ということを表しているわけですね!
今回解説している”favorable”も、「好意(favor)を寄せるのに適した(-able)状態」だからこそ、「好都合な」「有利な」といった意味につながっています。
その他の”-able”を使用する単語についても確認しておきましょう。
- acceptable(受け入れられる):accept(受け入れる)+ -able(〜できる)
- valuable(価値のある):value(価値)+ -able(〜を有する)
- comfortable(快適な):comfort(慰め・安らぎ)+ -able(〜を与えることができる)
”favorable”の意味と語源・覚え方のまとめ
以下、”favorable”の意味と覚え方についてのまとめです。
⇒ コアイメージは「好意を寄せることができる」「好意を向けるに値する」
⇒ “favorable” =「好都合な」「好意的な」の意味
●語法・文法のポイント
⇒ 人に賛成する時(人に対して)は「favorable to 〇〇」
⇒ 活動に好都合な時(事柄に対して)は「favorable for 〇〇」
と前置詞を使い分ける。
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!
