こんにちは、コダックです。
英語学習、とくに英単語を記憶する上で大切なのは以下の2つ。
②語源や単語のパーツ構成(接頭語・接尾語)などを関連付けて記憶する事
そう!関連付けが強ければ強いほど、記憶に残りやすい!
この記事では英単語を語源や構成パーツ、使い方など, 多方面からの知識を関連付けし、効率良く記憶する事を目的にしています。
「facil-(容易な)」+「-ty(能力・状態)」のパーツで構成されている単語です。
「物事を容易にやってのける力」がコアイメージで、“faculty“=「(大学の)学部、教授陣」「(身体・精神の)機能、能力」の意味を持ちますよ!
”faculty”の意味と使い方 コアイメージは「物事を容易にやってのける力」

”faculty(発音:fǽkəlti【名詞】)”は「学部、教授陣」「(生まれつきの)能力、機能」の意味を持つ単語です。
「facil-(容易な)」+「-ty(能力・状態)」のパーツで構成されている単語で、「物事を容易にやってのける力」がコアイメージです。
つまり人間が生まれつき持っている「身体や精神の(=「機能・能力」)」をはじめ、特定の学問を容易に行えるだけの専門知識・権限を持った人たちの集まりである「大学の学部・教授陣」が”faculty”なわけですね!
”faculty”は、ニュースや大学の紹介で「法学部(the faculty of law)」や「全教授陣(the whole faculty)」という意味で使われるのが有名ですが、日常会話や医療の場面では「視覚などの身体機能(the faculty of sight)」という意味でもよく使われます。
例えば「言語を操る能力(the faculty of speech)」と言えば、人間が生まれつき簡単に言葉を話せる機能のことです。また、大学においてその専門分野をかんたんに処理できるほどの『高い専門スキルを持った先生たち(教授陣)』のことも、同じようにfacultyと呼ぶわけです。
このように”ある分野の物事をスムーズにこなせるだけの専門性や力”という意味から、個人の持つ才能だけでなく、組織としての学部にまで発展して使用されます。
例文
・He is a member of the arts faculty.
(彼は文学部の教授陣の一員だ。)
・As he grew older, he began to lose his mental faculties.
(彼は年をとるにつれて、精神機能[記憶力や判断力など]が衰え始めた。)※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
”faculty”の関連語①:「能力・才能」を意味する単語”ability/talent”
例えば”ability”や”talent”なども「能力、才能」を意味する単語ですよ!
⇒「能力」の意味を持つ単語”ability/talent”
イメージの違いとしては
faculty ⇒「生まれつき備わっている、または高度な専門の」だから心身の機能や特定の専門能力
ability ⇒「努力して身につけたものも含め、現実に何かができる」だから一般的な実務能力
talent ⇒「天から授かった特別な贈り物(才能)」だから芸術やスポーツなどの天賦の才
といった感じです!
それぞれのイメージを実際の表現を見ながら確認してみましょう!
●critical faculties
「(物事を正しく見極めるための高度な)批判能力・判断力」
⇒ 学問や思考に必要な、脳に備わった専門的な機能のイメージ
●English-speaking ability
「(勉強や練習によって身につけた)英語を話す能力」
⇒ 実際にその作業をこなすことができるスキルのイメージ
●musical talent
「(努力だけでは到達できない)音楽の才能」
⇒ 生まれ持って神様からもらったきらめくセンスのイメージ
”faculty”の関連語②:「学術的な組織」を意味する単語”department/school”
類義語があるので覚えてしまいましょう!
⇒「大学の組織」の意味を持つ単語”department/school”
それぞれの表現の違いとしては
faculty ⇒「教授陣という『人』の集まりを中心とした」だからイギリス英語の学部や全教職員
department ⇒「組織を細かく分割した一つの単位」だから(学部の下の)学科、部門
school ⇒「一つの独立した専門教育のまとまり」だからアメリカ英語の大規模な学部、専門大学院
といったイメージです。
●join the university faculty
「大学の教授陣(教職員グループ)に加わる。」
⇒ その大学の教育スキルを持つ人間の集団に入るイメージ
●the chemistry department
「(理学部などの中にある)化学科。」
⇒ 組織図の引き出しの1つというイメージ
●law school
「(アメリカなどの)法科大学院、ロースクール。」
⇒ それ自体が1つの学校として独立している教育パッケージのイメージ
”faculty”の語源はラテン語「facultās」 意味は「能力、力、容易であること」
”faculty”の語源についても、確認していきましょう。
”faculty”の語源はラテン語の”facultās(ファクルタース)”です。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”faculty”の起源について、下記の記載があります。
Origin
1350–1400; Middle English faculte < Anglo-French, Middle French < Latin facultāt- (stem of facultās ) ability, power, equivalent to facil ( is ) easy ( see facile) + -tāt- -ty 2; cf. facility※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容からみるに、”faculty”はラテン語からフランス語を経由して発祥している模様。
●ラテン語「facilis(容易な、簡単にできる “easy”)」
↓
●ラテン語「facultās(物事を容易にやれる力、能力 “ability, power”)」の語幹(facultāt-)
↓
●アングロ=フランス語、中期フランス語「faculte」
↓
●14世紀後半(1350〜1400年頃)に英語(Middle English)の「faculte」として定着
Dictionary.comの案内にもある通り、この単語は「facile(かんたんな、手際のよい)」という形容詞と根っこが同じで、そこに名詞語尾の「-ty」が結合した(equivalent to)成り立ちです。また、案内の一番最後にある **cf. facility** が示す通り、「かんたんに利用できる場所=施設(facility)」とは完全に双子の関係にある言葉なんですよ!
構成パーツで覚える”faculty” 「facil-」+「-ty」
ここからは構成パーツの面から”faculty”について覚えていきましょう
”faculty”の構成パーツは「facil-(容易な、簡単にできる)」+「-ty(能力・状態)」のパーツです。
つぎから各パーツについて紹介していきます。
“facil-“は「容易な、簡単にできる」を意味するパーツ
”facil-”は「容易な、簡単にできる、おこなう」を意味するパーツです。(ラテン語の facilis、または動詞の facere「おこなう」に由来します)
物事をやりやすくする(=「促進する、容易にする」)を表しています。
その他にfacile(手際のよい、かんたんな)、facility(施設、設備、器用さ)なども”facil-”を使用する単語です。
”-ty”は「状態、性質、能力」を意味するパーツ
”-ty”は、形容詞や名詞の後ろにくっついて「状態・性質・能力」を表す名詞を作るパーツです。(ラテン語の -tas / -tat- が変化した形です)
困難な状態(=「困難、難しさ」)を表しています。
その他にsafety(安全、安全な状態)、liberty(自由、自由な性質)なども”-ty”を使用する単語です。
”faculty”の意味と語源・覚え方のまとめ
以下、”faculty”の意味と覚え方についてのまとめです。
⇒コアイメージは「物さを容易にやってのける力」
⇒”faculty”=「(大学の)学部、教授陣」「(身体・精神の)機能、能力」の意味
●「物事をかんたんに処理できる力」というコアがあるからこそ、人間が生まれつき簡単に発揮できる「視覚などの身体機能」という意味になり、大学において特定の学問を簡単にこなせるだけのプロ集団である「教授陣・学部」という意味になるわけです。双子の「facility(施設・器用さ)」と一緒にセットでグループ化して覚えるのがおすすめですよ!
ぜひ今回の方法を参考に、たくさんの英単語を効率よくマスターしていきましょう!最後までお読みいただきありがとうございました!
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!