【語源も分かる】英単語「emit」の意味・使い方・文法解説!例文&類義語との違いまで徹底網羅

 
コダック
今日の英語表現は”emit”
「e-(外に)」+「mit-(送る、放す)」の2つのパーツから成り立つ単語です。
「外に向かって送り出す」というコアイメージさえ掴めば、“emit”=「放つ、排出する」「(音などを)出す」という意味がすんなり頭に入ってきますよ!物理や環境問題のニュースでも超頻出の単語です。

 

英単語 ”emit” の意味とコアイメージ

 

”emit(発音:imít / イミット【他動詞】)”は、主に「(光・熱・ガスなどを)放つ、排出する」や「(音・声・ため息などを)出す」という意味を持つ動詞です。

先ほど紹介した通り、「e-(外に)」+「mit-(送る、放す)」というパーツで構成されており、「内側にあるものを、外に向かって送り出す」が共通のコアイメージになります。

 

 
コダック
何かが内部に閉じ込められず、外の世界(e-)に向かって勢いよく、あるいは自然に送り出される(mit-)状態を想像してみてください。

だからこそ、煙突から煙が「排出される」ことや、電球から光が「放たれる」こと、さらには口から声が「漏れ出る」といった表現にピッタリはまるわけですね!

 

【語法解説】「emit」と一緒に使われる頻出フレーズ(コロケーション)

“emit”は少し硬い表現(フォーマル・学術的)ですが、ニュースや日常の特定のシーンで非常によく使われます。まずは「どんな名詞と一緒に使われるか」を押さえるのが習得の近道です!

  • emit CO2 / greenhouse gases(二酸化炭素/温室効果ガスを排出する)
  • emit light / heat / radiation(光/熱/放射線を放つ)
  • emit a sound / noise(音/雑音を発する)
  • emit a sigh / groan(ため息/うめき声をもらす)

 

【例文付き】”emit” の具体的な使い方

 

“emit”の持つ2つの主要な意味について、具体的な例文を見ながら使い方を確認していきましょう。

 

①(光・熱・ガスなどを)放つ、排出する

環境問題の議論や、物理的な現象を説明する時によく使われる使い方です。

例文

・The sun emits light and heat.
(太陽は光と熱を放つ。)
・The chimney emitted a cloud of smoke.
(煙突はもくもくと煙を排出した。)

※参考・例文引用南出康世(2014), ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

 
コダック
ジーニアス英和辞典の例文にある「工場や煙突から煙が外に出るイメージ」のほかにも、現代の環境ニュースでは以下のようなフレーズも毎日のように見かけますよ!

 

追加の例文

・Hybrid cars emit fewer greenhouse gases than conventional gasoline cars.
(ハイブリッド車は、従来のガソリン車よりも温室効果ガスの排出量が少ない。)
・New LED bulbs emit very little heat compared to old light bulbs.
(新しいLED電球は、古い電球に比べて熱をほとんど放たない。)

 

②(音・声・ため息などを)出す、もらす

人間や機械が、内側から外に向けて音や声を「発する」際にも“emit”が使われます。日常会話では「機械が変な音を出している」という時にも使えます。

例文

・The alarm system emitted a loud, piercing beep.
(警報システムが、大きくて耳を突き刺すようなビープ音を発した。)
・He emitted a short sigh of frustration before answering the question.
(彼は質問に答える前に、不満げな短いため息をもらした。)

 

【ニュアンス比較】”emit” と類義語の違いをスッキリ整理

 

“emit”と似た意味を持つ単語との違いを整理して、使い分けられるようになりましょう!これらをセットで覚えることで、語彙力が飛躍的にアップします。

 

関連語①:「放つ・排出する」系(emit / release / discharge)

「放つ・排出する」のニュアンスの違い

  • emit ⇒【内から外へ送り出す】プロセスの一部として光やガスが自発的・自然に漏れ出る客観的なイメージ。
  • release ⇒【束縛から解き放つ】閉じ込められていた制限をなくして自由にするイメージ。(囚人の釈放、新商品の発売にも)
  • discharge ⇒【荷を下ろす・中身を空にする】溜まっていた不要なものをドバッと外へ一気に吐き出すイメージ。

 

 
なるほど!同じ「出す」でも、どういう状態から出されるのかが違うんだね。

 

例文で比べるイメージの違い

emit CO2
「(車や工場が)二酸化炭素を排出する」
⇒ 燃焼などの現象にともなって、ガスが外に自然と送り出されるイメージ。

release heat / a prisoner
「熱を逃がす/囚人を釈放する」
⇒ 閉じ込められていた熱や人を、外へ「自由にしてあげる」イメージ。

discharge wastewater
「工場廃水を(河川へ)排出する」
⇒ タンクなどに溜まっていた不要な液体を、中身が空になるようにドバッと放出するイメージ。

 

関連語②:「音・声を出す」系(emit / utter / produce)

「音・声を出す」のニュアンスの違い

  • emit ⇒【体内や機械の奥から漏れ出る】ため息やビープ音などが現象として外に出るイメージ。
  • utter ⇒【口から言葉を発する】人間の意志や感情の高ぶりによって、言葉や叫び声をハッキリと出すイメージ。
  • produce ⇒【新しく作り出す】楽器やオーディオ機器などが、仕組みによって音波そのものを生成するイメージ。

 

例文で比べるイメージの違い

emit a sigh
「ため息をもらす」
⇒ 体内からフゥーと息が「外に送り出される」現象としてのイメージ。

utter a cry / words
「叫び声をあげる/言葉を発する」
⇒ 感情を言葉や声にして、口から外へ「押し出す」という人間の行為に焦点があるイメージ。

produce a sound
「(スピーカーなどが)音を出す[生成する]」
⇒ 機構やシステムによって、新しい音を「製造・クリエイトする」イメージ。

 

”emit” の文法・語法と名詞形「emission」のルール

 

”emit”を使用する上で、テストや資格試験、ライティングで絶対に間違えたくない重要ルールが2つあります。

 

1. 過去形・過去分詞形は「t」が重なって ”emitted” になる!

”emit”は、アクセントが後ろの音節(mitの部分)にあるため、過去形や過去分詞形にする時に**最後尾の「t」を2回重ねて「emitted」**にします。現在分詞も同様に**「emitting」**となります。
`emited`(tが1つ)と書いてしまうスペルミスが非常に多いので注意しましょう!

 

2. 名詞形 ”emission” は環境問題の超頻出キーワード!

”emit”の名詞形は**「emission(エミッション)」**です。こちらも語源通り「外に送ること=放出、排出」という意味になります。
ニュースでよく耳にする**「ゼロ・エミッション(Zero emissions:廃棄物・排出ゼロ)」**や「温室効果ガスの排出(greenhouse gas emissions)」はこの名詞形が使われています。なお、環境問題の文脈では「様々な場所から出る複数のガス」を指すことが多いため、**通例複数形の「s」がつく(emissions)**ことが多いのも特徴です。

 

”emit”の語源はラテン語「ēmittere」

 

単語の深い背景を知るために、語源についても確認していきましょう。”emit”の語源はラテン語の「ēmittere」です。

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”emit”の起源について、下記の記載があります。

Origin of emit
First recorded in 1620–30; from Latin ēmittere “to send forth,” from ē- e- + mittere “to let go, send”

日本語訳:1620〜30年に初めて記録された。ラテン語のēmittere(=前に・外へ送り出す)から発祥しており、これは e-(=外に)+mittere(=行かせる、送る)が組み合わさったもの。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記述から分かる通り、”emit”は17世紀前半に、ラテン語で「外へ向かって手放す・送り出す」という意味の言葉から英語に取り入れられました。

 

”emit”の語源の流れ
● ラテン語:mittere(行かせる、送る)

● ラテン語:ēmittere(外に向かって送り出す、放つ)

● 1620年代、そのままのコア意味を持って英語の「emit」へ

 

 
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「送る」というと日本語では手紙などをイメージしがちですが、語源となったラテン語のmittereは「掴んでいた手を離して、向こうへ行かせる」というニュアンスが強いんです。だからこそ、光やガスが内側から解き放たれて飛び出す意味に繋がったわけですね!

 

構成パーツ(接頭辞・語根)で関連単語も一緒に覚える!

 

「e-(外に)」と「mit-(送る)」というパーツの知識があれば、他のたくさんの難単語も芋づる式に覚えることができます!

 

接頭辞 “e-“(外に、外へ)を持つ他の単語

”e-”は「外に、外へ(※ex-が後ろの文字に合わせて変形したもの)」を意味するパーツです。

  • evaporate(蒸発する)
    ⇒ e-(外に)+ vapor(水蒸気)+ -ate(動詞にする)= 水分が外へ湯気になって飛んでいく
  • erase(消去する)
    ⇒ e-(外に)+ rase(こする)= 文字などをこすって外へ放り出す
  • educate(教育する)
    ⇒ e-(外に)+ duc(導く)+ -ate(動詞にする)= 子供の才能を外へと引き出す

 

語根 ”mit-” / “mis-“(送る、放す)を持つ他の単語

”mit-”は「送る、放す、行かせる」を意味する非常に重要なパーツです。

  • transmit(送信する、伝える)
    ⇒ trans(越えて・向こうへ)+ mit-(送る)= 離れた場所へ情報を送る
  • admit(入場・入学を認める、承認する)
    ⇒ ad(〜の方へ)+ mit-(行かせる)= 中へ入ることを許可する
  • commit(委託する、深く関わる)
    ⇒ com(完全に)+ mit-(送る)= 自分の身や約束を完全に相手へ送り届ける
  • permit(許可する)
    ⇒ per(通して)+ mit-(行かせる)= 障害なく通り抜けさせる

 

”emit”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

最後に、”emit”の意味と覚え方についてのまとめです。

パーツ構成 ⇒「e-(外に)」+「mit-(送る、放す)」
コアイメージ ⇒「内から外に向かって送り出す」
主な意味 ⇒「(光・熱・ガスなどを)放つ、排出する」「(音・声などを)出す」
文法の注意点 ⇒ 過去形はtを重ねて **“emitted”**、名詞形は環境問題の重要語 **“emission”**!

 

 
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【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

 

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」