- 1 easyの意味と使い方|easy to doとeasy for 人の違い、take it easyも例文で解説
- 1.1 easyの意味・発音・品詞
- 1.2 easy to doとeasy for 人の違い
- 1.3 easy to doとeasy for 人を使い分ける4パターン
- 1.4 easyとeasilyの違い|形容詞と副詞
- 1.5 easy enoughの意味と語順
- 1.6 take it easyの意味は3つ|「気楽に受け取る」がコアイメージ
- 1.7 go easy onの意味|人には「手加減」、物には「控えめ」
- 1.8 easyとsimpleの違い
- 1.9 easyの語源|ease「安楽・負担のなさ」と同じ家族
- 1.10 easyの覚え方|「EASY=力を抜いて進める」
- 1.11 easyのよくある間違い
- 1.12 easyと一緒に覚えたい頻出コロケーション
- 1.13 easyの理解度チェック
- 1.14 easyの意味と使い方まとめ
easyの意味と使い方|easy to doとeasy for 人の違い、take it easyも例文で解説
easyは「簡単な」と訳される、英語初級で必ず習う単語です。しかし実際には、easy to do、easy for 人、take it easy、go easy onなど、形によって意味と文の作り方が変わります。
先に結論をまとめると、easyのコアイメージは「力を入れなくても進められる」です。
easyの重要表現を先に確認
●It is easy to do.=〜することは簡単だ
●物+be easy to do=その物を〜するのは簡単だ
●It is easy for 人 to do.=人が〜するのは簡単だ
●物+be easy for 人=その物・ことは人にとって簡単だ
●easy enough=必要な程度には簡単だ/十分簡単だ
●take it easy=無理せず休む、落ち着く、じゃあね
●go easy on 人=人に手加減する、厳しくしすぎない
●go easy on 物=物を使いすぎない、控えめにする
easy to useは分かるけど、easy for meとかeasy for beginnersになると、toとforのどっちを使うのか混乱する…!
大丈夫です!toの後ろには「動作」、forの後ろには「その人」を置くと考えれば整理できます。まずeasyの基本から見ていきましょう。
easyの意味・発音・品詞
easyの発音は、イギリス英語・アメリカ英語ともにおおむね/ˈiːzi/です。カタカナでは「イーズィ」に近く、最初のイーにアクセントがあります。比較級はeasier、最上級はeasiestです。
中心的な意味は、次の3つです。
- 難しくない、少ない努力でできる
- 楽な、心配や苦痛の少ない
- ゆったりした、厳しくない
The exam was easy.
試験は簡単でした。
She has an easy manner.
彼女には気取らない、くつろいだ雰囲気があります。
Walk at an easy pace.
無理のないゆっくりしたペースで歩いてください。
「簡単」という日本語だけで覚えると、easy paceやtake it easyが理解しにくくなります。easyには、緊張・負担・抵抗が少ない状態という共通感覚があります。
easy to doとeasy for 人の違い
検索で最も迷いやすいのが、easy to doとeasy for 人です。両者は競合する形ではありません。役割が違うため、同じ文の中で一緒に使うこともできます。
●to do:何をするのが簡単なのかを示す
●for 人:誰にとって簡単なのかを示す
It is easy for beginners to use this app.
初心者がこのアプリを使うのは簡単です。
この文では、for beginnersが「誰にとって」、to useが「何をする」を担当しています。
It is easy to do|〜することは簡単だ
最も基本的な形はIt is easy to+動詞の原形です。ここでitは形式主語で、本当の内容は後ろのto不定詞です。
It is easy to make mistakes.
間違えるのは簡単です。
It’s easy to see why she is popular.
彼女が人気の理由は簡単に分かります。
It isn’t easy to change old habits.
古い習慣を変えるのは簡単ではありません。
日本語では「簡単に〜する」と訳すこともありますが、文法上のeasyは形容詞です。動詞を直接修飾する副詞easilyとは区別します。
物+be easy to do|その物を〜するのが簡単だ
This book is easy to read.のように、物を主語にする形も頻出します。
This bag is easy to carry.
このバッグは持ち運びやすいです。
The website is easy to navigate.
そのウェブサイトは簡単に見て回れます。
These instructions are easy to follow.
この指示は従いやすいです。
この形では、主語がto不定詞の動作の対象になります。
主語とto不定詞の関係
This book is easy to read.
意味上はread this book(この本を読む)という関係です。
そのため、× This book is easy to read it.のようにitを足しません。this bookがすでにreadの目的語の役割をしているからです。
「この本は読むのが簡単」だから、readの後ろにitを置きたくなるけど、主語のthis bookがもう目的語なんだね。
そのとおりです!easy to read、easy to use、easy to understandは、主語と動詞の意味上のつながりを意識するとミスが減りますよ。
easy for 人|人にとって簡単・楽・都合がよい
for 人は、難易度や都合を判断する人を示します。
Math is easy for her.
数学は彼女にとって簡単です。
This exercise may not be easy for beginners.
この練習は初心者には簡単ではないかもしれません。
Would 3 p.m. be easier for you?
午後3時のほうがあなたには都合がよいですか。
最後の例では「難易度」ではなく、予定上の「都合・負担の少なさ」を表しています。easyは「楽に対応できる」という広い意味を持つためです。
It is easy for 人 to do|人が〜するのは簡単だ
to doとfor 人を組み合わせると、「誰が何をするのが簡単か」を一文で明確にできます。
It is easy for children to learn this game.
子どもがこのゲームを覚えるのは簡単です。
It was easy for me to find the station.
私がその駅を見つけるのは簡単でした。
語順はIt is easy+for 人+to doです。× It is easy to do for meが常に文法違反というわけではありませんが、誰が行うかを示す一般的な形ではfor 人をto不定詞の前に置きます。
easy to doとeasy for 人を使い分ける4パターン
| 形 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| It is easy to do | 〜するのは簡単 | It’s easy to forget. |
| 物 is easy to do | その物を〜しやすい | This chair is easy to move. |
| 物 is easy for 人 | その物は人にとって簡単 | The test was easy for me. |
| It is easy for 人 to do | 人が〜するのは簡単 | It’s easy for me to remember. |
迷ったら、まず「何をする?」をto doで、「誰にとって?」をfor 人で補います。
easyとeasilyの違い|形容詞と副詞
easyは基本的に形容詞、easilyは副詞です。
This task is easy.
この作業は簡単です。
I can do this task easily.
私はこの作業を簡単にできます。
be動詞の後ろで主語の状態を説明するならeasy、一般動詞のやり方を説明するならeasilyが基本です。
よくある誤り
× I can easy understand it.
○ I can easily understand it.
私はそれを簡単に理解できます。
○ It is easy to understand.
それは理解しやすいです。
ただし、口語や決まり文句ではeasyが副詞的に使われることがあります。Take it easy.やGo easy on the salt.はその代表です。初学者は、自由にeasyを副詞として使うのではなく、まず決まった表現として覚えましょう。
easy enoughの意味と語順
enoughが形容詞を修飾するときは、形容詞の後ろに置きます。そのためeasy enoughが正しく、× enough easyとはしません。
The test was easy enough.
そのテストは十分簡単でした。
This box is light enough to carry.
この箱は運べる程度に軽いです。
The instructions are easy enough for beginners to follow.
その説明は初心者でも従えるくらい簡単です。
easy enoughには、文脈によって2つの読み方があります。
- 必要な程度に簡単:目的を達成できるほど難しくない
- まあ簡単だ:会話で控えめに「それほど難しくない」と評価する
“How was the exam?” “Easy enough.”
「試験どうだった?」「まあ簡単だったよ。」
very easyは「とても簡単」、easy enoughは「必要なラインを超えるくらい簡単」って感じなんだね。
いい捉え方です!veryは程度を強め、enoughは必要条件を満たすと覚えましょう。
take it easyの意味は3つ|「気楽に受け取る」がコアイメージ
take it easyは日常会話で非常によく使われる表現です。直訳で「それを簡単に取る」と考えるより、状況に力を入れすぎず対応するとイメージすると分かりやすくなります。
1. 無理をしない・ゆっくり休む
You should take it easy for a few days.
数日間は無理せずゆっくりしたほうがいいですよ。
I’m going to take it easy this weekend.
今週末はのんびり過ごすつもりです。
病気や疲労のある人に使うと、「頑張りすぎないで」「安静にして」という意味になります。
2. 落ち着いて・興奮しないで
Take it easy. I’m just trying to help.
落ち着いて。助けようとしているだけだよ。
相手が怒ったり焦ったりしているときの「まあまあ」「落ち着いて」に当たります。ただし、強く怒っている相手に言うと「落ち着けと言われたくない」と反発されることもあるため、口調には注意が必要です。
3. 別れ際の「じゃあね」
Take it easy! See you next week.
じゃあね!また来週。
非常にカジュアルな別れの挨拶です。「無理すんなよ」「元気でね」という親しみを含みます。仕事上の正式なメールの結びには向きません。
go easy onの意味|人には「手加減」、物には「控えめ」
go easy onは、onの後ろが人か物かで日本語訳が変わります。しかし共通するイメージは、圧力や使用量を弱めることです。
go easy on 人|厳しくしすぎない・手加減する
Go easy on him. It’s his first day.
彼に厳しくしすぎないで。初日なんだから。
The coach didn’t go easy on us.
コーチは私たちに手加減しませんでした。
批判、処罰、練習、競争などで相手への圧力を弱める表現です。
go easy on 物|使いすぎない・摂りすぎない
Go easy on the salt.
塩は控えめにしてください。
I’m trying to go easy on coffee.
コーヒーを控えめにしようとしています。
食材、飲み物、お金など、量を抑えたいものに使えます。go easy withも使われますが、go easy onが学習者には覚えやすい定番です。
●take it easy:自分や相手が力まず、休む・落ち着く
●go easy on 人:その人への厳しさを弱める
●go easy on 物:その物の使用量を抑える
easyとsimpleの違い
easyとsimpleはどちらも「簡単」と訳されますが、easyはする人の努力、simpleは対象の構造に注目します。
The rules are simple, but the game is not easy.
ルールは単純ですが、そのゲームは簡単ではありません。
The technology is complex, but the device is easy to use.
技術は複雑ですが、その機器は簡単に使えます。
easy to useは利用者の負担が少ない、simple to useは操作手順が複雑でない、という焦点の差があります。5語全体の比較は「easy・simple・basic・straightforwardの違い」で詳しく解説しています。
easyの語源|ease「安楽・負担のなさ」と同じ家族
Merriam-Websterによると、easyは中英語esy、アングロフランス語の形を経て、ease(楽、安らぎ)につながります。現代英語でもeaseは名詞で「安心・容易さ」、動詞で「和らげる、楽にする」を表します。
This medicine should ease the pain.
この薬で痛みが和らぐはずです。
She completed the task with ease.
彼女はその作業を難なく終えました。
つまりeasyは、単なる「問題が簡単」ではなく、痛み・心配・努力から解放されている状態を表す語として発達してきました。だからeasy chair(くつろげる椅子)、easy pace(無理のないペース)、take it easy(力を抜く)にも同じ感覚が残っています。
easyの覚え方|「EASY=力を抜いて進める」
easyを覚えるときは、試験問題だけでなく「肩の力が抜けた人」をイメージしてください。
easyの記憶イメージ
難しい坂:力を入れないと進めない
↓
easyな坂:傾きがゆるく、少ない力で進める
この「抵抗の少なさ」から、簡単・楽・穏やか・ゆっくり・厳しくないという意味がつながります。
あわせて次のかたまりで覚えると、文を作りやすくなります。
- easy to use:使いやすい
- easy for me:私には簡単・都合がよい
- easy enough:十分簡単
- take it easy:無理しない
- go easy on:厳しくしない/控えめにする
- easier said than done:言うは易く行うは難し
easyのよくある間違い
× easy to meではなく、基本はeasy for me
「私にとって簡単」はeasy for meです。
○ This is easy for me.
これは私には簡単です。
easy to meは通常、この意味では使いません。toはeasy to understandのように動詞の原形へつなげます。
× enough easyではなくeasy enough
形容詞を修飾するenoughは後置します。
○ It’s easy enough.
それは十分簡単です。
× I did it easyではなく、標準的にはeasily
○ I did it easily.
私はそれを簡単にやりました。
easyを副詞的に使うのは、take it easyなどの決まり文句や一部の口語に限って覚えるのが安全です。
人にeasyと言い切らない
She is easy.は文脈によって失礼な性的含意を持ち得ます。「話しやすい」ならShe is easy to talk to.、「おおらか」ならShe is easygoing.と具体的に言いましょう。
easyと一緒に覚えたい頻出コロケーション
easyは単独の意味だけでなく、名詞との組み合わせで覚えると実際の会話や英作文で使いやすくなります。
an easy choice|迷わず選べる選択
Choosing the cheaper plan was an easy choice.
より安いプランを選ぶのは迷わない選択でした。
選択肢の数が少ないという意味ではなく、判断にほとんど迷いがなかったことを表します。
an easy mistake to make|ついやってしまう間違い
It’s an easy mistake to make.
それは、ついやってしまいがちな間違いです。
「簡単なミス」ではなく、「多くの人が無理なく、うっかり犯してしまう間違い」という自然な慰めの表現です。
within easy reach|簡単に手が届く範囲に
Keep your phone within easy reach.
スマートフォンをすぐ手が届く所に置いてください。
物理的に取りやすいだけでなく、目標やサービスが「容易に利用できる範囲」にある場合にも使われます。
the easy way out|楽な逃げ道
Quitting now would be the easy way out.
今やめるのは、楽な逃げ道を選ぶことになるでしょう。
必要な努力や責任を避ける、やや否定的な表現です。easyがいつも肯定的とは限らないことも分かります。
easier said than done|言うは易く行うは難し
“Just stay calm.” “That’s easier said than done.”
「落ち着いていればいいよ」「言うのは簡単だけど、実際には難しいよ。」
助言が現実には実行しにくいと指摘する定番表現です。直訳に近い日本語のことわざがあるため、まとまりで覚えやすいでしょう。
easyの理解度チェック
- 「このアプリは初心者でも使いやすい」を英語にしてください。
- 「塩は控えめにして」をgo easy onで表してください。
- 「今週末はのんびりします」をtake it easyで表してください。
- 「この問題は私には十分簡単です」をeasy enoughで表してください。
解答例
1. This app is easy for beginners to use.
2. Go easy on the salt.
3. I’m going to take it easy this weekend.
4. This problem is easy enough for me.
最後に、例文を声に出しながら、形と意味をセットで確認しましょう。
easyの意味と使い方まとめ
●easyのコアイメージは「力を入れなくても進められる」
●to doは「何をするのが簡単か」、for 人は「誰にとって簡単か」を示す
●This book is easy to read.では、this bookがreadの意味上の目的語なのでitを足さない
●easy enoughは「必要な程度には簡単」。enoughは形容詞の後ろ
●take it easyは「無理しない・落ち着く・じゃあね」
●go easy on 人は「手加減する」、go easy on 物は「控えめにする」
●easyは人の負担、simpleは物事の構造に焦点を置く
easyは短い単語ですが、「簡単」から「気楽・控えめ・手加減」まで一本のイメージでつながる便利な語です。まずはeasy to do / easy for 人 / take it easy / go easy onの4本柱を、例文ごと覚えてくださいね!
参考文献
Cambridge Dictionary, “easy” / “take it easy” / “go easy”
Cambridge English Grammar Today, “Enough” / “Easy or easily?”
Merriam-Webster.com Dictionary, “easy”