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【語源も分かって、忘れない】英単語「derive」の意味と使い方・覚え方・文法解説【de-(引き離す)+riv-(川)=本流の川から水を引き離して新しい流れを導き出す】

こんにちは、コダックです。

 

英語学習、とくに英単語を記憶する上で大切なのは以下の2つ。

①あらゆる方法(目・耳・口・手)を使って脳を刺激する事
②語源や単語のパーツ構成(接頭語・接尾語)などを関連付けて記憶する事

そう!関連付けが強ければ強いほど、記憶に残りやすい

この記事では英単語を語源や構成パーツ、使い方など、多方面からの知識を関連付けし、効率良く記憶する事を目的にしています。

 

 
コダック
今日の英語表現は”derive”

「de-(引き離す)」+「riv-(川)」のパーツで構成されている単語です。

本流の川から水を引き離して新しい流れを導き出すがコアイメージで、“derive“=「〜に由来する、〜から派生する」「(利益や喜びを)引き出す、得る」の意味を持ちますよ!

 

”derive”の意味と使い方・文法解説 コアイメージは「本流の川から水を引き離して新しい流れを導き出す」

 

”derive(発音:diráiv/ディライブ【動詞】)”は「〜に由来する、〜から派生する」「(利益などを)引き出す」の意味を持つ単語です。

「de-(引き離す)」+「riv-(川)」のパーツで構成されている単語で、「本流の川から水を引き離して新しい流れを導き出す」がコアイメージです。

 

 
コダック
大きな本流(riv-)から、ルートを変えて手元へと水を切り離して(de-)引っ張ってくること。

そこから、言葉や文化が元の源流から流れて生まれる「「〜に由来する・派生する」」ことや、源泉から良いものを引っ張ってくる「(利益や喜びを)引き出す、得る」のが”derive”なわけですね!

 

【超重要】自動詞と他動詞で使い方が変わる!文法解説

”derive”を使う上で、試験やビジネスで最も狙われやすいのが**「自動詞」と「他動詞」の文法的な使い分け**です。川から水を引くイメージを持つと、どちらの形もスッキリ納得できますよ!

 

”derive”の2つの文法パターン

① 【自動詞パターン】 derive from 〜 (〜に由来する、〜から派生する)
⇒ 主語そのものが、ある源泉から水が流れるように「発生している」ときに使います。

② 【他動詞パターン】 derive A from B (BからAを引き出す、得る)
⇒ 自分が(主語が)、Bという源泉から、A(喜びや利益など)を能動的に「引っ張ってくる」ときに使います。
※受動態の **be derived from 〜** になると、「〜から引き出されている=〜に由来する」となり、①とほぼ同じ意味になります!

 

 
「由来する」??
 
コダック
例えば「多くの英語の単語はラテン語に由来する(derive from Latin)」と言えば、ラテン語という大きな木の幹があって、そこから枝分かれした(=由来した)のが英語というイメージです。
ちょうど下図のようなイメージですね。

derive イメージ図

このように”大元の源泉からルートを作って、新しいものや価値をそこから流れ出させる”という意味から、言語の歴史を語るアカデミックな場面から、ビジネスの利益還元の表現にいたるまで広く使用されます。

例文

・The English word “faculty” derives from Latin.
(英語の「faculty」という単語はラテン語に由来する。[自動詞の例])
・She derives great comfort from her religion.
(彼女は自分の信仰から大きな慰めを得ている。[他動詞の例])

※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

”derive”の関連語①:「由来する・発生する」を意味する単語”originate/stem”

 
コダック
せっかく”derive”を覚えるのであれば、似たような意味を持つ単語も一緒に覚えてしまいたい所です!

例えば”originate”や”stem”なども「〜に由来する」を意味する単語ですよ!

 

”derive”の類義語
⇒「由来する」の意味を持つ単語”originate/stem”

 

 
なるほど…、ちなみにそれぞれの表現に違いはあるの??

 

 
コダック

イメージの違いとしては

derive (from) ⇒「大きな川の流れから、新しい流れとして枝分かれして出てくる」だから系統的な由来・派生
originate (in/from) ⇒「すべての始まりとなる最初の一歩(起点・オリジン)がそこで起きる」だから(場所や人による)発祥、創始
stem (from) ⇒「植物の茎(stem)や根っこから、ニョキッと新しい芽が伸びる」だから(問題や原因から生じる)起因

といった感じです!

 
う~ん…分かったような、分からないような…
 
コダック
確かに、これだけ言われても分かりづらいかもしれませんね…汗
それぞれのイメージを実際の表現を見ながら確認してみましょう!

 

例文で見る!”derive/originate/stem”のイメージの違い

●derive from a Latin root
「(言葉の川を上流へと遡ると)ラテン語の語根に由来する」
⇒ 言語などの歴史の流れに沿って受け継がれてきたイメージ

●The custom originated in Japan.
「その習慣は日本で生まれた[発祥した]」
⇒ 「一番最初にそれを作ったのはここ!」という歴史のスタート地点のイメージ

●His anger stems from jealousy.
「彼の怒りは嫉妬に起因している[根ざしている]」
⇒ 嫉妬というドロドロした根っこから、怒りという悪い草がニョキッと生えてきたイメージ

 

”derive”の関連語②:「引き出す」を意味する単語”obtain/extract”

 
コダック
せっかく”derive”の持つ「源泉から良いものを引き出す」という意味についても、

類義語があるので覚えてしまいましょう!

 

”derive”の類義語
⇒「引き出す」の意味を持つ単語”obtain/extract”
 

 

 
コダック

それぞれの表現の違いとしては

derive ⇒「素晴らしい情報や利益などの価値を、源泉から自然に引き出す」だから(無形のものとしての)抽出・獲得
obtain ⇒「必要な手続きや努力を経て、欲しかった権利や具体的なモノを掴み取る」だから(正式な)入手、取得
extract ⇒「中に埋もれているものから、力を使って外(ex-)へギュッと搾り取る」だから(物理的な成分などの)抽出、抜き出し

といったイメージです。

 

 

 
コダック
せっかくですので、こちらも例文を通じて感覚を掴んじゃいましょう!

 

例文で見る!”derive/obtain/extract”のイメージの違い

●derive information from the report
「その報告書から(重要なニュアンスや情報を)引き出す。」
⇒ エッセンスを自分の脳内に引き込んで役立てるイメージ

●obtain a driver’s license
「(教習所に通って国から正式に)運転免許を取得する。」
⇒ プロセスをこなして、形のあるものをしっかり手に入れるイメージ

●extract oil from olives
「オリーブから(ギューッと圧力をかけて)油を抽出する。」
⇒ 中にあるエキスを物理的に引っ張り出すイメージ

 

 

”derive”の文法・語法 ニュースでよく見る名詞形「derivative」の罠

“derive”の意味や類義語との違いが分かったところで、ここからは実際のライティングや経済ニュースで特に差がつく「名詞形(派生語)の文法ルール」を解説します!

 

“derive” から生まれた名詞には “derivation”“derivative” の2つがありますが、特に後半の単語はビジネスパーソン必須の重要ワードですよ!

 

① derivation(名詞:主に不可算名詞)
⇒ 「由来、派生、起源」 ※言葉や文化がどこから流れてきたかという「プロセス・概念」を指す

② derivative(名詞:可算名詞 / 形容詞)
⇒ 【名詞】「派生物」、(金融の)「金融派生商品、デリバティブ」
⇒ 【形容詞】「派生的な、模倣した」

 

 
あ!ニュースでよく聞く「デリバティブ取引」のデリバティブって、この “derive” からきてたんだ!

 

 
コダック
その通りです!

金融用語の「デリバティブ」は、債権や為替という「元々の本流の金融商品」から、リスクヘッジなどの目的のために新しくルートを切り離して(de-)作った「派生商品」だから、 “derivative(複数形は derivatives)” と呼ばれるわけです。

また、化学の分野で原油などから作られる「派生物・誘導体」や、アートの分野でオリジナルからアイディアを引っ張ってきた「模倣作品(形容詞:derivative)」を指すときも、すべて数えられる名詞や形容詞としてこの形が使われますよ!

 

実際の例文で、sの有無やそれぞれの使われ方のパターンを確認しておきましょう!

① 名詞形 derivation(起源:不可算名詞)の例文
The derivation of this word is unknown.
(この単語の**起源[由来]**は不明である。※由来という抽象的な概念なので s はつかない)

② 名詞形 derivative(派生商品:可算名詞)の例文
The bank invested a lot of money in financial derivatives.
(その銀行は、**金融派生商品[デリバティブ]**に多額の資金を投資した。※具体的な商品を数えている)

③ 形容詞用法 derivative(派生的な・二番煎じの)の例文
Her art style is a bit derivative of Picasso.
(彼女の芸術スタイルは、少々ピカソの**派生的[模倣的]**なものである。)

 

「言葉の起源そのものを指すときは derivation」「ニュースに出てくる派生物や金融商品のときは数えられる名詞の derivatives になる」というルールを知っておくだけで、アカデミックな長文から日経新聞などの経済ニュースにいたるまで、英語の理解度がガツンと深まりますよ!

 

”derive”の語源はラテン語「dērīvāre」 意味は「流れを導く、別の方向へそらす」

 

”derive”の語源についても、確認していきましょう。

”derive”の語源はラテン語の”dērīvāre(デーリーヴァーレ)”です。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”derive”の起源について、下記の記載があります。

Origin of derive
First recorded in 1350–1400; Middle English diriven, deriven “to flow, draw from, spring,” from Anglo-French, Old French deriver, from Latin dērīvāre “to lead off,” equivalent to dē- de- + rīv(us) “a stream” + -āre infinitive suffix

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容からみるに、”derive”はラテン語からフランス語を経由して発祥している模様。

 

”derive”の語源(起源~発祥まで)
●ラテン語「dē-(引き離す)」+「rīvus(小川、流れ “a stream”)」

●ラテン語「dērīvāre(本流から流れを別の場所へ導く、引き出す “to lead off”)」

●アングロ=フランス語、古期フランス語「deriver」

●14世紀後半(1350〜1400年頃)に、中期英語(Middle English)の「diriven / deriven(流れ出る “to flow”、引き出す “draw from”)」として定着

 

 

 
コダック
流れとしては上記の感じなわけですね!

Dictionary.comの案内にも綺麗にある通り、この単語は接頭辞の「dē-(引き離して)」に、ラテン語で小川を意味する「rīvus」が合体した(equivalent to)成り立ちです。この「rīvus」というパーツは、私たちが毎日使う **river(川)** の大元でもあります。つまり、「川(river)から水を自分の田んぼに引いてくる(de-)」という古代の農業的なアクションが、何百年も経って「言葉のルーツを引き出す」「〜に由来する」という知的な意味に変化したわけですね!

 

 

構成パーツで覚える”derive” 「de-」+「riv-」

 

ここからは構成パーツの面から”derive”について覚えていきましょう

”derive”の構成パーツは「de-(引き離す、別の場所へ)」+「riv-(川、流れ)」のパーツです。

 

つぎから各パーツについて紹介していきます。

“de-“は「引き離す、別の場所へ、下に」を意味するパーツ

”de-”は、元の本流やメインストリームから別のルートへ「引き離す」という離脱のベクトルを持つパーツです。

 

 
コダック
例えば”depart”という単語は「de-(今いる場所から離れて)」+「part(わかれる)」で構成されており、

今いる場所から離れていく(=「出発する、立ち去る」)を表しています。

 

 

その他にdeceive(正しい道から引き離して捕らえる→だます)、decline(下の方に傾く→衰退する、断る)なども”de-”を使用する単語です。

 

”riv-”は「川、流れ、ストリーム」を意味するパーツ

”riv-”は、ラテン語の rīvus(小川)に由来し、水がサラサラと絶え間なく流れている線を表すパーツです。

 

 
コダック
例えばおなじみの単語である”river”は、まさに水が流れる場所そのもの(=「川、河川」)を表しています。

 

 

その他にrival(ライバル、好敵手 ※元々は「同じ小川の水を利用し合う隣人」からライバルという意味に発展!)、rivulet(細流、小川)等も”riv-”を使用する単語です。

 

”derive”の意味と語源・覚え方のまとめ

以下、”derive”の意味と覚え方についてのまとめです。

●”derive”は「de-(引き離す)」+「riv-(川)」のパーツで構成されている単語
⇒コアイメージは「本流の川から水を引き離して新しい流れを導き出す」
⇒”derive”=「〜に由来する、〜から派生する」「(利益や喜びを)引き出す、得る」の意味

●「river(川)と同じ根っこを持ち、本流から別のルートに水を引っ張ってくる(de)」というコアがあるからこそ、元の言葉から新しい意味を引っ張ってくる「派生する」という意味になり、源泉からメリットを引き入れる「(利益を)得る」という意味にスッキリと繋がります。文法上、**derive from 〜(自動詞:〜に由来する)** と **derive A from B(他動詞:BからAを引き出す)** の形をイメージとセットでグループ化して覚えるのがおすすめですよ!

 
 
コダック
単語をパーツに分解してイメージで捉えると、一見小難しそうな学術用語に見える「derive(由来する)」が、実は私たちがよく知る「river(川)」や「rival(ライバル)」と全く同じ『小川(rīvus)』のイメージから地続きで生まれているのがよく分かりますよね!

ぜひ今回の方法を参考に、たくさんの英単語を効率よくマスターしていきましょう!最後までお読みいただきありがとうございました!

 
 
 
 
 
 
コダック
当サイトでは英語表現について、このように語源、語法・文法、覚え方の面から解説を行っています。
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」