今日の英単語はproblemです!
problemは「問題」と覚えるだけでは不十分です。大切なのは、答え・原因・解決策を見つけ、前進を妨げるものを取り除くという感覚。
そして最も迷いやすいのがsolve a problemとdeal with a problemの違いです。solveは「解決というゴールに到達する」、deal withは「問題に向き合って処理する」。対応したからといって、必ず解決したとは限りません。
- 1 solve a problemとdeal with a problemの違い|結論
- 2 problemの意味・発音・品詞
- 3 problemのコアイメージは「目の前に投げ出された課題」
- 4 problemの基本的な使い方
- 5 solve a problemの使い方|答えを見つけて終わらせる
- 6 deal with a problemの使い方|受け止めて対処する
- 7 solveとdeal withを時系列で理解する
- 8 cause a problemの意味|問題を引き起こす
- 9 no problemの意味は一つではない
- 10 problemとissueの違い
- 11 problemとtrouble・difficultyの違い
- 12 problemと一緒に覚えたい頻出コロケーション
- 13 よくある間違いと自然な言い換え
- 14 ビジネスメールで使えるproblemの例文
- 15 problemの理解度チェック
- 16 problemの意味・使い方まとめ
solve a problemとdeal with a problemの違い|結論
最初に覚える違い
●solve a problem:問題の答え・原因・解決策を見つけ、問題を解決する
⇒ 結果・完了に焦点。「もう問題ではない」状態を示しやすい。
●deal with a problem:問題を放置せず、対応・処理する
⇒ 行動・プロセスに焦点。対応中でも使え、完全解決を保証しない。
solveはゴール、deal withは問題に向き合う仕事と覚えると迷いません。
【例文】
・We solved the problem by replacing the battery.
(バッテリーを交換して問題を解決しました。)
→ 原因に対する解決策が機能し、問題が終わった。
・We are dealing with the problem now.
(現在、その問題に対応しています。)
→ 作業中であり、まだ解決済みとは限らない。
・The new software solved our scheduling problem.
(新しいソフトがスケジュール管理の問題を解決しました。)
→ 導入後に障害がなくなった結果を示す。
・The support team deals with customer problems.
(サポートチームは顧客の問題に対応します。)
→ 仕事として受け付け、調査し、案内する一連の行為。
deal withも辞書だと「解決する」って訳されることがあるよね。それならsolveと同じじゃないの?
いいところに気づきましたね!deal withした結果としてsolveできることは多いので、日本語訳ではどちらも「解決する」になります。
でも、We dealt with the complaint.は「苦情に対応した」で、返金したのか説明したのか、顧客が納得したのかまでは分かりません。一方、We solved the problem.は問題を終わらせる有効な答えが見つかったところまで伝えます。
problemの意味・発音・品詞
problemの基本情報
綴り:problem
品詞:名詞(基本は可算名詞)/形容詞的用法もある
発音:イギリス英語 /ˈprɒb.ləm/、アメリカ英語 /ˈprɑː.bləm/
アクセント:最初のprobに置く
複数形:problems
主な意味:解決すべき問題、困難の原因、設問・課題
カタカナの「プロブレム」は、最初の「プロ」を平らに読むと英語らしいリズムから離れます。英語ではPROB-ləmのように第1音節を強く、後半を弱く短く発音します。
problemは基本的に数えられます。a problem / one problem / several problemsが可能です。「問題がある」はThere is a problem.、「問題がいくつかある」はThere are some problems.です。
problemのコアイメージは「目の前に投げ出された課題」
problemの語源をたどると、ギリシャ語のproblēmaに行き着きます。これは「前へ」を表すpro-と、「投げる」を表すballeinに関係し、文字どおりには前に投げ出されたものという発想です。
もともとは「検討や解決のために提示された問い・課題」を表し、そこから数学の問題、議論すべき難問、前進を妨げる困難へ意味が広がりました。
道を歩いている自分の前に、突然大きな箱がポンと投げ出された場面を想像してください。
・箱の正体を調べる
・動かす方法を考える
・乗り越える、または取り除く
この「目の前に置かれ、答えや処理を要求してくるもの」がproblemです。単に嫌な気分ではなく、考えて対処すべき対象として輪郭があるのがポイントです。
problemの基本的な使い方
1. a problem with+人・物|〜に問題がある
a problem with …は、特定の人・物・仕組みについて不具合、不満、対立があるときの基本形です。
【例文】
・There is a problem with the air conditioner.
(エアコンに問題があります。)
→ 機械の不具合。
・I have a problem with this plan.
(私はこの計画に問題があると思います。)
→ 反対・懸念・受け入れにくさ。
・Do you have a problem with me?
(私に何か文句がありますか。)
→ 口調によっては挑発的。
・We had problems with the supplier.
(私たちはその仕入先との間に問題がありました。)
→ 複数の不具合や関係上の問題。
I have a problem with …は二つの方向があります。一つは「〜が故障して困っている」、もう一つは「〜に賛成できない・気に入らない」です。
I have a problem with my laptop.ならノートパソコンの不具合ですが、I have a problem with your attitude.なら「あなたの態度に不満がある」です。人や意見を後ろに置くときは、かなり直接的な批判になり得ます。
2. the problem is that …|問題は〜ということだ
問題の核心や原因を文で説明するときは、The problem is that+文が便利です。
【例文】
・The problem is that the data is incomplete.
(問題は、データが不完全なことです。)
・The only problem is that it is too expensive.
(唯一の問題は、それが高すぎることです。)
・One problem is that we cannot test it today.
(一つの問題は、今日それをテストできないことです。)
thatは会話では省略されることもありますが、初学者は入れておくと構造が見えやすくなります。「問題=名詞」ではなく、問題の中身が一文の場合に使える重要表現です。
3. a problem doing / a problem with doing|〜するうえでの問題
have problems doingは使えますが、「〜するのが難しい」という意味だけならhave trouble doingやhave difficulty doingのほうが自然な場面も多くあります。
【例文】
・We had problems installing the update.
(アップデートのインストールで問題が起きました。)
→ 複数の技術的問題を意識しやすい。
・I had trouble installing the update.
(アップデートのインストールに苦労しました。)
→ 自分が手こずった経験に焦点。
・I had difficulty understanding the instructions.
(説明を理解するのが難しかったです。)
→ 理解の難しさに焦点。
solve a problemの使い方|答えを見つけて終わらせる
solveは、問題・方程式・謎などに対して、答えや有効な解決策を見つける動詞です。語源には「結び目をほどく」という感覚があり、複雑に絡んだものを解きほぐして答えを出すイメージです。
目的語にはproblem / puzzle / mystery / equation / crimeなどがよく来ます。
【例文】
・Can artificial intelligence solve this problem?
(人工知能はこの問題を解決できますか。)
・We need to solve the problem at its source.
(問題を根本から解決する必要があります。)
・The detective solved the mystery.
(探偵はその謎を解きました。)
・This formula helps students solve equations.
(この公式は生徒が方程式を解くのに役立ちます。)
solveとfixの違い
solveは答え・方法を見つけること、fixは壊れた物や悪い状態を実際に直すことに強みがあります。
たとえば原因を特定して方針を決めればsolve the problemと言える場面があり、部品を交換して装置を修理する行為はfix the machineです。日常会話ではfix the problemも非常に一般的で、「問題を直す・解消する」となります。
deal with a problemの使い方|受け止めて対処する
deal withは、問題、人、状況、話題などに向き合って必要な処理をする句動詞です。問題が複雑で、すぐに完全解決できない場合にも使えます。
【例文】
・We need a plan to deal with rising costs.
(上昇する費用に対処する計画が必要です。)
・She deals with customer complaints every day.
(彼女は毎日、顧客の苦情に対応しています。)
・How should we deal with this problem?
(この問題にどう対処すべきでしょうか。)
・The policy is designed to deal with emergencies.
(その方針は緊急事態に対処するためのものです。)
deal withは「話題を扱う」にもなる
deal withの目的語がproblemでない場合、「対処する」以外に「〜を扱う、〜について論じる」という意味になります。
【例文】
・This chapter deals with workplace communication.
(この章は職場のコミュニケーションを扱います。)
・The report deals with three major issues.
(その報告書は三つの主要問題を扱っています。)
したがって、deal withを見たら必ず「解決する」と訳すのではなく、人に対応する/問題を処理する/テーマを扱うのどれかを文脈で判断します。
solveとdeal withを時系列で理解する
1. identify a problem:問題を特定する
↓
2. deal with the problem:調査・連絡・応急処置など、問題に対処する
↓
3. find a solution:解決策を見つける
↓
4. solve the problem:解決策を実行し、問題を解消する
↓
5. prevent the problem from happening again:再発を防ぐ
実際にはdeal withの中にsolveが含まれることもありますが、deal withは広い対応、solveは成功した結果という関係です。
cause a problemの意味|問題を引き起こす
cause a problemは「問題を引き起こす」です。causeは原因になることを明確に示すため、責任や因果関係を述べる文でよく使われます。
【例文】
・The delay caused a serious problem.
(その遅れが深刻な問題を引き起こしました。)
・Too much traffic can cause problems for local residents.
(交通量が多すぎると地域住民に問題をもたらすことがあります。)
・Will this change cause any problems?
(この変更で何か問題が起きますか。)
・I am sorry for the problems this error caused.
(この誤りが引き起こした問題について申し訳ありません。)
一つの特定の問題ならcause a problem、複数または一般的な悪影響ならcause problemsが自然です。丁寧な謝罪ではcause inconvenience「不便を生じさせる」もよく使います。
no problemの意味は一つではない
No problem.は初級表現ですが、文脈によって役割が変わります。
No problem. の4つの使い方
1. 依頼への返答:「いいですよ」「できます」
A: Can you send it today? / B: No problem.
2. お礼への返答:「どういたしまして」
A: Thanks for your help. / B: No problem.
3. 謝罪への返答:「気にしないで」
A: Sorry I am late. / B: No problem.
4. 文字どおり:「問題ありません」
There is no problem with the device.
会話のNo problem.は、「それは私にとって負担・障害ではない」が土台にあります。
お礼にNo problem.って言うと、「別に大したことしてないよ」みたいで失礼になることはない?
日常会話では自然です。ただ、相手や場面によってはYou’re welcome.やMy pleasure.のほうが丁寧に感じられます。
No problem.はカジュアルで、「全然負担じゃなかったよ」という親しみのある返答。接客や非常にフォーマルな場面では、相手の感謝を積極的に受け止める表現を選ぶと安心ですね。
problemとissueの違い
problemは解決すべき具体的な障害、issueは考えたり話し合ったり対応したりする論点・案件です。
【例文】
・The machine has a problem.
(機械に問題があります。)
→ 正常に動かない故障を強く示す。
・We are investigating an issue with the machine.
(機械に関する問題を調査しています。)
→ 原因を確定せず対応案件として表現。
・Poverty is a serious social problem.
(貧困は深刻な社会問題です。)
→ 社会に害を与える状況。
・Poverty is an important political issue.
(貧困は重要な政治課題です。)
→ 政策上、議論・判断する論点。
issueはproblemの単なる丁寧語ではありません。同じ対象でも、悪影響を問題視するのか、議論の対象として扱うのかで選択が変わります。詳しい比較はproblem・issue・trouble・difficultyの違いで整理しています。
problemとtrouble・difficultyの違い
problemは問題そのもの、troubleは困っている状態、difficultyは行為の難しさです。
・I have a problem with the lock.
⇒ 鍵に特定の問題がある。
・I am having trouble with the lock.
⇒ 鍵がうまく扱えず困っている。
・I have difficulty turning the key.
⇒ 鍵を回す動作が難しい。
同じ鍵でも、対象の欠陥・自分の困った状態・動作の難しさのどこに焦点を置くかで変わります。
problemと一緒に覚えたい頻出コロケーション
| 表現 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| identify a problem | 問題を特定する | We identified the main problem. |
| solve a problem | 問題を解決する | This update solved the problem. |
| fix a problem | 問題を直す | The engineer fixed the problem. |
| deal with a problem | 問題に対処する | We must deal with it quickly. |
| tackle a problem | 難しい問題に取り組む | The city is tackling pollution. |
| address a problem | 問題に注意を向けて対応する | The plan addresses the problem. |
| cause a problem | 問題を引き起こす | The error caused a problem. |
| prevent a problem | 問題を防ぐ | Checks can prevent problems. |
| face a problem | 問題に直面する | Small firms face the same problem. |
| overcome a problem | 問題を乗り越える | They overcame many problems. |
よくある間違いと自然な言い換え
間違い1:I have trouble.を「一つ問題があります」の意味で使う
I have trouble.は文脈なしでは「困っている」「面倒を抱えている」に近くなります。一つの話題を提示するならI have a problem.またはI have a question.です。
間違い2:対応を始めただけなのにWe solved it.と言う
調査中ならWe are dealing with it.、原因を確認中ならWe are looking into it.、修正作業中ならWe are working on it.が正確です。solveは完了を期待させるため、状況説明では使い分けが重要です。
間違い3:problemの前に冠詞を付けない
problemは基本的に可算名詞です。単数ならa problem / the problemが必要です。
× We have problem.
○ We have a problem.
○ We have problems.
間違い4:solveを人間関係のすべてに使う
solve a conflictも可能ですが、対立・紛争・意見の不一致にはresolve a conflict / resolve a dispute / resolve differencesがよく使われます。resolveは関係者間の問題を落ち着かせ、決着させる響きがあります。
ビジネスメールで使えるproblemの例文
【例文】
・We have identified a problem with your order.
(ご注文に関する問題を特定いたしました。)
・Our technical team is dealing with the problem.
(技術チームがその問題に対応しております。)
・The problem has now been solved.
(その問題は現在、解決済みです。)
・We apologize for any problems this may have caused.
(これによって生じた問題についてお詫びいたします。)
・Please let us know if the problem continues.
(問題が続く場合はお知らせください。)
顧客対応では、まだ直っていない段階でsolvedと言い切らないことが大切です。identified → investigating → dealing with → fixed/resolvedのように、進捗に合う動詞を選ぶと信頼感のある英文になります。
problemの理解度チェック
- 「現在その問題に対応中です」を、解決済みと誤解されにくい英語にする。
- 「その変更が新しい問題を引き起こした」を英訳する。
- 「問題は予算が足りないことです」を英訳する。
- solveとdeal withの違いを一言で説明する。
解答例
1. We are dealing with the problem now.
2. The change caused a new problem.
3. The problem is that we do not have enough budget.
4. solveは解決という結果、deal withは対応する過程。
「予算」は文脈によりbudgetだけでなく、enough money / sufficient fundingも使えます。
problemの意味・使い方まとめ
この記事のまとめ
●problemは基本的に可算名詞で、解決すべき具体的な障害・設問を表す。
●solve a problemは答えや方法を見つけて問題を解決する。完了・結果に焦点。
●deal with a problemは問題に向き合って対応する。調査中・処理中でも使える。
●have a problem withは物の不具合にも、人・意見への不満にも使う。
●cause a problemは問題を引き起こす。一般的・複数の悪影響ならcause problems。
●No problem.は依頼への承諾、お礼への返答、謝罪への「気にしないで」に使える。
●語源は「前に投げ出されたもの」。目の前に置かれ、答えを要求する課題と覚える。
●problemは障害、issueは検討対象、troubleは困った状態、difficultyは難しさ。
problemを使いこなすコツは、名詞だけで覚えずsolve・deal with・cause・haveとの組み合わせで覚えることです。
特に仕事では、We are dealing with it.(対応中)とWe have solved it.(解決済み)を言い分けるだけで、状況をずっと正確に伝えられますよ!