【語源も分かって、忘れない】英単語「criterion」の意味と使い方・覚え方・文法解説【分ける為の手段】

 

 
コダック
今日の英語表現は”criterion”

「cri-(分ける)」+「-terion(〜するための手段)」のパーツで構成されている単語です。

「物事をふるいにかけて「分ける」ための「手段(道具)」」がコアイメージで、“criterion”=「基準」「尺度」の意味を持ちますよ!

 

”criterion”の意味と使い方 コアイメージは「分ける為の手段」

”criterion(発音:kraɪtíəriən )”は「基準」「尺度」の意味を持つ単語です。

「cri-(分ける、決める)」+「-terion(〜するための手段)」のパーツで構成されている単語で、「物事をふるいにかけて『分ける』ための『手段(道具)』」がコアイメージです。

 

 
コダック
たくさんの選択肢の中から、合格と不合格、あるいは良いものと悪いものを(=「分ける」ための、

判断の道具(=「手段」になるもの=”判断基準(criterion)”なわけですね!

 

”criterion”は「合格・採用・評価などを決めるためのシビアな審査基準」なイメージが強いです。

 

 
シビアな審査基準??
 
コダック
例えば、大学の入試基準を想像してみると分かりやすいですよ!

入試の選考基準は●●点以上なら合格!、それより下は不合格!とシビアに決められてますよね。

 

このように”criterion”で表現するものは、「合否や優劣を厳格に切り分けるための基準」であることが多いです。

逆に、社会的な一般的なルール(標準)や、パッと見で測定するための「目盛り・計器」のような基準などは、後述する”standard”や”gauge”を使用します。

例文
Academic ability is the main criterion for admission.
(学力が、入学選考の主な基準です。)

What are the criteria for hiring new employees?
(新入社員を採用する際の基準は何ですか?)
※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

【注意】”criterion”の文法・語法のポイント:複数形は「criteria」

 
コダック
ここで、”criterion”を使う上で絶対に落とせない超重要ポイントを紹介します!
実はこの単語、複数形の形がものすごく特殊なんです。

 

普通の単語なら、複数形にするときは語尾に「s」をつけますよね。しかし、”criterion”の複数形は「criterions」ではなく、”criteria(クライテリア)”になります。

・単数形(基準が1つ):criterion
・複数形(基準が複数):criteria

これは、この単語がもともとギリシャ語から英語に入ってきたため、ギリシャ語の複数形のルールがそのまま残っているからなんです。

しかも実際の日常会話やニュースでは、複数の基準を指すことが多いため、単数形の”criterion”よりも複数形の”criteria”の方が圧倒的によく使われます

テストやビジネスシーンでも、「criteria」が主語のときは動詞も複数形(isではなくareなど)になるので注意しましょう!

 

”criterion”の関連語①:「基準」を意味する単語”standard / gauge”

 
コダック
せっかく”criterion”を覚えるのであれば、似たような意味を持つ単語も一緒に覚えてしまいたい所です!

例えば”standard”や”gauge”なども「基準」を意味する単語ですよ!

 

”criterion”の類義語
⇒「基準」の意味を持つ単語”standard / gauge”

 

 
なるほど…、ちなみにそれぞれの表現に違いはあるの??

 

 
コダック

イメージの違いとしては

criterion ⇒「評価・選考の基準」=合否や優劣を切り分けるシビアな基準
standard ⇒「一般的な標準」=社会の平均値や、満たすべき共通のルール
gauge ⇒「測定の尺度」=人々の感情や厚さ・量を測るための「物差し」

といった感じです!

 
う~ん…文字だけだとニュアンスの差がちょっとややこしいかも…
 
コダック
確かに、これだけ言われても分かりづらいかもしれませんね…汗
それぞれのイメージを実際の表現を見ながら確認してみましょう!

 

例文で見る!”criterion / standard / gauge”のイメージの違い

●criterion
「Meet the criteria for admission.(入学の選考基準を満たす)」
⇒合格か不合格かを厳格に「切り分ける」イメージ

●standard
「Safety standards for vehicles.(自動車の安全基準)」
⇒誰もが守るべき、社会の「平均的なベースライン(標準)」のイメージ

●gauge
「An indicator to gauge public opinion.(世論を推し量るための指標)」
⇒相手がどう思っているかを「メーター(計器)で測る」イメージ

 

”criterion”の語源はギリシャ語!本来の意味は「白黒を分ける手段」

ここからは、さらに深く記憶に定着させるために”criterion”の語源を確認していきましょう。

”criterion”の語源はギリシャ語で「基準・判断の標準」を意味する「kritḗrion」に遡ります。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”criterion”の起源について、下記の記載があります。

Origin of criterion
First recorded in 1605–15; from Greek kritḗrion “a standard,” equivalent to kri- variant stem of krī́nein “to separate, decide” + -tērion neuter suffix of means (akin to Latin -tōrium -tory 2 )

日本語訳:1605〜15年に初めて記録された。ギリシャ語で「基準(a standard)」を意味する「kritḗrion」に由来する。これは、「分ける、決める(separate, decide)」を意味する「krī́nein」の異形態の語幹「kri-」に、手段を表す中性接尾辞「-tērion」が組み合わさったものである。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容から読み取れるように、”criterion”はもともと「物事を白黒はっきり分ける(判断する)ための道具・手段」という概念から発祥しています。

ギリシャ語の「krī́nein」には、ただ分けるだけでなく「ふるいにかけて良いものと悪いものを選別する」というニュアンスが含まれていました。この語源の成り立ちを知ると、”criterion”が単なる一般的な標準ではなく、「合否や優劣を厳格に切り分けるシビアな基準」として使われる理由がスッと腑に落ちますよね!

 

”criterion”の語源(起源~発祥まで)の流れ
ギリシャ語の「krī́nein(ふるいにかける・分ける・決める)」

手段や場所を表す接尾辞「-tērion」と結びつき、「kritḗrion(選別するための道具=基準)」となる

17世紀初頭(1605〜15年頃)に、ほぼそのままのニュアンスで英語の「criterion」として定着

 

 
コダック
歴史的な流れとしては上記の感じなわけですね!

ちなみに「kri-(分ける・決める)」という語源の根っこは、私たちがよく知っている「critic(批評家:良い悪いを”分ける”人)」や「crisis(危機:運命の”分かれ目”)」といった単語にも繋がっているんです!

 
おお!そういう風に他の単語とも根本で繋がってくると、語源って面白いし頭に入りやすいね!

 

 

構成パーツで覚える”criterion” 「cri-」+「-terion」

ここからは、単語をさらに深く記憶に定着させるために、構成パーツ(語源パーツ)の側面から”criterion”を解剖していきましょう!

”criterion”は、「cri-(分ける・決める)」「-terion(〜するための手段・場所)」という2つのパーツが組み合わさってできた単語です。

 

それぞれのパーツが持つ役割や、同じパーツを持つ仲間の単語を知ることで、単語のイメージが何倍も膨らみますよ!

 

“cri-“は「分ける、決める」を意味する重要パーツ

”cri-”は、もともとギリシャ語で「物物をバラバラに分ける、切り分ける」という意味を持つパーツです。

ただ分けるだけでなく、「しっかりと見分けて、良いものと悪いものを切り分ける」というニュアンスから、「判断する」「決める」「批評する」という意味にも発展しました。

 

 
コダック
「分ける」という行為は、裏を返せば「物事を正しく判断して区別する」ということ。だから、このパーツは「評価」や「判断」に関わるたくさんの重要単語に使われているんですよ!

 

”cri-”のイメージを掴むために、同じパーツを持つお馴染みの単語たちをチェックしてみましょう!どれも「分ける・判断する」というコアイメージが根底にあることが分かります。

 

● critic(批評家)
⇒ 物事の良し悪しをきっちり「切り分けて(cri)」評価する人のこと。

● criticize(批判する・批評する)
⇒ 物事を「切り分けて(cri)」、特に悪い部分を指摘したり評価したりする動詞です。

● crisis(危機・重大な局面)
⇒ 安全か危険か、生きるか死ぬか、運命を厳格に「分ける(cri)」ような重大な分岐点のことを指します。

 

 
コダック
どうですか?「批評家」も「危機」も、すべて根っこの部分では「物事を切り分ける」というイメージで繋がっていますよね。こうしてグループで覚えると、”criterion”の「(合否を)切り分ける」というニュアンスもすんなり納得できるはずです!

 

”-terion”は「〜するための手段・道具・場所」を表す接尾辞

一方の ”-terion” は、ギリシャ語に由来するパーツで、「何かを行うための道具、手段、あるいは場所」を表す接尾辞(単語の後ろにくっつくパーツ)です。

 

 
コダック
この「-terion」というパーツ、実はラテン語を経由して英語に入ってきた「-tory」や「-torium」というパーツと親戚なんです!

 

日常の英語では「-terion」の形のまま使われている単語は少ないですが、親戚である「-tory / -torium」を使った身近な単語を思い浮かべると、その役割がとてもよく分かります。

 

● laboratory(実験室・研究所)
⇒ labor(労働する・研究する)+ tory(場所・手段) = 実験を行うための場所

● factory(工場)
⇒ fac(作る)+ tory(場所・手段) = 物を作るための場所

● auditorium(講堂・公会堂)
⇒ audi(聴く)+ torium(場所) = 演奏やスピーチを聴くための場所

 

このように、「-tory」や「-torium」が「〜するための場所や手段」を表すように、”criterion” の語尾にある ”-terion” もまったく同じように「〜するための道具・手段」という意味を持っています。

つまり、2つのパーツを合わせると、
「cri-(物事を切り分ける)」+「-terion(ための道具・手段)」=「物事を切り分けるための道具(=判断基準)」
という明確なロジックが完成するわけですね!

 

”criterion”の意味と語源・覚え方のまとめ

以下、”criterion”の意味と覚え方についてのまとめです。

●”criterion”は「cri-(分ける)」+「-terion(〜するための手段)」のパーツで構成されている単語
⇒コアイメージは「物事をふるいにかけて分けるための手段(道具)」
⇒”criterion”=「基準」「尺度」の意味
●語法・文法のポイント ⇒複数形が「criteria(クライテリア)」になる特殊な単語!
 
 
コダック
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他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」