【語源も分かる】英単語「section」の意味と使い方・覚え方・文法解説【sect-(切る)+-ion(こと)=切り分けられた一部分】

 
コダック

今日の英語表現は”section”

「sect-(切る)」+「-ion(こと・もの)」の2パーツで構成されている単語です。

「切り分けられた一部分」がコアイメージで、“section”=「部分」「部門・区画」の意味を持ちますよ!

 

英単語”section”の意味とは?コアイメージは「切り分けられた一部分」

 

”section(発音:sékʃən / セクション)【名詞・動詞】”は「部分」「部門・区画」「(文章の)節・項」などの意味を持つ単語です。

「sect-(切る)」+「-ion(こと・もの)」の2パーツで構成されている単語で、「(全体から)切り分けられた一部分」がコアイメージです。

 

 
コダック
大きな一つのカタマリを、ナイフでザクッと「切って(sect-)」、バラバラに離した「もの(-ion)」のこと。

全体から明確に切り離されてできた、特定の「独立した一部分・区域」が”section”なわけですね!

 

”section”の頻出フレーズと例文

このように”全体を論理的・物理的にカットしてできた独立した一つの区切り”という意味から、オフィスの組織図、店舗のフロアマップ、本や論文の構成にいたるまで広く使用されます。

例文

・the vegetable section of the supermarket
(スーパーマーケットの野菜売り場[コーナー])

・the smoking / non-smoking section
(喫煙席 / 禁煙席)

・Please read the final section of the report.
(レポートの最後の部分[章]を読んでください。)

・In this section, we will discuss the marketing strategy.
(このセクション[章・節]では、マーケティング戦略について議論します。)

※一部例文参考南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

”section”の文法・語法|数えられる名詞?動詞としても使える?

 

1. はっきりと区切られているので「可算名詞」

”section”は、全体から明確に切り分けられた境界線があるため、数えられる名詞(可算名詞)です。そのため、1つの区画なら `a section`、複数の売り場や課を指すなら `sections` と複数形にします。

 

2. 「section off」など、動詞(仕切る)としても活躍!

名詞のイメージが強いですが、実は動詞として「(全体を)いくつかの部分に切り分ける、区画する」という意味でも使われます。
特に ”section off” という句動詞(〜を仕切る、区切る)の形でよく登場します。

例文

・They sectioned off a part of the room for the meeting.
(彼らは会議のために部屋の一部を仕切った。)

 

【類義語】”section”・”part”・”department”・”division”の違いと使い分け

 

 
コダック
せっかく”section”を覚えるのであれば、似たような意味を持つビジネス単語も一緒に覚えてしまいましょう!

”part”や”department”、そして”division”なども「部分、部門」を意味する単語ですよ!

 

”section”の類義語
⇒「部分・部門」の意味を持つ単語”part / department / division”

 

 
なるほど…、それぞれの単語でどんなニュアンスの違いがあるの??

 

 
コダック

イメージの違いとしては

section⇒「全体を綺麗に切り分けた、独立性の高い「区画」」=(切り分けられた)区画・課
part⇒「全体を構成するあらゆる「部分」」=部分・パーツ(最も広い表現)
department⇒「明確な目的や役割を持って割り振られた「組織の部門」」=(組織の)部、省庁、売り場
division⇒「大きな組織を分割して独立させた「事業部・部門」」=事業部・分割された部門

といった感じです!

 

 
コダック
会社や店舗などのシチュエーションで、ニュアンスの差を確認してみましょう!

 

シチュエーションで見る!ニュアンスの違い

●the accounting section of the company
「会社の経理課」
⇒ 大きな管理「部」のなかで、さらに細かく切り分けられた「課」のイメージ。

●spare parts for a car
「車の予備部品(パーツ)」
⇒ 全体を構成するための要素。ネジ一個からエンジンまで何にでも使える広いイメージ。

●the sales department
「営業部」
⇒ 会社の中で「営業」「開発」など、機能や役割ごとに独立して割り振られた大枠の部門。

●the overseas division
「海外事業部」
⇒ ひとつの会社を「国内」「海外」のように大きく分割(divide)してできた事業部のイメージ。

 

”section”の語源はラテン語「sectiō」 意味は「切ること、切断」

 

”section”の語源についても確認していきましょう。

”section”の語源はラテン語の「sectiō」です。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”section”の起源について、下記の記載があります。

Origin of section
First recorded in 1550–60; from Latin sectiōn- (stem of sectiō) “a cutting,” equivalent to sect(us) (past participle of secāre “to cut”; see saw) + -iōn- -ion

日本語訳:1550〜60年に初めて記録された。ラテン語の sectiōn-(sectiō の語幹で「切ること、切断」の意)に由来し、sect(us)(secāre「切る」の過去分詞。saw を参照)に -iōn-(-ion)が結びついたもの。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容からみるに、”section”は16世紀半ばに、物理的に何かを「カットすること」や「切り取られた破片」を表す言葉としてラテン語から発祥した模様です。ちなみに解説にある「saw(のこぎり)」とも大元のルーツが繋がっています。

 

”section”の語源(起源~発祥まで)
ラテン語:secāre(切る)

名詞形:sectiō(切ること、切り取られたもの)

1550年代:英語の「section(本の一節、全体の切り分けられた一部)」として定着

 

 
コダック
もともとは「切断する行為そのもの」を指していましたが、だんだんと「切り分けられた中身(区画や文章の節)」を指すように変化していきました。

 

構成パーツで覚える”section”|「sect-」+「-ion」

 

ここからは構成パーツの面から”section”について覚えていきましょう。
”section”は「sect-(切る)」+「-ion(こと・もの)」の2パーツで構成されています。

 

“sect-“は「切る」を意味するパーツ

”sect-”は「切る」を意味する重要なパーツです。

 

 
コダック
例えば、2つの道路が交差する「交差点」を意味する”intersection”という単語があります。
これは「inter-(お互いの間を)」+「sect-(切る)」+「-ion(こと)」で構成されており、

道路が十字にスパッと切りあう場所=「交差点、交わり」を表しています。

 

その他に、insect(in-[中に]+ sect-[切れ込みがある]=体に節々の切れ込みがある生き物=昆虫)等も”sect-”を使用する代表的な単語です。

”-ion”は「動詞を名詞にする(こと・もの)」を意味するパーツ

”-ion”は「行為、状態、結果としてのもの」を表し、動詞を名詞に変える定番のパーツ(接尾辞)です。

 

 
コダック
例えば”action”という単語は「act(行動する)」+「-ion(こと)」のパーツで構成されており、

行動すること=「行動、おこない」を表しています。

 

その他の”-ion”を使用する単語についても、下記で紹介します。

collection(collect[集める]+ -ion[こと]=集めること・収集物)
direction(direct[指示する、向ける]+ -ion[こと]=方向、指示)

 

”section”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

以下、”section”の意味と覚え方についてのまとめです。

●”section”は「sect-(切る)」+「-ion(こと・もの)」の2パーツで構成されている単語
⇒コアイメージは「切り分けられた一部分」
⇒”section”=「部分」「部門・区画」「(文章の)節」の意味
●語法・文法のポイント
⇒数えられる可算名詞。スーパーの売り場や、会社の部署(課)、規約の項などを表す。動詞(section off)として「仕切る、切り分ける」という意味もある。
 
 
コダック
当サイトでは英語表現について、このように語源、語法・文法、覚え方の面から解説を行っています。
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」