【語源も分かる】英単語 contradiction の意味と使い方・類義語との違いを徹底解説!【contra-(反対に)+dict(言う)+-ion(こと)】

 
コダック
今日の英語表現は”contradiction”

「contra-(反対に)」+「dict(言う)」+「-ion(こと)」の3つのパーツで構成されている単語です。

反対のことを言うことがコアイメージで、“contradiction“=「矛盾(むじゅん)」「反論・否定」の意味を持ちますよ!

 

”contradiction”の意味と使い方 コアイメージは「反対のことを言うこと」

 

”contradiction(発音:kὰntrədíkʃən/カントラディクション【名詞】)”は「矛盾」「反論・否定」の意味を持つ名詞です。(可算名詞なので、冠詞の a がついたり複数形 intersections になったりします)

「contra-(反対に)」+「dict(言う)」+「-ion(こと)」の3つのパーツから成り立っており、「反対のことを言うこと」がコアイメージです。

 

 
コダック
相手の意見や、自分が前に言ったことに対して、逆方向(contra-)から言葉を発する(dict)こと。

そこから、話のつじつまが合わなくなる(=「矛盾」や、相手の意見をはねのけること(=「反論・否定」”contradiction”になるわけですね!

 

”contradiction”は「2つの事実や主張が真っ向からぶつかり合って、同時に成り立たない」というニュアンスが非常に強い単語です。

前後の説明や事実が食い違っているときによく使われます。

 

 
同時に成り立たないって、たとえばどんな感じ??
 
コダック
例えば「彼はとても優しい」と言いながら「いつも周りの人に意地悪ばかりしている」というような状態です。この「優しい」と「意地悪」という、同時には成立しない2つの行動や事実の食い違いこそが ”contradiction” です!

 

”contradiction”の定番フレーズ・例文

実際の英文でどのように使われるか、よくある定番の組み合わせ(コロケーション)と一緒に見てみましょう!

便利な例文

① contradiction between A and B(AとBの間の矛盾)
・There is a clear contradiction between his words and actions.
(彼の言動[言葉と行動]の間には明らかな矛盾がある。)

② in contradiction to ~(〜と矛盾して・〜に反して)
・Her behavior is in direct contradiction to her principles.
(彼女の行動は、自身の主義主張と真っ向から矛盾している。)

③ contradiction in terms(表現自体の矛盾・言葉の矛盾)
・An honest thief is a contradiction in terms.
(「正直な泥棒」なんて、言葉自体が矛盾している。)

・You shouldn’t fear contradiction when discussing something.
(議論をするときに反論[否定されること]を恐れるべきではない。)

※一部例文引用:南出康世(2014), ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

【使い分け】”contradiction”の類義語とのニュアンスの違い

 

①「矛盾・不一致」を意味する単語 ”inconsistency / paradox”

 
コダック
”contradiction”の類義語として、”inconsistency” や ”paradox” も「矛盾、一貫性のなさ、逆説」といった意味でよく登場します。それぞれのイメージの違いを押さえておきましょう!

 

”contradiction”の類義語
⇒「矛盾・不一致」の意味を持つ単語 ”inconsistency / paradox”

 

 
コダック

それぞれのニュアンスの差は以下の通りです!

contradiction ⇒「真っ向からぶつかる」=論理的に100%あり得ない矛盾
inconsistency ⇒「一貫性がない」=言うことがコロコロ変わるブレ・不一致
paradox ⇒「逆説」=一見矛盾しているようで、実は正しい真理

 

例文で見る違いのイメージ

inconsistencies in her story
「彼女の話のつじつまの合わなさ(ブレ)」
⇒ 昨日と言っていることがズレていて、ブレや不規則さが生じているイメージ(必ずしも100%不可能な矛盾とは限らない)。
【例文】The police found some inconsistencies in his statement.
(警察は彼の供述にいくつかの一貫性のなさ[食い違い]を見つけた。)

It’s a paradox that…
「〜ということはパラドックス(逆説)だ」
⇒ 『急がば回れ』や『豊かさの中の貧困』のように、論理的には矛盾しているように見えて、本質を突いているイメージ。
【例文】It is a paradox that the more choice we have, the harder it is to choose.
(選択肢が増えれば増えるほど選ぶのが難しくなるというのは、一つのパラドックスだ。)

 

②「対立・違い」を意味する単語 ”contrast / conflict”

 
コダック
「矛盾」とまでは言わなくても、「対立している」「違っている」という状態を表す類義語 ”contrast” や ”conflict” との違いもチェックしておきましょう!

 

”contradiction”の類義語
⇒「対立・違い」の意味を持つ単語 ”contrast / conflict”

 

 
コダック

こちらのイメージの差はこんな感じです。

contradiction ⇒「言葉・事実の食い違い」=論理の破綻
contrast ⇒「明暗の対比」=2つのものの際立った違い・対照
conflict ⇒「激しい衝突」=意見・利害・感情のぶつかり合い

 

例文で見る違いのイメージ

contrast
「the contrast between light and shadow」
⇒ 光と影のコントラスト。2つのものを並べたときに、お互いの違いがハッキリと引き立っているイメージ。
【例文】The red flowers provide a beautiful contrast to the green leaves.
(赤い花が緑の葉と美しい対比をなしている。)

conflict
「a conflict of opinions」
⇒ 意見の衝突・紛争。お互いの主張や利害が譲らずに、ガチガチに戦っているイメージ。
【例文】There was a sharp conflict of opinions between the two managers.
(2人のマネージャーの間で意見が鋭く対立した。)

 

”contradiction”の語源はラテン語「contrādictiō」 意味は「反論、異議」

 

”contradiction”の語源についても、確認していきましょう。

”contradiction”の語源はラテン語の「contrādictiō」です。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”contradiction”の起源について、下記の記載があります。

Origin of contradiction
First recorded in 1350–1400; Middle English contradiccioun, from Anglo-French, from Latin contrādictiōn-, stem of contrādictiō “counterargument, objection, reply”; equivalent to contradict + -ion

日本語訳:1350–1400年に初めて記録された。中期英語のcontradiccioun、アングロ=フランス語、ラテン語のcontrādictiō(反論、異議、返答という意味)の語幹から。contradict(矛盾する・反論する)+ -ion(こと)に相当。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容からみるに、”contradiction”はラテン語の裁判や議論の場などで「相手に言い返す行為」から発祥している模様。

 

”contradiction”の語源(起源~発祥まで)
● ラテン語:contrādicere(反対のことを言う)

● ラテン語:contrādictiō(反論、異議を申し立てる行為)

● 14世紀後半、中期英語・アングロ=フランス語を経由して現在の「contradiction」へ

 

 
コダック
元々は「相手への反論、言い返し」という意味の言葉だったのですね!
それが時代を経て、「自分の言っていることの前後が噛み合わない状態(=矛盾)」も指す言葉へと発展していきました。

 

構成パーツで覚える”contradiction” 「contra-」+「dict」+「-ion」

 

ここからは、芋づる式に他の単語も覚えられる「構成パーツ(語根)」の面から ”contradiction” を解剖していきましょう!

”contradiction”の構成パーツは、さきほど紹介した通り「contra-(反対に・逆方向に)」+「dict(言う)」+「-ion(こと)」の3つです。

 

① ”contra-” は「反対に、逆方向に」を意味するパーツ

”contra-”は「反対に、逆方向に」を意味する接頭辞です。

 

 
コダック
例えば”contrary”という単語は、「contra-(反対の)」+「-ary(形容詞にするパーツ)」で構成されており、「逆の・反対の」という意味になります。

 

その他にも、contrast(対比)や、controversy(論争:反対を向いて議論がぐるぐる回る)なども、この ”contra-” が使われている仲間です。

 

② ”dict” は「言う」を意味するパーツ

”dict”は「言う、言葉」を意味する語根(コアとなるパーツ)です。

 

 
コダック
おなじみの単語”dictionary(辞書)”は、「dict(言う・言葉)」+「-ary(〜に関する場所・もの)」で構成されています。つまり「言葉を集めた場所」だから「辞書」という意味になるわけですね!

 

その他にも ”dict(言う)” を使った重要単語がたくさんあります!

predict(pre:あらかじめ + dict:言う = 予言する、予測する)
dictate(dict:言う + ate:動詞にする = 命令を言う、口述して書き取らせる)
verdict(ver:真実 + dict:言う = 陪審員の評決・下された判断)

 

③ ”-ion” は「こと」を意味するパーツ

”-ion”は、動詞の後ろについて「〜すること」という名詞の塊(名詞化)にする接尾辞です。

 

 
コダック
例えば ”action” は、「act(行動する)」+「-ion(こと)」で「行動」を表します。同じように、prevent(予防する)の名詞形 prevention(予防)や、protect(保護する)の名詞形 protection(保護)などにも使われていますよ!

 

【文法注意】動詞形 ”contradict” の重要ルール

 

”contradiction” の動詞形は ”contradict(〜と矛盾する、〜に反論する)” ですが、テストや資格試験で非常によく狙われる文法ポイントがあります!

★ contradict は「他動詞」である!
日本語の「〜矛盾する」という訳につられて、後ろに contradict with ~ と前置詞を置きたくなりますが、これは絶対にNGです!
前置詞は挟まず、直接後ろに目的語(名詞)を置きます。

 

動詞形の例文

・The witness’s statement contradicts the evidence.
(その目撃者の供述は、証拠と矛盾している。)
contradicts with the evidence としないよう注意!

・He tends to contradict himself.
(彼は言うことが前後で矛盾しがちだ。[自分で自分の言うことを否定しがちだ])

 

”contradiction”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

最後に、”contradiction”の意味と覚え方についてまとめます。

● ”contradiction” は「contra-(反対に)」+「dict(言う)」+「-ion(こと)」の3パーツで構成される可算名詞。
⇒ コアイメージは「反対のことを言うこと」
⇒ 意味は「矛盾」「反論・否定」
● 類義語との違いは「真っ向から100%成立しない論理の破綻」を指す点。
● 動詞形は ”contradict(〜と矛盾する)” で、前置詞のいらない「他動詞」である点が超重要!
 
 
コダック
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【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」