【語源も分かって、忘れない】英単語「considerate」の意味と使い方・覚え方・文法解説【con-(完全に)+sider-(星)+ate(性質)=星の巡りをじっくり見る】

 

 
コダック
今日の英語表現は”considerate”

「con-(完全に)」+「sider-(星)」+「-ate(~の性質の)」の3つのパーツから構成されている単語です。

「星の巡りをじっくり見る」がコアイメージで、“considerate”=「思いやりのある」「察しが良い」の意味を持ちますよ!

 

”considerate”の意味と使い方 コアイメージは「星の巡りをじっくり見る」

 

”considerate(発音:kənsídərət / コンシダラト【形容詞】)”は「思いやりのある」「察しが良い」「配慮が行き届いた」の意味を持つ単語です。

「con-(完全に)」+「sider-(星)」+「-ate(性質)」の3パーツで構成されており、「星の巡りをじっくり見る」がコアイメージとなります。

 

 
コダック
昔の人たちが、夜空の星(sider-)をじっくりと時間をかけて、完全に(con-)観察して運命を占っていた姿がもとになっています。

そこから、目の前のことだけでなく「周りの状況や相手の気持ちを、隅々までじっくりと観察して心を配る」こと=「思いやりのある」「配慮する」という意味に繋がっていくわけですね!

 

”considerate”は、他人の状況や感情に対して「配慮が行き届いている」という大人の品格を表すときにぴったりな言葉です。単に「優しい」だけでなく、相手が何を求めているかをしっかり観察して、行動に移せるスマートな優しさを指します。

 

 
星をじっくり見るような優しさかぁ…
 
コダック
例えば、夜遅くに帰宅したときに「家族が寝ているから静かにドアを閉めよう」とする行動がまさに “considerate” です。相手の状況をちゃんと観察・想像して動いているのがポイントなんですよ。

 

このように”他人の事情にじっくりと配慮し、押し付けがましくない優しさを見せる”という意味から、ビジネスシーンでのマナー、友人への気遣い、人物の性格描写などに広く使用されます。

よく使われる頻出フレーズ・使い方

”considerate” を使う際によく登場する形(コロケーション)を覚えておくと、英会話や英作文で一気に使いやすくなります。

  • be considerate of [toward] A:(Aに対して思いやりがある、Aを気遣う)
  • highly considerate:(非常に思いやりのある)
  • considerate behavior:(思いやりのある行動、配慮ある振る舞い)

例文

・He is always considerate of his co-workers.
(彼はいつも同僚に対して思いやりがある[気配りができる]。)

・She is a highly considerate person who never forgets a birthday.
(彼女は誰の誕生日も決して忘れない、非常に思いやりのある人です。)

・Please be considerate of your neighbors and keep the noise down at night.
(近隣の方へのご配慮として、夜間はお静かにお願いいたします。)

・It was very considerate of you to lower the music.
(音楽の音量を下げてくれるなんて、とてもお気遣いいただき感謝します。)

 

”considerate”の文法・語法 人の性質を表す構文と、超紛らわしい兄弟単語

1. 定番フレーズ! ”It is considerate of A to do” の形

「〜するなんてAさんは思いやりがある」と言いたいときは、`for` ではなく `of` を使うのが文法の重要なルールです。

例えば、`It is considerate of you to help her.`(彼女を助けるなんて君は思いやりがあるね)のように、人の性質や性格を表す形容詞(kind / polite / nice など)の後ろには `of + 人` が来ます。

ビジネスメールなどで「お気遣いありがとうございます」と伝えたい時に、`It is considerate of you to let me know in advance.`(事前にご共有いただき、お気遣いありがとうございます)のように使うと、非常に丁寧でスマートな表現になります。TOEICなどの試験でも非常によく狙われるポイントですよ!

 

2. 似すぎて危険! ”considerable” との見分け方

同じ動詞 “consider”(よく考える)から生まれた形容詞ですが、意味が全く違います。一発で見分けるために、接尾辞(単語のおしりのパーツ)のイメージをインプットしておきましょう!

 

【紛らわしい形容詞の区別】
considerate(-ate:~の性質を持つ) ⇒ 他人に思いやりを向ける性質「配慮深い・思いやりのある」
considerable(-able:~できる) ⇒ じっくり考える(考慮する)に値するほど「かなりの・相当な(量・大きさの)」

 

3. ”considerate”の関連語:「親切・礼儀正しい」を意味する単語”kind/polite”

 
コダック
せっかく”considerate”を覚えるのであれば、似たような意味を持つ単語も一緒に覚えてしまいたい所です!

例えば”kind”や”polite”なども「親切な、礼儀正しい」を意味する単語ですよ!

 

”considerate”の類義語
⇒「親切・気配り」の意味を持つ単語”kind/polite”

 

 
なるほど…、ちなみにそれぞれのニュアンスの違いはあるの??

 

 
コダック

イメージの違いとしては以下のようになります。

considerate⇒「相手の立場や状況をじっくり『観察・配慮』して、迷惑にならないように動く」=気配りができる・察しが良い
kind⇒「細かいことは抜きにして、自分の心から溢れる『温かい感情』で相手を助ける」=根っから親切な・優しい
polite⇒「社会的なルールやマナー、言葉遣いがカチッと美しく『洗練』されている」=礼儀正しい・お行儀が良い

といった感じです!

 
優しさのタイプが「観察」か「感情」か「マナー」かで違うんだね!
 
コダック
そうなんです!
実際のシチュエーションをベースに、イメージの差をハッキリさせておきましょう!

 

= 📄 シチュエーションで見る!”considerate/kind/polite”のイメージの違い

●a considerate neighbor
「(夜間に騒音を出さないように静かに過ごしてくれる)気配りのある隣人」
⇒ 周りの状況にそっと目を配り、迷惑をかけない大人の優しさのイメージ

●a kind stranger
「(道に迷ったときに、親身になって一緒に探してくれた)親切な見知らぬ人」
⇒ 困っている人を助けたいという、心からの温かさ・親切心のイメージ

●a polite waiter
「(正しい言葉遣いや美しいお辞儀でもてなしてくれる)礼儀正しい店員」
⇒ 訓練された正しい作法やマナーをしっかり守っているイメージ

 

”considerate”の語源はラテン語「consīderātus」 星を観察する占いが由来!?

”considerate”の語源について、さらに深く掘り下げて確認していきましょう。

”considerate”の直接の語源は、ラテン語の「consīderātus(よく調べられた、熟考された)」です。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”considerate”および大元の動詞である”consider”の起源について、下記の記載があります。

Origin of considerate
First recorded in 1375–1425 for earlier sense; 1565–75 for current senses; late Middle English, from Latin consīderātus (past participle of consīderāre “to examine, consider” ), equivalent to consīderā- (stem of consīderāre ) + -tus past participle suffix; see consider

Origin of consider
First recorded in 1350–1400; Middle English consideren (from Anglo-French ) from Latin consīderāre “to examine,” equivalent to con- con- + sīder- (stem of sīdus ) “star-group, sky” ( see sidereal) + -āre infinitive suffix

日本語訳:【considerate】1375〜1425年に初期の意味で初めて記録され、現在の意味は1565〜75年に見られる。中期英語後期に、ラテン語の consīderātus(consīderāre[調査する、熟考する]の過去分詞)から来ている。
【consider】1350〜1400年に初めて記録。中期英語 consideren(アングロ・フランス語由来)からで、ラテン語の consīderāre(調査する)に由来する。これは con- + 🌟sīder-(sīdus[星座、空]の語幹) + -āre(不定詞接尾辞)から成る。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この辞典の記載にもある通り、”considerate”のルーツをたどると、ラテン語の「con-(完全に)」+「sīder-(星)」に行き着きます。

古代ローマ時代、人々は農作業の時期を決めたり、重要な決断を下したりする際、夜空の星(星座)の配置をじっくりと観察して神の意志や吉凶を占っていました。
この「星を注意深く観察する」という行為が転じて、「物事をじっくり調べる、深く考える(熟考する)」という意味へと変化していったのです。

 

”considerate”の語源(起源~意味の進化まで)

【古代ラテン語】:con-(完全に)+ sīder-(星)
⇒ 占い師が星の配置を隅々までじっくり観察して吉凶を占う

【ラテン語】:consīderāre
⇒ 星を観察するように「よく調べる、熟考する」

【1400年頃(中期英語)】
ラテン語の過去分詞形が英語に入り、まずは「じっくり熟考された(物・事柄)」という意味で使われ始める。

【1560年代以降】
深く考える対象が「物事」から「他人の事情や感情」へと広がる。
他人の状況をじっくり考えてあげる「思いやりのある」「察しが良い」という意味に進化!

 

 

 
コダック
歴史的な流れとしては上記の感じなわけですね!

大昔の人々が夜空を見上げてじっくり星を観察したように、「目の前にいる相手の心や状況をじっくり見つめて、深く考える」こと。
それが”considerate”の持つ、本質的な「思いやり」の優しさなんです!

 

 

”cease”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

最後に、今回学んだ”cease”の意味と覚え方について重要なポイントをまとめます。

”cease”の語源とコアイメージ
⇒ ラテン語の「cessāre(引き下がる・立ち去る)」に由来。
⇒ コアイメージは「完全に活動を止めて身を引く」

主な意味
⇒ 「終わる、絶える」「やめる、中止する」(stopよりもフォーマルで完全な終了を表す)。

語法・文法のポイント
⇒ 後ろには【to不定詞】と【動名詞(-ing)】の両方を取れるが、to doは「フェードアウト(状態変化)」、doingは「動作のピタッとした停止」のニュアンス。
⇒ ニュースでは名詞の「ceasefire(停戦)」や「cessation(停止・休止)」の形でも超頻出!

 

 
 
コダック
当サイトでは英語表現について、このように語源、語法・文法、覚え方の面から分かりやすく解説を行っています。
語源の繋がりを知ると、英単語の学習が何倍もラクに、そして楽しくなりますよ!他の単語の解説記事もぜひ参考にしてみてくださいね!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」