【違いで覚える】considerable と considerate の違い|”量が大きい”か”思いやり”か(語尾で一発区別)

こんにちは、コダックです。

”considerable”と”considerate”。語尾が -able か -ate かの違いだけなのに、意味は「かなりの(量が多い)」と「思いやりのある」——まるで別物ですよね。TOEICでも実際の会話でも混同しやすいこの2語を、共通の consider(よく考える)から橋渡しして整理しましょう。

この記事のゴール
①considerable と considerate の意味と使い分けをハッキリさせる
②「なぜ語尾で意味が変わるのか」を語源で腹落ちさせる
③試験・TOEICで狙われる語法(前置詞・コロケーション)まで押さえる
 
コダック

今日のテーマは ”considerable / considerate” の違い!
共通の根っこは consider(じっくり考える・熟慮する)。「何を”考える”のか」で意味が分かれますよ!

まず結論|2語の違いを一言で

人と人の温かい関わり(思いやりのイメージ)
ひとことで言うと
●considerable ⇒「かなりの・相当な」=量・程度が大きい(考慮に値するほど大きい)
●considerate ⇒「思いやりのある」=相手の気持ちをよく考える(人の性格を表す)
 
同じ consider なのに、どうして「量が多い」と「思いやり」に分かれるの?
 
コダック

カギは語尾です。2段階で橋渡ししますね。
-able は「〜に値する・〜できる」。consider(考慮する)+able=「考慮に値する」→ わざわざ考慮するほど大きい・重要だ→「かなりの(considerable)」。
-ate は「〜の性質を持つ(人)」。consider(相手を思って考える)+ate=「いつも人のことを考える性質の」→「思いやりのある(considerate)」。
「量が考慮に値する」のが considerable、「人柄が思いやり深い」のが considerate なんです。

それぞれの意味と使い方

considerable(かなりの・相当な)|consider+able(考慮に値する)

「わざわざ考慮に入れるほど大きい」=量・程度・規模が相当あるお金・時間・数・影響など、”大きさ”を強調する硬めの語です。人には使いません(人の性格を表さない)。副詞 considerably は「かなり・大幅に」。

・a considerable amount of money(かなりの額のお金)
・a considerable impact on the economy(経済への相当な影響)
・Prices rose considerably.(物価が大幅に上がった。)

considerate(思いやりのある)|consider+ate(人を思う性質の)

「いつも相手の気持ちを考える」=思いやりのある・親切な人の性格・態度を表す語です。反対は inconsiderate(思いやりのない)。副詞 considerately は「思いやりを持って」。

・a considerate person(思いやりのある人)
・It was very considerate of you to help.(手伝ってくれて、とても思いやりがありました。)

 
コダック

覚え方はシンプル! 「量の話なら considerAble(大きい)、人柄の話なら considerAte(思いやり)」
“a considerable sum(かなりの金額)” と “a considerate friend(思いやりのある友人)” を対にして覚えると、もう混同しません。

語源|consider は「星をじっくり見て考える」

2語の親 ”consider” は、ラテン語 consīderāre「熟考する」に由来します。もとは con-(共に)+ sīdus / sīder-(星)で、「星々をじっと観察する」のが原義。占星術で星を読んで判断したことから「よく考える・考慮する」になりました。

Origin(consider)
First recorded in 1300–50; Middle English, from Latin consīderāre “to examine, contemplate,” perhaps originally “to observe the stars,” from con- + sīder- (stem of sīdus) “star, constellation”

※参考・引用「Dictionary.com」

【日本語訳】
初出は1300〜1350年頃。中英語を経て、ラテン語 consīderāre「詳しく調べる・熟考する」に由来する。おそらく原義は「星を観察する」で、con-sīder-sīdus「星・星座」の語幹)に分解できる。
 
“consider”の中に「星(sider)」が隠れてたなんて! desire(願う)も星と関係あるって聞いたよ。
 
コダック

よく知っていますね! desire も de-+sider(星)で「星に願う」が原義とされます。「星をじっと見て考える」consider——この”じっくり考える”が、considerable(考慮に値するほど大きい)にも considerate(相手を考える)にも受け継がれているんです。

試験・TOEICで狙われるポイント(初学者はここでつまずく)

意味の区別に加えて、”前置詞”や”使える相手”を知ると得点が安定します。2語の語法を補います。

① considerate は「considerate of 人 to do」/「be considerate of 〜」

「〜してくれて思いやりがある」は It is considerate of 人 to do人の性質を評価する形容詞なので of +人を使います(kind of you to 〜 と同じ形)。「〜に配慮する」は be considerate of 〜。
・It was considerate of him to call ahead.(前もって電話をくれて思いやりがあった。)
・Please be considerate of your neighbors.(近隣の人に配慮してください。)

② considerable は「量・程度の名詞」と結びつく(人には使わない)

a considerable + amount / number / sum / degree / impact が定番。× a considerable person は誤り(人柄なら considerate)。ここがPart5の典型ひっかけです。
・a considerable number of applicants(かなりの数の応募者)

③ 副詞 considerably と considerately も役割が別

considerably=「大幅に」(increase / improve などを修飾)、considerately=「思いやりを持って」(人の行動を修飾)。形容詞と同じ役割分担です。

 
“a considerable person”は間違いなんだ! 人には considerate を使う、と。
 
コダック

その通り! considerable=モノ・量/considerate=人・心。空所の後ろ(or 前)が「量の名詞」か「人」かを見れば、Part5で一瞬で選べますよ。

間違えやすいポイント・よくある質問

Q. considerable と significant・substantial の違いは?
どれも「かなりの」ですが、considerable は「考慮に値するほど大きい(量)」、substantial は「実質的な中身のある大きさ」、significant は「重要で無視できない」。量の大きさなら considerable / substantial、重要性なら significant が近いです。

Q. considerate と thoughtful・kind の違いは?
considerate は「相手の立場・都合を考えて配慮する」、thoughtful は「気が利く・思慮深い」、kind は「親切な」。considerate は”相手に迷惑をかけない気遣い”のニュアンスが強めです。

Q. inconsiderate はどっちの反対?
considerate(思いやりのある)の反対で「思いやりのない・無神経な」。considerable の反対に in- は付きません。

considerable / considerate 使い分けのまとめ

●considerable=かなりの・相当な(量・程度が大きい/-able=考慮に値する/モノに使う)
●considerate=思いやりのある(相手を考える性格/-ate=〜の性質の人/人に使う)
※2語とも consider(星をじっと見て考える→熟考する)から。-able=大きい/-ate=思いやり
●語法:It is considerate ofto do/a considerable amount of 〜(×人)
 
コダック

語源で「なぜその意味か」を押さえると、紛らわしい2語も強い武器になります。他の単語もぜひご覧くださいね!

「consider」の詳しい記事はこちら【まとめ】英単語の効率的な覚え方

参考文献
語源:Dictionary.com(consider / considerable / considerate 各ページ「Origin」欄)