【語源も分かる】英単語otherwiseの4つの意味と使い方・文法解説!「さもないと」以外の重要表現もマスター

 
コダック
今日の英語表現は”otherwise”

「other(他の)」+「-wise(方向・方法)」の2つのパーツで構成されている単語です。

他の方向へがコアイメージで、ここから発展して主に4つの重要な意味を持ちます。詳しく紐解いていきましょう!

 

”otherwise”の意味と使い方 コアイメージは「他の方向へ」

 

”otherwise(発音:ʌ́ðərwàiz/アザワイズ)”は、主に【副詞】として使われ、文脈によって「さもないと」「その他の点では」「違った風に」などの意味に変化する万能な単語です。

「other(他の)」+「-wise(方向・方法)」のパーツで構成されており、「他の方向へ」がすべての意味の根底にあるコアイメージです。

 

 
コダック
今進んでいるメインのルート(前提)から、「他の方向へ(=別の世界線へ)」視線や進路をカクッと切り替える状態をイメージしてください。

そこから、「もし今のメインのルートを選ばないなら、別の方向(世界線)ではこういう結果になるよ」という「さもないと」や、「ある一つの点を除いて、別の角度・方向から全体を見れば」という意味の「その他の点では」という意味が生まれるわけですね!

 

”otherwise”は「メインの前提から、別のルートに話を切り替える」時に大活躍します。具体的な4つの使い方を例文と一緒に見ていきましょう!

 

使い方①:「さもないと、さもなければ」(条件の分岐)

日常会話の警告からビジネスの条件提示まで、最もよく使われる用法です。「Aしなさい。さもないとBになる」というルートの分岐を表します。

💡文法のポイント:otherwiseは接続詞ではなく「副詞」です。そのため、2つの文を繋ぐときは、例文のようにセミコロン(;)を直前に置くか、ピリオドで一度文を区切って文頭で「Otherwise, +文」の形で使います。

例文

・We must run; otherwise we’ll miss the train.
(私たちは走らなければならない。さもないと列車に乗り遅れるだろう。)
・Hurry up. Otherwise, you’ll be late for the meeting.
(急ぎなさい。さもなければ会議に遅れますよ。)

※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

使い方②:「その他の点では、それ以外では」(限定・評価)

「ある1つの欠点や事実」を述べたあとに、「それ以外の方向から見れば」と話を切り替える使い方です。よく「but otherwise」の形で使われます。

例文

・The rent is high, but otherwise the house is perfect.
(家賃は高いが、その他の点ではその家は完璧だ。)
・The engine has a small problem, but otherwise the car is in good condition.
(エンジンに小さな問題はあるが、それ以外ではその車の状態は良好だ。)

※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

使い方③:「違った風に、別の方法で」(動詞の修飾)

「他の方法で、あるいは(他の人が思うのとは)違った風に」という意味で、動詞の後ろに置かれる用法です。特に「think otherwise(違う風に考える)」「decide otherwise(それとは異なる決定をする)」などのフレーズが定番です。

例文

・He thinks otherwise.
(彼は違った風に考えている/彼はそうではないと思っている。)
・I wanted to go, but my parents decided otherwise.
(私は行きたかったが、両親は別の決定をした[=反対した]。)

 

使い方④:「それとは異なる、そうではない」(形容詞的・名詞の後置)

名詞の後ろに置いて「それとは異なる〜」という意味を表したり、「or otherwise」という決まり文句で「〜か、あるいはそれ以外(そうではないもの)か」という意味を表します。

例文

・Truth or otherwise, the rumor spread quickly.
(真実であれそうでなかれ、その噂は瞬く間に広まった。)
・We need to check the quality, good or otherwise.
(私たちは品質をチェックする必要がある、それが良くても悪くてもだ。)

 

”otherwise”の類義語・関連語とのニュアンスの違い

 

1. 「さもないと」を意味する表現 ”or / or else” との違い

 
コダック
「さもないと」という意味を持つ表現には、お馴染みの ”or” や “or else” もありますよね!
それぞれのニュアンスの違いを整理しておきましょう!

 

”さもないと”を意味する類義語のニュアンス

otherwise ⇒「他の方向へ」=やや硬い表現で、論理的な条件分岐(ビジネス・論文向け)
or ⇒「あるいは、それとも」=日常会話で最もよく使う、カジュアルな「さもないと」
or else ⇒「そのほかに」=強い警告や、脅しのニュアンスを含む「さもないと…」

 

例文で見るイメージの違い

● otherwise
「You should leave now; otherwise you’ll miss the flight.」
⇒「今出発すべきです。そうしなかった場合はロジカルに乗り遅れます」という、少しフォーマルで知的なイメージ

● or
「Hurry up, or you’ll be late.」
⇒「急ぎな!じゃなきゃ遅れるよ!」と、友達同士の会話などでサクッと注意を促すカジュアルなイメージ

● or else
「Do what I say, or else!」
⇒「俺の言う通りにしろ、さもないと…(どうなるか分かってるな!)」と、後ろの恐ろしい結末を濁して脅すようなイメージ

 

2. 「違った風に」を意味する表現 ”differently / contrariwise” との違い

 
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「違った風に・異なって」という意味を持つ表現との違いもチェックしておきましょう!

 

”違った風に・逆に”を意味する類義語のニュアンス

otherwise ⇒「他のやり方で」=「そうではない可能性・状態」に視線を向けるイメージ
differently ⇒「異なって」=方法や意見が、他と物理的・客観的にズレている状態(十人十色など)
contrariwise ⇒「逆の方向に」=(文語・古風な表現で)あべこべに、完全に真逆に

 

例文で見るイメージの違い

● otherwise
「Unless regulated otherwise, the rule stands.」
⇒「ほかの方法で規定されない限り、その規則が適用される」=そうではない別の規定という可能性を指すイメージ

● differently
「People view things differently.」
⇒「人々は物事をそれぞれ異なった視点で見ている」=人によって意見や見え方がバラバラであるというイメージ

● contrariwise
「Contrariwise, the second plan failed.」
⇒「それどころか逆に、2つ目の計画は失敗した」=期待とは完全に真逆の結果になったというイメージ

 

”otherwise”の語源は古期英語の「ōthre wīsan」 意味は「他の方法で」

 

”otherwise”の語源についても、確認していきましょう。

”otherwise”の語源は古期英語の「ōthre wīsan」です。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”otherwise”の起源について、下記の記載があります。

Origin of otherwise
First recorded before 900; Middle English; Old English (on) ōthre wīsan “(in) another manner”; equivalent to other + -wise

日本語訳:900年より前に最初の記録がある。中期英語を経て、古期英語の(on) ōthre wīsan(意味は「別の方法で、他のやり方で」)に由来する。これは other + -wise と同等である。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容からみるに、”otherwise”は1100年以上も前の古い英語の時代から使われている伝統ある表現の模様。

 

”otherwise”の語源(起源~発祥まで)
● 古期英語:ōthre(他の) + wīsan(方法・様式)

● 中期英語:形式が少しずつ変化

● 現代英語:今の「other(他の)」と接尾辞の「-wise(〜の方向・方法に)」が合体した形へ

 

 
コダック
流れとしては上記の感じなわけですね!

ちなみに「-wise」というパーツは、「時計回り(clockwise)」などと同じで、「〜の方向へ」「〜のやり方で」という意味を単語にくっつける役割を持っています。

 

構成パーツで覚える”otherwise” 「other」+「-wise」

 

ここからは構成パーツの面から”otherwise”について覚えていきましょう。
”otherwise”の構成パーツは「other(他の)」+「-wise(方向・方法)」の2つのパーツです。

 

“other”は「他の」を意味するパーツ

”other”は「他の」を意味するパーツです。

 

 
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例えば”another”という単語は「an(1つの)」+「other(他の)」のパーツで構成されており、今あるものとは別のどれか1つ(=「もう1つの、別の」)を表しています。

 

その他に otherwise(さもないと)や、otherworld(あの世、異世界)等も”other”を使用する単語です。

 

”-wise”は「方向・方法」を意味するパーツ

”-wise”は「方向・方法」を意味するパーツです。

 

 
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例えば”clockwise”という単語は「clock(時計)」+「-wise(方向)」のパーツで構成されており、時計の針が進む向き(=「時計回りに」)を表しています。

 

その他の” -wise ”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。

counterclockwise(反時計回りに), likewise(同じ方法で、同様に), crosswise(十字に、交差して)

 

”otherwise”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

以下、”otherwise”の意味と覚え方についてのまとめです。

●”otherwise”は「other(他の)」+「-wise(方向・方法)」の2パーツで構成されている単語
⇒コアイメージは「他の方向へ」
⇒主に「さもないと」「その他の点では」「違った風に」「それとは異なる」の4つの意味を持つ
●語法・文法のポイント ⇒「さもないと」の意味(副詞)で使うときは、文を繋ぐためにセミコロン(; otherwise)を使うか、ピリオドの後に文頭(Otherwise, …)で使う。
 
 
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他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」