「con-(共に)」+「center(中心)」+「-ation(〜にすること)」の3つのパーツで構成されている単語です。
「中心に集めること」がコアイメージで、“concentration“=「集中、専念」「濃度、濃縮」の意味を持ちますよ!
”concentration”の意味と使い方 コアイメージは「中心に集めること」

”concentration(発音:kὰnsəntréiʃən / カンセントレイション【名詞】)”は「集中、専念」「濃度、濃縮」の意味を持つ単語です。
「con-(共に)」+「center(中心)」+「-ation(〜にすること)」の3つのパーツで構成されている単語で、「中心に集めること」がコアイメージです。
意識や全神経をひとつの物事にギューッと集めることが精神的な集中(=「集中・専念」)であり、液体の中の成分を中心へ一箇所に集めることが化学的な成分の濃さ(=「濃度・濃縮」)なわけですね!
”concentration”で表現するものは、「意識やエネルギー、物質がギュッと1箇所に集まること」を指します。
逆に、意識が散り散りになってしまうことや、注意が他のものにそれてしまうことなどは後述する”distraction”を使用します。
① 名詞としての頻出フレーズ
・lose one’s concentration(集中力を失う・切らす)
・a high/low concentration of ~(〜の高濃度/低濃度)
② 動詞形「concentrate」とのセット連動
名詞の”concentration”だけでなく、動詞の「concentrate(集中する)」も超重要です。特に、後ろに前置詞の on を伴って 「concentrate on ~(〜に集中する)」 という形で使う自動詞のパターンは、試験でも日常会話でも最頻出ですよ!
このように、名詞だけでなく「動詞形+前置詞」の組み合わせまでセットで押さえておくと、一気に表現の幅が広がりますよ!実際の例文で確認してみましょう。
日常会話・ビジネスで使える例文
【「集中・専念」を意味する名詞の例文】
・This complex task requires a high degree of concentration.
(この複雑な作業には高度な集中力が必要だ。)
・I completely lost my concentration because of the noise outside.
(外の騒音のせいで、完全に集中力が切れてしまった。)【「濃度・濃縮」を意味する名詞の例文】
・The chemical runoff led to a high concentration of toxins in the river.
(化学物質の流出により、その川の毒素の濃度が高くなった。)【動詞形 concentrate を使った頻出例文】
・You need to concentrate on your studies if you want to pass the exam.
(試験に合格したいなら、勉強に集中する必要がある。)※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
”concentration”の関連語①:「集中・専念」を意味する単語”focus/attention”
例えば”focus”や”attention”なども「集中」や「注意」を意味する重要な単語ですよ!
⇒「集中」の意味を持つ単語”focus/attention”
イメージの違いとしては、以下のように捉えるとスッキリします!
concentration ⇒「精神やエネルギーを1箇所にギュッと凝縮する」=(深い)集中、専念
focus ⇒「レンズのピントを合わせるように特定の対象を絞る」=(焦点を合わせる)集中
attention ⇒「意識をその方向にピンと向ける、耳を傾ける」=注意、関心
といった感じです!
それぞれのイメージの違いを、よく使う表現で確認してみましょう!
●lose one’s concentration
「(勉強や作業の途中でエネルギーが切れて)集中力を失う」
⇒ 1箇所にギュッと集めていた精神的なエネルギーの風船がしぼんでしまうようなイメージ
●focus on the problem
「(他の問題は置いておいて、その)問題に焦点を当てる」
⇒ カメラのレンズのように、特定の対象物だけにピントを絞り込み、周りをぼかすイメージ
●pay attention to the teacher
「先生(の話)に注意を向ける」
⇒ 自分の意識のアンテナを、対象に向けてピンと伸ばして受信しようとするイメージ
”concentration”の関連語②:「集中をそらす」を意味する単語”distraction/interruption”
⇒「集中の邪魔」を意味する単語”distraction/interruption”
それぞれの表現の違いはこんなイメージです!
distraction ⇒「意識を別の場所に引っ張って(tract)バラバラ(dis)にする」=気の散ること、気を散らすもの
interruption ⇒Outer「行動の途中(inter)に割り込んでぶち壊す(rupt)」=中断、邪魔が入ること
●The smartphone is a big distraction.
「スマートフォンは大きな誘惑(気を散らすもの)だ。」
⇒ 1箇所に集めていた集中力を、スマホが別の方向へとグイッと引っ張って分散させてしまうイメージ
●Work without interruption.
「(誰からも邪魔されることなく)途切れずに仕事をする」
⇒ まっすぐ進んでいる作業のラインの真ん中に、パキンと強引な割り込みが入ってストップさせられるイメージ
”concentration”の語源はラテン語「concentricus」 意味は「中心を共有する、同心円の」

”concentration”の語源についても、詳しく確認していきましょう。
”concentration”の直接的な語源は、形容詞の「concentric(同心円の、中心を共有する)」に、名詞を作る語尾「-ation」が組み合わさってできたものです。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には、”concentration”の起源について下記の記載があります。
Origin of concentration
First recorded in 1625–35; concentr(ic) + -ationOrigin of concentric
1350–1400; Middle English consentrik < Medieval Latin concentricus. See con-, center, -ic日本語訳:
concentrationの起源:1625〜35年に初めて記録された。concentric + -ation。
concentricの起源:1350〜1400年。中期英語 consentrik から、中世ラテン語 concentricus に由来する。con-、center、-ic を参照。※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容から読み解くと、”concentration”の根本にあるのは「中心を同じくする(concentric)」という概念です。
水面に石を投げたときにできる波紋や、ダーツの的のような「同心円」をイメージしてみてください。外側の大きな円から内側の小さな円へと、すべての要素がたった一つの「中心点(center)」に向かって集束していく様子が浮かんできませんか?
このように、「広範囲に散らばっているものが、一つの中心点に向かってギューッと集められていく」という物理的な動きのイメージこそが、”concentration” が持つ「集中」や「濃縮」という言葉のルーツなのです。
●中世ラテン語「concentricus」(中心を同じくする)
↓
●中期英語「consentrik」 / 英語「concentric」(同心円の、中心が共通の)
↓
●英語「concentration」(バラバラのものを、同じ1つの中心に向かって集めること=集中・濃度)
ちなみに、大元であるラテン語の「concentricus」をさらに細かく分解していくと、現代の英単語でも頻繁に登場する超重要パーツ「con-」と「center」に出会うことができます。
構成パーツで覚える”concentration” 「con-」+「center」+「-ation」

ここからは、”concentration”を3つの構成パーツに分解して、それぞれの持つ意味をさらに深掘りしていきましょう!
語源のパーツを理解すると、他のたくさんの英単語も芋づる式に覚えられるようになりますよ。
”concentration”の構成パーツは以下の3つです。
- con-(接頭辞):共に、一緒に、完全に
- center(語根):中心
- -ation(接尾辞):〜にすること(名詞にする)
“con-“は「共に、すっかり」を意味するパーツ
”con-”はラテン語に由来するパーツで、「共に、一緒に(together)」というイメージや、そこから派生して「すっかり、完全に(completely)」という強い強調の意味を持ちます。後ろに続く文字によって、com- や co-、col- などの形に変化することもあります。
例えば、先ほども紹介した”connect”は「con-(共に)」+「nect(結ぶ)」の2つのパーツで構成されており、2つのものを一緒に結びつける(=「繋ぐ、接続する」)を表しています!
他にも、以下のような重要単語にこのパーツが使われていますよ。
● contemporary(con-[共に]+ tempor[時間]+ -ary[〜の])
⇒ 同じ時間を共にする = 「同世代の、現代の」
● convention(con-[共に]+ vent[来る]+ -ion[名詞にするもの])
⇒ 人々が1つの場所に共にやって来る = 「会議、大会、慣習」
● conclude(con-[完全に]+ clude[閉じる])
⇒ 議論などを完全に閉じる = 「結論づける、締めくくる」
”center”は「中心」を意味するパーツ
”center”は、日本語でも「センター」と言うように、そのまま「中心、真ん中」を表すパーツです。元々はギリシャ語の「円を描くコンパスの針、中心の点」という意味の言葉に由来しています。物事の中核や、バランスの真ん中にある重要なものを指すときに使われます。
その他にも、”center”のイメージを持つ面白い単語をいくつか紹介しますね。
● eccentric(ec-[外へ=ex-]+ centric[中心の]) ⇒ 中心から外れたところを進む人 = 「一風変わった、変人の」
”-ation”は「〜にすること」を意味するパーツ
”-ation”は動詞の後ろにくっついて、「〜にすること(行為)」「〜という状態・結果」を表す名詞に変えるパーツです。もともとは動詞を作る「-ate」と、名詞を作る「-ion」が合体したもので、非常に多くの英単語を名詞化するおなじみの接尾辞です。
このように、動詞の語尾を「-ation」に変えて名詞になっている仲間はたくさんありますよ。
● preparation(prepare[準備する]+ -ation) ⇒ あらかじめ準備すること = 「準備、用意」
● organization(organize[組織化する]+ -ation) ⇒ カチッと組織にすること = 「組織、団体」
● imagination(imagine[想像する]+ -ation) ⇒ 頭の中で想像すること = 「想像、想像力」
”concentration”の意味と語源・覚え方のまとめ
以下、”concentration”の意味と覚え方についてのまとめです。
⇒コアイメージは「中心に集めること」
⇒”concentration”=「集中、専念」「濃度、濃縮」の意味
●語法・文法のポイント ⇒ 動詞形は「concentrate」。よく「concentrate on 〜(〜に集中する)」の形で自動詞として使われるのが最重要ポイントです。
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!