instinct イメージ図

【語源も分かって、忘れない】英単語「instinct」の意味と覚え方【in-(中に)+sting-(突く)=内側からツンツンと突いて駆り立てられる】

 

こんにちは、コダックです。

 

英語学習、とくに英単語を記憶する上で大切なのは以下の2つ。

①あらゆる方法(目・耳・口・手)を使って脳を刺激する事
②語源や単語のパーツ構成(接頭語・接尾語)などを関連付けて記憶する事

そう!関連付けが強ければ強いほど、記憶に残りやすい

この記事では英単語を語源や構成パーツ、使い方など、多方面からの知識を関連付けし、効率良く記憶する事を目的にしています。

 

 
コダック
今日の英語表現は”instinct”

「in-(中に)」+「sting-(突く)」のパーツで構成されている単語です。

内側からツンツンと突いて駆り立てられるがコアイメージで、“instinct“=「本能、直感、天性」「(感情などに)駆り立てられた」の意味を持ちますよ!

 

”instinct”の意味と使い方 コアイメージは「内側からツンツンと突いて駆り立てられる」

”instinct(発音:ínstiŋkt【名詞】/ instíŋkt【形容詞】)”は「本能、直感」「駆り立てられた」の意味を持つ単語です。

「in-(中に)」+「sting-(突く)」のパーツで構成されている単語で、「内側からツンツンと突いて駆り立てられる」がコアイメージです。

 

 
コダック
自分の心や体の内側(in-)から、目に見えないトゲや針のようなものでチクチク、ツンツンと突っつかれる(sting-)こと。

そこから、理屈ではなく「内側から湧き上がる衝動に突き動かされる(=「本能・直感」)」ことや、形容詞として感情に「駆り立てられている」状態が”instinct”なわけですね!

イメージ図としては下記の感じ。

instinct イメージ図

”instinct”は名詞として、動物が生まれつき持っている「生存本能(survival instinct)」や、人間が理由なくパッとひらめく「母の直感(maternal instinct)」などの表現でよく使われます。また、あまりお目にかかりませんが、形容詞として使う場合は「(怒りや熱意などに)満ちあふれて駆り立てられた」という意味になります。

 

 
「本能」や「直感」??
 
コダック
”instinct”の例を見てみましょう!

例えば「直感で行動する(act on instinct)」と言えば、頭であれこれ計算して動くのではなく、心の奥底から『こっちへ行け!』とツンツン突っつかれた(刺激された)感覚のままに動くことです。生き物が危険を察知してとっさに逃げるのも、この内なる突っつき(本能)があるからですね。

 

このように”自分の内側からの刺激によって勝手に突き動かされる”という意味から、野生動物の行動原理から人間の第六感にいたるまで広く使用されます。

例文

・Birds learn to fly by instinct.
(鳥は本能によって飛び方を覚える。)
・My first instinct was to run away from the room.
(私の最初の直感[とっさの衝動]は、その部屋から逃げ出すことだった。)

※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

”instinct”の関連語①:「直感・ひらめき」を意味する単語”intuition/hunch”

 
コダック
せっかく”instinct”を覚えるのであれば、似たような意味を持つ単語も一緒に覚えてしまいたい所です!

例えば”intuition”や”hunch”なども「直感、ひらめき」を意味する単語ですよ!

 

”instinct”の類義語
⇒「直感」の意味を持つ単語”intuition/hunch”

 

 
なるほど…、ちなみにそれぞれの表現に違いはあるの??

 

 
コダック

イメージの違いとしては

instinct ⇒「生物として内側から勝手に駆り立てられる」だから生まれつきの本能・とっさの衝動
intuition ⇒「論理を飛び越えて、心の中をじっと見つめる」だから知性的な直感・インスピレーション
hunch ⇒「根拠はないけれど、背中が丸まるようにピクンと反応する」だから日常のカン、勘ぐり

といった感じです!

 
う~ん…分かったような、分からないような…
 
コダック
確かに、これだけ言われても分かりづらいかもしれませんね…汗
それぞれのイメージを実際の表現を見ながら確認してみましょう!

 

例文で見る!”instinct/intuition/hunch”のイメージの違い

●animal instinct
「(危険を前にして勝手に体が動くような)動物的本能」
⇒ 遺伝子レベルで内側からチクチクと命令されるイメージ

●feminine intuition
「(相手のちょっとした変化から本質をピタリと言い当てる)女の勘・直感」
⇒ ロジックを超えて物事の核心をインサイドで見抜くイメージ

●have a hunch that…
「(根拠はないけれど)…という気がする、カンが働く」
⇒ 「なんとなくそんな気がするんだよね」というカジュアルな刑事のカンみたいなイメージ

 

”instinct”の関連語②:「生まれつきの性質」を意味する単語”nature/impulse”

 
コダック
せっかく”instinct”の持つ「内側から湧き出る性質」という意味についても、

類義語があるので覚えてしまいましょう!

 

”instinct”の類義語
⇒「生まれつきの性質」の意味を持つ単語”nature/impulse”
 

 

 
コダック

それぞれの表現の違いとしては

instinct ⇒「行動をチクチクと促してくる生物的プログラム」だから本能・天性
nature ⇒「生まれながらに持っている、そのものの本質」だから天性・人間の本性(性分)
impulse ⇒「中から外に向かってドカンと一気に押し出す」だから一時的な強い衝動(パルス)

といったイメージです。

 

 

 
コダック
せっかくですので、こちらも例文を通じて感覚を掴んじゃいましょう!

 

例文で見る!”instinct/nature/impulse”のイメージの違い

●human instinct
「(食べる、眠るなどの)人間の本能。」
⇒ 生き物として抗えないプログラムのイメージ

●against human nature
「人間の本性[人情]に反する。」
⇒ その生き物が本来持っている「性質・キャラクター」のイメージ

●on impulse
「衝動的に(ついカッとなって、あるいは欲しくなって)。」
⇒ 内側からのエネルギーが爆発して、コントロールを失うイメージ

 

 

”instinct”の語源はラテン語「instinctus」 意味は「駆り立てること、鼓舞、本能」

 

”instinct”の語源についても、確認していきましょう。

”instinct”の語源はラテン語の”instinctus(インスティンクトゥス)”です。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”instinct”のふたつの起源について、下記の記載があります。

Origin of instinct1
First recorded in 1375–1425; late Middle English, from Latin instinctus “prompting, instigation, enthusiasm,” noun use of past participle of insting(uere) “to excite, incite, rouse,” from in- in- 2 + -stinguere, presumably, “to prick, mark by pricking” ( cf. distinct, instigate)

Origin of instinct2
First recorded in 1530–40; from Latin instinctus “excited, inspired,” past participle of instinguere “to excite, incite, rouse”; see instinct 1

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容からみるに、”instinct”はラテン語から発祥している模様。

 

”instinct”の語源(起源~発祥まで)
●ラテン語「in-(中に)」+「-stinguere(チクチク突く “to prick”)」

●ラテン語「instinguere(内側から突っついて興奮させる、奮い立たせる “to excite, incite, rouse”)」

●ラテン語「instinctus(名詞としては、駆り立てること “prompting”、熱意 “enthusiasm”。形容詞としては、興奮させられた “excited”)」

●14世紀末(1375〜1425年頃)に名詞が、16世紀(1530〜1540年頃)に形容詞が、それぞれ英語に定着

 

 

 
コダック
流れとしては上記の感じなわけですね!

Dictionary.comの案内にもある通り、この単語の根っこは「-stinguere(チクチク突く、穴をあける)」という動作です。心の中をツンツンと突っついて、情熱や衝動を「奮い立たせる(prompting, enthusiasm)」というラテン語の本来の感覚が、現在の「理屈抜きで体を突き動かす本能」にそのまま繋がっているのですね。案内にある通り、外から突っつく「instigate(扇動する)」とも同じファミリーなんですよ!

 

 

構成パーツで覚える”instinct” 「in-」+「sting-」

ここからは構成パーツの面から”instinct”について覚えていきましょう

”instinct”の構成パーツは「in-(中に・内側へ)」+「sting-(突く、突き刺す)」のパーツです。

 

つぎから各パーツについて紹介していきます。

“in-“は「中に、中へ」を意味するパーツ

”in-”は「中に、中へ」を意味するパーツです。

 

 
コダック
例えば”inject”という単語は「in-(中へ)」+「ject(投げる・放つ)」の2パーツで構成されており、

体の中へ液体を送り込む(=「注射する、注入する」)を表しています。

 

 

その他にinspire(中に息を吹き込む→ひらめきを与える)、insight(内側を見る→洞察力)なども”in-”を使用する単語です。

”sting-”は「(針などで)ツンツンと突く、突き刺す」を意味するパーツ

”sting-”は「チクチク突く、印をつける」を意味するパーツです。(ラテン語の -stinguere に由来します。蜂が刺す英語の sting とも根っこが同じです)

 

 
コダック
例えば”extinguish”という単語は「ex-(外に)」+「tingu(突く・消す)」の構成で、燃えている火をグサグサと突っついて外へ消し去る(=「火を消す、絶滅させる」)を表しています。

 

 

その他にdistinct(はっきりと区別された ※ツンと突いて印をつけた)、instigate(そそのかす、扇動する ※お尻を突っつく)なども”sting-”に関連する単語です。

 

”instinct”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

以下、”instinct”の意味と覚え方についてのまとめです。

●”instinct”は「in-(中に)」+「sting-(突く)」のパーツで構成されている単語
⇒コアイメージは「内側からツンツンと突いて駆り立てられる」
⇒”instinct”=「本能、直感、天性」「(感情などに)駆り立てられた」の意味

●「心の内側から蜂に刺されるように(sting)チクチクと行動を促される」という強烈なコアのイメージを掴むと、理屈抜きの「本能」や「とっさの直感」という意味がすごく自然に頭に残ります。同じ「突く」仲間である「distinct(はっきり区別された)」や「instigate(そそのかす)」と一緒に紐付けてグループで覚えるのがおすすめですよ!

 
 
コダック
単語をパーツに分解してイメージで捉えると、頭での思考を飛び越えて勝手に体が動いちゃう「本能」という言葉が、元を辿れば『内側からチクチク突っつかれて興奮させられている状態』というひとつの鋭いイメージからきているのがよく分かりますよね!

ぜひ今回の方法を参考に、たくさんの英単語を効率よくマスターしていきましょう!最後までお読みいただきありがとうございました!

 
 
 
 
 
コダック
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他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」