【語源も分かって、忘れない】英単語「gift」の意味【与え(gipt)られたもの=才能】

こんにちは、コダックです。

 

英語学習、とくに英単語を記憶する上で大切なのは以下の2つ。

①あらゆる方法(目・耳・口・手)を使って脳を刺激する事
②語源や単語のパーツ構成(接頭語・接尾語)などを関連付けて記憶する事

そう!関連付けが強ければ強いほど、記憶に残りやすい

この記事では英単語を語源や構成パーツ、使い方など、多方面からの知識を関連付けし、効率良く記憶する事を目的にしています。

 

 
コダック
今日の英語表現は”gift”!

古ノルド語の”gipt(贈り物)”を語源に持つ単語です。

「与えること」がコアイメージで、”gift”=「贈り物」「才能」の意味を持ちます。

 

”gift”の意味と使い方 才能=「与えられた(gipt)もの」

”gift(発音:ギフトゥ)”は「贈り物」や「才能」の意味を持つ単語です。

”gift”の語源は古ノルド語で「贈り物」を意味する”gipt”で、コアイメージは「与えること」

 

日本語でも「ギフト」と言えば「贈り物」のことですが、”gift”にはプラスして「才能」という意味を持ちます。

”gift”が表す「才能」は先天的な才能を意味して、「天性の才能」「持って生まれた才能」のニュアンスがあります。

 

 
 
まさしく、才能=「与えられたもの」ということだね!
 
コダック
その通り!例えば”a gift from God”と言った場合は文字通り「神様からの授かり物」を意味します。

 

ちなみに”gift”の過去分詞”gifted”は「生まれつき才能のあること」を表していて、”a gifted person”で「生まれつき才能に恵まれた人」の意味です。

gift(名詞)
①贈り物
②天性の才能、天賦の才

a Christmas gift to him
彼へのクリスマスの贈り物

have a gift for music.
音楽の才能がある。

※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

「贈り物」を意味する単語:”gift”と”present”の使い方の違い

 
 
あっ、そういえば日本語では「プレゼント」も「贈り物」を意味するよね?

”gift”と”present”ってなんか違うの?

 
 
コダック

”gift”と”present”は「贈り物」の意味で使う場合は、ほぼ同じ使い方をしますよ!

ただ”gift”の方が少しフォーマルな印象を受けます。

 

”present”はどちらかと言うと日常で良く使う表現で、贈る対象も「友達」「目下の人」であることが多いです。

”gift”の場合は逆で「目上の人」に対しての贈り物のニュアンスが強くなります。

 

ちなみに”present”は動詞の時と、それ以外の時発音が異なります

動詞の”present”    ⇒発音:pˈrezənt/プレェザァント

名詞・形容詞の”present”⇒発音:préznt/プレェズント

present
(名詞)
①贈り物
②現在
(形容詞)
①現在の(※限定用法)
②出席している
③存在している
(動詞・他動詞)
①提出する
②贈呈する
③見せる
④現れる、思い浮かぶ
⑤上演する
⑥紹介する
⑦プレゼンテーションする、述べる
(動詞・自動詞)
①口頭発表する、プレゼンテーションをする
②現れる
 
 
んん~…?”present”の形容詞用法についてる(※限定用法)って何?
 
コダック
名詞を修飾する用法の事を限定用法と言います。
例えば”He is present”のように補語として使用される場合は「出席している」か「存在している」の意味しか使えないわけですね!

「才能・能力」を意味する単語:”gift”と”talent”, “ability”の違い

「才能・能力」を表す単語は”gift”以外にも”talent”, “ability”などがあります。

 

それぞれにニュアンスの違いがあって、下記の通りです。

●”talent”⇒先天的な「才能」、特定分野の才能を表す

●”gift”⇒先天的な「才能」、”talent”より強めの表現

●”ability”⇒遂行能力を表すイメージ。先天的・後天的どちらも表す。

 
”gift”と”talent”は”gift”の方が優れているイメージを持ちますが、どちらも先天的な才能・能力を表します。
使用方法も似ていて、例えば上で紹介した”have a gift for music(音楽の才能を持っている)”は”have a talent for music”のように”gift for~”⇒ ”talent for~”へ言い換え可能です。

 

 

使い分けに注意が必要なのは”ability”の方で、実際に何かを遂行する能力を指します。

例えば”a ability to pay”と言った場合は「支払い能力」を意味し、実際に支払うかどうかは別として、「いくら支払うことができるかをあらわします。

 

 
コダック
ニュアンスとしては
●”gift”, ”talent”⇒何かの分野で優れていることを表す
●”ability”   ⇒何かを遂行できるだけの能力を保有していることを表す

と言った感じですね!

ability(名詞)
能力、~出来る状態

talent(名詞)
才能、適性
②才能ある人々
③性的魅力のある人々

 

”gift”の語源は古ノルド語で「贈り物」の意味をもつ”gipt”

”gift”の語源も確認してみましょう。

”gift”の語源は古ノルド語の”gipt”です。

 

オックスフォード英英辞典には”gift”の語源について下記の記載があります。

Origin
Middle English from Old Norse gipt; related to give.

※参考・引用「LEXICO

 

記載内容の訳は以下の感じです。

古ノルド語の”gipt”に由来し、中期英語として発祥した。
また”give”にも関係がある。
 
 
コダック
上でも紹介しましたが、”gipt”は「贈り物」の意味を持つ古ノルド語です。
 
 
「贈り物」の意味は語源の時からあったわけだね!
 

”gift”の意味と語源・覚え方のまとめ

”gift”の意味と覚え方についてのまとめです。
●”gift”の意味は「贈り物」「才能」
 ⇒コアイメージは「与えること」
 ⇒「才能」は「与えられたもの」のイメージで、先天的な才能を表す

●”gift”の語源は古ノルド語の”gipt”で、意味は「贈り物」

 
 
コダック
他の英単語の記憶方法についても紹介しています。
是非ご活用いただければ!

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