complicate 線がこんがらがっているイメージ図

【語源も分かって、忘れない】英単語「complicate」の意味と使い方・覚え方・文法解説【com-(一緒に)+plic-(折る)=折り重ねて一緒にする】

 

 
コダック
今日の英語表現は”complicate”

「com-(一緒に)」+「plic-(折る・重ねる)」+「-ate(〜にする)」の3つのパーツで構成されている単語です。

「折り重ねて一緒にする」がコアイメージで、そこから“complicate”=「複雑にする」「複雑化させる」という意味に繋がっているんですよ!

 

”complicate”の意味と使い方 コアイメージは「折り重ねて一緒にする」

 

”complicate(発音:kάmpləkèɪt(米国英語)/ カンプリケイト)”は「複雑にする」「複雑化させる」の意味を持つ動詞です。

「com-(一緒に)」+「plic-(折る)」+「-ate(〜にする)」の3つのパーツで構成されており、「折り重ねて一緒にする」がコアイメージとなります。

 

 
コダック
何枚もの布や紙をぐちゃぐちゃに折って重ねて一まとめにすると、元の形が分からなくなって扱いづらくなりますよね。
あるいは、糸やコードが何重にも絡み合って「こんがらがる」ような状態をイメージしてください。

要素が重なり合ってわけが分からなくなる=”複雑にする”というわけですね!

complicate 線がこんがらがっているイメージ図

”complicate”は、ただ複雑であるというよりは「物事の構造や手順、人間関係などが絡み合って分かりにくくなる(マイナスの影響を与える)」イメージが強いです。

 

 
物事がこんがらがって、状況がややこしくなっちゃう感じかな??
 
コダック
その通りです!例えば、すでに話し合、新しい問題が出てきて、さらに状況が悪化していくのを想像してみると分かりやすいですよ!

 

また、日常会話では過去分詞から派生した形容詞の「complicated(複雑な)」として使われることも非常に多いので、ぜひ一緒に覚えておきましょう!

例文

New regulations will only complicate the procedure.
(新しい規制は手続きを複雑にするだけだろう。)

Don’t complicate the issue by bringing up the past.
(過去のことを持ち出して問題をややこしくしないでくれ。)
※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

”complicate”の関連語①:「複雑にする・洗練させる」の違い(complicate / sophisticate)

 
コダック
せっかく”complicate”を覚えるのであれば、同じように「複雑」に関連するニュアンスを持つ単語も一緒にインプットしちゃいましょう!
例えば”sophisticate”なども「複雑にする」という意味を持っていますが、使われ方が全然違います。

 

”complicate”の類義語・関連語
⇒「複雑・高度」のイメージを持つ単語”complicate / sophisticate”

 

 
なるほど…、ちなみにそれぞれの表現にはどんな違いがあるの??

 

 
コダック

イメージの違いとしては、以下のような感じです!

complicate ⇒「余計なものが絡み合う」=(マイナスに)ややこしくする
sophisticate ⇒「高度に作り込まれる」=(プラスに)洗練させる・精巧にする

 
なるほど!マイナスかプラスかで、ニュアンスが真逆になるんだね!
 
コダック
そうなんです!それぞれのイメージを、実際の表現(よく使われる形容詞形)を見ながら確認してみましょう!

 

例文で見る!”complicated / sophisticated”のイメージの違い

●This machine has a complicated system.
「この機械のシステムは(無駄にこんがらがっていて)ややこしい」
⇒ マイナス・ネガティブなイメージ

●This machine has a sophisticated system.
「この機械のシステムは(技術的に高度で)洗練されている」
⇒ プラス・ポジティブなイメージ

 

”complicate”の関連語②:「客観的に複雑にするか、主観的に悩ませるか」(complicate / perplex)

 
コダック
もうひとつ、主観的に「頭の中をこんがらがらせる」という意味を持つ類義語”perplex”についても覚えてしまいましょう!

 

”complicate”の関連語
⇒「複雑で人を悩ませる」意味を持つ単語”complicate / perplex”

 

 
こっちは”complicate”とどう違うの??

 

 
コダック

それぞれの表現の違いとしては、対象が「状況」か「人の心」かという点にあります!

complicate ⇒「客観的な事実や状況」=状態そのものを複雑にする
perplex ⇒「人の心理・頭の中」=(複雑さで人を)困惑させる・途方に暮れさせる

 

 
コダック
こちらも例文を通じて、それぞれの使い分けの感覚を掴んじゃいましょう!

 

例文で見る!”complicate / perplex”のイメージの違い

●Financial problems complicate their relationship.
「金銭問題が彼らの関係を複雑にする。」
⇒ 人間関係という「状況・事実」そのものがややこしくなるイメージ

●Her sudden change of mind perplexed him.
「彼女が突然心変わりしたことが彼を困惑させた。」
⇒ 不可解なことによって、彼の「頭の中がパニック(困惑)になる」イメージ

 

”complicate”の語法・文法の注意点

”complicate”の具体的な使い方や、文法的なポイントについても押さえておきましょう。

”complicate”は他動詞なので、「〜を複雑にする」という形で後ろに直接目的語(名詞)を取ります。

 

 
コダック
自動詞のように「状況が複雑化する」と言いたいときも、英語では「主語が〜を複雑にする」という他動詞の形にするか、このあと解説する形容詞を使う必要があるんですよ!

 

また、記事の前半でも少し触れましたが、日常会話では過去分詞から派生した形容詞の”complicated(複雑な)”の形で使われることが圧倒的に多いです。

「It is complicated.(話せば長くなるよ、一言では言えないよ)」のように、状況や人間関係がややこしい時の定番フレーズとしてよく耳にします。

 

 
なるほど!動詞の形だけじゃなくて、形容詞の”complicated”もセットで覚えた方が実用的だね!
 
コダック
その通りです!動詞としての使い方と、形容詞としての使い方の両方を例文で確認してみましょう!

 

語法・文法の例文

●他動詞(complicate + 名詞)の例
The scandal will complicate his political career.
(そのスキャンダルは彼の政治生命をややこしくするだろう。)

●形容詞(complicated)の例
The instructions for this game are too complicated.
(このゲームの説明書は複雑すぎる。)

Our relationship is… complicated.
(私たちの関係は…(一言では言えないくらい)ややこしいんだ。)

 

”complicate”の語源を深掘り!ラテン語 complicātus に隠された「折り重ねる」ストーリー

単語のイメージをさらに深く脳に定着させるために、”complicate”の歴史的な語源についても紐解いていきましょう。

”complicate”の直接のルーツは、ラテン語の「complicātus(コンプリカトゥス)」という言葉にあります。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には、”complicate”の起源について以下の記載があります。

Origin of complicate
1615–25; < Latin complicātus (past participle of complicāre to fold together), equivalent to com- com- + -plic- (combining form of *plecāre to fold, akin to plectī to plait; see complex) + -ātus -ate 1

日本語訳:1615〜25年初出。ラテン語の complicātus(complicāre「一緒に折る」の過去分詞)に由来。com-(一緒に) + -plic-(「折る」を意味する *plecāre の結合形、編むことを意味する plectī と同系。complex を参照) + -ātus(-ate 1:動詞をつくる接尾辞)から成る。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この語源データが示す通り、”complicate”はラテン語で「一緒に折りたたむ」「包み込む」という意味を持つ動詞 complicāre から派生しました。

古代ローマの人々は、複数のものをひとまとめにして「折り重ねる」行為を指してこの言葉を使っていましたが、これが時代を経て英語に伝わる中で、「何重にも折りたたまれて中の構造や境界線が分かりにくくなる」=「複雑にする」という抽象的な意味へと発展していったのです。

 

”complicate”の語源的な歴史(古代から英語まで)
●古代ラテン語「complicāre(一緒に折る・巻き込む)」

●過去分詞形「complicātus(折り重ねられた状態)」

●17世紀前半(1620年頃)に英語の「complicate」として定着
※英語に入ってきた当初は、「絡み合った」という形容詞としても使われていました!

 

 

 
コダック
言葉の歴史を見ると、単語のコアイメージがより立体的に見えてきますね!

ちなみに、解説の中に出てきた「complex(複雑な)」や、のちほど紹介する「imply(暗に意味する)」なども、すべてラテン語の「折る・編む(plicāre)」という共通のルーツから生まれた兄弟のような単語なんです。これらを繋げて覚えると、語彙力が一気に広がりますよ!

 

構成パーツで覚える”complicate”|3つのパーツに分解して記憶に焼き付けよう!

ここからは、語源学習の醍醐味である「構成パーツ(接頭辞・語根・接尾辞)」の視点から、”complicate”をさらに深く解剖していきましょう!

単語を丸暗記するのではなく、パーツが持つ本来のイメージを理解することで、記憶の定着率が圧倒的に高まりますよ。

 

”complicate”の構成パーツは、大きく分けて「com-(一緒に)」+「plic-(折る・重ねる)」+「-ate(〜にする)」の3つに分解することができます。

 

それでは、それぞれのパーツが持つ役割と、同じパーツを使った仲間たちの単語を詳しくチェックしていきましょう!

 

①接頭辞 ”com-” は「一緒に・ともに・完全に」を意味するパーツ

”com-”は、ラテン語に由来する接頭辞で、「一緒に(together)」や「ともに」、あるいは意味を強調する「完全に(completely)」というイメージを持っています。

ちなみに、このパーツは後ろに続く単語のスペル(音)に合わせて、con-、col-、cor-、co- と形を変える性質があります。どれもルーツは同じ「一緒」という意味なんですよ!

 

 
コダック
例えば、日常会話でもよく使う以下の単語たちも、すべてこの「com-(一緒)」のイメージから成り立っています!

combinecom-(一緒に) + bine(2つのものを結ぶ)
⇒ 2つの要素を1つの場所に「一緒にして結ぶ」ことから、「結合させる」「組み合わせる」という意味になります。

composecom-(一緒に) + pose(置く)
⇒ バラバラの部品や要素を「一緒に並べて置く」ことから、「構成する」「作曲・作文する」という意味に繋がります。

companycom-(一緒に) + pan(パンを食べる)+ y(集まり)
⇒ もともとは「同じパンを一緒に分け合って食べる仲間」が語源です。そこから、現代の「会社」や「仲間・同席すること」という意味に発展しました。

 

「一緒の場所に集める」「完全にまとめる」というイメージを持っておくと、これらの単語の共通点が見えてきますよね!

②語根 ”plic-” は「折る・重ねる・包む」を意味するパーツ

続いて、この単語の核となる語根の”plic-”です。これはラテン語の「plicare(折る、重ねる)」という動詞がルーツになっており、「布や紙を折りたたむ」「何層にも重ね合わせる」というコアイメージを持っています。

この語根は、単語の形によって -ply、-plex、-ploy などのように姿を変えて登場することが多い、非常に重要なパーツです。

 

 
コダック
「折る・重ねる」というイメージが、どのように他の単語に活かされているか見てみましょう!

duplicate:du(2つの・ダブルの) + plic-(折る) + -ate(にする)
⇒ 書類などを「2つに折り重ねる」という直球のイメージから、「複製する」「二重にする」という意味になります。

imply:im-(中に) + ply(折る)
⇒ 伝えたい本心を、言葉の「内側に折り込んで」見えなくするイメージです。そこから、「暗に意味する」「ほのめかす」という意味で使われます。

apply:ap-(〜の方へ・ad-の変形) + ply(折る)
⇒ 対象となるものに向けて、自分の身や書類を「ぴったりと折り重ねて寄り添わせる」イメージです。ここから、制度などを「適用する」、会社などに「応募・志望する」という意味に広がりました。

 

今回の主役である complicate は、これまでに学んだ2つのパーツが合体したものです。
つまり、com-(一緒に)+ plic-(折る・重ねる) で、「たくさんの要素を、一緒にしてぐちゃぐちゃに折り重ねる」という状態を表すわけですね。だからこそ「複雑にする」という意味になるのです!

③接尾辞 ”-ate” は「〜にする(動詞化)」を意味するパーツ

最後の一押しをするのが、単語の末尾にくっつく接尾辞の”-ate”です。
このパーツは、名詞や形容詞の後ろについて「〜の状態にする」「〜化する」という「動詞」の形を作る強力な役割を持っています。

単語のニュアンスに「具体的な動作や、働きかけを起こす」という使役的なエネルギーをプラスするパーツだと覚えておきましょう!

 

 
コダック
”-ate”が使われている身近な動詞の例を挙げてみますね!

activate:activ(活動的な) + -ate(にする)
⇒ 停止していたものを「活動的な状態にする」ことから、機能を「有効にする」「活性化させる」という意味になります。

motivate:motiv(動機・心の動き) + -ate(にする)
⇒ 人の心の中に動機を「発生させる」ことから、人に「動機を与える」「やる気にさせる」という意味になります。

regulate:regul(規則・ものさし) + -ate(にする)
⇒ バラバラな状態のものを、一定の規則の枠内に「収まるようにする」ことから、物事を「規制する」「調整する」という意味になります。

 

このように、最後のパーツである”-ate”が「〜の動作にする」という役割を果たすことで、”complicate”という単語全体が「複雑な状態に『する(動詞)』」という意味として完全に完成するわけですね!

”complicate”の意味と語源・覚え方のまとめ

最後に、今回ご紹介した”complicate”の意味と効率的な覚え方について、大切なポイントをギュッとまとめます!

”complicate”のパーツ構成
「com-(一緒に)」+「plic-(折る・重ねる)」+「-ate(〜にする)」の3つのパーツからなる単語。
コアイメージ:「いくつかの要素を、一緒にしてぐちゃぐちゃに折り重ねる」
単語の意味:「複雑にする」「複雑化させる」

語法・文法の必須ポイント
日常会話やビジネスシーンにおいて、「複雑な〇〇」と形容詞のように使いたいときは、過去分詞形から生まれた ”complicated(複雑な)” の形が非常によく使われます!こちらもセットで確実にマスターしておきましょう!

 
 
コダック
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【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014), ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」