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【語源も分かって、忘れない】英単語「compensation」の意味と使い方・覚え方・文法解説【pens(重さを量る)⇒天秤のバランスを取る】

 

 
コダック
今日の英語表現は”compensation”

「com-(共に)」+「pens(重さを量る)」+「-ation(こと)」のパーツを組み合わせた単語です。

「マイナスを埋めてバランスを取る」というコアイメージを持っており、そこから“compensation”=「補償、埋め合わせ」「報酬、給与」の意味を持ちますよ!

 

”compensation”の意味と使い方 コアイメージは「天秤のバランスを取る」

 

”compensation(発音:kɑ̀mpənséiʃən/コンペンセーション【名詞】)”は主に「補償、埋め合わせ」「報酬、給与」の2つの意味を持つ単語です。

「com-(共に)」+「pens(重さを量る)」+「-ation(こと)」のパーツ構成から、「天秤のバランスを取る」という強力なコアイメージを持っています。

 

 
コダック
天秤をイメージしてみてください。例えば労働の場合、労働時間が長くなって片方の天秤がグッと下がったとき、もう片方にそれと「同じ重さ(com + pens)」のお金を載せて、傾いた労使のバランスを水平に戻すわけです。

片側に傾いた分を埋め合わせてイコールにするからこそ=「補償」や「報酬」になるわけですね!

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”compensation”は、事故や災害における「補償金」の文脈はもちろん、ビジネスにおいて働いた労働力に対する「報酬・給与」という意味でも非常によく使われます。

ただ単にお金をあげるのではなく、「掛けた時間や失った損害に対して、見合うだけのものを返す」というニュアンスが根底にあります。

 
コダック
例えば、飛行機が遅延して大事な予定が潰れてしまった時、航空会社がホテル代や食事券を出してくれたら、それが『埋め合わせ(compensation)』です。

また、会社のために自分の時間と体力を使ったのに対して、会社がそれに見合う価値の給与を払うのも、バランスを取る行為(compensation)なんですよ!

 

このように”傾いた天秤をきっちり水平に戻すための穴埋め”という意味から、法律の賠償手続き、ビジネスの雇用契約、日常のちょっとしたお詫びにいたるまで広く使用されます。例文で使い方を確認してみましょう。

 

”compensation”を使った例文

【補償・埋め合わせの意味で】
・He received $10,000 in compensation for his injuries.
(彼は怪我の補償として1万ドルを受け取った。)

・I demanded compensation for the delayed flight.
(私はフライトの遅延に対する埋め合わせを要求した。)

【報酬・給与の意味で】
・The company offers competitive compensation and benefits.
(その会社は、他社にひけをとらない優遇された報酬と福利厚生を提供している。)

・Annual compensation for this position is around $70,000.
(この役職の年間給与は約7万ドルです。)

 

”compensation”の文法・語法・よく使うコロケーション(連語)

”compensation”を実際の会話やテストで正しく使うために、押さえておきたい文法や語法のルールを3つ紹介します。

 

1. 定番フレーズ! ”compensation for 〜” の仕組み

「〜に対する補償・埋め合わせ」と言いたいときは、前置詞の for を後ろにつなげるのが鉄則です。
`for` には「〜の代わりに、〜と引き換えに」という意味合いがあるため、「損害(losses)や遅延(delays)と引き換えに受け取るバランス調整」という意味の相性から `for` が選ばれます。

  • compensation for damage (損害に対する補償)
  • compensation for loss of time (時間を失ったことに対する埋め合わせ)

 

2. よく使われる動詞との組み合わせ(コロケーション)

”compensation”は特定の動詞とセットで使われることが多いです。セットで覚えておくと、アウトプットの際に非常に役立ちます。

  • receive compensation (補償を受け取る)
  • claim / demand compensation (補償を請求する / 要求する)
  • pay compensation (補償金を支払う)
  • offer compensation (埋め合わせを申し出る)

 

3. 意味によって「数えられる・数えられない」が変わる!

ビジネスで「総報酬、給与」という概念で使うときは、基本的に数えられない名詞(不可算名詞)になります。(※例文の “Annual compensation…” など)
一方で、具体的な「個々の補償金、賠償金」を指す場合は、数えられる名詞(可算名詞)として扱われ、複数形の compensations になることがあります。文脈によって使い分けましょう。

 

”compensation”の関連語:「埋め合わせ・お金」を意味する”reward / reimbursement”

 
コダック
せっかく”compensation”を覚えるのであれば、似たような意味を持つ単語も一緒に覚えてしまいましょう!

例えば”reward”や”reimbursement”なども「報酬、払い戻し」を意味する単語ですよ!

 

”compensation”の類義語
⇒「報酬・返金」の意味を持つ単語”reward / reimbursement”

 

 
なるほど…、ちなみにそれぞれの表現に違いはあるの??

 

 
コダック

イメージの違いとしては

compensation⇒「発生した損害や労働のマイナスを、天秤でキッチリ釣り合わせるための『穴埋め・補償』」=マイナスの穴埋め

reward⇒「良い行いや優れた成果、貢献に対して、称賛の気持ちを込めて与えられる『見返り・褒美』」=プラスへのご褒美

reimbursement⇒「出張費や経費など、個人が一度ポケットから立て替えて払ったお金を、会社が後から『払い戻す』こと」=立て替え金の返金

といった感じです!

 
出す側の「理由」や「お金の元の持ち主」によって使い分けるんだね!
 
コダック
まさにその通りです!
ビジネスの場面をベースに、実際のシチュエーションでのニュアンスの差を確認してみましょう!

 

シチュエーションで見る!”compensation / reward / reimbursement”のイメージの違い

●receive compensation for injuries
「(仕事中の怪我というマイナスに対して)労災の補償金を受け取る」
㠯 痛い思いをした分、天秤のバランスを戻すためにお金が支払われるイメージ

●a financial reward for good performance
「良い業績を上げたことに対する(ボーナスなどの)褒美
㠯 素晴らしい成果というプラスに対して、さらにプラスのご褒美を上乗せするイメージ

●travel expense reimbursement
「(自腹で払っていた)出張旅費の精算・払い戻し
㠯 本来会社が払うべきだったお金を、立て替えた本人にそのまま「戻す(re-imburse)」イメージ

 

”compensation”の語源はラテン語「compēnsāre」!天秤で重さを量る動きが由来

英単語の根本的なイメージを掴むには、語源を知るのが一番の近道です。
”compensation”は、古代ラテン語の動詞「compēnsāre(一緒に重さを量る、釣り合わせる)」に由来しています。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には、名詞”compensation”および動詞”compensate”の起源について、下記の記載があります。

Origin of compensation
First recorded in 1350–1400; Middle English compensacioun, from Latin compēnsātiōn-, stem of compēnsātiō “a balancing”; equivalent to compensate + -ion
Origin of compensate
First recorded in 1640–50, compensate is from the Latin word compēnsātus (past participle of compēnsāre to counterbalance, originally, to weigh together). See com-, pensive, -ate 1

日本語訳:【compensation】1350〜1400年に初めて記録された。中期英語の compensacioun から、またラテン語の「釣り合い(a balancing)」を意味する compēnsātiō から。compensate + -ion と同等。
【compensate】1640〜1650年に初めて記録された。ラテン語の compēnsātus(compēnsāre[釣り合わせる、元々は、一緒に重さを量る]の過去分詞)に由来する。com-, pensive, -ate 1 を参照。

※参考・引用「Dictionary.com

 

引用の解説を見ると、ラテン語の段階で「一緒に重さを量る(weigh together)」という意味があったことがわかります。
古代の商取引では、品物と代金(硬貨など)を天秤の左右に乗せ、「両方の重さが釣り合う(等価である)こと」をしっかりと確認していました。
この物理的な天秤の動きが、やがて「価値を等しくする」という概念に変わり、「損害や労働(マイナス)」に対して「お金や見返り(プラス)」を与えて釣り合わせる=「補償する」「報酬を与える」という現代の比喩的な意味へと発展していったのです。

 

また、歴史的な記録を見ると、英語においては動詞(17世紀)よりも名詞の「compensation」の方が14世紀後半と先に文献に登場しているという、少し面白い成り立ちを持っています。

 

”compensation”の意味の変遷
古代ラテン語:compēnsāre(天秤で両方の皿の重さを一緒に量る)

意味の発展:重さが等しいことを確認する ⇒「価値を等しくする・釣り合わせる」

現代英語:compensation(労働の対価や損失のマイナスに対して、見合うだけのプラスを与えて帳尻を合わせること=補償・報酬)

 

 

 
コダック
語源をたどると、頭の中で「天秤が釣り合う映像」がはっきりと浮かんできますね!

もともとは市場などで「両方の皿に荷物と硬貨を載せて量る」という、とても物理的なアクションから生まれた言葉なんです。「マイナスを埋めてバランスを取る」というコアイメージにもピッタリ繋がります!

 

 

構成パーツで覚える”compensation” 「com-」+「pens」+「-ation」

 

ここからは構成パーツ(接頭辞・語根・接尾辞)の面から、”compensation”の理解をさらに深めていきましょう!

”compensation”は、「com-(共に)」+「pens(重さを量る)」+「-ation(こと)」の3つのパーツに美しく分解することができます。

 

それぞれのパーツが持つ本来の意味や、同じパーツを使った他の英単語を知ることで、記憶のネットワークが何倍にも広がりますよ!

 

1. 接頭辞 ”com-” :「共に、一緒に、完全に」を意味するパーツ

”com-”は「共に、一緒に」、あるいはそこから意味が強調されて「完全に」という意味を添えるパーツです。

この接頭辞は、後ろに続くアルファベットの音に合わせて con-、col-、cor-、co- のように形を変える特徴があります(例えば b, p, m の前では com- に変化します)。

 

 
コダック
例えば、”建設”を意味する”construction”は「con-(共に)」+「struct(建てる)」+「-ion(こと)」で、「パーツを一緒に組み立てること」から「建設、建造」という意味になっています。

他にも、combine(com-[共に]+ bine[2つを結ぶ]=結合させる)なども仲間ですね!今回の単語では「天秤の両方の皿に【共に】荷物を載せて、重さを一緒に測る」というニュアンスで使われていますよ!

 

2. 語根 ”pens” :「重さを量る、支払う、ぶら下げる」を意味するパーツ

”pens(または pend)”は、ラテン語の「吊るす」「重さを量る」という言葉に由来するパーツです。

「なぜ重さを量るのが、支払うという意味になるの?」と思うかもしれませんが、古代では金貨や銀貨の『重さを天秤で量って』お支払いをしていた歴史があるからなんです。そのため、このパーツは現代でも「支払う」という意味を強く持っています。

 

 
コダック
分かりやすい例だと、”高価な”を意味する”expensive”があります!これは「ex-(外に)」+「pense(お金を支払う)」+「-ive(〜の傾向がある)」のパーツからできていて、「お財布の外へたくさんお金を払い出す」⇒「高価な、費用のかかる」という意味になるわけです!

 

他にも ”pens / pend” を使った重要単語はたくさんあります。一緒にセットで覚えてしまいましょう!

 

pension(長年働いた重みや貢献度に応じて、定期的に『支払われる』お金 = 年金)
pendant(下に向けて『吊り下がっている』もの = ペンダント、吊り下げ照明)
suspend(sus-[下から]+ pend[吊るす]=下から吊るして宙ぶらりんにする = 一時停止する、停職にする)
ponder(心の中で問題の重さをじっくり『量る』 = 熟考する、深く考える)

 

3. 接尾辞 ”-ation” :「〜すること、〜という状態」を意味する名詞化パーツ

最後に後ろにくっついている ”-ation” は、動詞の後ろに付いて「名詞」に変えるためのパーツ(接尾辞)です。

動詞の「compensate(埋め合わせる、バランスを取る)」の後ろにこれが付くことで、「バランスを取ること」という名詞の形になり、私たちのよく知る「補償」や「報酬」という意味の単語が完成します。

 

 
コダック
動詞を名詞にするパーツは、他にも `-tion` や `-ion` などがたくさんありますね!
例えば、organization(組織化すること→組織)や、information(通知すること→情報)と同じ役割です。これがあるおかげで、単語の「品詞」がひと目で判別できるようになりますよ!

 

”compensation”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

以下、”compensation”の意味と覚え方についてのまとめです。

●”compensation”は「com-(共に)」+「pens(重さを量る)」+「-ation(こと)」の3パーツで構成されている単語
㠯コアイメージは「天秤のバランスを取る」
㠯”compensation”=「補償、埋め合わせ」「報酬、給与」の意味
●語法・文法のポイント 㠯後ろに前置詞 `for` を伴って「〜に対する補償(compensation for 〜)」の形でよく使われる。総報酬を指すときは不可算名詞扱い。
 
 
コダック
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他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」