【語源も分かる】英単語「upcoming」の意味と使い方・覚え方・文法解説【up-(上へ、近づいて)+coming(来ること)=グッと近づいて現れる】

 
コダック
今日の英語表現は”upcoming”

「up-(上へ、近づいて)」+「coming(来ること)」の2つのパーツで構成されている単語です。

グッと近づいて現れるがコアイメージで、“upcoming“=「近日公開の、近づいてくる」「今度の、やがてやって来る」の意味を持ちますよ!

 

”upcoming”の意味と使い方 コアイメージは「グッと近づいて現れる」

 

”upcoming(発音:ʌ̀pkʌ́miŋ/アップカミング【形容詞】)”は「近日公開の、近づいてくる」「今度の、やがてやって来る」の意味を持つ単語です。

「up-(上へ、近づいて)」+「coming(来ること)」のパーツで構成されている単語で、「グッと近づいて現れる」がコアイメージです。

 

 
コダック
未来の予定やイベントが、こちらに向かって近づいてきて(coming)、視界の上のほうへグッと現れる(up-)状態のこと。

そこから、映画やイベントがもうすぐ目の前まで迫っている「「近日公開の」」ことや、「今度のイベント」のように「やがてやって来る」のが”upcoming”なわけですね!

 

ちなみにただ単に近い未来のことや、ずっと続く状態などは後述する”near”や”following”を使用しますよ!

基本的な例文

・the upcoming presidential election
(今度の[近づきつつある]大統領選挙)
・We are excited about the upcoming event.
(私たちは今度のイベントを楽しみにしています。)
※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

【重要】”upcoming”の語法と文法:名詞の前でしか使えない「限定用法」

 

 
コダック
”upcoming”を使う上で、絶対に知っておきたい超重要な文法ルールがあります!
それは、この単語が「名詞の直前に置いて修飾する(限定用法)」という使い方しか基本的にはできない、という点です!

 

たとえば、「今度のイベント(the upcoming event)」のように名詞の前に置くのは大正解ですが、「The event is upcoming.(そのイベントは間近に迫っている)」のように、be動詞の後ろ(補語の位置)に置くことは基本的にはできません。

 

 
えっ!じゃあ「イベントがもうすぐあるよ」って後ろから言いたい時はどうすればいいの?
 
コダック
そんな時は、お馴染みの句動詞を使って”coming up”としたり、便利なイディオムの”around the corner”に書き換えてあげればバッチリですよ!

 

× 不自然な英語:The exam is upcoming.
○ 自然な英語(限定用法):I’m studying for the upcoming exam.(私は今度の試験に向けて勉強している。)
○ 動詞の後ろに置きたい場合:The exam is coming up. / The exam is around the corner.(試験が間近に迫っている。)

 

”upcoming”の頻出フレーズと実践的な例文

 

”upcoming”は日常会話からビジネスシーン、エンタメニュースまで幅広く使われます。特によく一緒に使われる「頻出の組み合わせ(コロケーション)」を例文セットで見ていきましょう!

 

① ビジネス・学校で使えるフレーズ
upcoming meeting(今度の会議)
upcoming project(近く始まるプロジェクト)
upcoming semester(次の学期)

 

・We need to prepare the materials for the upcoming meeting.
(私たちは今度の会議に向けて資料を準備する必要があります。)
・Are you ready for the upcoming semester?
(次の学期の準備はできていますか?)

 

② 日常会話・エンタメで使えるフレーズ
upcoming trip / holiday(今度の旅行/休暇)
upcoming movie / album(近日公開の映画/近々発売のアルバム)
upcoming wedding(間近に迫った結婚式)

 

・I am really looking forward to our upcoming trip to Hawaii.
(私は今度のハワイ旅行を本当に楽しみにしています。)
・The band announced the tracklist for their upcoming album.
(そのバンドは、近々発売されるアルバムのトラックリストを発表した。)
・She is currently busy planning her upcoming wedding.
(彼女は今、間近に迫った結婚式の計画で忙しい。)

 

【類義語比較】”upcoming”と似た意味を持つ単語のニュアンス違い

 

”upcoming”の関連語①:「近づいてくる」を意味する単語”approaching / coming”

 
コダック
せっかく”upcoming”を覚えるのであれば、似たような意味を持つ単語も一緒に覚えてしまいたい所です!

例えば”approaching”や”coming”なども「近づいてくる」を意味する単語よ!

 

”upcoming”の類義語
⇒「近づいてくる」の意味を持つ単語”approaching / coming”

 

 
なるほど…、ちなみにそれぞれの表現に違いはあるの??

 

 
コダック

イメージの違いとしては

upcoming ⇒「未来の予定が迫る」=数日〜数ヶ月先の注目イベント
approaching ⇒「物理的・時間的に迫る」=台風や期日が目前に迫る緊迫感
coming ⇒「次に来る」=来るべき週末や次の世代など、最も一般的な表現

といった感じです!

 
う~ん…文字だけだとニュアンスの差がちょっとややこしいかも…
 
コダック
確かに、これだけ言われても分かりづらいかもしれませんね…汗
それぞれのイメージを実際の表現を見ながら確認してみましょう!

 

例文で見る!”upcoming / approaching / coming”のイメージの違い

● upcoming movie
「近日公開の映画」
⇒ 公開に向けて今まさに準備や宣伝が進んでいて、ワクワクするイメージ

● approaching typhoon
「接近中の台風」
⇒ 物理的な距離がどんどん縮まっていて、対策を急がなきゃという緊迫したイメージ

● coming Sunday
「次の日曜日」
⇒ スケジュール上で「次に来る順番」を淡々と指しているイメージ

 

”upcoming”の関連語②:「間近に迫った」を意味する単語”imminent / forthcoming”

 
コダック
「もうすぐやって来る・起きる」という意味を持つ、他の類義語についても覚えてしまいましょう!

 

”upcoming”の類義語
⇒「間近に迫った」の意味を持つ単語”imminent / forthcoming”

 

 
コダック

それぞれの表現の違いとしては

upcoming ⇒「もうすぐ起きる予定」=前向きなイベント等に多い
imminent ⇒「今にも起きそうな」=危機や危険が「一触即発」のレベルで迫る
forthcoming ⇒「近く手に入る」=刊行物や情報がまもなく出る(少し堅い表現)

といったイメージです。

 

 
コダック
せっかくですので、こちらも例文を通じて感覚を掴んじゃいましょう!

 

例文で見る!”upcoming / imminent / forthcoming”のイメージの違い

● upcoming album
「新しく発売されるアルバム」
⇒ 近々リリースが予定されている、楽しみな作品というイメージ

● imminent danger
「差し迫った危険」
⇒ 今すぐ逃げないとマズい、という一分一秒を争う切迫したイメージ

● forthcoming book
「近刊の書籍」
⇒ 出版社のお知らせやビジネス文書などでよく使われる、少し丁寧でオフィシャルなイメージ

 

”upcoming”の語源は中期英語 意味は「up- + coming」

 

”upcoming”の語源についても、確認していきましょう。

”upcoming”の語源は中期英語(Middle English)”です。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”upcoming”の起源について、下記の記載があります。

Origin of upcoming
First recorded in 1300–50; Middle English; up- + coming

日本語訳:1300〜50年に最初に記録された。中期英語の「up-」+「coming」から構成されている。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容からみるに、”upcoming”は14世紀前半の中期英語の時代から使われている模様。

 

”upcoming”の語源(起源~発祥まで)
● 1300年代(中期英語期)に誕生

● 「up-(上へ、近づいて)」という方向性のパーツ

● 「coming(来ること)」という動きのパーツが合体し、そのまま定着

 

 
コダック
流れとしては上記の感じなわけですね!

古くからある英単語のパーツ同士がストレートに組み合わさって、今でもそのまま使われている分かりやすい単語なんです。

 

構成パーツ(語源)で覚える”upcoming” 「up-」+「coming」

 

ここからは構成パーツの面から”upcoming”について覚えていきましょう。

”upcoming”の構成パーツは「up-(上へ、近づいて)」+「coming(来ること)」の2つのパーツです。

 

つぎから各パーツの仲間(同じパーツを持つ英単語)を紹介していきます。まとめて覚えることで一気に語彙力がアップしますよ!

 

“up-“は「上へ、近づいて」を意味するパーツ

”up-”は「上へ、近づいて」を意味するパーツです。

 

 
コダック
例えば”upward”という単語は「up-(上へ)」+「-ward(〜の方向へ)」のパーツで構成されており、上のほうを向いている(=「上向きの、上方への」)を表しています。

 

その他に uproot(根こそぎ引き抜く=上へ引き抜く)や、upgrade(階級を上へあげる)等も”up-”を使用する単語です。

 

”coming”は「来ること」を意味するパーツ

”coming”は「来ること」を意味するパーツです。

 

 
コダック
例えば”incoming”という単語は「in-(中へ)」+「coming(来ること)」のパーツで構成されており、中に入ってくるような動き(=「入ってくる、新入りの」)を表しています。

 

その他の”coming”を使用する英単語についても、下記で紹介していきます。

shortcoming(目標に届かないこと=欠点)、homecoming(家へ帰ること=帰郷)

 

”upcoming”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

以下、”upcoming”の意味と覚え方についてのまとめです。

●”upcoming”は「up-(上へ、近づいて)」+「coming(来ること)」の2パーツで構成されている単語
⇒コアイメージは「グッと近づいて現れる」
⇒”upcoming”=「近日公開の、近づいてくる」「今度の、やがてやって来る」の意味
●語法・文法のポイント ⇒形容詞として「名詞の直前(限定用法)」に置いて修飾するのが鉄則(例:the upcoming event)。「The event is upcoming.」のようにbe動詞の後ろには使えないので注意!後ろから言いたい時は「coming up」「around the corner」を使おう!
 
 
コダック
当サイトでは英語表現について、このように語源、語法・文法、覚え方の面から解説を行っています。
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」