イタリア語の「casa(家)」+「-ino(小さい)」のパーツで構成されている単語です。
「小さな家(別荘)」がコアイメージで、そこから“casino”=「カジノ」「娯楽場」の意味を持ちますよ!
英単語”casino”の意味と発音・使い方:コアイメージは「小さな家」
”casino(名詞)”は「カジノ」「娯楽場(特にトランプ・ルーレットなどの賭博を行う施設)」の意味を持つ単語です。
まずは重要な発音の注意点から。
カタカナでは「カジノ」と濁りますが、英語の発音は「カシーノウ(発音記号:kəsíːnoʊ)」となり、濁らない「シ」の音にアクセントが来る点に注意してください。
単語の成り立ちとしては、「casa(家)」+「-ino(小さい)」のパーツが組み合わさってできており、「小さな家(別荘)」がコアイメージです。
そこに貴族や大富豪たちが集まって、音楽を聴いたりダンスをしたり、あるいはちょっとしたカードゲーム(賭け事)を楽しんだりした空間=「娯楽のための場所」なわけですね!
このように”人々が集まって娯楽やゲームを贅沢に楽しむ場所”という意味から、観光、エンターテインメント、経済ニュースにいたるまで広く使用されます。
”casino”を使った例文
実際の会話や文章でどのように使われるか、例文で確認してみましょう。
例文
・He lost a lot of money at the casino.
(彼はカジノで多額のお金を失った。)
・The city plans to build a new resort with a casino.
(その都市はカジノ付きの新しいリゾートを建設することを計画している。)※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
さらに、日常会話やニュースでよく見かける例文も追加でご紹介します。
(私たちは夕食後にカジノへ行くことにした。)
・Online casinos have become incredibly popular recently.
(近年、オンラインカジノは信じられないほど人気になっている。)
・She works as a dealer at a famous casino in Las Vegas.
(彼女はラスベガスの有名なカジノでディーラーとして働いている。)
”casino”の文法・語法と定番フレーズ

1. 建物なので普通に数えられる名詞(可算名詞)
”casino”は数えられる名詞(可算名詞)なので、1つの施設なら ”a casino”、複数なら ”casinos” となります。
また、「カジノで遊ぶ・カジノにいる」と言いたい時は、場所の一点を示す前置詞 ”at” または空間の中を示す ”in” を使って ”at a casino” や ”in the casino” と表現するのが一般的です。
2. 一緒に使われる定番の表現(コロケーション)
ビジネスや旅行の会話でよく登場する、”casino”と相性の良い言葉をセットで覚えてしまいましょう!
・run / operate a casino(カジノを経営・運営する)
・hit the casino(カジノに行く、カジノに繰り出す ※カジュアルな表現)
・casino resort / IR(カジノを含めた統合型リゾート施設)
・casino floor(カジノのゲーム機やテーブルが並んでいるエリア)
”casino”の関連語:「賭博場・娯楽地」を意味する単語”gambling house/resort”
例えば”gambling house”や”resort”なども関連する単語ですよ!
⇒「賭博・娯楽」に関する単語”gambling house / resort”
イメージの違いとしては
casino⇒「単なる賭け事だけでなく、ショーやホテル、飲食なども含んだ合法で華やかな『総合娯楽施設』」=華やかなカジノ・娯楽場
gambling house⇒「エンタメ要素はなく、純粋に『お金を賭けて勝負すること』だけを目的とした、やや薄暗いイメージの施設」=賭博場・鉄火場
resort⇒「ギャンブルに限らず、観光地や避暑地など、人々が休暇を過ごすために集まる『行楽地全体』」=行楽地・リゾート
といった感じです!
実際のシチュエーションをベースに、ニュアンスの差を確認してみましょう!
●enjoy a night at a Las Vegas casino
「ラスベガスのカジノで夜を楽しむ」
⇒ スロットを回すだけでなく、きらびやかなネオンや豪華なディナーも含めて楽しんでいるイメージ
●The police raided an illegal gambling house.
「警察が違法な賭博場を摘発した」
⇒ 華やかさは一切なく、密室で裏のお金が動いているような生々しい場所のイメージ
●stay at a luxury beach resort
「高級ビーチリゾートに滞在する」
⇒ 海辺でのんびりリラックスして羽を伸ばす、休暇の目的地そのもののイメージ
”casino”の語源はイタリア語「casino」 意味は「小さな家」

”casino”の語源についても確認していきましょう。
”casino”の語源はそのままイタリア語の「casino」です。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”casino”の起源について、下記の記載があります。
Origin of casino
First recorded in 1780–90; from Italian, equivalent to cas(a) “house” + -ino diminutive suffix日本語訳:1780〜1790年に初めて記録された。イタリア語に由来し、cas(a)「家」に指小辞(※小さいことを表す接尾辞)の -ino がついたものと同等である。
※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容からみるに、”casino”は18世紀後半(日本では江戸時代の中期頃)に、イタリアの「小さな社交用の別荘」を表す言葉として英語に持ち込まれた模様です。
イタリア語:casa(家)+ -ino(小さい)= casino(小さな家・庵)
↓
1780年代:貴族たちが別荘で楽しむ「社交場・娯楽室」の意味で英語に導入される
↓
19世紀以降:特にゲームや賭博を行う「華やかな商業施設」を指す言葉として世界中に定着
言葉のミニ知識ですが、この「casa(家)」という語源は、日本でも馴染みのある「カジュアル(casual)」な服装の語源や、イタリア料理店の店名などにもよく使われているんですよ!
構成パーツで覚える”casino”:「casa」+「-ino」

ここからは構成パーツの面から”casino”についてさらに深く覚えていきましょう。
”casino”の構成パーツは「casa(家)」+「-ino(小さい)」の2つです。
それぞれ他の単語にも応用が効くパーツなので、順番に紹介していきます。
“casa”は「家、建物」を意味するパーツ
”casa”はラテン語やイタリア語、スペイン語などで「家」を意味する基本のパーツです。
文字通り「白い家」という意味を持っているんですよ!
その他に、かつて一世を風靡した稀代のプレイボーイの名前「Casanova(カサノヴァ)」も、もともとは「casa(家)」+「nova(新しい)」=「新しい家」という姓からきています。
”-ino”は「小さいもの」を意味するパーツ(指小辞)
語尾につく”-ino”は、元の単語にくっついて「ちょっと小さいもの」「可愛らしいもの」に変身させる便利なパーツ(指小辞)です。
小さくて高い澄んだ音が出る「高音用のトランペット」を表しています。
その他の”-ino(または-ini)”を使用する英語(イタリア語由来)についても、下記で紹介していきます。
・zucchini(ズッキーニ:zucca[カボチャ]の複数形に小さいを表す接尾辞がついたもの=小さなカボチャ)
”casino”の意味と語源・覚え方のまとめ

最後に、今回解説した”casino”の意味と覚え方のまとめです。
⇒コアイメージは「小さな家(みんなが集まる娯楽用の別荘)」
⇒”casino”=「カジノ」「娯楽場」の意味
●語法・文法と発音のポイント
⇒発音は「カジノ」ではなく「カシーノウ」のように「シ」にアクセントが来る。
⇒場所を示す時は前置詞「at」や「in」を伴って「at a casino / at the casino」と表現することが多い。
⇒「hit the casino(カジノに行く)」などのフレーズも便利。
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!
