「any(任意の・少しの)」+「more(これ以上の)」のパーツで構成されている単語です。
「これ以上はもう〜ない」がコアイメージで、“anymore“=「(否定文で)もうこれ以上〜ない」「(疑問・条件文で)今でも、これ以上」の意味を持ちますよ!
”anymore”の意味と使い方 コアイメージは「これ以上はもう〜ない」
”anymore(発音:ènimɔ́ːr/エニモア【副詞】)”は「(否定文で)もうこれ以上〜ない」「(疑問・条件文で)今でも、これ以上」の意味を持つ単語です。
「any(任意の/少しの)」+「more(これ以上の)」のパーツで構成されている単語で、「これ以上はもう〜ない」がコアイメージです。
そこから、過去とは状況が変わって「(過去はそうだったが)今はもう〜ない」という状態の変化を表すのが”anymore”なわけですね!
”anymore”は「状態の変化(昔は違ったが今はもう…)」というイメージが強いです。
このように”anymore”で表現するものは、「過去との対比で、今はもうやっていないこと」がメインになります。通常、文末に置かれることが多いのも特徴です。
例文
・He doesn’t live here anymore.
(彼はもうここには住んでいない。)・I don’t play tennis anymore.
(私は今はもうテニスをしていない。※以前はしていた)・Do you go to the gym anymore?
(今でもジムに通っているのですか?)※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
【超重要】1語の anymore と 2語の any more の使い分けルール

”anymore”を使う上で、日本人が一番間違えやすいのがスペルと文法のルールです。
実は、1語で書く ”anymore” と、2語に分ける ”any more” には明確な使い分けがあります。
ここ、TOEIC等の文法問題でも狙われやすいポイントです!
「時間的な変化」なのか、それとも「量や数」の話をしているのかでスペルが変わります。
「もはや」「今はもう〜ない」という時間の変化を表す場合は、文末で1語(anymore)として書くのが一般的です。
⭕ I don’t love you anymore.(もうあなたのことは愛していない)
② 2語の ”any more”【形容詞+名詞など】=「数量の追加」
「これ以上の量の〜」「これ以上の数の〜」という数量の追加を表す場合は、必ず2語(any more)で分けます。後ろに名詞が続くことが多いです。
⭕ I don’t have any more money.(これ以上のお金は持っていない)
※補足として、イギリス英語では時間の変化を表す場合でも「any more」と2語で書くことがありますが、アメリカ英語では明確に区別されます。
”anymore”の関連語:「もう〜ない」を意味する単語との違い

せっかく”anymore”を覚えるのであれば、似たような意味を持つ単語も一緒に整理して覚えてしまいましょう!
関連語①:”no longer / not…any longer” との違い
⇒「もう〜ない」の意味を持つ単語”no longer / not…any longer”
イメージと使い方の違いとしては
not…anymore ⇒「(以前と違って)今はもう〜ない」=日常会話でよく使われる(文末に置く)
no longer ⇒「もはや〜ない」=やや硬いフォーマルな表現(一般動詞の前、be動詞の後ろに置く)
not…any longer ⇒「これ以上長くは〜ない」=anymoreとほぼ同じだが、時間的な継続の限界を少し強調する
といった感じです!実際の例文を見てみましょう。
● I don’t eat meat anymore.
「(以前は食べていたけれど)今はもうお肉を食べません」
⇒ 過去の習慣から現在の状態が変わった事実をカジュアルに伝えるイメージ。
● He is no longer a child.
「彼はもはや子供ではない」
⇒ 時間の経過によりその段階が終わったことを、客観的・少し硬く表現するイメージ。位置にも注意。
● I can’t wait any longer.
「これ以上長くは待てない」
⇒ 「待つ」という行為の継続時間の限界が来て、これ以上引き延ばせないというイメージ。
関連語②:日本語の「もう」に騙されやすい ”already / yet”
同じように「もう」と訳される”already”や”yet”とは全く使い方が異なります。
⇒日本語の「もう」に騙されやすい単語”already / yet”
それぞれの表現の違いとしては
anymore ⇒「過去との対比で(今は)もう〜ない」=状態の変化(否定)
already ⇒「想定より早く(すでに)もう〜した」=肯定文での完了
yet ⇒「現時点では(まだ)もう〜していない」=否定文・疑問文での未完了
といったイメージです。
● I don’t love him anymore.
「(かつては愛していたが)今はもう彼のことを愛していない」
⇒ 気持ちに変化が起きたイメージ
● I have already done my homework.
「もう(すでに)宿題を終わらせました」
⇒ 予定よりも早く、すでに完了しているイメージ
● I haven’t seen the movie yet.
「その映画はまだ(もうすぐ見る予定だけど)見ていません」
⇒ これからそうなるはずだが、今はまだ至っていないイメージ
”anymore”の語源は中期英語「ani more」 意味は「これ以上、もはや」

”anymore”の語源についても、確認していきましょう。
”anymore”の語源は中期英語の「ani more」です。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”anymore”の起源について、下記の記載があります。
Origin of anymore
First recorded in 1350–1400; Middle English ani more “any longer”日本語訳:anymoreの起源
1350〜1400年に初めて記録された。中期英語の ani more(=any longer(もはや、これ以上長く))から。※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容からみるに、”anymore”は14世紀後半の中期英語の時代から発祥している模様です。
● 1350〜1400年頃に最初の使用が記録される
↓
● 中期英語で「ani(任意の)」+「more(これ以上の)」が組み合わさる
↓
● 当時は離れた2語「ani more」として “any longer(これ以上長く)” を意味していた
↓
● 時代の経過とともに1語に結合し、現代の副詞 ”anymore” として定着
「これ以上の追加の時間を、どれ一つ(any)とっても、もう続かない」というニュアンスから、現在の「もうこれ以上〜ない」という意味に発展したのですね。
構成パーツで覚える”anymore” 「any」+「more」

ここからは構成パーツの面から”anymore”について覚えていきましょう。
”anymore”の構成パーツは「any(任意の)」+「more(これ以上の)」の2パーツです。
各パーツについて紹介していきます。
“any”は「任意の、どれでも、少しの」を意味するパーツ
”any”は「任意の、どれでも、少しの」を意味するパーツです。
特定の誰かでなく「誰でも、誰か」を表しています。
その他に anything(何でも)や、anywhere(どこでも)等も”any”を使用する単語です。
”more”は「これ以上の、より多くの」を意味するパーツ
”more”は「これ以上の、より多くの」を意味するパーツです。
前の話にさらに付け加えて「その上、さらに」を表しています。
その他の”more”を使用する表現についても、下記で紹介していきます。
”anymore”の意味と語法・覚え方のまとめ

以下、”anymore”の意味と使い方・覚え方についてのまとめです。
● ”anymore”は「any(任意の)」+「more(これ以上の)」の2パーツで構成されている単語。
● コアイメージは「これ以上はもう〜ない」。
● 意味は「(否定文で)もうこれ以上〜ない」「(疑問文で)今でも」。
【語法・文法の超重要ポイント】
● 時間・状態の変化をいう場合は副詞として1語(anymore)で書き、主に文末に置く。
● 数量の追加(これ以上の数・量)をいう場合は形容詞+名詞扱いとして2語(any more)で書き分ける。
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!
