「2つの要素」が合わさった単語で、「2つのものが一緒」がコアイメージです。
“both“=「両方の、双方の」「どちらも、両方とも」の意味を持ちますよ!
”both”の意味と使い方 コアイメージは「2つのものが一緒」
”both(発音:bóuθ / ボウス【代名詞・形容詞・接続詞】)”は「両方の」「どちらも」の意味を持つ単語です。
古英語の「bā(両方)」+「thā(それら)」という2つの要素から成り立っており、「2つのものが一緒」というコアイメージを持っています。
対象となるものが「はっきりと2つ(あるいは2人)」限定である点が最大の特徴です!
例文
Both of my parents are teachers.
(私の両親はどちらも教師です。)I like both of these books.
(私はこれら2冊の本のどちらも好きです。)We both know the truth.
(私たちは2人とも真実を知っている。)※参考・例文引用「南出康世(2014), ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
【重要文法】”both”の使い方・頻出表現と注意点

”both”を使う上で、テストや英会話で非常によく使われる表現や、文法上の注意点がいくつかあります。しっかり押さえておきましょう!
頻出フレーズ:”both A and B”「AとBの両方とも」
”both”を使った最も代表的なフレーズが「both A and B(AとBの両方とも)」です。名詞だけでなく、形容詞や動詞など、同じ形のもの(AとB)を並べて繋ぐことができます。
● 名詞を繋ぐ場合
I can speak both English and Japanese.
(私は英語と日本語の両方を話せます。)
● 形容詞を繋ぐ場合
She is both smart and beautiful.
(彼女は賢くもあり、美しくもある。)
注意点:”both”は常に「複数扱い」になる
答えは「常に複数扱い(are や do などを使う)」です!2つのものを指すので、複数形になるのは自然ですね。
⭕ 正解:Both of the students are present.
(その生徒たちは両方とも出席している。)
”both”の関連語:「either/neither」「all/any」との違い

せっかく”both”を覚えるのであれば、似たような単語も一緒に整理して覚えてしまいましょう!
関連語①:「2つの対象」を扱う単語”either/neither”
⇒「2つの対象」を扱う単語”either / neither”
イメージの違いとしては
both ⇒「2つとも一緒」=両方とも(100%肯定)
either ⇒「2つのうちどちらか1つ」=どちらか一方(選択)
neither ⇒「2つとも違う」=どちらも〜ない(100%否定)
といった感じです!実際の表現を見ながら確認してみましょう。
● both books
「(目の前にある2冊を両方とも手にとって)2冊とも」
⇒ 2つの要素がどちらも100%含まれるイメージ。複数形の名詞が続きます。
● either book
「(2冊のうち)どちらか片方の本」
⇒ AかBか、どちらか1つを選び出すイメージ。単数形の名詞が続きます。
● neither book
「(2冊のうち)どちらの本も〜ない」
⇒ 2つともバツをつけて、完全に否定するイメージ。単数形の名詞が続きます。
関連語②:「3つ以上」を意味する単語”all/any”
⇒「3つ以上」を扱う単語”all / any”
それぞれの表現の違いとしては
both ⇒「2つのもの」=両方とも
all ⇒「3つ以上のもの全て」=すべて
any ⇒「3つ以上のうちどれでも」=どれでも(任意の1つ)
といったイメージです。
● both of my hands
「私の両手(人間の手は2つ)」
⇒ 対象が2つに固定されているイメージ
● all of the students
「生徒全員(クラスの3人以上全員を想定)」
⇒ 3つ以上のまとまり全体を指すイメージ
● any of the items
「それらのアイテムのどれでも(3つ以上並んだ中からどれでも1つ)」
⇒ たくさんある選択肢のどれをとっても良いというイメージ
”both”の語源は古英語・中期英語 意味は「これら2つの」

”both”の語源についても、確認していきましょう。
”both”の起源は1125–75年頃の、古英語や中期英語に遡ります。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”both”の起源について、下記の記載があります。
Origin of both
First recorded in 1125–75; Middle English bothe, bathe, Old English bā thā “both the, both those”; cognate with German, Dutch beide, Old High German bêde; akin to Latin ambō, Greek ámphō, Lithuanian abù, Sanskrit ubháu日本語訳:1125–75年に最初に記録された。中期英語の bothe, bathe、古英語の bā thā(両方のそれら、これら両方の)に由来する。ドイツ語・オランダ語の beide、古高ドイツ語の bêde と同系。ラテン語の ambō、ギリシャ語の ámphō、リトアニア語の abù、サンスクリット語の ubháu と同類。
※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容からみるに、”both”は古英語で「両方」を意味する bā と、「それら」を意味する thā が合体して発祥している模様です。
●古英語 bā(両方) + thā(それら)
↓
●中期英語 bothe / bathe(それら2つとも)
↓
●現代英語 both(両方の、どちらも)
ラテン語の ”ambō”(両方の)や、そこから派生した英単語の接頭辞 ”ambi-”(周囲の、両方の。例:ambiguousなど)とも親戚にあたる言葉なんですよ!
構成要素で覚える”both” 「bā(両方)」+「thā(それら)」

ここからは構成パーツの面から”both”について覚えていきましょう。
”both”の元となった構成要素は「bā(両方)」+「thā(それら)」の2つのパーツです。
各パーツについて紹介していきます。
“bā”は「両方」を意味するパーツ
”bā”は「2つの、両方の」を意味する古いパーツです。
やはり同じように「2つの、両方の」という意味を表していますよ。
単語の核として、2つの要素をしっかりと意識させる役割を担っています。
”thā”は「それら(定冠詞・指示代名詞)」を意味するパーツ
”thā”は「それら、それらの」を意味するパーツです。現代の ”the” や ”those” の先祖にあたります。
「その2つとも一緒に!」と特定の対象をビシッと指し示す(=「両方とも」)表現になったわけです。
これによって、ぼんやりした「2つ」ではなく、「まさにその2つとも全部」という強い限定の意味が生まれました。
”both”の意味と語法・覚え方のまとめ

以下、”both”の意味と覚え方についてのまとめです。
● ”both”は古英語の「bā(両方)」+「thā(それら)」の要素で構成されている単語。
● コアイメージは「2つのものが一緒」。
● 意味は「両方の、双方の」「どちらも、両方とも」。
【語法・文法の超重要ポイント】
● 対象は必ず「2つ」に限定される。3つ以上の場合はallを使用する。
● 「both A and B(AとBの両方)」は非常によく使われる頻出フレーズ。
● 主語になる場合、常に複数扱い(are, do など)になる点に注意!
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!
