「by(そばに)」+「side(横)」+「-s(接尾辞)」のパーツが組み合わさってできている単語です。
「すぐ横に並べて置く」がコアイメージで、“besides”=「〜に加えて」「さらに、その上」の意味を持ちますよ!
”besides”の意味と2つの使い方!コアイメージは「すぐ横に並べて置く」
”besides(発音:bisáidz/ビサイズズ)”は「〜に加えて」「さらに、その上」という意味を持つ単語です。
中心にあるコアイメージは、「すぐ横に並べて置く」ということ。
「すでにあるものにプラスして、これもね!」と追加する感覚から、「〜に加えて」や「その上」という意味になるわけですね!
”besides”には、大きく分けて**「前置詞」**としての使い方と、**「副詞」**としての使い方の2種類があります。どちらも「話のオマケや、さらに強力な理由を横に並べて付け足す」というニュアンスで使われます。
① 前置詞としての使い方(〜の他に、〜に加えて)
後ろに名詞(または動名詞)を置いて、オマケの要素をプラスします。
前置詞の例文
・What languages do you know besides English?
(英語のほかに[に加えて]どんな言語を知っていますか。)※ジーニアス英和辞典より
・Besides milk, we need to buy some eggs and bread.
(牛乳に加えて、卵とパンも買う必要があります。)
・Besides being a talented singer, she is also a great dancer.
(彼女は才能ある歌手であることに加えて、素晴らしいダンサーでもある。)
② 副詞としての使い方(さらに、その上、それに)
文頭などに置いて、前に述べた内容に対して「さらに強力な理由や事実」をドスンと付け足します。
副詞の例文
・I don’t want to go; besides, I’m too tired.
(行きたくないよ。それに[その上]、疲れすぎているし。)※ジーニアス英和辞典より
・I’m not interested in that movie. Besides, it’s too long.
(その映画には興味がないな。その上、長すぎるよ。)
”besides”の重要文法・語法!注意すべき3つの罠

1. 最後の「s」を忘れると全く別の意味(beside)になる
試験や資格テストで最も狙われやすいのが、”beside” と ”besides” の混同です。「s」が1文字あるかないかだけで、意味が完全に変わってしまいます。
・beside(sなし) ⇒ 「〜の横に」という物理的な**位置・場所**を表す(前置詞のみ)
・besides(sあり) ⇒ 「〜に加えて、その上」という情報の**追加・プラス**を表す(前置詞・副詞)
「beside」の例文
・Please sit beside me.
(私の横に座ってください。)
・He stood beside the window.
(彼は窓の横に立っていた。)
2. 副詞で使うときは「コンマ( , )」の位置に注目
文頭で「その上、〜」「それに、〜」と副詞として使う場合は、”Besides, 主語 + 動詞〜.” のように、後ろにコンマを置くのが一般的なルールです。ライティングの際は忘れないようにしましょう!
3. 【発展】否定文や疑問文では「〜を除いて」の意味になることも!
besidesは基本的に「プラス(追加)」のイメージですが、**否定文や疑問文**で使われるときは、結果的に「〜以外に」「〜を除いて」という**「除外(マイナス)」に近いニュアンス**で訳されることがあります。これも知っておくと一歩リードできますよ!
否定文・疑問文での例文
・No one besides Tom knew the secret.
(トムのほかに[=トムを除いて]その秘密を知る人はいなかった。)
・Do you have any questions besides this one?
(これ以外に[=これを除いて]何か質問はありますか。)
類義語「besides」「except」「in addition to」の違いと使い分け

⇒「〜の他に」の意味を持つ単語”except/in addition to”
そうなんですよね!日本語だとどちらも「〜の他に・〜を除いて」と訳されることがありますが、肯定文におけるイメージは真逆なんです!
besides⇒「元のグループに、さらに別の要素をドンと付け足す「+(プラス)」のイメージ」=〜に加えて(包含)
except⇒「全体の中から、特定の要素だけを外へつまみ出す「ー(マイナス)」のイメージ」=〜を除いて(除外)
in addition to⇒「besidesの前置詞用法とほぼ同じで、フォーマルに「付け足す」イメージ」=〜に付け加えて
足し算と引き算くらいニュアンスが違うので、実際のシチュエーションで比較すると一発で感覚が掴めますよ!
● I speak Spanish besides English.
「私は英語に加えて、スペイン語も話します(両方話せる)。」
⇒ 英語というスキルの横に、スペイン語を**プラス(+)**して並べているイメージ
● The store is open every day except Monday.
「その店は月曜日を除いて毎日営業しています(月曜だけ休み)。」
⇒ 営業日の全リストの中から、月曜日だけを外へ**マイナス(ー)**して除外しているイメージ
”besides”の語源は中期英語!歴史から覚える

”besides”の語源についても確認していきましょう。起源は「中期英語(Middle English)」にあります。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”besides”の起源について、下記の記載があります。
Origin of besides
First recorded in 1150–1200; Middle English; see origin at beside, -s日本語訳:1150〜1200年に初めて記録された。中期英語。「beside」および「-s」の起源を参照。
※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容からわかるように、”besides”は12世紀頃の中期英語の時代に、物理的な位置を表す「beside(〜の横に)」に、副詞を作るための接尾辞である「-s」が合体することで生まれた言葉です。
古期英語:be-(〜のそばに)+ sīdan(横・側)= beside(〜の横に)
↓
中期英語(1150〜1200年頃):さらに副詞や前置詞を作る接尾辞「-s」が合体
↓
「物理的な横」から「話の横に付け足す(〜のほかに、その上)」という意味へ発展し定着
構成パーツで覚える”besides”の関連英単語

”besides”は「by(そばに)」+「side(横・側)」のパーツ(+接尾辞-s)に分解できます。それぞれのパーツを持つ関連単語も一緒に覚えると、語彙力が一気にアップしますよ!
① “by-“(〜のそばに、近くに、脇の)を意味するパーツ
前置詞のbyと同じ感覚で、「主要なもののすぐ近く」を表します。
- bypass(中心部を避けてすぐそばを通る道 = 迂回路、バイパス)
- bystander(すぐそばに立っている人 = 傍観者、見物人)
- byproduct(主製品のそばでできるもの = 副産物)
② ”side”(横、側、端)を意味するパーツ
日本語でもおなじみですが、「中心から外れた側面」を意味します。
- sidewalk(道路の横にある歩く場所 = 歩道)
- sideline(本業の横にある活動 = 副業、サイドライン)
- side effect(主目的の横で起こる効果 = 薬などの副作用)
まとめ:”besides”の意味と語源・覚え方

最後に、”besides”の意味と覚え方についてのまとめです。
⇒ コアイメージは「すぐ横に並べて置く(追加・プラス)」
⇒ 基本的な意味は「〜に加えて」「さらに、その上」
●「s」がない「beside」は物理的な位置(〜の横に)を表すので混同に注意!
●否定文や疑問文では「〜を除いて(〜以外に)」という意味になることもある。
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!
