「gener-(生み出す)」+「-ate(〜にする)」+「-tor(〜するもの)」の3つのパーツで構成されている単語です。
「何かを生み出すもの」がコアイメージで、“generator“=「発電機」「生み出す人、創作者」の意味を持ちますよ!
”generator”の意味と使い方 コアイメージは「何かを生み出すもの」

”generator(発音:dʒénərèitər/ジェネレーター【名詞】)”は「発電機」「生み出す人、創作者」の意味を持つ単語です。
「gener-(生み出す)」+「-ate(〜にする)」+「-tor(〜するもの)」の3つのパーツで構成されている単語で、「何かを生み出すもの」がコアイメージです。
物事を創り出す(=「生み出す人」)なこと=”generator”なわけですね!
”generator”は「電気を作り出す装置(発電機)」の意味が最も一般的ですが、現代では「抽象的なものを生み出す人・源泉」や、ITの分野で「データを自動生成するプログラム・ツール」としても非常によく使われます。
そのため、1つの場合は a generator、複数の場合は generators と形を変える必要があります。冠詞の付け忘れに注意しましょう!
また、日常会話やビジネス、IT分野で特によく使われる「頻出フレーズ」をまとめたので、セットで覚えちゃいましょう!
① 機械・装置としての組み合わせ
・an emergency generator(非常用発電機)
・a backup generator(バックアップ用発電機)
② 「生み出すもの・源泉」としての組み合わせ
・a generator of wealth [jobs](富[雇用]の創出源・生み出すもの)
※「generator of + 名詞」の形で「〜を生み出すもの」という意味になります。
③ IT・デジタル分野での組み合わせ
・a password generator(パスワード自動生成ツール)
・a random text generator(ランダムテキスト生成プログラム)
”generator”の例文
【発電機・装置の意味での使い方】
・The hospital has an emergency generator in case of power outages.
(その病院は停電に備えて非常用発電機を設置している。)・When the storm hit, we had to rely on a backup generator for electricity.
(嵐が襲ったとき、私たちは電気をバックアップ用発電機に頼らなければならなかった。)【生み出す人・創出源の意味での使い方】
・He is known as a generator of new ideas for the marketing team.
(彼はマーケティングチームの新しいアイデアの創作者[生み出す人]として知られている。)・The new factory will be a major generator of employment in this town.
(新しい工場は、この町における雇用の大きな創出源[生み出すもの]になるだろう。)【生成ツールの意味での使い方】
・You should use an online password generator to create a secure password.
(安全なパスワードを作成するために、オンラインのパスワード生成ツールを使うべきです。)※参考・一部例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
”generator”の関連語①:「発生させる・作り出す」を意味する単語”generate/produce/create”
例えば”generate”や”produce”、”create”なども「生み出す、作り出す」を意味する単語ですよ!
⇒「生み出す」の意味を持つ動詞”generate/produce/create”
イメージの違いとしては
generate⇒「電気・熱・利益・感情など」=(一定のプロセスやシステムで)発生させる
produce⇒「農作物・製品・結果など」=(労力や手を加えて)生産する・生み出す
create⇒「芸術作品・新しい流行・制度など」=(ゼロから新しいものを)創造する
といった感じです!
●generate electricity / profits
「電気を発生させる / 利益を生み出す」
⇒ 物理的なエネルギーや、何かの活動に伴ってシステマチックに湧き出させるイメージ
●produce cars / crops
「車を生産する / 農作物を育てる(生産する)」
⇒ 工場や農地などで、プロセスや労力を経て形あるものを世の中に供給するイメージ
●create a website / a new culture
「ウェブサイトを作る / 新しい文化を創り出す」
⇒ それまで存在しなかった独創的なものや、新しい価値をゼロから構築するイメージ
”generator”の関連語②:「機械・装置」を意味する単語”machine/engine/device”
⇒「機械・装置」の意味を持つ単語”machine/engine/device”
それぞれの表現の違いとしては
machine⇒「電気や動力で動く複雑な構造のもの」=機械全般(独立して作業をこなすもの)
engine⇒「燃料を動力(エネルギー)に変換する部分」=原動機、エンジン(動力の心臓部)
device⇒「特定の目的のために作られた小型の装置・道具」=装置、端末(精密で工夫されたもの)
といったイメージです。
●a washing machine
「洗濯機」
⇒ 自動で一定の作業をこなしてくれる独立した機械のイメージ
●a car engine
「車のエンジン」
⇒ 機械全体を動かすための「心臓部」となる熱効率駆動装置のイメージ
●a mobile device
「モバイル端末(スマホやタブレット)」
⇒ 特定の用途(通信やデータ処理など)のために設計された精密な道具・端末のイメージ
”generator”の語源:ラテン語から紐解く「生み出すもの」の歴史

”generator”という単語のルーツについて、歴史的な背景も含めて詳しく確認していきましょう。
この単語は、ラテン語の動詞や名詞が形を変えて現代の英語に受け継がれたものです。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には、”generator”の起源について下記の記載があります。
Origin of generator
1640–50; < Latin generātor producer, equivalent to generā ( re ) ( see generate) + -tor -tor日本語訳:1640–50年発祥。ラテン語のgenerātor(生み出すもの、生産者)に由来。generāre(=generateを参照)に接尾辞の-torが結合したもの。
※参考・引用「Dictionary.com」
Dictionary.comのデータが示す通り、”generator”という言葉が英語として使われ始めたのは17世紀半ば(1640〜1650年頃)のことです。
興味深いのは、当時は現代のような電気を課す「発電機」という意味ではなく、ラテン語の本来の意味通り「物事を生み出す人」や「創作者、父親」といった、人間を指す言葉として使われていた点です。
その後、19世紀に入り産業革命や電気工学が急速に発展する中で、エネルギーを発生させる装置である「発電機」という意味へと派生し、現代ではこちらが主流の意味として定着しました。
① ラテン語の動詞「generāre(生み出す・発生させる)」
↓
② 接尾辞「-tor(〜するもの・人)」が結合
⇒ ラテン語「generātor(生産者・父親)」が誕生
↓
③ 17世紀半ば(1640〜50年頃)に英語へ導入
⇒ 当初は「生み出す人、創作者」という人間の意味で使われる
↓
④ 19世紀(産業革命・電気技術の発展期)
⇒ 物理的な電気をシステムとして生み出す「発電機」の意味が加わる!
ちなみに、この語源の核にある「gener-」というパーツは、さらに古くを遡ると「生む」「育てる」を意味する共通のルーツ(印欧祖語 *gen-)を持っています。
そのため、「世代(generation)」や「遺伝子(gene)」だけでなく、生まれ持った特別な才能を意味する「天才(genius)」や、良い家柄の生まれから派生した「優しい・身分が高い(gentle)」、生まれによる種類を表す「性別・種類(gender)」など、非常に多くの重要単語と深い血縁関係にあるんですよ!
構成パーツで覚える”generator” 「gener-」+「-ate」+「-tor」

ここからは単語を構成するパーツの面から”generator”について深く理解していきましょう。
”generator”の構成パーツは「gener-(生み出す)」+「-ate(〜にする)」+「-tor(〜するもの)」の3つに分解することができます。
それぞれのパーツが持つ本来のイメージを知ることで、他の単語を覚える時にも応用が効くようになりますよ!
“gener-“は「種・生まれ・生み出す」を意味するパーツ
”gener-”の根本的なルーツ(語根)は、ラテン語の「genus(種族、種類、生まれ)」に関連しており、そこから派生して「生命を誕生させる」「生み出す」という意味を持つようになりました。
新しく生み出された集団である「世代」や、物事の「発生(=「生み出すこと」)」を表しています。
その他にも、生命の根源であるgene(遺伝子)や、同じ種から生み出された全体を指すgeneral(一般の、全般的な)、気質の生まれが良いことから転じたgenerous(寛大な)なども、すべてこの”gener-”を語源に持つ単語です。
”-ate”は「〜にする・〜させる(動詞化)」を意味するパーツ
”-ate”は、名詞や形容詞のうしろにくっついて「〜にする」「〜させる」という動詞を作る働き(接尾辞)を持っています。
電気や利益を(=「発生させる、生み出す状態にする」)という動詞になるわけですね!
”-ate”を使用して「動詞化」されている身近な単語は非常に多く、以下のようなものがあります。
・motivate(motive「動機」+ -ate「〜させる」=やる気にさせる)
・educate(e「外へ」+duc「導く」+ -ate「〜させる」=教育する)
”-tor”は「〜する人・もの(名詞化)」を意味するパーツ
”-tor”(または”-or”)は、動詞のうしろにくっついて「〜する人」「〜する装置(もの)」という名詞を作る働きを持っています。
※英語本来の接尾辞である”-er”(teacherやplayerなど)と同じ役割ですが、ラテン語系の語源を持つ単語にはこちらの”-or / -tor”がよく使われます。
新しい作品を創り出す人(=「創作者、クリエイター」)を表しています。
同じように「〜する人」を表すactor(俳優=演じる人)や、「〜する機械・装置」を表すelevator(エレベーター=持ち上げる装置)、monitor(モニター=監視・観察する装置)等も、この”-(t)or”が使われている代表的な単語です。
”generator”の意味と語源・覚え方のまとめ
以下、”generator”の意味と覚え方についてのまとめです。
⇒コアイメージは「何かを生み出すもの」
⇒”generator”=「発電機」「生み出す人、創作者」の意味
●語法・文法のポイント ⇒可算名詞(数えられる名詞)なので、1つの場合は a generator、複数の場合は generators とする。
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!