「be-(〜に・〜のまわりに)」+「hind(後ろの)」のパーツで構成されている単語です。
「後ろの状態にする」がコアイメージで、“behind”=「〜の後ろに」「〜に遅れて」の意味を持ちますよ!
”behind”の意味と使い方!コアイメージは「後ろの状態にする」
”behind(発音:biháind/ビハインド【前置詞・副詞】)”は「〜の後ろに」「〜に遅れて」の意味を持つ単語です。
先述の通り、「be-(〜に)」+「hind(後ろの)」のパーツで構成されており、「後ろの状態にする」がコアイメージとなります。
そこから、空間的に物の背後に隠れている(=「〜の後ろに」)状態や、時間・進捗が基準より後ろにずれている状態(=「〜に遅れて」)を表すわけですね!
このように”正面からは見えない後ろ側に位置する”という意味から、物理的な場所だけでなく、締め切りや成績の遅れ、さらには「〜の背後にいる(黒幕)」といった抽象的な意味まで広く使用されます。
例文
・The sun went behind a cloud.
(太陽が雲の後ろに隠れた。)・We are behind schedule.
(私たちは予定より遅れている。)※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
”behind”を使った頻出フレーズ・使い方
”behind”は日常会話やビジネスシーンでもよく使われます。特に覚えておきたい便利なフレーズを厳選しました。
① leave 〜 behind(〜を置き忘れる、あとに残す)
物理的に物を忘れる場合だけでなく、人を置いてけぼりにする場合にも使います。
・I left my umbrella behind on the train.
(電車に傘を置き忘れました。)
② fall behind(遅れをとる)
進捗や成績、支払いなどが遅れてしまう時によく使われる表現です。
・He fell behind in his studies due to illness.
(彼は病気のせいで勉強に遅れをとった。)
③ behind the scenes(舞台裏で、裏で)
直訳の「舞台の後ろで」から転じて、「人知れず」「裏で」という意味で使われます。
・A lot of hard work went on behind the scenes.
(舞台裏では多くの苦労がありました。)
”behind”の関連語・似た意味の単語との違い

せっかく”behind”を覚えるのであれば、似たような意味を持つ単語も一緒に整理してしまいましょう!
違い①:「後ろ・裏」を意味する単語”behind / back / rear”
・behind ⇒「〜の背後に」=ある基準の裏側に隠れている(位置関係)
・back ⇒「背面・うしろ」=前面(front)の反対側(ものの一部分)
・rear ⇒「後部・最後尾」=乗り物や列などの一番後ろ(構造上の後ろ)
例文で見る!”behind / back / rear”のイメージの違い
● behind the door
「ドアの後ろに(隠れて)」
⇒ドアという基準の向こう側に存在している位置関係のイメージ。
● the back of the building
「建物の裏側(正面の反対側)」
⇒建物そのものの「背中」にあたる部分を指すイメージ。
● the rear seat of a car
「車の後部座席」
⇒乗り物などの前部(front)に対して、構造上の「後ろ側」を指すイメージ。
違い②:「遅れて」を意味する単語”behind / late / delay”
・behind ⇒「進捗・基準の遅れ」=予定や進みが後ろにずれている
・late ⇒「時間の遅れ」=定刻や約束の時間よりも遅い状態
・delay ⇒「引き延ばし」=トラブルなどで進行が一時的にストップする
例文で見る!”behind / late / delay”のイメージの違い
● behind in my work
「仕事が遅れている」
⇒やるべきタスクの進捗が、基準のラインより後ろにたまっているイメージ。
● be late for school
「学校に遅刻する」
⇒学校の始まる「時間」そのものを過ぎてしまっているイメージ。
● The flight was delayed.
「飛行機が遅延した」
⇒悪天候などの原因によって、出発が後ろへ「引き延ばされた」というイメージ。
”behind”の語源と構成パーツを解説!

語源は古期英語の「behindan(後ろに)」
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”behind”の起源について、下記の記載があります。
Origin of behind
First recorded before 900; Middle English behinde(n), Old English behindan; equivalent to be- + hind; for adverb suffix -an, cf. before日本語訳:900年より前に最初の記録がある。中期英語の behinnde(n)、古期英語の behindan に由来する。be- と hind の組み合わせと同等であり、副詞の接尾辞「-an」については before を参照。
※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容からみるに、”behind”は1100年以上前の古期英語の時代から使われており、当時から「位置的に後ろに」という意味のパーツが組み合わさってできていた模様です。
● 900年以前(古期英語):behindan(後ろに位置する)
↓
● 中期英語:behinde(n) へと変化
↓
● 現代英語:be-(〜に) + hind(後ろの) というパーツ構成として定着
構成パーツ「be-」+「hind」
ここからは現代の構成パーツの面から”behind”について深掘りしていきましょう。
“be-“は「〜に・身近に・特定の状態にする」を意味するパーツ
例えば”besides”という単語は「be-(〜のそばに)」+「side(横・側)」で構成されており、すぐ横に並んでいる状態から(=「〜に加えて・〜のほかに」)を表しています。
その他に before(〜の前に)や、below(〜の下に)等も”be-”を使用する単語です。
”hind”は「後ろの」を意味するパーツ
例えば”hindleg”という単語は「hind(後ろの)」+「leg(脚)」で構成されており、動物などの(=「後ろ脚(後肢)」)を表しています。
・hindmost(もっとも後ろの)
”behind”の意味と使い方・覚え方のまとめ

以下、”behind”の意味と覚え方についてのまとめです。
● コアイメージは「後ろの状態にする」
● “behind”=「〜の後ろに」「〜に遅れて」の意味。
● 語法・文法のポイント
⇒「behind schedule(予定より遅れて)」や「leave A behind(Aを置き忘れる)」などのフレーズが特によく使われます。
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