【語源も分かって、忘れない】英単語「myself」の意味と使い方・覚え方・文法解説【my(私の)+self(自分自身)=他ならぬ私そのもの】

 

 

 
コダック
今日の英語表現は”myself”

「my(私の)」+「self(自分自身)」の2パーツで構成されている単語です。

「他ならぬ私そのもの」がコアイメージで、“myself”=「私自身(を・に)」「自分自身で」の意味を持ちますよ!

 

”myself”の意味と使い方 コアイメージは「他ならぬ私そのもの」

 

”myself(発音:maisélf/マイセルフ【代名詞】)”は「私自身(を・に)」「自分自身で」の意味を持つ単語です。

「my(私の)」+「self(自分自身)」の2パーツで構成されている単語で、「他ならぬ私そのもの」がコアイメージです。

 

 
コダック
ただの「me(私)」だと、文章の中でさらっと流されてしまいがちです。
そこにわざわざ「self(自分自身という個体)」をくっつけることで、他の誰でもない**「私そのもの」にギュッとスポットライトを当てて強調している状態**にする言葉。

そこから、自分の行動が自分に返ってくる時の「私自身」や、「私一人の手で」という意味の「自分自身で」になるわけですね!

 

”myself”は、「自分を(に)」と言いたい時や、自分の力だけで何かをやり遂げたことを強調したい時に使われます。日常会話の「自己紹介させてください(Let me introduce myself.)」から、ビジネスでの「自分でやります」という主張まで、毎日必ずと言っていいほど使われる基礎単語です。

 

 
わざわざ「self」をつける意味があるんだね。
 
コダック
例えば英語では、「I cut me.」とは言わず「I cut myself.(私は手を切ってしまった)」と言います。主語の『私(I)』が放った矢印が、ぐるっと回って『他ならぬ私(myself)』に突き刺さるような、そんな強い結びつきのイメージです。英語では「主語と目的語が同じ人」のときは、必ずこの「-self」の形にするルールがあるんですよ!

 

このように”矢印が自分自身に戻ってくる感覚”や”私という存在をクローズアップする感覚”から、日常の出来事の報告、決意表明、感情の表現にいたるまで広く使用されます。

日常会話で使える基本例文

・I looked at myself in the mirror.
(私は鏡の中の自分自身を見つめた。)

・I built this website myself.
(私はこのウェブサイトを自分自身で作った[他の誰の手も借りずに]。)

・Let me introduce myself.
(自己紹介をさせてください。)

・I sometimes talk to myself.
(私はときどき独り言を言います。)

 

”myself”の文法・語法 絶対に外せない2つの使い方と重要熟語

1. テスト・英会話の頻出要素!「再帰用法」と「強調用法」の違い

”myself”の使い方には、文法的に重要な2つのパターンがあります。見分け方は「その単語を消去できるかどうか」です!

 

① 再帰(さいき)用法【文の要素(目的語)なので消せない】
動詞や前置詞の後ろにきて、「〜自身を(に)」を表す使い方です。主語と目的語が同じ人であることを示すために必須の要素で、文から消すと意味が成り立たなくなります。
(例)I enjoyed myself at the party.(パーティーで[自分自身を楽しませた⇒]楽しく過ごした)

② 強調(きょうちょう)用法【ただのおまけ(修飾語)なので消せる】
「他の誰でもなく、私自身がやったんだ!」とアピールしたいときに添える使い方です。主語の直後や文末に置かれ、消しても文法的には完全に成立します。
(例)I will do it myself.(他ならぬ私が自分でそれをやります)

 

 
コダック
特に「再帰用法」は、動詞とセットになって決まったフレーズ(熟語)として使われることが多いです。まるごと覚えておくと表現の幅が一気に広がりますよ!

 

enjoy oneself(楽しく過ごす)
hurt oneself(ケガをする)
help oneself to ~(〜を自由に取って食べる/飲む)
make oneself at home(気楽にする、くつろぐ)
※実際の文では、主語に合わせてmyself, yourself, himselfなどに変化します。

 

「再帰用法」と「強調用法」の例文

【再帰用法の例文】
・I hurt myself while cooking dinner.
(私は夕食の調理中にケガをしてしまった。)
・Please help yourself to some snacks.
(スナックをどうぞご自由にお召し上がりください。)

【強調用法の例文】
・I myself heard him say so.
(私自身が、彼がそう言うのを聞いたのです。)
・The author himself signed the book.
(著者本人がその本にサインをしてくれた。)

 

2. 覚えるだけで得する!前置詞+myselfの必須熟語

前置詞と組み合わさることで、特別なニュアンスを持つ重要表現に変わります。特に日常会話や長文読解でよく狙われる表現です。

  • by myself:一人ぼっちで(=alone)、あるいは自分の力だけで(=without help)
  • for myself:自分のために、あるいは(他人の意見ではなく)自分の目で、独力で
  • to myself:心の中で(think to myselfで「心の中で思う」)、あるいは自分だけに(keep ~ to myselfで「〜を秘密にしておく」)
  • in myself:自分自身(の内面)においては、それ自体としては

 

前置詞+myselfの例文

・I went to the movie theater by myself.
(私は一人で映画館に行った。)

・I want to see the real world for myself.
(私は自分の目で本当の世界を見てみたい。)

・”Everything will be fine,” I thought to myself.
(「すべて上手くいくだろう」と私は心の中で思った。)

・I think I will keep this good news to myself for a while.
(この嬉しいニュースは、しばらく誰にも言わず自分だけの秘密にしておこうと思う。)

 

”myself”の関連語①:「一人、自分」を意味する単語”alone/personally”

 
コダック
せっかく”myself”を覚えるのであれば、表現の幅を広げるために似たニュアンスを持つ言葉も一緒に整理しておきましょう!

例えば”by myself”と似た意味の”alone”や、文頭で使う”personally”などの違いを押さえておくと便利ですよ!

 

”myself”の関連表現
⇒「単独・自分」に関わる表現”alone/personally”

 

 
なるほど…、やっぱりそれぞれ使い方のイメージが違うの??

 

 
コダック

イメージの違いとしては

by myself⇒「周囲に人がいない状態(一人)だけでなく、「他人の力を借りずに自力で」という意図が強い」=独力で・単独で
alone⇒「物理的、あるいは精神的に「まわりに誰もいない状態」そのものを客観的に指す」=ただ一人の状態で
personally⇒「「他の人はどう思っているか知らないが、私の個人的な意見としては」と前置きする」=個人的には

といった感じです!

 
自力でやったアピールをしたいときは「myself」の方がぴったりなんだね!
 
コダック
その通りです!「自分でやったよ!」と誇りたい時は myself の出番ですね。
実際のシチュエーションでその違いを見てみましょう!

 

シチュエーションで見る!”myself/alone/personally”のイメージの違い

●I solved the problem by myself.
「私はその問題を(誰の助けも借りず、自分の力だけで)解いた」
⇒ 「自分の頑張り」や「自立」をアピールしているイメージ

●I was alone in the room.
「私は部屋に一人きりだった」
⇒ 部屋の中に自分以外の人間がゼロである、という物理的な状況のイメージ

●Personally, I prefer the blue one.
「個人的には、青い方が好きです」
⇒ 全体の意見はさておき、あくまで「私個人の見解」として発言しているイメージ

 

”myself”の語源:なぜ「me-self」ではなく「my-self」なのか?

”myself”の語源についても確認していきましょう。

”myself”の歴史は古く、西暦900年より前の「古英語(Old English)」にまで遡ります。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”myself”の起源について、下記の記載があります。

Origin of myself
before 900; my + self; replacing Middle English meself, Old English mē selfum (dative)

日本語訳:900年より前。my + self。中世英語の meself、および古英語の mē selfum(与格)に代わって定着した。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載から分かるのは、”myself”が1000年以上前(日本の平安時代よりも前)から存在していた、極めて歴史の古い言葉だということです。

そしてここで注目したいのが、昔は「my」ではなく「me」が使われていたという点です。

 

”myself”の語源と変化の流れ

【西暦900年以前(古英語)】
「mē(私に・私を)」+「selfum(自身)」という形で使われていた。この頃の”self”は「形容詞」のように私を強調する言葉として機能していた。

【中世英語】
「meself」という形に変化。時代が進むにつれて、”self”が「名詞(自身という存在)」として扱われるようになる。

【近代英語〜現代】
“self”が名詞化されたことで、「私自身」と表現する方が文法的に自然になり、「my(所有格)」+「self」という現在の形に定着した。

 

 

 
コダック
実はこの歴史を知ると、英語のちょっとした謎が解けるんです!

「私自身」は「myself(所有格+self)」なのに、「彼自身」は「himself(目的格+self)」ですよね?

「his-self」にならないのは、古い時代の「目的格(meやhim)+self」というルールが、彼(him)や彼ら(them)の場合だけ現代までそのまま残ってしまったからなんです。言葉の歴史って面白いですよね!

 

 

 

”myself”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

以下、”myself”の意味と覚え方についてのまとめです。

●”myself”は「my(私の)」+「self(自分自身)」の2パーツで構成されている単語
⇒コアイメージは「他ならぬ私そのもの(スポットライトが当たった私)」
⇒”myself”=「私自身」「自分自身で」の意味
●語法・文法のポイント
⇒文から消せない「再帰用法」と、消しても通じる「強調用法」がある。by myself(独力で、一人で)などの熟語も最重要!
 
 
コダック
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他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

 

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」