【安心さを(securus)加える(as=ad)】英単語「assure」の意味・覚え方【語源から覚えよう】

こんにちは、コダックです。

 

英語学習、とくに英単語を記憶する上で大切なのは以下の2つ。

①あらゆる方法(目・耳・口・手)を使って脳を刺激する事
②語源や単語のパーツ構成(接頭語・接尾語)などを関連付けて記憶する事

そう!関連付けが強ければ強いほど、記憶に残りやすい

この記事では英単語を語源や構成パーツなど、多方面からの知識を関連付けし、効率良く記憶する事を目的にしています。

 

 

 
コダック
今日の英単語は「assure」! 「加える(as=ad)」+「安心な(securus)」の2パーツからなる単語です。

 

assureの意味は「安心さ(securus)を加える(as=ad)」⇒「~を保証する・断言する」

assureは「加える(ad=as)」+「安心な(securus)」の2パーツで構成される単語です。

動詞(他動詞)
1、~を保証する・断言する

ちなみに

 
コダック
「ad」じゃなくて「as」じゃん!

という話についてですが、これは「ad」が変形して「as」になっているだけで、意味としては「ad=as」です。

 

 

 
コダック

詳しくは後半でも紹介しますが、

sで始まる単語」に接頭語「ad」がつく場合は「as」に変形するというルールがある為にこのような形になっています。

 

「assure」の使用法・例文

assureの使用法・例文を紹介します。

①I assured myself of success from the start.
 最初から成功を確信していた。

②Full religious freedom must be assured to all persons. 
 完全な信教の自由が番人に保証されていなければならない。

※参考・例文引用「goo辞書

他動詞なので目的語を取りますが、「保証する先の人」(例文①)「保証する物事・出来事」(例文②)のどちらも目的語に取る事が出来ます。

例文①は第1文型(SV)的に訳されていますが、「assure oneself⇒自身に確信させる⇒確信している」という流れです。(of success以下は修飾)

良く使われる形 「assured」は「assureの過去分詞」

上記のような使われ方以外には過去分詞として使われるケースも多いです。

例えば下記のような形です。

an assured income
安定した収入

過去分詞なので、かかる名詞(この場合はincome)との間に主語と述語の関係が生まれます。

 

ポイント
●現在分詞(~ing)と過去分詞(~ed)には「名詞を修飾する形容詞」としての用法がある。

●形容詞用法の時、現在分詞は能動的な意味・過去分詞は受動的な意味になる。

●形容詞用法の時、かかる名詞と現在分詞・過去分詞の間には主語・述語の関係が生まれる。
(ただし自動詞の過去分詞だけは「完了」の意味で訳す)

この場合で言えばassuredがかかる名詞はincomeですので「主語:income  述語:assured」という形になりますね。

assuredはassureの過去分詞なので主語との関係を受動的に訳します。

 

 
コダック
incomeに対してassureを受動的に訳すので「保証された収入」つまり「安定した収入」という訳になるわけですね

「rest assured」というイディオム  意味は「安心する/(命令文で)安心してください」

他にも「rest assured」というイディオムとしての使用法もあります。

これは「rest(休む)」+「assured(保証される)」という二つの単語でできています。

 
コダック
意味合い的には「保証されているから安心して休めるなぁ」⇒「安心する」というイメージですね!

 

使用法としては下記例文のように、命令形で「安心してください」の意味になる事が多いです。

Rest assured that you will be rewarded handsomely.
報酬は十分ですからご安心ください

※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

 

assureとensureの違い assureは「人」を目的語に取る事が多い。ensureは「物事」を目的語に取る事が多い。基本的には置き換え可能

ちなみにassureと使い方を混同しやすいのがensure「保証する・確実にする」という単語です。

日本語訳だけ見ると全く同じ上に、目的語に「人」「物事」のどちらも取れるという点も一緒だからです。

 

違いとしては2つありまして、1つは「assureは”誰に”保証するか」に重きが置かれているのに対して、「ensureは”何を”保証するか」に重きを置いている事。

 
コダック
ただ基本的には置き換え可能ですよ!

assureの語源・構成パーツ「ad(=as)」+「securus」

ここからは語源・構成パーツから「assure」を覚えていきましょう。

assureの構成パーツは「加える(ad=as)」+「安心な(securus)」です。

 

各パーツの意味や語源・使用する単語について紹介します。

 

接頭語「ad」は「方向・変化・付加・完成・増加」など複数の意味を表す

接頭語「ad」は本来多くの意味を表すパーツです。

今回assureにおけるadは増加の意味で使われていましたが、それ以外にも「方向・変化・付加・完成」などの意味を表します。

 

 
コダック
特に「方向」の意味でつかわれる事が多いですよ!

 

動詞
adapt⇒適当な形に変化させる⇒「適応させる」

addict⇒宣言してささげる⇒「常習させる」

adhere⇒~に粘着する⇒「粘着する」

adjust⇒(~へ正す)⇒「~を調整する」

administer⇒大臣の職務を果たす⇒「管理する」

admit⇒~へ送り入れる⇒「入る事を許可する・~を認める」

adopt⇒~を望む⇒「採用する」

adverse⇒~の方向に向く⇒「反対する・逆の」

advertise⇒~の方向を向けさせる⇒「宣伝する」

advise⇒~の方を見る⇒「助言する」

advocate⇒~へ声を出す⇒「主張する」

accept⇒自分の方を取る⇒「受け入れる」

accomodate⇒様式が変化する⇒「対応する・調整する」

accomplish⇒完全に満たす⇒「成し遂げる」

accredit⇒~に対して信じる⇒「認める」

accurate⇒~に注意する⇒「正確な」

acquire⇒~を求める⇒「獲得する」

affect⇒作って変化させる⇒「~に影響を与える」

affirm⇒堅固にする⇒「~を確認する」

allocate⇒場所を付与する⇒「~を割り当てる」

apply⇒重なるよう変化する⇒「~に適用する・申し込む」

apprehend⇒~を掴む⇒「逮捕する・感知する」

approve⇒~を試す⇒「承認する」

assert⇒~へ結びつける⇒「断言する」

assign⇒しるしを付与する⇒「割り当てる」

assist⇒~に向かって立つ⇒「支援する」

assume⇒~の方を向いて取る⇒思い込む⇒「仮定する」

attend⇒~に気をのばす⇒「~に出席する」

attract⇒~に引き付ける⇒「興味を引く」

attribute⇒~に与える⇒「~の結果であると考える」

assemble⇒~の方向に集める⇒「招集する・集合させる・組み立てる

形容詞
adequate⇒等しくなる⇒「適正な」

affuluent⇒流れ込む⇒「豊かな」

aggressive⇒~に向かっていく⇒「攻撃的な」

名詞
adjective⇒名詞に投げられるもの⇒「形容詞」

adventure⇒~に来ること⇒「冒険」

access⇒~に行くこと⇒「アクセス」

accident⇒=へ落ちてくるもの⇒「事故」

accord⇒心を合わせる事⇒「一致」

appendix⇒ぶら下がったもの⇒「付録」

appetite⇒~を求める事⇒「食欲・欲求」

※参考・引用「THE ENGLISH CLUB」「鈴木陽一(2000),DUO3.0,ICP Corporation 」「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

 
コダック
…あれ?ほとんど「ad」じゃないじゃん!!

 

adは後に続くスペルによって形が変わる

特に覚える必要はないのですが、adは後に続くスペルによって形が変わります。

「ad」の使用例として挙げた単語の半分以上は「ac」や「af」「ap」という形に変わっていましたよね。

そもそも「assure」という単語自体も「as」という形に変形しています。

 

なぜadがasの形をとっているかというと、接頭語「ad」はsの前だとasになるというルールがあるからです。

上の例だとassembleも同じ理由で「as」の形をとっています。

 

その他にもadが変形するパターンはあります。

  • c,q,kで始まる単語の前だと[ad⇒ac]
  • gで始まる単語の前だと      [ad⇒ag]
  • fで始まる単語の前だと    [ad⇒af]
  • lで始まる単語の前だと      [ad⇒al]
  • pで始まる単語の前だと     [ad⇒ap]
  • tで始まる単語の前だと      [ad⇒at]

 

 
コダック
「acc~」「att~」など、同じスペルが二つ続く場合は「ad」の変化形かも!
 

securusはラテン語  「心配のない・安心な」

securus自体はラテン語です。意味は「心配のない・安心な」
 
この単語自体は英語でないのですが、「assure」を含めて派生語が分かりやすいので覚えておくと、とってもお得です。
動詞
assure⇒「保証する」

ensure⇒「確実にする」

insure⇒「保険を掛ける」

reassure「安心させる」

形容詞
secure⇒「安全な」

名詞
insurence⇒「保険」

一覧にしてみましたが、このようにsecurusの派生語は『「sure」という形がほぼそのまま単語に含まれている』上に、
意味も「心配ない・安心な」から簡単に推測できます。
 
 
コダック
1語覚えるだけで何度もおいしい思いが出来ます!笑
 
 

assureの意味・覚え方のまとめ

最後に「assure」についてのまとめです。
●assureのイメージは「安心さ(securus)を加える(ad)」⇒「保証する」の意味

●目的語には「人」「保証する物事」どちらも取れる。

●rest assuredで「安心する」というイディオム的な使用法がある。

●使用法が似ている単語にensureがある。ensureは未来の事を保証するイメージ。

 
 
 
コダック
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下記の記事でも紹介していますので、ご参考にして頂ければ!

 

 

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参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「LEXICO(https://www