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【語源も分かって、忘れない】英単語「apply」の意味と使い方・覚え方・文法解説【ap(~の方へ)+ply(重ねる)=ある物に向かってピタッと重ね合わせる】

英語学習、とくに英単語を記憶する上で大切なのは以下の2つ。

①あらゆる方法(目・耳・口・手)を使って脳を刺激する事
②語源や単語のパーツ構成(接頭語・接尾語)などを関連付けて記憶する事

そう!関連付けが強ければ強いほど、記憶に残りやすい

この記事では英単語を語源や構成パーツ、使い方など、多方面からの知識を関連付けし、効率良く記憶する事を目的にしています。

 

 
コダック
今日の英語表現は”apply”

「ap-(~の方へ)」+「ply(重ねる)」の2パーツで構成されている単語です。

「ある物に向かってピタッと重ね合わせる」がコアイメージで、“apply“=「適用する・当てはまる」「申し込む・申請する」の意味を持ちますよ!

 

”apply”の意味と使い方 コアイメージは「ある物に向かってピタッと重ね合わせる」

apply イメージ図

”apply(発音:əplái(アプライ))”は「適用する・当てはまる」「申し込む・申請する」の意味を持つ単語です。

「ap-(~の方へ)」+「ply(重ねる)」の2パーツで構成されている単語で、「ある物に向かってピタッと重ね合わせる」がコアイメージです。

 

 
 
「ピタッと重ね合わせる」がコアイメージ…?抽象的でちょっとイメージしにくいかも。
 
コダック
まずは物理的な動きを想像してみて!
例えば、シールを狙った場所に「ピタッと貼る」ときの、あの密着する動きこそがapplyの根本にあるイメージなんです!

 

この「物理的にピタッと重ねる」イメージが、抽象的な意味(適用・申し込み)へと派生していきます。

 

 
コダック
①「適用する・当てはまる」になる理由
あらかじめ決まっている「ルール(型)」に対して、現実の「具体的なケース」をピタッと重ね合わせて「うん、ぴったり当てはまるね!」と判断するイメージです。

②「申し込む・申請する」になる理由
募集している「枠」や「提出先」に対して、自分の「願書や名前」をピタッと重ねに行く(提出する)イメージから、申し込みという意味になりますよ!

 

ただ単に「使う」のではなく、明確な対象に向かって「ピタッと当てる・作用させる」のが”apply”の特徴です。

例文

This rule applies to all students.
(このルールは全生徒に適用される。=生徒全員にルールがピタッと当てはまる)

I applied for a passport.
(パスポートを申請した。=パスポートの申請枠に申し込んだ)

Apply the cream to your face.
(顔にクリームを塗ってください。=肌の表面にピタッと重ねる)

※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

”apply”の関連語①:「使う・適用する」を意味する単語”apply / use / employ”

 
コダック
せっかく”apply”を覚えるのであれば、似たような意味を持つ単語も一緒に覚えてしまいたい所です!

例えば”use”や”employ”なども「使う・適用する」を意味する単語よ!

 

”apply”の類義語
⇒「使う・適用する」の意味を持つ単語”use / employ”

 

 
 
なるほど…、ちなみにそれぞれの表現に違いはあるの??

 

 
コダック

イメージの違いとしては

apply ⇒「特定の目的に向かってピタッと当てはめる」=適用・応用する
use ⇒「一般的な目的で消費したり動かしたりする」=使う
employ ⇒「目的達成のために技術や人を意図的に用いる」=採用する・用いる

といった感じです!

 
 
う~ん…文字だけだとニュアンスの差がちょっとややこしいかも…
 
コダック
確かに、これだけ言われても分かりづらいかもしれませんね…汗
それぞれのイメージを、知識や技術を活用する実際のシチュエーションで見比べてみましょう!

 

例文で見る!”apply / use / employ”のイメージの違い

● apply
「He applied his knowledge to the new project.」
(彼は自分の知識を新しいプロジェクトに応用した)
⇒ 持っている知識を、特定の対象(プロジェクト)にピタッと重ねて役立てるイメージ

● use
「Can I use your pen?」
(あなたのペンを使ってもいい?)
⇒ 日常的な道具などを単純に使用・消費するイメージ

● employ
「The company employs a new marketing strategy.」
(その会社は新しいマーケティング戦略を用いている)
⇒ フォーマルな表現。目的達成のために手法や人を意図的に取り入れるイメージ

 

”apply”の関連語②:「申し込む・登録する」を意味する単語”register / enroll”

 
コダック
せっかく”apply”の持つ「申し込む・申請する」という意味についても、

類義語があるので覚えてしまいましょう!

 

”apply”の類義語
⇒「申し込む」の意味を持つ単語”register / enroll”

 

 
コダック

それぞれの表現の違いとしては

apply ⇒「審査や許可を求めて志願する」=申請する(まだ許可されていない)
register ⇒「名簿やリストに正式に記録する」=登録する
enroll ⇒「学校やコースなどのメンバーに加わる」=入会・入学する

といったイメージです。

 

 
コダック
せっかくですので、こちらも例文を通じて感覚を掴んじゃいましょう!
手続きを行うシチュエーションでの比較です!

 

例文で見る!”apply / register / enroll”のイメージの違い

● apply
「I applied for a visa.」
(私はビザを申請した)
⇒ 「お願い!通して!」と願書を出して審査を待っているイメージ

● register
「I registered for the conference.」
(私は会議への参加登録をした)
⇒ 名前や情報をシステムや名簿に書き込む、事務的な手続きのイメージ

● enroll
「She enrolled in a language course.」
(彼女は語学コースに入会した)
⇒ 正式なメンバーとして名簿に載り、カリキュラムに参加するイメージ

 

 

”apply”の語法・文法解説 「apply for」と「apply to」の違い

”apply”を使う上で、TOEICや学校の試験で必ずと言っていいほど狙われるのが前置詞の違いです。
後ろに続く前置詞によって、意味がガラッと変わるので要注意です!

 

apply for A と apply to A の違い

● apply for A = A(モノ・求めている結果)を申請する・求める
例:apply for a job(仕事に応募する)
例:apply for a passport(パスポートを申請する)
※forは「~に向かって(求めて)」という目的を表します。

● apply to A = A(人・場所・対象)に当てはまる・適用される・応募する
例:This rule applies to you.(このルールはあなたに当てはまる)
例:apply to a company(会社に応募する/志願書を提出する)
※toは「~に対して」という到達点・対象を表します。

 

 
コダック
「何が欲しいのか(for)」と「どこに向けて当てはめるのか・提出するのか(to)」のイメージで区別すると間違えないですよ!

例:I applied to the company for a job.
(私はその会社、仕事を求めて応募した)

 

”apply”の語法・文法解説②:「apply A to B」の形(他動詞の用法)

 
コダック
先ほどは「apply to/for」という自動詞の形(後ろにすぐ前置詞がくる形)を紹介しましたが、

「apply A to B」のように、後ろに目的語(A)を挟む他動詞の形も超重要ですよ!

 

apply A to B = AをBに適用する・塗る・向ける

● 意味①:A(規則や知識など)をBに適用する・応用する
例:He applied his knowledge to the project.
(彼は自分の知識をプロジェクトに応用した。)

● 意味②:A(薬やクリームなど)をBに塗る・貼り付ける
例:Apply the ointment to the wound.
(傷口に軟膏を塗ってください。)

 

 
コダック
Aというモノを、Bという対象に向かってピタッと重ね合わせる」というコアイメージが、そのまま他動詞の形になったものですね!

 

”apply”の語源はapplicāre 意味は「折る、重ねる」

単語のイメージをさらに深く落とし込むために、”apply”が歩んできた「歴史(語源)」についても紐解いていきましょう。

”apply”の根っこにあるのは、古代ローマで使われていたラテン語の「applicāre(アプリカーレ)」という言葉です。

 

オンラインの最大手英英辞典サイト「Dictionary.com」には、”apply”の起源について以下のような記録が残されています。

Origin of apply
First recorded in 1350–1400; Middle English ap(p)lien, from Anglo-French, Old French ap(p)lier, from Latin applicāre, equivalent to ap- ap- 1 ( def. ) + plicāre “to fold”; see ply 2 ( def. )

日本語訳:1350-1400年に初めて記録された。中英語のap(p)lien、アングロフランス語・古フランス語のap(p)lier、ラテン語のapplicāre(ap-+plicāre「折る、重ねる」と同等)から。(以降略)

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記述にある通り、”apply”は様々な言語を経由しながら現代の形へと変化してきました。

 

”apply”が現代英語になるまでの経緯
1. ラテン語:applicāre(~の方へ折り重ねる・くっつける)
古代ローマで誕生。物理的に「物を何かにぴったり重ねる」という意味でした。

2. 古フランス語:ap(p)lier(適用する・専念する)
時代が進み、フランス地域に言葉が伝わると、物理的な意味だけでなく「規則を当てはめる」「心を一つのことに重ねる(専念する)」という抽象的な意味が生まれました。

3. 中英語:ap(p)lien
14世紀後半、フランス文化の影響を強く受けた中世のイギリスに輸入されます。

4. 現代英語:apply

 

 
コダック
何百年もかけて、言葉の意味が「物理的に重ねる」から「抽象的に重ねる(ルールを適用する、書類を出して志望先に自分を重ねる)」へと進化していったわけですね!

ちなみに、この語源の中心にあるラテン語の「plicāre」という部分が、英語の「ply(折る・重ねる)」というパーツの正体なんです。

 

構成パーツで覚える”apply” 「ap-」+「ply」

ここからは、単語を細かく分解して理解する「構成パーツ(語源)」の面から”apply”について深掘りしていきましょう!

”apply”の構成パーツは、大きく分けて「ap-(~の方へ)」「ply(重ねる)」の2つ。これらが合体することで、「ある物に向かってピタッと重ね合わせる」という最強のコアイメージが完成します。

 

それでは、それぞれのパーツが持つ役割と、同じパーツを持つ仲間の単語を詳しく紹介していきますね。

“ap-“は「~の方へ、~に向かって」という“方向・対象”を意味するパーツ

”ap-”は、特定の対象に向かっていく**「~の方へ、~に向かって(to, toward)」**という強い方向性を表すパーツ(接頭辞)です。

 

 
コダック
実はこのパーツ、もともとは「ad-」という形なのですが、後ろに続くアルファベット(この場合はp)に合わせて、発音しやすいように「ap-」へと変化したものなんです!

「ある対象に向かってグッと近づいていくエネルギー」をイメージすると分かりやすいですよ!

 

この「ap-(=ad-)」のパーツは、私たちがよく知っている他の重要単語にもたくさん使われています。いくつか仲間を見てみましょう。

● approach(接近する、取り組む)
⇒ ap-(~の方へ)+ proach(近づく)
= ある対象に向かってどんどん近づいていくこと。

● appoint(指名する、予約する)
⇒ ap-(~の方へ)+ point(点を指す)
= 特定の場所や人に「指をピシッと向けて」指定すること。

● appeal(アピールする、訴える)
⇒ ap-(~の方へ)+ peal(駆動する、追い立てる)
= 相手の心に向かって、自分の主張を強く押し出していくこと。

 

どの単語も、ただ漫然と存在するのではなく、「明確な対象に向かって何かが動いている」イメージがありますよね!

”ply”は「折る、重ねる、折り込む」という“層を作る”パーツ

”ply”は、ラテン語の plicāre に由来するパーツで、**「折る(fold)」「重ねる(layer)」**という意味を持っています。
合板(ベニヤ板)のことを「プライウッド(plywood)」と言ったり、ティッシュの2枚重ねを「2プライ(2-ply)」と言ったりする時の、あの「プライ」です。

 

 
コダック
何かを折りたたんだり、布や紙を何重にも重ね合わせたりする動きが”ply”の本質です。

”apply”の場合は、この「重ねる(ply)」動作を「~の方へ(ap-)」行うので、「ピタッと重ね合わせる」という意味になるわけですね!

 

この”ply”という語根(パーツ)も、形を変えながら多くの重要英単語を支えています。一緒に覚えると一気に語彙力がアップしますよ!

● reply(返事をする、答える)
⇒ re-(後ろへ、折り返し)+ ply(重ねる・折る)
= 相手から来たボール(言葉)を、そのまま相手の方へ「折り返す」こと。

● multiply(掛ける、増やす、繁殖する)
⇒ multi(多数の)+ ply(重ねる)
= 何重にも何重にもたくさん「積み重ねて」数を増やしていくこと(掛け算)。

● comply(従う、応じる)
⇒ com-(完全に、共に)+ ply(重ねる・満たす)
= 規則や相手の意向に対して、自分の行動を「ぴったりと重ね合わせる」こと。

● imply(ほのめかす、暗に意味する)
⇒ im-(中に)+ ply(折る・包む)
= 言葉の「内側に」本当の意味を「折りたたんで」隠しておくこと。

 

このように、単語をパーツに分解してコアイメージで捉えると、丸暗記に頼らなくても「なぜその意味になるのか」がすんなり納得できるようになります!

”apply”の意味と語源・覚え方のまとめ

以下、”apply”の意味と覚え方についてのまとめです。

●”apply”は「ap-(~の方へ)」+「ply(重ねる)」の2パーツで構成されている単語
⇒コアイメージは「ある物に向かってピタッと重ね合わせる」
⇒”apply”=「適用する・当てはまる」「申し込む・申請する」の意味
●語法・文法のポイント ⇒「apply for A(Aを求める)」と「apply to A(Aに当てはまる)」の違いに注意!
 
 
コダック
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【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」