「ad-(〜へ)」+「loc-(場所)」+「-ate(動詞にする)」のパーツで構成されている単語です。
「特定の場所に配置する」がコアイメージで、“allocate“=「割り当てる、配分する」「(予算や時間を)計上する」の意味を持ちますよ!
”allocate”の意味と使い方 コアイメージは「特定の場所に配置する」

”allocate(発音:ǽləkèit/アラケイト【動詞】)”は「割り当てる、配分する」「(予算や時間を)計上する」の意味を持つ単語です。
「ad-(〜へ)」+「loc-(場所)」+「-ate(動詞にする)」のパーツで構成されている単語で、「特定の場所に配置する」がコアイメージです。
限られたリソースを必要なところに適切に分ける「割り当てる・配分する」ことや、ビジネスでよく使われる「予算や時間を計上する」のが”allocate”なわけですね!
”allocate”は「あらかじめ全体の枠が決まっているものを、それぞれに必要な分だけ公式に分配する」というイメージが強いです。
このように”allocate”の対象となるものは、「予算(budget/funds)」「時間(time)」「資源(resources)」などが圧倒的に多いです。
ビジネスシーンやTOEICなどのフォーマルな場面で非常によく登場します。
逆に、カジュアルに「役割を割り振る」ことや、「単に物理的に分ける」ことなどは後述する”assign”や”divide”を使用します。
例文
・The government allocated funds for the new project.
(政府はその新しいプロジェクトに資金を割り当てた[計上した]。)・You should allocate at least two hours for the exam.
(試験には少なくとも2時間を割り当てる[充てる]べきだ。)・We need to allocate resources more efficiently.
(私たちはリソースをより効率的に配分する必要がある。)※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
【重要文法】”allocate”の使い方・頻出フレーズと前置詞(to / for)

”allocate”を使う上で、文法的にとても重要な形が「allocate A to B」と「allocate A for B」です。
どちらも「AをBに割り当てる」という意味ですが、後ろに続く前置詞のニュアンスに少し違いがあります。
「to」は割り当てる『対象(人や部門などの到達点)』を指し、
「for」は割り当てる『目的や用途』を指すことが多いですよ!
① allocate A to B(AをB[対象]に割り当てる)
We allocated a large budget to the marketing department.
(私たちはマーケティング部門に多額の予算を割り当てた。)
② allocate A for B(AをB[目的]のために割り当てる・計上する)
The company allocated $10,000 for the new campaign.
(会社は新しいキャンペーンのために1万ドルを計上した。)
★テストでよく出る頻出の組み合わせ(コロケーション)
・allocate budget / funds(予算/資金を割り当てる)
・allocate time(時間を割り当てる)
・allocate resources(資源・リソースを配分する)
”allocate”の関連語:「割り当てる・配分する」を意味する単語(assign / distribute)との違い

例えば”assign”や”distribute”なども「割り当てる、配分する」を意味する単語ですよ!
⇒「割り当てる・配分する」の意味を持つ単語”assign / distribute”
イメージの違いとしては
allocate⇒「全体の予算やリソース」=特定の枠に公式に分配する
assign⇒「仕事・役職・宿題」=特定の人に責任を割り振る
distribute⇒「プリント・商品・ビラ」=多くの人に広く行き渡らせる(配る)
といった感じです!実際の例文でニュアンスの差を確認してみましょう。
● allocate(予算・資源を配分する)
They allocated money for education.
(彼らは教育に予算を割り当てた。)
⇒ 全体の予算というパイの中から、使い道を決定して資源を仕分けるイメージ。
● assign(人に仕事や責任を割り振る)
The manager assigned a new task to him.
(マネージャーは彼に新しいタスクを割り当てた。)
⇒ 責任や義務を特定の誰かに「指名して任せる」イメージ。
● distribute(物を物理的に複数の人に配る)
The teacher distributed copies to the students.
(先生は生徒たちにプリントを配った。)
⇒ 手元にあるもの(プリントや商品など)を全体に満遍なく「流通させる・配る」イメージ。
”allocate”の語源は中世ラテン語「allocātus」 意味は「場所を定める」

”allocate”の語源についても、確認していきましょう。
”allocate”の語源は中世ラテン語「allocātus(allocāreの過去分詞)」です。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”allocate”の起源について、下記の記載があります。
Origin of allocate
First recorded in 1630–40; from Medieval Latin allocātus (past participle of allocāre), equivalent to al- (ad-) + loc(us) “place” + -ātus -ate日本語訳:allocateの起源
1630〜40年に初めて記録された。中世ラテン語のallocātus(allocāreの過去分詞)から来ており、al-(ad-「〜へ」) + loc(us)(「場所」) + -ātus(-ate「動詞にする」)と同等である。※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容からみるに、”allocate”は17世紀前半から英語として使われ始め、「特定の場所に移動させて位置を決める」という意味から発祥している模様です。
ラテン語の「ad-(〜へ)」と「locus(場所)」が合体
↓
中世ラテン語で「allocāre(場所を定める、配置する)」という言葉に発展
↓
1630年代に英語に入り、現在の「リソースを適切な場所に配置する ➔ 割り当てる」という意味へ
ちなみに「locus」というと、現代英語でも「位置・中心地」や、数学の「軌跡」という意味で使われています。
構成パーツで覚える”allocate” 「ad-」+「loc-」+「-ate」

ここからは構成パーツの面から”allocate”について覚えていきましょう。
”allocate”の構成パーツは「ad-(〜へ)」+「loc-(場所)」+「-ate(動詞にする)」の3つのパーツです。
各パーツについて紹介していきます。
“ad-“は「〜へ(方向・付加)」を意味するパーツ
”ad-”は「〜へ、〜の方へ」という方向や対象を意味する接頭辞パーツです。(※後ろに続く文字 l に引っ張られて ad- が al- に変化しています)
環境に対して自分を合わせていく(=「適応させる」)を表しています。
その他に、理想へ近づくための「admire(感嘆する)」や、意見を相手へ付け加える「advice(助言)」等も”ad-”を使用する単語です。
”loc-”は「場所」を意味するパーツ
”loc-”は「場所(place)」を意味する語根パーツです。
対象がどこにあるかを突き止める(=「位置を特定する・置く」)を表しています。
その他の”loc-”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。
・location(位置、ロケーション ➔ 「場所」のこと)
・dislocate(脱臼させる ➔ 「場所」を「離す(dis)」)
”-ate”は「〜にする」を意味するパーツ
”-ate”は、名詞や形容詞を「動詞化(〜にする、〜させる)」する接尾辞パーツです。
機能を有効な状態にする(=「活性化させる・起動する」)を表しています。
”allocate”の意味と語源・覚え方のまとめ

以下、”allocate”の意味と使い方・覚え方についてのまとめです。
● ”allocate”は「ad-(〜へ)」+「loc-(場所)」+「-ate(動詞にする)」のパーツで構成されている単語。
● コアイメージは「特定の場所に配置する」。
● 意味は「割り当てる、配分する」「(予算や時間を)計上する」。
【語法・文法のポイント】
● 「allocate A to B(AをBに配分する)」や「allocate A for B(BのためにAを計上する)」の形で使われる。
● 対象となるのは主に「予算(budget)」「時間(time)」「資源(resources)」など。
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