「a-(〜に、同じように)」+「like(外見、形)」の2つのパーツで構成されている単語です。
「同じ姿・形をしている」がコアイメージで、“alike”=形容詞「似ている」、副詞「同様に」の意味を持ちますよ!
”alike”の意味と使い方 コアイメージは「同じ姿・形をしている」
”alike(発音:əláik/アライク【形容詞・副詞】)”は「似ている」「同様に」という意味を持つ単語です。
「like(〜のような)」というお馴染みの単語の前に、「〜に、同じ状態に」を表す接頭辞「a-」がくっつくことで、「2つのものが同じ姿・形をしている」というコアイメージになります。
”alike”は「2つのものがピタッと重なる」ような強い類似のイメージがあります。
このように”alike”で表現するものは、「2つ以上のものを並べたときに、そっくりで一様である状態」を指すのが特徴です。
”alike”の文法・語法 絶対に外せない「2つの重要ルール」

”alike”を使う上で、試験や日常会話で絶対に間違えてはいけない重要なルールが2つあります。ここをマスターすると、一気に英語の表現力がアップしますよ!
1. 形容詞なのに名詞を修飾できない(叙述用法のみ)
”alike”は「似ている」という形容詞ですが、**「× an alike girl(似ている女の子)」のように名詞の前に置いて直接修飾することができません。**
必ず「The girls are alike.(その女の子たちは似ている)」や「They look alike.(彼らは似ているように見える)」のように、**動詞の後ろに置いて主語を説明する形(補語)**でのみ使われます。これを文法用語で「叙述(じょじょつ)用法」と言います。
・⭕ The twins are alike.(その双子は似ている。)
※もし「似ている〇〇」と名詞を前から飾りたいときは、後述する ”similar” を使って「a similar case(似たような事例)」などと表現します。
2. 「A and B alike」で(AもBも同様に)の定番フレーズ
”alike”は副詞として、**「名詞 AND 名詞 alike」**の形で「〜も〜も同様に、一様に」という意味の熟語を作ります。文末や、主語の直後に置いて強調するために使われます。
「parents and children alike(親も子も同様に)」や、「teachers and students alike(教師も生徒も同様に)」のように、2つのグループを並べて「どちらにとっても同じことが言えるよ」と伝えたいときに大活躍する表現です。
”alike”の英語例文と日本語訳

それでは、実際の使われ方を例文で確認してみましょう。形容詞としての使い方、副詞としての使い方に分けて紹介します。
① 形容詞としての例文(「似ている」を表す補語のパターン)
例文
・The two sisters look very alike.
(その2人の姉妹はとてもよく似ている。)・My brother and I are alike in many ways.
(兄と私は多くの点で似ている。)※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
※ `look alike`(似ているように見える)、`be alike`(似ている)はどちらも超頻出の形です!
② 副詞としての例文(「同様に」「一様に」を表すパターン)
例文
・Good and bad luck alike come to all.
(幸運も不運も同様にすべての人に訪れる。)・This movie is popular among Japanese and foreigners alike.
(この映画は日本人にも外国人にも同様に人気がある。)※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
※2つ目の例文のように `A and B alike` の形を作る副詞の使い方は、長文読解やTOEICなどでもよく狙われるポイントです。
③ 頻出のことわざ(Great minds think alike.)
例文
・”I was just about to say that!” “Great minds think alike!”
(「ちょうど私もそれを言おうと思ってたんだ!」「賢者は皆同じように考える(気が合うね)!」)
※ `Great minds think alike.` は、「優れた思想を持つものは同じように考える」ということから、日常会話で「偶然意見が一致したとき」にユーモアを交えて使う定番の決まり文句です。
”alike”の類義語:「似ている」を意味する単語”similar / identical”との違い

実務や試験でもよく比較されるのが”similar”と”identical”です。
⇒「似ている・同じ」の意味を持つ単語”similar / identical”
イメージの違いをざっくりまとめると以下のようになります!
alike ⇒「2つのものがそっくり」=パッと見の区別がつかない(原則として主語は複数形)
similar ⇒「共通点が多い」=完全ではないが、性質や形が似ている(名詞の前にも置ける)
identical ⇒「寸分違わず同じ」=一卵性双生児や、完全に同一のクローンレベルの一致
といった感じです!
それぞれのイメージの違いを、実際の例文で見比べてみましょう!
● alike(主語が複数になり、そっくりな状態)
「They think alike.」
⇒彼らは(まるで双子のように)全くそっくりな考え方をするというイメージ
● similar(完全に同じではないが、傾向が似ている)
「My problems are similar to yours.」
⇒私の悩みはあなたの悩みと(全く同一ではないけれど)似たような傾向・共通点があるイメージ
● identical(完全に一致、同一のもの)
「identical twins」
⇒遺伝子まで完全に一致している「一卵性双生児」を表す(完全に同じもの)
”alike”の語源は北欧の言葉や古期英語 意味は「likeと同じ系統」

英単語の歴史を知ると、記憶への定着がさらに良くなります。”alike”の語源についても確認していきましょう。
”alike”は、実に950年より前(1000年以上前!)に記録された古い言葉がルーツになっています。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”alike”の起源について、下記の記載があります。
Origin
First recorded before 950; Middle English alyke, from Scandinavian; compare Old Norse ālīkr, cognate with Old English onlīc, Old High German analīh; replacing Middle English ilich, Old English gelīc, cognate with Old Saxon gilīk, Old High German gilīh (German gleich), Gothic galeiks, Old Norse (g)līkr; see like日本語訳:950年より前に初めて記録された。中期英語の「alyke」はスカンジナビア語源。古ノルド語の「ālīkr」と比較。古期英語の「onlīc」、古高地ドイツ語の「analīh」と同源。中期英語の「ilich」、古期英語の「gelīc」に取って代わった。(これらは古サクソン語「gilīk」、古高地ドイツ語「gilīh(現代ドイツ語のgleich)」、ゴート語「galeiks」、古ノルド語「(g)līkr」と同源)。「like」を参照。
※参考・引用「Dictionary.com」
この記述から分かるように、”alike”は北欧の言葉(古ノルド語)や古いドイツ語の系統を経て、最終的に私たちがよく知る「like」と同じルーツから発展して定着しました。
● 950年以前:古期英語 `onlīc`(〜に似た)や古ノルド語 `ālīkr`(同じような)
↓
● 中期英語:`alyke`(スカンジナビアの言語の影響を受けつつ変化)
↓
● 現代英語:お馴染みの「like」の親戚として「alike」が定着
現代ドイツ語の「gleich(同じ)」や、英語の「like(〜に似た)」とも完全に血が繋がっている単語なわけです。
構成パーツで覚える”alike” 「a-」+「like」

最後に、冒頭でも紹介した構成パーツ(接頭辞など)の視点から、さらに記憶を強固にしていきましょう!
”alike”の構成パーツは、先述の通り「a-(〜に、同じ状態に)」+「like(外見、形)」の2つです。
“a-“は「〜に、同じ状態に」を意味するパーツ
”a-”は、単語の頭について「〜の状態に」「同じように」という意味を付け足すパーツです。
その他にも、以下のように同じ構造を持つ単語がたくさんあります。
- asleep(眠っている状態に = 眠って)
- awake(目が覚めている状態に = 目を覚まして)
- asexual(性のない状態 = 無性の)
”like”は「外見、形」を意味するパーツ
”like”は、単体では動詞の「好む」や前置詞の「〜のような」として有名ですが、パーツ(語根・接尾辞)としては「外見、形」「〜らしい」という意味を持ちます。
パーツとしての意味を知ると、alikeが「同じ形・性質の」という意味になるのがより納得できますよね!
この「-like(〜のような、〜らしい)」を単語の後ろにくっつけるパターンも頻出です。あわせて覚えてしまいましょう!
・lifelike(生きているかのような = 実物そっくりの)
・ladylike(上品な淑女らしい = 上品な)
”alike”の意味と語源・覚え方のまとめ

最後に、今回学んだ”alike”の意味と覚え方の重要ポイントを復習しましょう!
「a-(〜に、同じ状態に)」+「like(外見、形)」の2パーツで構成。
⇒ コアイメージは「同じ姿・形をしている」
⇒ 意味は、形容詞として「似ている」、副詞として「同様に」。
● 語法・文法の最重要ポイント
形容詞として使うときは絶対に名詞の前に置けない(叙述用法のみ)。
(⭕ The twins are alike. / ❌ alike twins)
副詞としては 「A and B alike」(AもBも同様に)のフレーズが超頻出。
他の単語の解説記事も、ぜひ一緒にチェックして記憶力をアップさせてくださいね!
