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【語源も分かって、忘れない】英単語「cultural」の意味と使い方・覚え方・文法解説【cult-(耕す)⇒心を耕した状態】

 
コダック
今日の英語表現は”cultural”

「cult-(耕す)」+「-ure(こと・もの)」+「-al(〜の)」の3パーツで構成されている単語です。

「心を耕した状態」がコアイメージで、“cultural“=「文化の、文化的な」「教養のある」の意味を持ちますよ!

 

”cultural”の意味と使い方 コアイメージは「心を耕して育てた状態の」

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”cultural(発音:kʌ́ltʃərəl / カルチュラル【形容詞】)”は「文化の、文化的な」「教養のある」の意味を持つ単語です。

「cult-(耕す)」+「-ure(こと・もの)」+「-al(〜の)」の3パーツで構成されている単語で、「心を耕した状態」がコアイメージです。

 

 
コダック
野生のままの土地を人間の手で「耕すこと」から、人間の精神や社会をじっくり耕して磨き上げたもの(=「文化」)へと発展しました。
つまり、その文化に関する性質や、耕された高潔な精神を表すのが”cultural”なわけですね!

 

 

 

 
「耕す」ことから「文化」や「教養」に繋がるのって、なんだか面白いね!
 
コダック
そうなんです!例えば、野に咲く野生の植物を人が手を加えた畑で「栽培(cultivate)」して価値を高めるように、心や社会の習慣を『人が手を加えて磨き上げ、豊かにしたもの』を想像してみるとイメージしやすいですよ!

 

このように”cultural”で表現するものは、「人間が社会生活の中で生み出し、受け継いできた有形・無形の遺産や活動」が多く、学術的・客観的な視点でもよく使われます。

一方で、世代間で引き継がれる「伝統」や、地域特有の「慣習」といった身近なならわしには、後述する”traditional”や”customary”がぴったり合います。

定番の例文

・We visited several cultural institutions in Kyoto.
(私たちは京都のいくつかの文化的施設[美術館や博物館など]を訪れた。)
・There are deep cultural differences between the two countries.
(その2国間には深い文化的相違[価値観や生活様式の違い]がある。)

※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」

 

【表現の幅を広げる!】”cultural”の頻出フレーズ&追加例文

実際の英語長文や日常会話でよく使われる、重要フレーズと例文をセットで覚えましょう!

① cultural heritage(文化遺産)
・This ancient temple is registered as a World cultural heritage site.
(この古い寺院は世界文化遺産として登録されています。)

② cultural diversity(文化的多様性)
・It is important to respect cultural diversity in a global society.
(グローバル社会において、文化的多様性を尊重することは重要です。)

③ cultural exchange(文化交流)
・The school organized a cultural exchange program for international students.
(学校は留学生のために文化交流プログラムを企画した。)

 

”cultural”の関連語①:「文化・伝統・文明」を意味する形容詞”traditional / civilized”

 
コダック
せっかく”cultural”を覚えるなら、似た意味を持つ関連語も一緒に押さえてしまいましょう!
”traditional”や”civilized”も「文化や社会」に深く関わる重要な単語ですよ!

 

”cultural”の類義語・関連語
⇒「文化・伝統・文明」の意味を持つ形容詞”traditional / civilized”

 

 
どれも日本語にすると似ているけれど、ニュアンスにどんな違いがあるの??

 

 
コダック

それぞれのコアイメージの違いはこんな感じです!

cultural ⇒「人間が社会で育んできた知的な・精神的活動全般」=文化的な、教養の
traditional ⇒「世代から世代へと長く受け継がれてきたもの」=伝統的な、しきたりの
civilized ⇒「法律や技術が発達し、未開状態から脱している」=文明化された、洗練された

「横の広がり(社会全体)」のcultural、「縦のつながり(歴史)」のtraditional、「発展度合い(システム)」のcivilizedと捉えると分かりやすいですよ!

 
なるほど!具体的なフレーズで見るともっとイメージが湧きそう!
 
コダック
では、実際の組み合わせと例文でそれぞれのニュアンスを体感してみましょう!

 

フレーズと例文で見る!”cultural / traditional / civilized”の違い

cultural activities(文化的活動)
・They participate in various cultural activities such as theater and music.
(彼らは演劇や音楽など、さまざまな文化的活動に参加している。)
⇒ 心の豊かさや、社会で共有される精神的・知的な価値を育てるイメージです。

traditional customs(伝統的な慣習)
・Wearing a kimono for the New Year is one of the traditional customs in Japan.
(お正月に着物を着ることは、日本における伝統的な慣習の一つです。)
⇒ 過去から現在へと、長い時間をかけて受け継がれてきた時間的な縦のつながりを表します。

civilized society(文明化された社会)
・In a civilized society, conflicts should be resolved through discussion, not violence.
文明化された社会では、紛争は暴力ではなく話し合いによって解決されるべきだ。)
⇒ 法律・インフラ・教育などが整い、合理的で高度な生活水準に達している状態を指します。

 

”cultural”の文法・語法 名詞「culture」や副詞「culturally」との使い分け

 
コダック
名詞の”culture(文化)”も、名詞の前に置いて「文化〜」という意味を作ることがあります。
形容詞の”cultural”とどのように使い分けるべきか、文法的なポイントを整理しておきましょう!

 

”cultural”と”culture”の使い分けの基本
⇒「学術的・抽象的な性質」か「広く定着した固定のフレーズ(複合名詞)」か

 

 
コダック

使い分けの基準をシンプルにまとめると以下のようになります!

cultural(形容詞)⇒「文化そのものの性質、客観的・学術的な事柄」を修飾する
例文:cultural background(文化的背景)、cultural property(文化財)

culture(名詞)⇒「一つの独立した概念として定着している特定のフレーズ」を作る
例文:culture shock(カルチャーショック)、pop culture(ポップカルチャー)

日常会話やメディアでよく耳にするお決まりの表現には、名詞を重ねた `culture ~` が多く使われます。`culture shock` もその一つで、あらかじめ固定されたワンフレーズとして覚えるのがおすすめです!

 

 
なるほど!ちなみに英語で「文化センター(施設)」を言うときはどうなるの??
 
コダック
英語圏で地域の芸術や異文化を紹介する施設を指す場合は、形容詞を使った ”cultural center” が一般的です!

また、文法の応用として、副詞の ”culturally”(文化的に、文化の面で)もよく試験や長文に出るので、この機会に一緒に押さえておきましょう!

 

【もう一歩先へ!】副詞 ”culturally” の使い方もマスターしよう

`culturally` は形容詞を後ろから修飾して、「文化の面において〜だ」と説明するときによく使われます。

culturally diverse(文化的に多様な)
・Toronto is one of the most culturally diverse cities in the world.
(トロントは世界で最も文化的に多様な都市の一つです。)

culturally rich(文化的に豊かな)
・We enjoyed exploring the culturally rich neighborhood.
(私たちはその文化的に豊かな地域を散策して楽しんだ。)

 

”cultural”の語源はラテン語「cultūra」 意味の変遷は「土地を耕す」から「心を耕す」へ

”cultural”の語源についても、詳しく確認していきましょう。

”cultural”のベースとなる名詞”culture”は、もともと「耕す、世話をする、敬う」などを意味するラテン語の動詞「colere(コレレ)」から派生した言葉です。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”cultural”および名詞”culture”の起源について、下記の記載があります。

Origin of cultural
First recorded in 1865–70; culture + -al 1
Origin of culture
First recorded in 1400–50; late Middle English: “tilling, place tilled,” from Anglo-French, Middle French, from Latin cultūra “cultivation, agriculture, tillage, care.” See cult, -ure

日本語訳:
【culturalの起源】1865〜70年に初めて記録された。culture + -al。
【cultureの起源】1400〜50年に初めて記録された。後期中英語で「耕作、耕された場所」の意味。アングロ・フランス語、中期フランス語を経て、ラテン語の『cultūra(耕作、農業、手入れ、世話)』から来ている。cult, -ure を参照。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容からも分かるように、”cultural”の土台である”culture”は、もともと「土地を耕すこと(農業)」や「作物の世話をすること」という物理的な意味から発祥しています。

 

では、なぜ「土地を耕すこと」が現在の「文化」という意味に変化したのでしょうか?
それは、古代ローマの哲学者が「人間の精神を耕し、洗練させること(心の農業)」を比喩として表現したことがきっかけと言われています。

 

「文化(culture)」へと意味が広がるステップ

① 自然のままの土地に手を入れて「耕す・栽培する」(ラテン語 cultūra)

② 同じように、人間の生まれ持ったままの心や才能に手を入れて「教育する・洗練させる」

③ 社会全体で心を耕した結果生み出された、芸術や学問、価値観などが「文化(culture)」と呼ばれるようになる

④ 19世紀後半に、その形容詞形である「cultural(文化の、文化的な)」が登場!

 

 
コダック
自然のまま荒れ果てた土地を豊かな農地に変えるように、
無知な状態の心を豊かな状態へと育て上げるプロセスが根底にあるわけですね!

ちなみに、語源であるラテン語の動詞には「耕す」のほかに「敬う・崇拝する」という意味もありました。
この意味合いは、現代でも特定の宗教などを熱狂的に信仰する「cult(カルト・崇拝)」という単語に受け継がれていますよ!

 

構成パーツで覚える”cultural” 「cult-」+「-ure」+「-al」

単語を丸暗記するのではなく、パーツ(語源)に分解して理解すると、記憶の定着率が圧倒的に高まります!

”cultural”は、「cult-(耕す・育てる)」+「-ure(行為・状態:名詞化)」+「-al(〜の:形容詞化)」という3つのパーツが組み合わさってできています。それぞれのパーツの深い意味と役割を、正確な語源知識とともに詳しく見ていきましょう。

 

① 語根 ”cult-” :手をかけて「耕す」「育てる」「世話をする」

”cult-” は、ラテン語の動詞 colere(耕す、住む、世話をする、崇拝する) の過去分詞形 cultus に由来する重要なパーツ(語根)です。

単に「土をガリガリと掘り起こす」という物理的な行為だけでなく、「時間をかけて、心を込めて丁寧に手入れをし、価値あるものを育てる」というニュアンスが根本にあります。

 

 
コダック
この「手をかけて育てる」というイメージが分かると、他の関連語も一気に繋がりますよ!

例えば、動詞の ”cultivate” は「cult-(耕す)」+「-ate(動詞にするパーツ)」で、土地を耕して作物を「栽培する」だけでなく、人間の能力や関係を「養う・育む」という意味になります。
また、一見全く違う意味に見える ”cult(カルト、崇拝)” も、もともとは「神に対して心を尽くして手入れ・世話をする(=儀礼を尽くして崇拝する)」という同じ語源から派生した言葉なんです!

 

② 接尾辞 ”-ure” :動詞の後ろについて「行為」「結果」「状態」を表す名詞にする

”-ure” は、ラテン語の -ura に由来する接尾辞で、動詞にくっついて「〜すること(行為)」や「〜されたもの・状態(結果)」を意味する名詞をつくります。

つまり、語根の ”cult-” と組み合わさった ”culture” は、直訳すると「耕すこと」「手入れをして育てられた状態」となり、そこから人間の心を耕して生まれた「教養」や、社会全体で育まれた「文化」という意味になったわけです。

 

 
コダック
”-ure” が使われているお馴染みの単語を見ると、このパーツの役割がさらによく分かります!

例えば、”nature(自然・本質)” は「nat-(生まれる)」+「-ure(状態・もの)」で、生まれながらの状態=「自然」を表します。
creature(生き物)” は「creat-(創造する)」+「-ure(結果・もの)」で、神に創られたもの=「生物」となります。
failure(失敗)” も「fail(失敗する)」+「-ure(行為・結果)」という構成ですね。このように「動きを名詞の形(状態や結果)に固定するパーツ」と覚えるとイメージしやすいですよ!

 

③ 接尾辞 ”-al” :名詞の後ろについて「〜の」「〜に関する」という形容詞にする

最後にくっついている ”-al” は、ラテン語の -alis に由来する接尾辞です。名詞の語尾に結合して、「〜の性質を持つ」「〜に関する」という意味の形容詞に変化させる極めてポピュラーな役割を持っています。

これによって、名詞の ”culture(文化)” が、”cultural(文化の、文化的な)” という形容詞に変身します。

 

 
コダック
この ”-al” は、皆さんも普段からよく目にしているはずです!

例えば、”person-al(個人の、私的な)” は名詞 person(人)に、”nation-al(国家の、国民の)” は名詞 nation(国家)に、それぞれ ”-al” がつくことで「〜の」という形容詞になっていますよね。
単語の最後に ”-al” が見えたら、まずは「何か名詞に関連する性質を表しているんだな」と推測できるようになると、初見の単語でも意味が掴みやすくなりますよ!

 

”cultural”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

以下、”cultural”の意味と覚え方についてのまとめです。

●”cultural”は「cult-(心を込めて耕す・育てる)」+「-ure(行為・結果:名詞化)」+「-al(〜の性質の:形容詞化)」の3パーツで構成されている単語
⇒コアイメージは「心を耕した状態の」
⇒ここから、”cultural”=「文化の、文化的な」「教養のある」の意味を持つ。
●語法・文法のポイント ⇒ 具体的なエンタメや流行のコンテンツ(pop cultureなど)には名詞の culture をそのまま重ね、抽象起・学術的な「文化そのものの性質(cultural backgroundなど)」には形容詞の cultural を使うのが基本!
 
 
コダック
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他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

 

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」