「com-(共に)」+「posit(置く)」+「-ion(こと)」の3つのパーツで構成されている単語です。
「複数のものを一つにまとめて置くこと」がコアイメージで、“composition“=「構成、組み立て」「作文、楽曲」の意味を持ちますよ!さらに、アートや写真の分野では「構図」という意味でもよく使われる単語なんです!
”composition”の4つの意味と使い方:コアイメージは「複数のものを一つにまとめて置くこと」
”composition(発音:kὰmpəzíʃən/カンポジシャン【名詞】)”は「構成、組み立て」「作文」「楽曲」「構図」の意味を持つ単語です。
「com-(共に)」+「posit(置く)」+「-ion(こと)」の3つのパーツで構成されている単語で、「複数のものを一つにまとめて置くこと」がコアイメージです。
それらを綺麗に配置して一つの作品や組織に仕上げることから、全体の(=「構成・組み立て」)や、言葉や音符を組み立てたもの(=「作文・楽曲」)、さらには被写体や絵の具の配置(=「構図」)を意味するわけですね!
”composition”の理解を深める実用例文
それぞれの意味に合わせた具体的な例文を見ていきましょう。英語と日本語訳をセットで確認して、ニュアンスをしっかり掴んでくださいね!
① 構成・組成・成分
・the chemical composition of the soil
(土壌の化学組成[構成成分])
・Scientists are studying the composition of the atmosphere on Mars.
(科学者たちは火星の大気組成を研究している。)② 作文・文章
・We had to write a short composition about our summer vacation.
(私たちは夏休みについての短い作文を書かなければならなかった。)
・His English composition skills have improved significantly.
(彼の英作文の能力は著しく向上した。)③ 楽曲・作曲
・He is studying musical composition.
(彼は作曲[楽曲の組み立て]を勉強している。)
・This piano composition is one of Mozart’s most famous works.
(このピアノ曲はモーツァルトの最も有名な作品の一つだ。)④ 構図(写真・絵画)
・The photographer paid close attention to the composition of the image.
(その写真家は、画像の構図に細心の注意を払った。)
・I really like the composition of this painting; it feels very balanced.
(この絵の構図がとても好きです。バランスがよく取れているように感じられます。)※一部例文引用・参考「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
【語法・文法】可算・不可算の使い分けと頻出重要フレーズ
1. 可算名詞(数えられる)と不可算名詞(数えられない)の使い分け
”composition”は意味によって文法的な扱いが変わるため注意が必要です!
- 可算名詞(a composition / compositions)として扱う場合:
「(具体的な1つの作品としての)作文、学校のレポート、特定の楽曲、絵や写真の構図」を指すとき。 - 不可算名詞(常に単数形扱い)として扱う場合:
「(一般的な概念としての)構成、組成、成分の配合、作曲(という行為そのもの)」を指すとき。
2. 動詞形 ”compose” の超重要フレーズ ”be composed of”
”composition”の動詞形である ”compose(〜を構成する、作曲する、作文する)” も非常に重要です。特に以下の受動態フレーズは日常会話やTOEICでも頻出なので、セットで暗記しちゃいましょう!
・The committee is composed of ten members.
(その委員会は10人のメンバーで構成されている。)
※ be made up of 〜 や consist of 〜 と同じ意味の書き換え表現としてよく出題されます!
【類義語比較】”composition”と似た単語の違いを徹底解説

1. 「構成・組み立て」を意味する単語 ”structure / constitution” との違い
⇒「構成」の意味を持つ単語”structure / constitution”
イメージの違いとしては
composition ⇒「成分の配合」=何がどれくらい混ざって構成されているか(中身重視)
structure ⇒「骨組み・構造」=建築物のようにガッチリした枠組み(形重視)
constitution ⇒「土台の確立」=国家の憲法や、人間の根本的な体質(土台重視)
といった感じです!
それぞれのイメージを実際の表現を見ながら確認してみましょう!
● the composition of the atmosphere
「大気の組成(窒素が78%、酸素が21%…という配合)」
⇒中身の成分がどうブレンドされているかのイメージ
● the structure of a building
「建物の構造・骨組み」
⇒柱や梁がどのように組み立てられているかのイメージ
● the constitution of a country
「国の憲法(国の成り立ちの根本)」
⇒組織や体を成り立たせている一番ベースとなる土台のイメージ
2. 「作文・文章」を意味する単語 ”essay / writing” との違い
⇒「作文・文章」の意味を持つ単語”essay / writing”
それぞれの表現の違いとしては
composition ⇒「短い練習用の作文」=学校の授業などで書く、文法や構成の練習
essay ⇒「論理的な小論文」=大学のレポートや、特定のテーマに対する主張
writing ⇒「書くこと全般」=文字として書かれたもの全般を指す広い表現
といったイメージです。
● write an English composition
「英語の作文を書く」
⇒語彙や文法を正しく組み立てる「お稽古・課題」としての作文のイメージ
● submit a college essay
「大学の小論文(エッセイ)を提出する」
⇒自分の意見や論理を展開する、よりアカデミックな文章のイメージ
● improve your writing skills
「ライティング(文章力)を向上させる」
⇒メール、小説、メモ書きなど「文字を書くこと」全般を指すイメージ
”composition”の語源はラテン語「compositiō」 意味は「配置すること、まとめること」

”composition”の語源についても、確認していきましょう。
”composition”の語源はラテン語の「compositiō」です。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”composition”の起源について、下記の記載があります。
Origin
First recorded in 1350–1400; Middle English composicioun, from Anglo-French, from Latin compositiōn-, stem of compositiō “arrangement, placement together”; equivalent to composite + -ion日本語訳:1350〜1400年に初めて記録された。中期英語の composicioun から来ており、それはアングロ=フランス語、さらにはラテン語の compositiō(=配置、一緒に置くこと)の語幹に由来する。composite(合成の)+ -ion と同等である。
※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容からみるに、”composition”は14世紀後半にはすでに「色々なものを一緒に適切に配置する」という意味で使われていた模様。
● ラテン語:componere(一緒に集めて置く・組み立てる)
↓
● ラテン語:compositiō(配置、一緒に並べること)
↓
● アングロ=フランス語・中期英語を経て、現在の「composition」へ
「一緒に置く(placement together)」というコアイメージが、数百年経った今でも「構成」や「作文」という意味にそのまま息づいているのが面白いですよね。
構成パーツで覚える”composition” 「com-」+「posit」+「-ion」

ここからは構成パーツの面から”composition”について覚えていきましょう。
”composition”の構成パーツは「com-(共に)」+「posit(置く)」+「-ion(こと)」の3つのパーツです。
つぎから各パーツについて紹介していきます。
“com-“は「共に、完全に」を意味するパーツ
”com-”は「共に、一緒に、完全に」を意味するパーツです。(※後ろに続く文字によって con- などの形に変わります)
その他に company(仲間・会社 =パンを共にする人たち)や、compare(比較する =横に並べて共に見る)等も”com-”を使用する単語です。
”posit”は「置く」を意味するパーツ
”posit”は「置く」を意味するパーツです。(※pose などの形にも変化します)
その他の”posit”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。
”-ion”は「こと・状態」を意味する名詞化パーツ
”-ion”は動詞の後ろにくっついて「〜すること、〜の状態」という名詞に変えるパーツです。
その他に direction(方向 =指示すること)や、expression(表現 =外に押し出すこと)等も”-ion”を使用する単語です。
”composition”の意味と語源・覚え方のまとめ

以下、”composition”の意味と覚え方についてのまとめです。
⇒コアイメージは「複数のものを一つにまとめて置くこと」
⇒”composition”=「構成、組み立て」「作文」「楽曲」「構図」の意味を持つ
●語法・文法のポイント ⇒「作文」「楽曲」「構図」の意味で使うときは数えられる名詞(可算名詞)になりますが、物質の「成分・組成」や一般的な概念としての「構成・作曲」という意味のときは数えられない名詞(不可算名詞)として扱われます。また、動詞形 compose の受動態表現「be composed of(〜から構成されている)」も超重要フレーズです!
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!
