【語源も分かる】英単語「agree」の意味と使い方・覚え方・文法解説【a-(〜の方へ)+gree(喜び、好意)=お互いに気持ちよくぴったり重なる】

 
コダック
今日の英語表現は”agree”

「a-(〜の方へ)」+「gree(喜び、好意)」の2つのパーツで構成されている単語です。

「お互いに気持ちよくぴったり重なる」がコアイメージで、“agree”=「同意する、賛成する」「意見が一致する」の意味を持ちますよ!

 

”agree”の意味と使い方 コアイメージは「お互いに気持ちよくぴったり重なる」

 

”agree(発音:əgríː / アグリー【動詞】)”は「同意する、賛成する」「意見が一致する」の意味を持つ単語です。

「a-(〜の方へ)」+「gree(喜び、好意)」のパーツで構成されている単語で、「お互いに気持ちよくぴったり重なる」がコアイメージです。

 

 
コダック
相手の提案や意見の方向へ(a-)、自分の喜びや好意(gree)を向けてあげる状態のこと。

そこから、お互いの気持ちや意見が揉めることなく「「同意する・賛成する」」ことや、複数の人の意見が「意見が一致する」のが”agree”なわけですね!

 

”agree”は動詞として、相手の意見に対して「私も同感です」と言ったり、提案を承認する文脈で非常に広く使われます。また、文法的に後ろに続く前置詞や形(with, to, on, that節, to do)によってニュアンスが変わるため、試験やビジネスでも絶対に外せない最重要単語です。

 

【語法解説】前置詞や後ろの形でどう変わる? ”agree”の5つの使い方

 

 
後ろに続く言葉によってそんなに使い分けがあるの??
 
コダック
そうなんです!対象が「人」なのか「提案」なのか「方針」なのかで使い分けが変わります。日常会話やビジネスでも必須の5つのパターンを、例文と一緒にじっくり確認していきましょう!

 

① agree with ~(人・意見・事実に同意する/一致する)

「人」や「人の意見・考え」に対して「賛成・同意する」ときの最も一般的な表現です。また、「話の内容が客観的な事実と一致する(矛盾しない)」という意味でも使われます。

例文

・I entirely agree with you.
(あなたに全面的に同意します。)
・Your story doesn’t agree with the facts.
(君の話は事実と一致しない[矛盾している]。)

※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

② agree to ~(提案・計画・条件を受け入れる)

相手から出された「提案(proposal)」「計画(plan)」「条件(terms)」などを、承諾して受け入れる(同意する)ときに使います。自分の意志でその対象に進んで応じるイメージです。

例文

・They agreed to our proposal.
(彼らは我々の提案に同意した。)
・We agreed to the terms of the contract.
(私たちは契約の条件に同意した。)

※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

③ agree on ~(特定のテーマについて意見が一致する・合意する)

複数の人が議論や話し合いを重ねた結果、特定の「テーマ」「方針」「価格」などについて「意見が一致する」「合意に達する」ときに使われます。お互いの意見をすり合わせて着地点を見つけるイメージです。

例文

・We finally agreed on a price for the car.
(私たちはついにその車の価格について合意した。)
・They couldn’t agree on where to go for vacation.
(彼らは休暇にどこへ行くかについて意見がまとまらなかった。)

 

④ agree that 節(~ということに同意する・意見が一致する)

後ろに「that + 主語 + 動詞」の文を続けて、「~という内容(事実)に同意する」「~ということで意見が一致している」ことを表します。客観的な事実や、専門家たちの見解の一致などでよく使われます。

例文

・Most experts agree that climate change is a serious issue.
(ほとんどの専門家が、気候変動は深刻な問題であるという点に同意している。)
・We all agreed that the plan was excellent.
(私たちはみな、その計画が素晴らしいということで意見が一致した。)

 

⑤ agree to do(~することに同意する・~することにする)

後ろに動詞の原形(to不定詞)を続けて、「(相手から求められて)~することに同意する」「~することを引き受ける」という意味になります。

例文

・She agreed to help us with the marketing project.
(彼女はマーケティングプロジェクトで私たちを助けることを引き受けてくれた。)
・He agreed to meet us at the station.
(彼は駅で私たちと会うことに同意した。)

 

ニュアンスの違いを比較! ”agree”の類義語・関連語

 

英単語の網羅的な理解とSEO順位アップのために、”agree”に似た意味を持つ重要単語とのニュアンスの違いもバッチリ押さえておきましょう!

 

”agree”の関連語①:「同意・賛成」を意味する単語”approve / consent”

 
コダック
”approve”や”consent”なども日本語では「同意、賛成」を意味する単語ですが、使われるシチュエーションや立場が異なります!

 

”agree”の類義語
⇒「同意・賛成」の意味を持つ単語”approve / consent”

 

 
なるほど…、ちなみにそれぞれの表現に違いはあるの??

 

 
コダック

イメージの違いとしては以下のような感じです!

agree ⇒「対等な立場で意見が一致する」=(お互いに)同意する
approve ⇒「目上の人が「それで良い」と認める」=(承認・許可としての)賛成
consent ⇒「(断ることもできるが)受け入れる」=(要求や提案を)承諾する、許諾する

 
実際の表現で見るとどんなイメージの違いになるのかな?

 

例文で見る!”agree / approve / consent”のイメージの違い

● agree to the plan
「その計画に同意する」
⇒ 自分も相手と同じ意見になり、計画を一緒に進める対等なイメージ

● My parents didn’t approve of my marriage.
「両親は私の結婚に賛成(認可)してくれなかった」
⇒ 親(目上の立場)が「それは良いことだ」と許認可を出す、太鼓判を押すイメージ

● consent to the operation
「手術に同意(承諾)する」
⇒ リスクなども理解した上で、最終的に「受け入れます」と承諾のサインをするイメージ

 

”agree”の関連語②:「一致・調和」を意味する単語”match / coincide”

 
コダック
”agree”の持つ「ぴったり重なる」という意味についても、別の切り口の類義語があるので一緒に覚えてしまいましょう!

 

”agree”の類義語
⇒「一致・調和」の意味を持つ単語”match / coincide”

 

 
コダック

それぞれの表現の違いとしては

agree ⇒「話や数字が矛盾なく一致する」=(報告などの)内容が一致する
match ⇒「色やデザイン、能力が調和する」=(見た目や相性が)合う
coincide ⇒「偶然タイミングや意見が同時に重なる」=(同時に)合致する

 

例文で見る!”agree / match / coincide”のイメージの違い

● Your story doesn’t agree with the facts.
「君の話は事実と一致しない(矛盾している)」
⇒ 話の内容と、客観的な事実が綺麗に重なり合わないイメージ

● The tie matches your suit.
「そのネクタイはスーツに合っている」
⇒ 2つのものの色合いやバランスが良く、引き立て合っているイメージ

● Our holidays coincide.
「私たちの休日が(偶然)重なる」
⇒ 狙ったわけではないのに、スケジュールがピタッと同時に一致するイメージ

 

”agree”の語源はアングロ・フランス語のagreer 意味は「好意的に受け入れる」

 

”agree”の歴史的な背景や語源についても、さらに深掘りして確認していきましょう。

”agree”の語源はアングロ・フランス語、古期フランス語の「agre(e)r」”です。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”agree”の起源について、下記の記載があります。

Origin
First recorded in 1350–1400; Middle English agre, agreen, from Anglo-French, Old French agre(e)r, from phrase a gre “at pleasure, at will” (from a “to, at,” from Latin ad ad-); gre “pleasure, will,” from Latin grātum (see gree)

日本語訳:1350–1400年に初めて記録された。中英語のagre, agreen、アングロ・フランス語および古期フランス語のagre(e)rから。これは「喜びに応じて、意のままに」を意味するフレーズ“a gre”に由来する(“a”は「〜へ、〜で」を意味するラテン語のadから、“gre”は「喜び、意志」を意味するラテン語のgrātumから)。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容からみるに、”agree”は「相手の喜びや意志(gre)に向けて、自分から寄り添っていく」というフレーズから発祥している模様。

 

”agree”の語源(起源~発祥まで)
● ラテン語フレーズ:ad grātum(好意へ、喜びに向けて)

● 古期フランス語フレーズ:a gre(喜びに応じて、意のままに)

● 古期フランス語の動詞:agre(e)r(好意的に受け入れる)

● 14世紀後半、英語に入り「agree(同意する)」へ

 

構成パーツで覚える”agree” 「a-」+「gree」と仲間たち

 

語源の知識をさらに深め、関連付けを強くするために、構成パーツを詳しく分解してみましょう!

”agree”の構成パーツは「a-(〜の方へ、〜に対して)」+「gree(喜び、好意)」の2パーツです。

 

“a-“は「〜の方へ、〜に対して」を意味するパーツ

”a-”は「〜の方へ、〜に対して」と方向性を指し示すパーツ(接頭辞)です(本来は接頭辞 ad- ですが、後ろの文字に合わせて形が変わっています)。

 

 
コダック
例えば”arrest”という単語は「a-(〜に対して)」+「rest(止める)」のパーツで構成されており、逃げる人をその場(対象に向けて)にガチッと止める(=「逮捕する」)を表しています。

 

その他に appeal(訴える、引きつける)や、allocate(割り当てる)等も”a-(ad-)”を使用する同じ性質の仲間となる単語です。

 

”gree”は「喜び、好意」を意味するパーツ

”gree”はラテン語のgrātumに由来する「喜び、好意、感謝」を意味するパーツ(語根)です。

 

 
コダック
例えば”grace”という単語も同じ語源の仲間で、「喜びを与えるもの」というニュアンスから派生して、人を楽しませる美しさや神の恵み(=「優雅さ、気品、恵み」)を表しています。

 

「喜び・感謝」に関連する他の単語も、このパーツ(gree / grat)を意識すると一気に覚えやすくなりますよ!

・congratulate(con[共に]+ grat[喜び]+ ulate[動詞化]= 共に喜びを分かち合う、祝う)
・grateful(grate[喜び・感謝]+ ful[~に満ちた]= 喜び・感謝に満ちた、感謝している)
・gratify(grat[喜ばせる]+ ify[動詞化]= 喜ばせる、満足させる)

 

”agree”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

最後に、”agree”の意味と覚え方について重要なポイントを復習しましょう!

●”agree”は「a-(〜の方へ)」+「gree(喜び、好意)」の2パーツで構成されている単語
⇒コアイメージは「お互いに気持ちよくぴったり重なる」
⇒主要な意味は「同意する、賛成する」「意見が一致する」
●語法・文法のポイント ⇒後ろに続く形で意味合いが変化!
agree with 人・意見(人の意見に同意する・事実と一致する)
agree to 提案・計画(提案などを承諾して受け入れる)
agree on テーマ・価格(議論の末に特定の事柄で意見が一致する)
agree that 節(~という内容に同意する)
agree to do(~することに同意する、引き受ける)

 

 
コダック
当サイトでは英語表現について、このように語源、語法・文法、覚え方の面から解説を行っています。
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」