【語源も分かる】英単語「after」の意味と使い方・覚え方・文法解説【aft-(後ろに)+-ter(より〜)=より後ろに】

 
コダック
今日の英語表現は”after”

「aft-(後ろに)」+「-ter(より〜)」の2つのパーツで構成されている単語です。

より後ろにがコアイメージで、“after“=「〜の後に、後ろに」「〜を追いかけて」の意味を持ちますよ!

 

”after”の意味と使い方 コアイメージは「より後ろに」

 

”after(発音:ǽftər/アフター)”は「〜の後に、後ろに」「〜を追いかけて」の意味を持つ単語です。

基準となるものよりも、位置や時間が「より後ろに」ずれている状態を表し、「より後ろに」というコアイメージを持っています。

 

 
コダック
ある基準から、時間や順序が「後に」なることや、先行するものの「後ろを追いかけて」行動するのが”after”の基本ニュアンスなわけですね!

 

”after”は「何かの後に続いていく」というイメージが非常に強い単語です。逆に、基準よりも前にあることや、先に済ませておくことなどは、対義語である”before”を使用します。

基本の例文

・We arrived after the game started.
(私たちは試合が始まった後に到着した。)
・The dog ran after the ball.
(犬はボールを追いかけて走った。)

※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

【文法解説】afterの3つの顔「前置詞・接続詞・副詞」の使い方

 

 
コダック
実は”after”には、「前置詞」「接続詞」「副詞」という3つの品詞の顔があるんです!
それぞれの使い方と、覚えておきたい大事な文法ルールをチェックしていきましょう!

 

1. 前置詞の”after”(後ろに名詞を置く)

もっともよく見かける形です。「after + 名詞」の形で、「〜の後に」という時間や順序、あるいは「〜を追いかけて」という目的を表します。

 

・I usually take a bath after dinner.
(私はたいてい夕食の後にお風呂に入ります。)

・The police ran after the thief.
(警察はその泥棒を追いかけて走った。)

 

2. 接続詞の”after”(後ろに【主語+動詞】を置く)

「after + 主語 + 動詞」の形で、「〜が…した後に」というカタマリ(副詞節)を作ります。

 

 
コダック
★ここで超重要な試験頻出の文法ポイント!
「これから〜した後に」という未来のことを言う場合でも、afterの後ろの文ではwillを使わず、現在形(または現在完了形)を使うというルールがあります!

 

After she graduated from college, she started working at a bank.
彼女は大学を卒業した後に、銀行で働き始めた。※過去の事実)

・I will call you after I arrive at the station.
(駅に到着した後にあなたに電話します。※未来のことだけど現在形arriveを使う!)

 

3. 副詞の”after”(単独、または他の副詞と一緒に使う)

後ろに名詞や文を伴わず、単独で「その後、あとで」という意味を表します。よく `soon after`(そのすぐ後に)や `shortly after`(間もなくして)といったフレーズで使われます。

 

・They got married and lived happily ever after.
(彼らは結婚し、その後ずっと幸せに暮らしました。)

・He left, and I followed soon after.
(彼が出発し、私もそのすぐ後に続いた。)

 

表現の幅が広がる!”after”を使った日常頻出の重要熟語

 

 
コダック
「より後ろに」というコアイメージが分かると、日常会話や長文読解でよく使われるイディオム(熟語)の意味もすんなり理解できるようになりますよ!

 

  • look after 〜(〜の世話をする)
    ⇒ 去っていくものの後ろに「視線(look)」を向けて、ずっと見守り続けるイメージから。
  • name A after B(BにちなんでAに名前をつける)
    ⇒ すでに存在する基準(B)の「後ろに続いて」同じ名前を付けるイメージから。
  • after all(結局、やはり)
    ⇒ 色々なことがあった「すべての後ろ(最後)」に行き着く結果を表すことから。

 

重要熟語の例文

・Could you look after my dog while I’m away?
(私が留守の間、犬の世話をしてくれませんか?)

・The baby was named after his grandfather.
(その赤ちゃんは祖父にちなんで名前をつけられた。)

・So you came after all!
(やっぱり来たんだね! / 結局のところ君は来たんだね!)

 

”after”の語源は古期英語のæfter 意味は「より後ろに」

 

”after”の語源についても、確認していきましょう。

”after”の語源は古期英語の「æfter」です。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”after”の起源について、下記の記載があります。

Origin
First recorded before 900; Middle English; Old English æfter; cognate with Old Frisian efter, Old Saxon, Old High German after, Gothic aftaro, Old Norse eptir; equivalent to æf- (see aft) + -ter, suffix of comparison (cognate with Greek -teros; cf. presbyter).

日本語訳:900年より前に初めて記録された。中期英語、古期英語の「æfter」に由来。古フリジア語の efter、古サクソン語・古高地ドイツ語の after、ゴート語の aftaro、古ノルド語の eptir と同語源。これは æf-(aftを参照)に、比較を表す接尾辞 -ter(ギリシャ語の -teros と同語源、presbyter を参照)を組み合わせたものに相当する。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容からみるに、”after”は1100年以上前の古い時代から「何かと比較して、より後ろの」という意味で使われていた模様。

 

”after”の語源(起源~発祥まで)
● ゲルマン共通基語:後ろを意味する要素(aftの祖先)

● 古期英語:æfter(比較の「-ter」がくっつき、より後ろに、となったもの)

● 現代:意味が広がり、時間や順序の「〜のあとに」として定着

 

 
コダック
流れとしては上記の感じなわけですね!

ちなみに比較の接尾辞「-ter」は、実は「othe**r**」や「bette**r**」の「-er」の親戚のようなものなんですよ!

 

構成パーツで覚える”after” 「aft-」+「-ter」

 

ここからは構成パーツの面から”after”について覚えていきましょう。
”after”の構成パーツは「aft-(後ろに)」+「-ter(より〜)」の2つのパーツです。

 

“aft-“は「後ろに」を意味するパーツ

”aft-”は「後ろに」を意味するパーツです。

 

 
コダック
例えば船の専門用語で”abaft”という単語がありますが、これは「船尾の方に」つまり船の(=「後ろのほうに」)を表しています。

 

その他に、そのまま単語として使う aft(船尾に、後ろに)等も”aft-”の仲間です。

 

”-ter”は「より〜(比較)」を意味するパーツ

”-ter”は「より〜(二つのものを比べる)」を意味するパーツです。

 

 
コダック
例えば”outer”という単語は「out(外)」+「-er(-terの変形:より〜)」のパーツで構成されており、内側と比べて外側にある(=「外側の・上着」)を表しています。

 

その他の”比較”のニュアンスを持つ単語についても、下記で紹介していきます。

alter(もう一方にする=変える), utter(より外へ出す=完全に・発言する)

 

ニュアンスの違いをマスター!「after」の類義語比較マップ

 

1. 「あとに、後ろに」を意味する単語 ”after / behind / later”

 
コダック
せっかく”after”を覚えるのであれば、似たような意味を持つ単語も一緒に覚えてしまいたい所です!
例えば”behind”や”later”なども「あとに、後ろに」を意味する単語ですよ!

 

”after”の類義語
⇒「あとに・後ろに」の意味を持つ単語”behind / later”

 

 
なるほど…、ちなみにそれぞれの表現に違いはあるの??

 

 
コダック

イメージの違いとしては

after ⇒「順序や時間の直後」=〜の後に続いて
behind ⇒「位置的な背後・遅れ」=〜の隠れた後ろに
later ⇒「現在より先の時間」=(今から見て)あとで

といった感じです!実際の表現を見ながら感覚を確認してみましょう!

 

例文で見る!”after / behind / later”のイメージの違い

● after
「after school」
⇒学校というイベントが終わった「直後の時間」に進むイメージ

● behind
「The sun went behind the clouds.」
⇒太陽が雲の「物理的な真後ろ」に隠れて見えなくなるイメージ(太陽が雲の後ろに隠れた。)

● later
「See you later.」
⇒(特定のイベントの後ではなく)現在よりも「もっと先の時間」にまた会おうというイメージ(またあとでお会いしましょう。)

 

2. 「〜を追いかけて」を意味する単語 ”run after / chase / pursue”

 
コダック
”after”の持つ「〜を追いかけて」という意味についても、動詞と組み合わせた強力な類義語があるので一緒に整理しちゃいましょう!

 

”after”の類義語
⇒「追う」の意味を持つ表現”run after / chase / pursue”

 

 
コダック

それぞれの表現の違いとしては

run after ⇒「ただ後ろを走る」=後を追う(捕まえるとは限らない)
chase ⇒「捕まえる目的で追う」=追跡する・追い払う
pursue ⇒「長期的に追い求める」=夢やゴールを追求する

といったイメージです。こちらも例文を通じて感覚を掴んじゃいましょう!

 

例文で見る!”run after / chase / pursue”のイメージの違い

● run after
「run after a bus」
⇒行ってしまうバスの「後ろを必死に追いかける」イメージ(バスを追いかけて走る)

● chase
「The cat chased the mouse.」
⇒猫がネズミを捕まえるために「猛スピードで追跡する」イメージ(猫はネズミを追いかけた。)

● pursue
「pursue a career in medicine」
⇒医療の道に進むという長い時間をかける「目標を追い求める」イメージ(医学の道を追求する)

 

”after”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

以下、”after”の意味と覚え方についてのまとめです。

●”after”は「aft-(後ろに)」+「-ter(より〜)」の2パーツで構成されている単語
⇒コアイメージは「より後ろに」
⇒”after”=「〜の後に、後ろに」「〜を追いかけて」の意味
●語法・文法のポイント ⇒ 前置詞、接続詞、副詞の3つの顔を持ちます。未来のことでもafterの中は現在形になる文法ルールや、「after you(お先にどうぞ)」などの日常フレーズも頻出です。

 

 
コダック
当サイトでは英語表現について、このように語源、語法・文法、覚え方の面から解説を行っています。
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

 

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」