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【語源も分かって、忘れない】英単語「exam」の意味と使い方・覚え方・文法解説【ex-(外に)+ag-(動かす)=天秤で厳密に測る】

 
コダック
今日の英語表現は”exam”

もともとは examination という長い単語ですが、語源をたどると「ex-(外に)」+「ag-(動かす・行う)」というパーツの組み合わせから生まれた単語です。

「天秤で厳密に測る」がコアイメージで、“exam”=「試験」「検査」の意味を持ちますよ!

 

”exam”の意味と使い方 コアイメージは「天秤で厳密に測る」

 

”exam(発音:iɡzǽm/イグザム【名詞】)”は「試験」「検査」「調査」の意味を持つ単語です。

語源的な中身を紐解くと、対象を「ex-(外に)」引っ張り出して、天秤の上で「ag-(動かす・揺らす)」ことで、その実力や状態を「天秤で厳密に測る」というのがこの単語の本質的なイメージです。

 

 
コダック
「天秤の針がピタッと止まるまで、重さをきっちり調べる」というラテン語(examen)のイメージが根底にあります。

そこから、生徒の実力を厳密に測る「試験」や、体の状態を詳しく調べる「健康診断(医療検査)」”exam” と呼ばれるようになったわけですね!

exam 筆記試験 イメージ図

”exam”は口頭や日常のビジネス・学校生活で広く使われます。フォーマルな書き言葉や公式な文書では、省略しない examination が好まれますが、私たちが日常の会話で耳にするのは圧倒的にこの短い ”exam” です。

学校の定期テストや資格試験だけでなく、病院での精密検査にいたるまで、「基準に照らし合わせて、実力や状態を厳密にチェックする」というシチュエーションであれば幅広く使用されます。

 

 
「実力を天秤にかけて測る」かぁ。ちょっとドキドキするイメージだね。
 
コダック
そうですね!「私は明日、英語の試験を受けます(I will take an English exam tomorrow.)」という時、まさに自分の実力がどれくらいあるのかを『天秤にかけられて厳密に評価される』という感覚です。だからこそ、お遊びではない、少し緊張感のあるしっかりしたテストに対して使われます!

 

”exam”を使った実践例文

【学校・資格試験のシチュエーション】
・I need to study hard to pass the entrance exam.
(入学試験に合格するために、一生懸命勉強しなければならない。)
・She was dynamic and fully prepared for the final exam.
(彼女は精力的に動き、期末試験への準備を万全に整えていた。)
・The teacher is grading our chemistry exams right now.
(先生は今、私たちの化学の試験を採点しているところだ。)

【医療・健康診断のシチュエーション】
・The doctor gave me a thorough physical exam.
(医師は私に徹底的な身体検査[健康診断]を行った。)
・You must undergo a medical exam before joining the company.
(入社前に健康診断を受けなければなりません。)

※参考・一部例文引用南出康世(2014), ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

”exam”の文法・語法 試験を受ける・合格する・落ちるの動詞コンボ

1. 「試験を受ける」に ”receive” は使わない!

日本語の「試験を受ける」という表現につられて、ついつい `receive an exam` と言いたくなりますが、これは英語では不自然な表現です。試験を「受ける(受験する)」という動作には takesit for を使用します。

 

2. 試験にまつわる定番の動詞(コロケーション)

試験の一連の流れ(準備する → 受ける → 受かる / 落ちる)は、動詞と名詞をセットで瞬時に引き出せるようにしておくのがポイントです。特によく使われる組み合わせをまとめました!

 

【試験のシチュエーションで必須の動詞コンボ】
take / sit for an exam(試験を受ける ※takeが最も一般的)
pass an exam(試験に合格する ※passの直後にinやforなどの前置詞は不要です)
fail an exam(試験に落ちる・不合格になる ※fail in とすることもありますが、そのまま後ろに単語を続ける形が多いです)
prepare for / study for an exam(試験の勉強をする・準備をする ※前置詞のforを忘れないようにしましょう)
cheat on an exam(試験でカンニングをする ※前置詞はonを使います)

 

3. 名詞の前にくっつく頻出フレーズ

”exam”は他の名詞の前に置かれることで、形容詞のように「試験の〜」という意味のフレーズをたくさん作ります。これらも丸ごと覚えておくと、読解やリスニングでとても役立ちますよ!

 

exam results(試験結果)
exam preparation(試験対策・試験勉強)
exam anxiety / exam stress(試験への不安・試験のストレス)
exam room(試験会場・試験を行う教室)

 

”exam”の関連語:「テスト・試験」を意味する単語”test/quiz”との違い

 
コダック
せっかく”exam”を覚えるのであれば、似たような意味を持つ仲間(類義語)とのニュアンスの違いも一緒にマスターしてしまいましょう!

例えば”test”や”quiz”も日本語では「テスト、試験」と訳されますが、その規模や、受ける側の緊張感が全然違うんですよ!

 

”exam”の類義語
⇒「テスト・試験」の意味を持つ単語”test/quiz”との違い

 

 
なるほど……。日本語だとどれも「テスト」って言っちゃうけど、具体的にどう違うの??

 

 
コダック

イメージの決定的な違いは、その試験の「規模」と「人生や成績への影響度(重さ)」にあります!

exam⇒「進級、卒業、資格など、人生の重い節目を左右する、厳密でフォーマルな大規模試験」=厳密な大試験
test⇒「日常の理解度をチェックするための、examよりもカジュアルで範囲の狭い一般的なテスト」=一般的なテスト・検査
quiz⇒「授業の最初などに予告なしで行われるような、成績に大きく響かない超ミニサイズの「小テスト」」=簡易的な小テスト

といった感じです!

 
なるほど!影響度の重さが全然違うんだね。
 
コダック
そうなんです! ちなみにこのニュアンスの差は、医療(健康診断)の文脈でも同じように現れます。血液をサラッと調べる日常的なものは `blood test` ですが、全身を隅々まで精密に検査するようなものは `medical exam` と使い分けられます。
実際の表現でニュアンスの差をさらに見てみましょう!

 

シチュエーションで見る!”exam/test/quiz”の使い分け

●study for the bar exam
「司法試験(弁護士資格のための大試験)の勉強をする」
⇒ 人生やキャリアの大きな節目となる、非常に厳密で重い試験のイメージ

●take a driving test
「運転免許の試験を受ける」
⇒ 一定のスキルや習得度を測るための、標準的・一般的なテストのイメージ

●give a pop quiz in class
「授業中に不意打ちの小テストを行う」
⇒ 10分程度で終わるような、確認用の短いミニテスト(クイズ感覚)のイメージ

 

”exam”の語源 たどっていくとラテン語の「天秤の針」に到着

ここからは、”exam”の語源についてさらに深く掘り下げていきましょう。

”exam”は、もともと「examination(検査、試験)」という言葉が短くなった短縮形です。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”exam”の起源について、下記の記載があります。

Origin of exam
First recorded in 1875–80; short form

日本語訳:1875〜1880年に初めて記録された。短縮形(short form)。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容からみるに、19世紀後半(1800年代末)の学校制度の発達に伴い、学生たちの間で長い「examination」という言葉が日常的に省略されて ”exam” として定着したことがうかがえます。

 

 
コダック
19世紀の終わり頃に、当時の学生たちが「examinationって長くて言うのめんどくさいな、examでよくない?」と使い始めたのがきっかけです!
いつの時代も、学生が言葉を省略して使う文化は変わらないんですね!

 

では、さらにその大元となった「examination」や動詞「examine」の語源はどうでしょうか?
さかのぼっていくと、古代ローマで使われていたラテン語の「examen(エグザーメン)」という言葉に行き着きます。

 

”exam(examination)”の語源(起源~発祥まで)
ラテン語のパーツ:「ex-(外に)」+「ag-(動かす・駆り立てる)」

ラテン語:examen(天秤の針、厳密に計量すること)
※重さを量る際に「天秤の針」がピタッと止まるまで動かすイメージから

古フランス語などを経由して英語の「examine(調査する・試験する)」へ

名詞形の「examination(試験・検査)」が誕生

1870年代:学生の日常言葉として短くなった「exam」が定着

 

ラテン語の「examen」は、もともと「ex-(外に)」と「ag-(動かす)」というパーツが組み合わさってできた言葉です。これらが合わさることで、真ん中で揺れ動く「天秤の針」を意味するようになりました。

天秤の針を見つめて物の重さを正確に測る様子から、やがて「物事の真偽や、人の能力を厳密に測る」という比喩的な意味へと広がり、現在の「試験(exam)」や「検査」という意味につながっていったのです。

 

 
コダック
「天秤の針」で正確に重さを測るように、みなさんの英語力や知識を「厳密に測る」のが ”exam” というわけですね!
語源のイメージがわかると、日常的なtestよりも厳格でフォーマルなニュアンスを持つことにも納得がいきます!

 

構成パーツで覚える”exam” 「ex-(外へ)」+「ag-(動かす)」

ここからは英単語の構成パーツから”exam(examination)”の成り立ちを深掘りしていきましょう。

”exam”の元となった動詞 examine は、ラテン語にさかのぼると「ex-(外に)」+「ag-(動かす・駆り立てる)」という2つのパーツの組み合わせで成り立っています。

 

それぞれのパーツが持つコアイメージと、同じパーツを持つおなじみの単語をあわせて紹介していきます。

“ex-“は「外に、外へ、完全に」を意味するパーツ

”ex-”は「外に」「外へ」という方向を表す、非常に多くの英単語に使われている超重要パーツです。(※続く単語によっては e-ef- などに変化することもあります)

 

 
コダック
例えば ”export” という単語は「ex-(外に)」+「port(運ぶ・港)」のパーツで構成されています。

国や港の外に荷物を運び出すことから、「輸出、輸出する」という意味になります。

 

その他にも、”ex-”を使用する代表的な単語には以下のようなものがあります。

exit(ex-[外に]+ it[行く]=外に出ていく場所=出口)
exclude(ex-[外に]+ clude[閉じる]=外に置いて扉を閉める=排除する、除外する)
excellent(ex-[外に]+ cellere[高くそびえる]=他より飛び抜けている=優秀な、素晴らしい)

 

”ag-”は「動かす、行動する、駆り立てる」を意味するパーツ

”ag-”は「動かす、行う」という行動や作用を表すパーツです。(※英語では文脈や変化によって act といった形になることもよくあります)

 

 
コダック
例えば”agent”という単語は「ag-(動かす・行う)」+「-ent(〜する人)」のパーツで構成されており、

本人の代わりに実際に動いて業務を行う人=「代理人、エージェント」を表しています。

 

「act」に形を変えているものも含めると、私たちがよく知っている単語が数多く存在します。

action(act[行う]+ -ion[こと]=行うこと=行動、アクション)
agenda(ag-[行う]+ -enda[べきこと]=これから行うべきことのリスト=協議事項・議題)
agitate(人の心を激しく動かす・揺さぶる=扇動する、激しくかき混ぜる)

 

 
コダック
この「ex-(外に)」と「ag-(動かす)」が組み合わさることで、
「(天秤の針が)外に向かって動く=重さを厳密に測る」というラテン語(examen)が生まれました。

そこから派生して、人間の実力や健康状態を天秤にかけてきっちり測る「試験(exam)」になったというわけですね!

 

”exam”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

以下、”exam”の意味と覚え方についてのまとめです。

●”exam”は「examination」の短縮形。語源のパーツは「ex-(外に)」+「ag-(動かす=天秤を揺らす)」に由来
⇒コアイメージは「天秤で実力や状態を厳密に測ること」
⇒”exam”=「試験」「検査」の意味
●語法・文法のポイント ⇒試験を「受ける」ときは receive ではなく take や sit for を使う。pass(合格する)の直後に前置詞は不要。
 
 
コダック
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他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」