accompany 同じ方向を向いている仲間のイメージ図

【語源も分かって、忘れない】英単語「accompany」の意味と使い方・覚え方・文法解説【仲間と同じ方向へ行く】

 

 
コダック
今日の英語表現は”accompany”

「ac(〜の方へ)」+「com(共に・完全に)」+「pan(パン・食糧)」+「y(〜にする)」の4つのパーツで構成されている単語です。

「仲間と同じ方向へ行く」がコアイメージで、”accompany”=「〜に同行する・付き添う」「〜に付随して起こる」の意味を持ちますよ!

 

”accompany”の意味と使い方 コアイメージは「同じパンを分け合う仲間の方へ行く」

accompany 同じ方向を向いている仲間のイメージ図

”accompany(発音:əkʌ́mpəni / アカンパニー)”は、「〜に同行する」「〜に付随して起こる」の意味を持つ他動詞です。

「ac(〜の方へ)」+「com(共に・完全に)」+「pan(パン・食糧)」+「y(〜にする)」の4つのパーツで構成されている単語で、「仲間と同じ方向へ行く」がコアイメージです。

 
 
そういえば、前に”company”についても紹介してたよね。

一緒(com)にご飯(pan)を食べる⇒”仲間”って意味になったんだっけ?

 

 

 
コダック
そうなんです!「同じ釜の飯を食う仲間」的なニュアンスですね。

accompanyは”company”に指向性が加わった単語で、
仲間と同じ方向へ向かう(=「同行する・付き添う」ことを指す単語なんですよ。

 

 

 

”accompany”は無生物主語で使われると、「連動して起こる」という意味で使われます。

 

 
大雨と強風が一緒に来る、みたいな場合だね
 
コダック
そうですね。その場合は”Strong winds accompanied the heavy rain.(大雨に伴って強風が吹いた。)”のように表現をします。

 

 

ちなみに後述しますが”accompany”は割とフォーマルな印象が強く、業務や公的な付き添いを表す事が多いです。
友達同士が対等に「一緒に行く」ことや、単に「ついていく」ことなどは”go with”や”follow”を使用します。

例文

He accompanied the prime minister on the trip.
(彼はその旅行で首相に同行した。)

Children under 12 must be accompanied by an adult.
(12歳未満のお子様には大人の付き添いが必要です。)

※参考・例文引用南出康世(2014), ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

”accompany”の関連語①:「同行する・一緒に行く」を意味する単語”go with / follow”

 
コダック
前述したとおり”go with”や”follow”なども「一緒に行く・ついていく」を意味する単語ですよ!

 

”accompany”の類義語
⇒「一緒に行く」の意味を持つ単語”go with / follow”

 

 
なるほど…、ちなみにそれぞれの表現に違いはあるの??

 

 
コダック

イメージの違いとしては

accompany ⇒「公式な付き添い」=案内・護衛・セット感
go with ⇒「カジュアルに一緒に行く」=対等な関係の日常会話
follow ⇒「後ろからついていく」=前後の位置関係

といった感じです!

 
う~ん…文字だけだとニュアンスの差がちょっとややこしいかも…
 
コダック
確かに、これだけ言われても分かりづらいかもしれませんね…汗
それぞれのイメージを実際の表現を見ながら確認してみましょう!

 

例文で見る!”accompany / go with / follow”のイメージの違い

●accompany
「The doctor accompanied the patient.」
⇒ 医師が(責任を持って、ケアのために)患者に付き添うイメージ

●go with
「I’ll go with you to the store.」
⇒ (友達同士などで)「私もそのお店に一緒に行くよ」というフラットなイメージ

●follow
「Follow me, please.」
⇒ 「私の後ろついてきてください」と、先導する人の後ろを歩くイメージ

 

”accompany”の語法・文法の注意点 「〜と一緒に行く」だけどwithは不要?

”accompany”を使う上で、特に試験や実務で狙われやすい重要なポイントが「他動詞」であるという点です。

日本語の「〜に同行する」「〜と一緒に行く」という訳に引っ張られて、ついつい”with”や”to”を後ろに置きたくなってしまいますが、それは間違いなので注意しましょう!

 

 
コダック
「〜と一緒に」だから”accompany with…”って言いたくなりますよね。

でも、”accompany”は他動詞なので、後ろに前置詞を挟まずに直接「目的語(人や物)」を置くのが正しいルールです!

 

【間違いやすい文法ポイント】

❌ He accompanied with the singer.(彼はその歌手に同行した)
⭕ He accompanied the singer.

 

また、もう一つの特徴として「受動態(be accompanied by 〜)」の形で非常によく使われるという点があります。

能動態の「A accompany B(AがBに同行する)」を受動態にすると、「B is accompanied by A(BはAに同行される = BはAを伴っている)」という意味になりますよ。

 

 
受動態の時は by を使うんだね!
 
コダック
そうなんです!「人」が主語の時だけでなく、「物・事」が主語のとき(無生物主語)にもこの受動態の形はよく登場します。
実際の例文で使い分けの感覚を掴んでみましょう!

 

語法・文法がわかる例文

① 能動態(直接後ろに目的語を置く)
Children must be accompanied by an adult.
(子供には大人の付き添いが必要です。 ※直訳:子供は大人の同行を伴わなければならない)

② 受動態(物・事が主語で「〜が伴う」)
The fever was accompanied by a severe headache.
(熱に伴って激しい頭痛がした。 ※直訳:熱は激しい頭痛によって伴われていた)

 

”accompany”の語源と歴史:「共にパンを分かち合う仲間」が由来

”accompany”の語源についても、さらに深く確認していきましょう。

結論から言うと、”accompany”の語源は「仲間(company)として一緒に行く・付き添う」という成り立ちを持っています。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”accompany”の起源について、下記の記載があります。

Origin of accompany
First recorded in 1425–75; late Middle English accompanye, from Middle French accompagnier; see ac-, company

日本語訳:1425–75年に初めて記録された。後期英語のaccompanye、中期フランス語のaccompagnierから。ac-、companyを参照。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容からみるに、”accompany”は15世紀のフランス語を経由して英語に定着していることがわかります。

ここで重要なのは、ベースとなっている「company(仲間)」という単語の成り立ちです。

 
コダック
ここら辺は少し”company”の記事でも触れましたね。
”accompany”の意味が出来るまでの流れ
●ラテン語「companio(一緒にパンを食べる者)」

●中期フランス語「compainie(仲間の集まり)」
⇒ そこから派生した動詞「accompagnier(仲間として付き添う)」

●後期中英語「accompanye」

●現在の「accompany(同行する・伴う)」

 

構成パーツで覚える”accompany” 「ac」+「com」+「pan」+「y」に分解!

ここからは、語源の構成パーツの面から”accompany”をさらに深く、記憶に刻み込んでいきましょう!

”accompany”は一見長い単語ですが、「ac(〜の方へ)」+「com(共に)」+「pan(パン・食糧)」+「y(動詞にする)」という4つのパーツに分解して考えることができます。

それぞれのパーツが持つ意味や、同じパーツを使った他の身近な英単語を知ることで、単語の持つイメージがぐっと立体的になりますよ!

 

① “ac-” は「〜の方へ(方向・接近)」を意味するパーツ

”ac-” は「〜の方へ(方向・変化・接近)」を意味する接頭辞です。

本来は ”ad-” という形なのですが、後ろに続く文字(今回は company の c)に合わせて、発音しやすいように ”ac-” に変化しています(これを言語学では「同化作用」と呼びます)。

 

 
コダック
後ろの音につられて形が変わるパーツなんですね!
例えば、お馴染みの以下の単語にもこの ”ac-” が使われていますよ。

accelerate:ac(〜の方へ)+ celer(速度)+ ate(動詞にする)
⇒ 速度をそっちの方向へ上げる(=「加速する」

accept:ac(〜の方へ)+ cept(掴む)
⇒ 自分の方へ引き寄せて掴む(=「受け入れる」

 

その他にも、accuse(ac:〜の方へ + cuse:理由・非難 ⇒ 〜に非難の目を向ける=「告訴する・責める」)など、「対象に向かってエネルギーが動く」イメージを持つ単語によく登場します。

 

② ”com-” は「共に・一緒に(共同・一体感)」を意味するパーツ

”com-” は「共に(together)」や「完全に(completely)」を意味するパーツです。ラテン語の「cum(〜と共に)」に由来しています。

後ろにつく文字の音によって ”con-” や ”co-” に形を変えることもありますが、すべて「みんなで一緒」「ひとつに集まる」という繋がりを表します。

 

 
コダック
「一緒」を表すお馴染みの単語といえば、これらですね!

combine:com(共に)+ bine(2つの)
⇒ 2つのものを一緒にする(=「結合させる」

compose:com(共に)+ pose(置く)
⇒ さまざまな要素を一緒に並べて置く(=「構成する・作曲する」

 

他にも commute(com:完全に + mute:変わる・移動する ⇒ 毎日場所を完全に行き来する=「通勤・通学する」)といった単語にも使われています。accompany の中では「一緒に行動する」というコアの部分を担っています。

③ ”pan” は「パン・食糧(生きるための糧)」を意味するパーツ

”pan” は、文字通り私たちが食べる「パン・食べ物」を意味するパーツです。ラテン語でパンを意味する「panis」に由来しています。

 

 
コダック
実は、私たちが普段使っている日本語の「パン」も、ポルトガル語(pão)を経由してこのラテン語「panis」から来ているんです!
英語の語源パーツと日本語の「パン」のルーツが同じなんて、面白いですよね!

pantry:pan(パン・食糧)+ try(〜の場所)
⇒ 食料やパンを保管しておく場所(=「食料貯蔵室」

 

語源の歴史をたどると、「com(共に)」+「pan(パン)」で、本来は「一緒にパンを分け合って食べる仲間」という意味になります。これが、現代の単語 ”company(会社・仲間)” の語源そのものなんです。会社(company)とは、いわば「同じ飯を食う仲間」の集まりなわけですね!

 

④ ”y” は「〜にする(動詞化)」を意味するパーツ

最後の ”-y” は、単語の末尾(接尾辞)について、「動詞の役割を与える」パーツです。

中期フランス語の動詞語尾である ”-er” などの影響を受けながら、英語に定着する際に現在の ”-y” の形になりました。

 

 
コダック
今回の ”accompany” においては、「一緒にパンを食べる仲間(company)」の状態へと「向かわせる(ac-)」、つまり「〜を仲間に加える・同行させる」という動詞の働きをこの ”-y” が作ってくれています!

 

これら4つのパーツをすべて繋げると、「(ac:〜の方へ)+(com:共に)+(pan:パンを食べる仲間に)+(y:する)」となり、冒頭でご紹介したコアイメージである「仲間と同じ方向へ行く = 同行する・付随する」という意味に見事につながりますね!

”accompany”の意味と語源・覚え方のまとめ

以下、”accompany”の意味と覚え方についてのまとめです。

●”accompany”は「ac(〜の方へ)」+「com(共に)」+「pan(パン)」+「y(〜にする)」の4パーツで構成されている単語
⇒コアイメージは「仲間と同じ方向へ行く」
⇒”accompany”=「〜に同行する」「〜に付随して起こる」の意味
●語法・文法のポイント ⇒他動詞なので「accompany with 人」としないように注意!(直接「accompany 人」の形で書きます。ただし名詞形の accompaniment になると in accompaniment with〜 という表現になります)
 
 
コダック
当サイトでは英語表現について、このように語源、語法・文法、覚え方の面から解説を行っています。
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」