「hwe-(誰・何)」+「-līc(体・形・種類)」の2つのパーツ(古英語由来)で構成されている単語です。
「どの形の、どれ」がコアイメージで、“which“=「どちら、どれ」「〜する方の(関係代名詞)」の意味を持ちますよ!
”which”の意味とコアイメージは「どの形の、どれ(限られた中から選ぶ)」
”which(発音:hwítʃ / ウィッチ【疑問代名詞・関係代名詞・疑問形容詞】)”は「どちら、どれ」「〜する方の」の意味を持つ単語です。
「hwe-(誰・何)」+「-līc(体・形・種類)」のパーツで構成されている単語で、「どの形の、どれ」がコアイメージです。
ピンポイントで指し示して(=「選び出す」)ことや、
前に出たモノの形や説明を補足する(=関係代名詞)=”which”なわけですね!
疑問詞としての”which”の例文
・Which color do you like better, red or blue?
(赤と青、どちらの色がより好きですか?)・Which of these pens is yours?
(これらのペンのうち、どれがあなたのものですか?)・Which way should we go?
(私たちはどの道を行くべきですか? ※which + 名詞の形)※参考・一部例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
【重要文法】関係代名詞”which”の使い方!「カンマ(,)」の有無で意味が変わる?

”which”は疑問詞としてだけでなく、「関係代名詞(前の名詞を修飾する働き)」としても非常によく使われます。
ここでテストやTOEICでも頻出なのが、「カンマ(,)+ which」の使い方です。
ここを理解しておくと、長文読解がグッと楽になりますよ。
①カンマ無し(制限用法):対象を特定・限定する
This is the book which I bought yesterday.
(これは私が昨日買った本です。)
⇒ たくさんある本の中から「昨日買った本だよ」と特定しているイメージ。
②カンマあり(非制限用法):補足説明を付け足す
I bought a new car, which is very fast.
(私は新しい車を買ったんだけど、それはとても速いんだ。)
⇒ 「車を買った」という事実をまず伝えてから、「ちなみにそれはね…」と補足説明を後付けするイメージ。「and it」に置き換えることができます。
”which”の関連語①:「たずねる」を意味する単語”what”との違い
特に「どれ・何」と尋ねる”what”との違いは超重要です!
⇒「どれ・何」の意味を持つ単語”what”
イメージの違いとしてはズバリこれです!
which ⇒「決まった選択肢(目の前の数個など)から」=どちら、どれ
what ⇒「無限の選択肢(世の中のすべてのモノなど)から」=何
●Which sport do you like?
「(このリストにあるスポーツの中で)どのスポーツが好き?」
⇒ 範囲が限定されている中から選ばせるイメージ
●What sport do you like?
「(世の中にあるすべてのスポーツの中で)何のスポーツが好き?」
⇒ 制限なしで、相手の頭の中にあるものを広く尋ねるイメージ
”which”の関連語②:関係代名詞としての使い分け”who / that”
⇒「関係代名詞」の役割を持つ単語”who / that”
それぞれの使い分けの違いとしては
which ⇒「修飾する先(先行詞)が」=「モノ・動物」のとき
who ⇒「修飾する先(先行詞)が」=「人」のとき
that ⇒「修飾する先(先行詞)が」=「人・モノ両方OK(万能)」のとき
といったイメージです。
●The car which is parked there is mine.
「あそこに停まっている車(=モノ)は私のです」
⇒ 先行詞が「車」なのでwhichを使う
●The girl who is singing is my sister.
「歌っている女の子(=人)は私の妹です」
⇒ 先行詞が「女の子」なのでwhoを使う
●The dog that is barking at the cat is cute.
「猫に向かって吠えている犬(=動物)は可愛い」
⇒ thatは万能なので、whichやwhoの代わりとしても使えるイメージ
”which”の語源は西ゲルマン祖語に由来 意味は「どの形の」

”which”の語源についても、確認していきましょう。
”which”の語源は「どの形・様態の」を意味する古い言葉です。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”which”の起源について、下記の記載があります。
Origin of which
First recorded before 900; Middle English; Old English hwilc, hwelc, equivalent to hwe-, base of hwā interrogative pronoun, + -līc “body, shape, kind”; cognate with Old Frisian hwelik, Dutch welk, German welch, Gothic hwileiks literally, “of what form”; see origin at who, like 1日本語訳:900年より前に初めて記録された。中英語、古英語の「hwilc, hwelc」に由来し、これは疑問代名詞「hwā(誰・何)」の基である「hwe-」と、「body(体), shape(形), kind(種類)」を意味する「-līc」が組み合わさったものである。古フリジア語の「hwelik」、オランダ語の「welk」、ドイツ語の「welch」、ゴート語の「hwileiks」と同語源であり、文字通りの意味は「どの形の(of what form)」である。who、like 1の語源を参照。
※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容からみるに、”which”は「何(hwe-)」と「形・体(-līc)」が合体して発祥している模様。
●古英語で「何・誰」を表す「hwe-」
↓
●古英語で「体・形・種類」を表す「-līc」(現在のlikeの祖先)が合体
↓
●「どのような形の?(of what form)」という意味の「hwilc」になり、現在の「which」へ変化
ちなみに「-līc」は、現代の「〜のような」を意味する「like」の語源でもあるんですよ。
”which”の意味と語源・文法のまとめ

以下、”which”の意味と使い方についてのまとめです。
●”which”は「hwe-(誰・何)」+「-līc(体・形・種類)」のパーツで構成されている単語
⇒ コアイメージは「どの形の、どれ」
⇒ “which”=「どちら、どれ」「〜する方の(関係代名詞)」の意味
【語法・文法の超重要ポイント】
● 疑問詞として使う場合、「範囲が決まっている選択肢」から選ぶときは what ではなく which を使う!
● 関係代名詞として使う場合、「カンマ+which(, which)」にすると補足説明(〜なんだけど、それは…)のニュアンスになる!
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com([https://www.dictionary.com/](https://www.dictionary.com/))」
