- 1 kind・type・sort・categoryの違いは?「種類」を表す英語の使い分けを例文で解説
- 1.1 【早見表】kind・type・sort・categoryの意味と使い分け
- 1.2 kindの意味とコアイメージは「同じ性質を持つ仲間」
- 1.3 typeの意味とコアイメージは「特徴が刻まれた型」
- 1.4 sortの意味とコアイメージは「仕分けられたひとまとまり」
- 1.5 categoryの意味とコアイメージは「分類システムの中の箱」
- 1.6 kindとtypeの違い|自然な仲間か、特徴のある型か
- 1.7 kindとsortの違い|ほぼ同じだが、地域と語感に差がある
- 1.8 typeとcategoryの違い|物の特徴か、分類上の置き場所か
- 1.9 「種類は何ですか?」はWhat kind of・What type of・What sort ofのどれ?
- 1.10 kind ofとsort ofの違い|「種類」と「ちょっと」を見分ける
- 1.11 単数・複数の注意|this kind ofとthese kinds of
- 1.12 よくある間違いと不自然な英語
- 1.13 場面別に選ぶ|4語の実践例
- 1.14 迷ったときの3秒ルール
- 1.15 理解度チェック|kind・type・sort・categoryを選ぼう
- 1.16 kind・type・sort・categoryの違いまとめ
- 1.17 個別記事でもっと詳しく学ぶ
kind・type・sort・categoryの違いは?「種類」を表す英語の使い分けを例文で解説
英語で「種類」と言いたいとき、辞書を引くとkind・type・sort・categoryの4語が出てきます。どれも日本語では「種類」「タイプ」「分類」と訳せるため、次のように迷ったことはないでしょうか。
- What kind of music do you like?とWhat type of music do you like?は同じ?
- kindとsortは入れ替えてもいい?
- typeとcategoryは、どちらが専門的?
- kind ofとsort ofの「ちょっと」は何が違う?
結論から言うと、4語の違いは「何を基準に、どのくらい明確に分けるか」です。
●kind:日常的で最も広い「種類」。同じような性質を持つ仲間
●type:はっきりした特徴・構造・用途で区別される「型」
●sort:kindに近い、ややくだけた「種類」。または物を仕分けること
●category:ルールや体系の中に設けられた「分類枠・カテゴリー」
たとえば、カフェで飲み物について聞くならWhat kind of coffee do you like?が自然です。一方、商品データを管理して「コーヒー、紅茶、ジュース」という売り場上の区分を示すならproduct categoryが合います。機械の仕様として「この型のエンジン」と言うならtypeが向いています。
全部「種類」で覚えてたけど、分類のしかたに違いがあるんだね。でも実際の会話では、そんなに細かく考えるの?
いい疑問ですね!会話のたびに難しく分析する必要はありません。まずは普段の会話ならkind、特徴が明確ならtype、整理された分類表ならcategoryと覚えれば十分です。
sortはkindにかなり近いので、あとから「イギリス英語でよく聞く、少しくだけた仲間」と足していきましょう!
【早見表】kind・type・sort・categoryの意味と使い分け
| 単語 | 中心イメージ | よく使う場面 | 代表例 |
|---|---|---|---|
| kind | 似た性質を持つ仲間 | 日常会話、好み、一般的な質問 | What kind of food do you like? |
| type | 特徴で見分けられる型 | 製品、医学、IT、性格、恋愛の好み | This type of battery lasts longer. |
| sort | 同じようなものをひとまとめにした種類 | 日常会話、とくにイギリス英語/動詞では仕分け | What sort of books do you read? |
| category | 分類システムの中の箱 | 商品、競技、統計、研究、申請フォーム | This product falls into a different category. |
4語は完全に別物ではありません。Cambridge Dictionaryの文法解説でも、sort・type・kindは一般に同じ意味を持ち、共通の特徴を持つ人や物のグループを指すと説明されています。ただし、実際には語感や場面に差があるため、自然さを上げるにはコアイメージで選ぶのが有効です。
kindの意味とコアイメージは「同じ性質を持つ仲間」
kindは、4語の中で最も日常的かつ広く使える「種類」です。厳密な分類表がなくても、「なんとなく同じ性質を持つもの」をひとまとめにできます。
What kind of movies do you like?
どんな種類の映画が好きですか?
This kind of problem is common.
この種の問題はよくあります。
There are many kinds of tea.
お茶には多くの種類があります。
映画のジャンル、料理の好み、仕事、人柄、問題の種類など、日常の「どんな〜?」にはWhat kind of …?が非常によく使われます。
・相手の好みをたずねる:What kind of music do you like?
・物事の性質をたずねる:What kind of job is it?
・ざっくり分類する:This is a kind of traditional bread.
・同類をまとめる:all kinds of people
kindには形容詞の「親切な」という意味もありますが、名詞の「種類」とは文法上別です。
She is kind to everyone.
彼女は誰に対しても親切です。
a kind personなら「親切な人」、a kind of personなら「ある種の人」です。ofの有無で意味が大きく変わるため注意しましょう。
typeの意味とコアイメージは「特徴が刻まれた型」
typeは、見分けるための特徴が比較的はっきりしている「型・タイプ」です。製品の規格、血液型、性格、データの形式など、一定の特徴によって区別できるものに向いています。
What type of computer do you use?
どのタイプのコンピューターを使っていますか?
This type of plant needs little water.
このタイプの植物は、あまり水を必要としません。
What is your blood type?
あなたの血液型は何型ですか?
String is a common data type.
文字列は一般的なデータ型です。
typeの語源はギリシャ語のtyposで、「打った跡・刻印・形」を表しました。そこから「共通の形や特徴を備えた型」という意味に発展しています。スタンプで同じ模様を押すイメージを持つと、kindとの違いが分かりやすくなります。
kindは「似た仲間」で、typeは「特徴が決まった型」って感じか。じゃあ、What type of music do you like?は間違い?
間違いではありません!What type of music …?も自然です。ただ、普段の好みを気軽に聞くならWhat kind of music …?のほうが柔らかく一般的です。
一方、音楽を「クラシック、ジャズ、ロック」のように分類上のタイプとして意識している場面ではtypeがよく合います。
sortの意味とコアイメージは「仕分けられたひとまとまり」
名詞のsortはkindとよく似ており、「種類」「たぐい」を表します。日常会話で使われ、特にイギリス英語でよく聞かれます。
What sort of clothes do you wear to work?
仕事にはどんな服を着ていきますか?
I’ve never seen that sort of machine before.
ああいう種類の機械は今まで見たことがありません。
We sell all sorts of things.
私たちは実にさまざまな物を売っています。
さらに、sortは動詞で「並べ替える」「仕分ける」という意味を持ちます。
Sort the files by date.
ファイルを日付順に並べ替えてください。
She sorted the clothes into three piles.
彼女は服を3つの山に仕分けました。
つまりsortには、物を基準に沿って分け、その結果できたまとまりという感覚があります。名詞ではkindに近く、動詞では「分類・整列の作業」を表すのが大きな特徴です。
categoryの意味とコアイメージは「分類システムの中の箱」
categoryは、何らかのルールや体系によって作られた分類枠です。競技の部門、ネットショップの商品区分、統計上の区分、研究データの分類など、どの箱に入れるかが意識されます。
The books are divided into five categories.
その本は5つのカテゴリーに分けられています。
This item falls into the luxury category.
この商品は高級品のカテゴリーに入ります。
Choose a product category.
商品カテゴリーを選択してください。
Each age category has a different entry fee.
年齢区分ごとに参加費が異なります。
categoryはkindよりフォーマルで、分類基準が共有されている場面に適しています。「私はどんな本が好き?」と会話する場面でWhat category of books do you like?と言うと、図書館やデータベースの分類コードを聞いているような硬さが出ます。
kindとtypeの違い|自然な仲間か、特徴のある型か
kindとtypeは、多くの文で入れ替え可能です。ただし焦点が少し異なります。
| 比較 | kind | type |
|---|---|---|
| 基本イメージ | 同じような性質の仲間 | 特徴で識別できる型 |
| 会話の自然さ | 非常に日常的 | 日常でも使うが、やや分析的 |
| 専門分野 | 使えるが一般的 | 医学・工学・ITなどで頻出 |
| 好みを聞く | What kind of music? | What type of music?も可 |
| 規格・構造 | やや曖昧 | 自然 |
同じ名詞で比べるとニュアンスが見える
What kind of car are you looking for?
どんな車を探していますか?
→ 大きさ、用途、雰囲気などを含め、ざっくり希望を聞く。
What type of car are you looking for?
どのタイプの車を探していますか?
→ SUV、セダン、電気自動車など、区別できるタイプを意識。
この違いは絶対的な規則ではありません。話し手がどの程度「分類」を意識しているかで選択が変わります。
kindとsortの違い|ほぼ同じだが、地域と語感に差がある
名詞のkindとsortは非常に近く、日常の多くの文で置き換えられます。
What kind of books do you read?
What sort of books do you read?
どちらも「どんな本を読みますか?」です。大きな傾向としては、kind ofはアメリカ英語、sort ofはイギリス英語でよりよく使われるとされます。ただし、アメリカ人がsortを使わない、イギリス人がkindを使わないという意味ではありません。
・迷ったらkind:地域を問わず通じやすく、初学者に最も安全
・イギリス英語らしい日常会話:sortがよく似合う
・「並べ替える」「仕分ける」の動作:sortしか使えない
また、sortにはnot my sort of thingのような、少しくだけた「自分の好みではない」という表現があります。
Camping isn’t really my sort of thing.
キャンプはあまり自分の好みではありません。
typeとcategoryの違い|物の特徴か、分類上の置き場所か
typeとcategoryの差は、今回の4語の中でも特に重要です。
type:対象そのものが持つ特徴・構造・性質に注目する
category:分類する側が用意した枠・区分に注目する
たとえばノートパソコンには、ゲーミング、2-in-1、ビジネス向けなどのtypesがあります。一方、通販サイトでは「パソコン・家電」というcategoryに入れられます。typeは物の特徴を説明し、categoryは整理するための住所を示すイメージです。
This is a new type of electric motor.
これは新しい型の電動モーターです。
→ モーターそのものの構造や特徴を意識。
Electric motors belong to this product category.
電動モーターはこの商品カテゴリーに属します。
→ 商品管理上の分類枠を意識。
ただし、辞書の定義でtypeをcategoryと説明することもあり、境界は完全に固定されていません。実務では、分類体系の名称として公式に決められている語を優先しましょう。ウェブサイトのメニューがCategoryならcategory、製品仕様書がTypeならtypeを使います。
「種類は何ですか?」はWhat kind of・What type of・What sort ofのどれ?
日本語の「どんな種類の〜ですか?」に対応する代表的な形は次の3つです。
What kind of food do you like?
どんな食べ物が好きですか?
What type of payment do you accept?
どの種類の支払い方法に対応していますか?
What sort of work do you do?
どんな仕事をしていますか?
選び方は次の通りです。
- 日常的に「どんな〜?」と聞くならWhat kind of
- 選択肢・型・仕様を意識するならWhat type of
- くだけた会話、とくにイギリス英語ならWhat sort of
- 公式な分類名を聞くならWhich categoryやWhat category
Which category should I select?
どのカテゴリーを選べばよいですか?
categoryの場合、すでに画面上に選択肢が並んでいることが多いため、whatよりwhichが自然になる場面も多くあります。
kind ofとsort ofの違い|「種類」と「ちょっと」を見分ける
kind ofとsort ofには、主に2つの使い方があります。
1. a kind of / a sort of=「一種の」
A dolphin is a kind of mammal.
イルカは哺乳類の一種です。
It was a sort of game.
それは一種のゲームのようなものでした。
この用法では、後ろに名詞が続きます。a kind of + 名詞は本当にその種類に属する場合にも使えます。一方、a sort of + 名詞は「正確にはそうではないが、それに近いもの」という曖昧さが出やすい傾向があります。
2. kind of / sort of=「ちょっと、なんとなく、ある程度」
I’m kind of tired.
ちょっと疲れています。
It was sort of strange.
なんだか変でした。
この場合、kind of / sort ofは後ろの形容詞や動詞を弱める働きをします。断定を避け、「完全にそうと言い切るほどではないけれど」という気持ちを加えます。
I’m kind of tired.のkindは「種類」じゃないんだね。直訳すると「疲れの一種」になりそうで混乱してた!
そうなんです!見分けるコツはofの後ろです。
名詞が来れば「〜の種類」、形容詞や動詞が来れば「ちょっと・なんとなく」と考えると、かなり整理できますよ。
kind ofとsort ofはどちらが自然?
意味はほぼ同じです。一般的な傾向として、kind ofはアメリカ英語でより一般的、sort ofはイギリス英語でより一般的です。
I kind of like it.
それ、ちょっと好きかも。
I sort of expected that.
なんとなく、そうなると思っていました。
どちらも会話的な表現なので、学術論文や正式なビジネス文書ではsomewhat、to some extent、approximatelyなどに置き換えることがあります。
単数・複数の注意|this kind ofとthese kinds of
kind・type・sort・categoryは可算名詞なので、単数と複数を区別します。
this kind of book:この種類の本
these kinds of books:これらの種類の本
this type of machine:この型の機械
these types of machines:これらの型の機械
this category of product:このカテゴリーの商品
these categories of products:これらのカテゴリーの商品
初学者が特に間違えやすいのが、these kind of booksです。会話では耳にすることがありますが、標準的な文章ではthese kinds of booksと数をそろえるのが安全です。
また、all kinds ofは「ありとあらゆる」「さまざまな」という意味で非常によく使われます。
We talked about all kinds of things.
私たちは実にいろいろなことについて話しました。
よくある間違いと不自然な英語
間違い1:日常の好みにcategoryを使いすぎる
△ What category of music do you like?
○ What kind of music do you like?
categoryは分類システムの枠を強く感じさせます。単に好みを聞くならkindが自然です。
間違い2:typeを日本語の「タイプ」と同じ範囲で使う
日本語では「このタイプの人」のように幅広く使いますが、英語のtypeには恋愛対象として好みの人という決まった表現があります。
He’s not my type.
彼は私の好みのタイプではありません。
文脈が恋愛なら自然ですが、単に「性格的に似たタイプではない」と言いたい場合は、誤解を避けるためHe’s not the kind of person I usually work with.などと具体的に言うほうがよいことがあります。
間違い3:sort byとsort intoを混同する
Sort the list by name.
一覧を名前順に並べ替える。
Sort the cards into four groups.
カードを4つのグループに分ける。
byは並べ替えの基準、intoは分けた結果できるグループを示します。
間違い4:a kind ofの後ろを必ず複数形にする
× a kind of animals
○ a kind of animal
○ many kinds of animals
「1種類の動物」ならkindが単数で、後ろのanimalも基本的に単数です。「多くの種類の動物」ならkindsとanimalsを複数にします。
場面別に選ぶ|4語の実践例
レストラン・旅行
What kind of local food should I try?
どんな郷土料理を食べてみるべきですか?
旅行中の会話では、ざっくり情報を求めるkindが自然です。
家電・製品仕様
What type of plug does this device use?
この機器はどの型のプラグを使いますか?
形状や規格が答えになるためtypeが合います。
ウェブサイト・通販
Select the appropriate product category.
適切な商品カテゴリーを選択してください。
サイト側が用意した分類枠なのでcategoryが自然です。
表計算・データ管理
Sort the data by category.
データをカテゴリー別に並べ替えてください。
ここでは動詞sortが「並べ替える」、categoryが「並べ替えに使う分類項目」です。4語は競合するだけでなく、同じ文の中で役割分担することもあります。
友達との会話
What sort of movies are you into?
どんな映画にハマってるの?
くだけた会話で、イギリス英語らしい響きがあります。地域を問わず無難に言うならkindに替えられます。
迷ったときの3秒ルール
1. 普通の会話で「どんな〜?」
→ kind
2. 仕様・特徴・構造で分かれる型
→ type
3. 一覧を並べる、物を仕分ける
→ sort
4. 公式な分類表のどこに入るか
→ category
実際には重なる場面が多いため、「別の語を使ったら即間違い」と考える必要はありません。まずは伝わることを優先し、その後で場面に合う語へ調整していきましょう。
理解度チェック|kind・type・sort・categoryを選ぼう
空欄に最も自然な語を入れてください。必要に応じて形を変えます。
- What _____ of music do you listen to?
- Please _____ these files by date.
- This model uses a different _____ of battery.
- The product falls into the home appliances _____.
- I’m _____ of nervous about the interview.
1. kind:日常的に好みを聞くため
2. sort:ファイルを並べ替える動詞
3. type:仕様として区別される電池の型
4. category:商品分類上の枠
5. kind:kind ofで「ちょっと、なんとなく」
kind・type・sort・categoryの違いまとめ
●kindは、似た性質を持つ仲間を表す最も日常的な「種類」
●typeは、特徴・構造・用途などで識別できる「型」
●sortはkindに近いくだけた「種類」で、動詞では「仕分ける・並べ替える」
●categoryは、規則や体系の中に用意された「分類枠」
●kind of / sort ofは、後ろが形容詞や動詞なら「ちょっと・なんとなく」になる
●迷ったら、日常会話はkind、仕様はtype、整理作業はsort、公式な分類はcategory
4語を日本語の訳だけで覚えると、全部「種類」になってしまいます。でも、kindは仲間、typeは型、sortは仕分け、categoryは分類の箱と映像で覚えると選びやすくなります。
最初は迷ったらkindで大丈夫です。専門的な場面に出会うたびに、typeやcategoryの使いどころを増やしていきましょう!
個別記事でもっと詳しく学ぶ
- typeの意味と使い方|type of・be my type・動詞・data type
- kind ofの意味と使い方|a kind of・kinds of・親切なkindとの違い
- sort ofの意味と使い方|sort out・sort by・kindとの違い
- categoryとtypeの違い|categorize・product categoryまで解説
Cambridge Dictionary, “Sort, type and kind” / “Kind of and sort of” / “kind” / “type” / “sort” / “category”
Merriam-Webster Dictionary, “kind” / “sort”
Online Etymology Dictionary, “kind” / “type” / “sort” / “category”