support 倒れそうな木の重みを支える

【語源も分かる】英単語「support」の意味と使い方・覚え方・文法解説【sup-(下から)+port(運ぶ・支える)=下から持ち上げて支え運ぶ】

 
コダック
今日の英語表現は”support”!

「sup-(下から)」+「port(運ぶ・支える)」の2つのパーツで構成されている単語です。

「下から持ち上げて支え運ぶ」がコアイメージで、“support”=「支持する、支える」「扶養する、応援する」という意味を持ちますよ!

 

”support”の意味と使い方 コアイメージは「下から持ち上げて支え運ぶ」

 

”support(発音:səpɔ́ːrt/サポート【動詞・名詞】)”は「支持する、支える」「扶養する、応援する」の意味を持つ単語です。

「sup-(下から)」+「port(運ぶ・支える)」のパーツで構成されている単語で、「下から持ち上げて支え運ぶ」がコアイメージです。

 

 
コダック
重いものや崩れそうなものを、下から(sup-)グッと持ち上げて、落ちないように運ぶ・キープする(port)状態にすること。

そこから、物理的に「「支える」」ことや、意見や人を後ろから後押しする「「支持する・応援する」」、家族を経済的に下から支える「「扶養する」」のが”support”なわけですね!

 

”support”は「ただそばにいるだけでなく、重みを代わりに引き受ける」なイメージが強いです。

 

 
「重みを代わりに引き受ける」こと??
 
コダック
下図のように倒れそうな木の重みを下から支えて、現状を維持させるイメージです。
「下から重みを支えて、その状態を維持・存続させること」が”support”なんですね
 

support 倒れそうな木の重みを支える

また、ビジネスや論文などでは、意見や仮説の下に証拠を置いて下支えする、つまり「(事実や理論を)裏付ける・証明する」という意味でも非常によく使われます!

逆に、単にアドバイスをすることや、上から引き上げるような支援などは後述する”help”や”assist”を使用します。

動詞 ”support” の基本例文

① 物理的に支える
・The pillars support the roof.
(それらの柱が屋根を支えている。)

② 経済的に支える(扶養する)
・He has a large family to support.
(彼には扶養すべき大家族がいる。)

③ 精神的・社会的に支える(応援する・支持する)
・My family always supports my dreams.
(家族はいつも私の夢を応援して(支えて)くれる。)

④ 理論や仮説を裏付ける(証明する)
・The online data supports his theory.
(そのオンラインデータは彼の理論を裏付けている。)

※①②参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」

 

”support”の文法・語法と名詞としての使い方(頻出フレーズ)

supportをマスターする上で知っておきたい、重要な文法・語法のポイントを2つ解説します。

 

ポイント①:動詞のsupportは「他動詞」である

supportを動詞として使う場合、基本的には「他動詞」です。つまり、「support + 目的語(名詞)」の形になり、後ろに前置詞(forなど)を挟まずに直接、支える対象を持ってきます。
✕ support for the team(動詞として使う場合は間違い)
◯ support the team(チームを応援する)

 

ポイント②:名詞としての使い方と頻出フレーズ

supportは動詞だけでなく、名詞としても「支持」「支援」「扶養」という意味で非常に多く使われます。
名詞として使う場合は、「援助・サポート」という抽象的な概念を指すため、原則として「不可算名詞(数えられない名詞)」として扱われます。そのため、基本的には a support としたり、supports と複数形にしたりはしません。

名詞のsupportは、以下のような決まり文句(コロケーション)でビジネスやニュース、論文に頻出します。非常に重要なのでセットで覚えてしまいましょう!

 

名詞 ”support” の重要フレーズと例文

● in support of A(Aを支持して、応援して)
・Many people marched in support of free speech.
(多くの人々が言論の自由を支持して行進した。)

● financial support(経済的支援、財政援助)
・The government provided financial support to small businesses.
(政府は中小企業に財政的支援を提供した。)

● thank you for your support(ご支援・ご愛顧をありがとうございます)
※ビジネスメールの結びや、お店の挨拶などで定番のフレーズです。

 

”support”の類義語・関連語の違いをすっきり一挙解説!

英語には「手伝う」「応援する」に似た単語がいくつかあります。supportと何が違うのか、ニュアンスの差を整理して一緒に覚えてしまいましょう!

 

①「手伝う・支援する」を意味する単語:”support / help / assist” の違い

 
コダック
せっかく”support”を覚えるのであれば、似たような意味を持つ単語も一緒に覚えてしまいたい所です!

例えば”help”や”assist”なども「手伝う、支援する」を意味する単語ですよ!

 

”support”の類義語
⇒「支援する」の意味を持つ単語”help / assist”

 

 
なるほど…、ちなみにそれぞれの表現に違いはあるの??

 

 
コダック

イメージの違いとしては

support ⇒「下から重みを支える」=崩れないように維持・援助する(主体的・根本的)
help ⇒「困っている人を助ける」=最も一般的で、肉体的・精神的な手助け
assist ⇒「横に立って補助する」=主体となる人の補佐・手続き的な手伝い(事務的)

といった感じです!

 
う~ん…文字だけだとニュアンスの差がちょっとややこしいかも…
 
コダック
確かに、これだけ言われても分かりづらいかもしれませんね…汗
それぞれのイメージを実際の表現を見ながら確認してみましょう!

 

例文で見る!”support / help / assist”のイメージの違い

● support a local business
「(お金を出したり購入し続けたりして)地元のビジネスを維持できるように支える」
⇒ 相手の基盤そのものを崩さないように下から支えるイメージ(倒産させないように支えるなど)

● help a blind person cross the street
「目が不自由な人が通りを渡るのを手助けする」
⇒ 困っている人に対して、直接的な力を貸してあげるイメージ

● assist the professor with research
「教授の研究を補助(アシスト)する」
⇒ 主役はあくまで教授であり、自分はその横でサブとして事務や作業を補佐するイメージ

 

②「応援する」を意味する単語:”support / cheer / back” の違い

 
コダック
続いて、”support”の持つ「応援する」という意味についても、

よく使われる類義語があるので一緒に覚えてしまいましょう!

 

”support”の類義語
⇒「応援する」の意味を持つ単語”cheer / back”

 

 
コダック

それぞれの表現の違いとしては

support ⇒「ファンや賛同者として支える」=継続的・構造的な応援・支持
cheer ⇒「声を上げて元気づける」=試合などでのその場の声援・励まし
back ⇒「後ろ盾になる」=資金や権力で背中を押す(バックアップ)

といったイメージです。

 

 
コダック
せっかくですので、こちらも例文を通じて感覚を掴んじゃいましょう!

 

例文で見る!”support / cheer / back”のイメージの違い

● support a soccer team
「(ユニフォームを買ったり毎試合見に行ったりして)サッカーチームのサポーターになる」
⇒ チームの存続や活動を長期的に支えるイメージ(ファンクラブに入るなど)

● cheer for the team
「(スタジアムで『頑張れー!』と)チームに声援を送る」
⇒ その場でテンションを上げたり元気づけたりするイメージ

● back a candidate
「(資金提供や組織票で)候補者をバックアップする」
⇒ 物理的・社会的な後ろ盾になって、後ろから強力に押し出すイメージ

 

”support”の語源は中世ラテン語のsupportāre 意味は「耐える、運ぶ」

 

”support”の語源についても、深掘りしていきましょう。

”support”の語源は中世ラテン語の「supportāre」です。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”support”の起源について、下記の記載があります。

Origin
First recorded in 1350–1400; (for the verb) Middle English supporten, from Middle French supporter, from Medieval Latin supportāre “to endure” (Latin: “to convey”), from sup- sup + portāre “to carry” (see port); noun derivative of the verb

日本語訳:1350〜1400年に初めて記録。動詞としては中期英語の supporten、中期フランス語の supporter を経て、中世ラテン語の supportāre(耐える、持ちこたえるの意。ラテン語本来の意味は「運ぶ」)に由来。これは sup-(下から) + portāre(運ぶ)から構成されており、名詞形は動詞から派生したもの。

※参考・引用「Dictionary.com」

 

この記載内容からみるに、”support”は「下から重いものを持ち上げて、耐えながら運ぶ」というラテン語から発祥していることが分かります。

 

”support”の語源(起源~発祥までの歴史)
● ラテン語:supportāre(下から重みに耐えて運ぶ)
↓
● 中期フランス語:supporter(支える、耐える)
↓
● 14世紀後半、中期英語の supporten を経て現在の「support」へ

 

 
コダック
歴史の流れとしては上記の感じなわけですね!

ただ単に「横から手伝う」のではなく、歴史的には「重いものの下に潜り込んで一緒に持ち上げ、耐える」という意味がベースになっているんです。だからこそ、今でも「相手の重みを代わりに引き受ける」ような強い支えのニュアンスがあるんですね!

 

構成パーツ(接頭辞・語根)で芋づる式に覚える”support”

 

ここからは構成パーツ(パーツの組み合わせ)の面から、効率よく語彙を増やす覚え方を見ていきましょう!

”support”の構成パーツは、さきほど紹介した通り「sup-(下から)」+「port(運ぶ・支える)」の2パーツです。

 

パーツ①:”sup-”(sub-)は「下から、下に」を意味する接頭辞

”sup-”は「下から、下に」を意味するパーツです。(※本来は sub- ですが、後ろに続く p の音に引っ張られて sup- に変化しています)

 

 
コダック
例えば”subway”という単語は「sub-(下に)」+「way(道)」のパーツで構成されており、

地面の下を通る道(=「地下鉄」)を表しています。分かりやすいですよね!

 

その他に、以下のような身近な単語も同じパーツ(sub- / sup-)の仲間です。

  • suppose(下に置く = 仮定する、~だと思う)
  • suppress(下に向かってグッと押す = 抑圧する、鎮圧する)
  • submarine(海の下の = 潜水艦)

 

パーツ②:”port”は「運ぶ・支える」を意味する語根

”port”は「運ぶ・支える」を意味するパーツです。船で荷物を運ぶ場所である「港(ポート)」もここから来ています。

 

 
コダック
例えば”export”という単語は「ex-(外に)」+「port(運ぶ)」のパーツで構成されており、

港から国の外へ荷物を運び出す(=「輸出する」)を表しています。

 

その他の”port(運ぶ)”を使用する単語についても、まとめて一緒に覚えちゃいましょう!

import(中に運ぶ=輸入する)
transport(向こう側へ超えて運ぶ=輸送する)
portable(運ぶことができる=携帯用の、持ち運び可能な)

 

”support”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

最後に、今回学んだ”support”の意味と覚え方についてのまとめです。

●”support”は「sup-(下から)」+「port(運ぶ・支える)」の2パーツで構成されている単語
⇒コアイメージは「下から持ち上げて支え運ぶ」
⇒”support”=動詞では「支持する、支える」「扶養する、応援する」「裏付ける」の意味
●語法・文法のポイント
⇒動詞としては他動詞。名詞として使う場合は「不可算名詞」になりやすく、「in support of A(Aを支持して)」の形でビジネスや時事ニュースでも頻出!

 

 
コダック
当サイトでは英語表現について、このように語源、語法・文法、覚え方の面から解説を行っています。
関連するパーツの単語も一緒に覚えると効率が格段にアップしますよ!他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」