「some-(いくつかの)」+「what(もの・こと)」の2つのパーツで構成されている単語です。
「いくつかのもの(何か)の分だけ」がコアイメージで、“somewhat“=「いくぶん、多少、少々」の意味を持ちますよ!
英単語 somewhat の意味とコアイメージ
”somewhat(発音:sʌ́mwʌ̀t/サムワット【副詞】)”は「いくぶん、多少、少々」の意味を持つ単語です。
「some-(いくつかの)」+「what(もの・こと・量)」のパーツで構成されており、「いくつかのもの(何か)の分だけ」というのが本来のコアイメージです。
そこから、ガッツリではないけれど、ゼロでもない「「いくぶん・多少」」という、ちょっとした程度を表すのが”somewhat”なわけですね!
”somewhat”は副詞として、物事の度合いを少し和らげたり、はっきりと断定せずぼかしたりする文脈で非常によく使われます。少し堅いフォーマルな響きを持つため、日常会話だけでなく、ビジネス文書や論文、ニュースなどでも頻出する重要な単語です。
somewhat の正しい使い方と文法ルール

”somewhat”を使う上で、文法的に注意しておきたい配置(位置)のルールがいくつかあります。修飾する言葉によって置く場所が変わるので、例文と一緒にチェックしていきましょう!
① 形容詞や他の副詞を修飾する(前に置く)
形容詞や副詞の度合いを「ちょっと〜だ」「いくぶん〜だ」と言いたいときは、その**「修飾したい言葉の前」**に置きます。
これは、めちゃくちゃ難攻不落だったわけではないけれど、確実に『いくらかの(some)難しさの要素(what)』がそこに含まれていた、というイメージです。ニュアンスをマイルドに表現できる便利な言葉なんですよ。
- The new system is somewhat complicated.
(新しいシステムは多少複雑だ。※形容詞の前に配置) - The results of the survey were somewhat disappointing.
(調査の結果はいくぶんがっかりするものだった。※形容詞の前に配置)
② 比較級を修飾する(前に置く)
「〜よりいくぶん…だ」と、比較の差がわずかであることを表すときにもよく使われます。この場合も**「比較級の前」**に置きます。上品でフォーマルな「a little more」のようなニュアンスになります。
- Today is somewhat colder than yesterday.
(今日は昨日よりいくぶん寒い。) - The sales this month are somewhat higher than expected.
(今月の売上は予想より多少高い。)
③ 動詞を修飾する(前、または後ろに置く)
動詞を修飾して「いくらか〜する」「多少〜になる」と言うこともできます。この場合、動詞の前だけでなく、**「動詞の後ろ」にちょこんと置かれるケースも非常に多い**のが特徴です。
定番の例文
・The situation has improved somewhat.
(事態はいくぶん好転した。※動詞の後ろに配置)
・I was somewhat surprised at the news.
(私はそのニュースを聞いて多少驚いた。※過去分詞・形容詞の前に配置)※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
- I agree with your opinion somewhat.
(あなたの意見にいくらか同意します。) - Their opinions differ somewhat on this matter.
(この件に関して、彼らの意見は多少異なる。)
④ 【応用】somewhat of a + 名詞(ちょっとした〜)
”somewhat”は基本的には副詞ですが、**「somewhat of a + 名詞」**という特殊なカタチで、「ちょっとした〜」「ある種の〜」という意味を表すことがあります。ビジネスや大人の英語表現として非常によく使われる定番フレーズです。
- It was somewhat of a surprise to everyone.
(それは誰にとってもちょっとした驚きだった。) - He is somewhat of an expert in this field.
(彼はこの分野のちょっとした専門家だ。)
類義語比較!somewhat / rather / a little の違いと使い分け

例えば”rather”や”a little”なども「いくぶん、少し」を意味する単語ですよ!
⇒「いくぶん」の意味を持つ単語”rather / a little”
ニュアンスの違いとしては、以下のようなイメージです!
somewhat ⇒「客観的に「いくらかの度合い」がある」=(フォーマルな)いくぶん・多少
rather ⇒「予想や期待を超えて「結構・かなり」だ」=(主観的な)思ったより、割合に
a little ⇒「単純に量や程度が「少し」だけある」=(カジュアルな)ちょっと、少し
といった感じです!
それぞれのイメージを実際の表現を見ながら確認してみましょう!
● somewhat expensive
「(データや相場に照らし合わせて)多少価格が高い」
⇒ 感情を入れず、客観的に「高めの部類に入る」と報告するイメージ(ビジネス・論文向け)
● rather expensive
「(思っていたよりも)結構高いな、割高だ」
⇒ 自分の予想や基準を超えていて、少し驚きやネガティブな気持ちが入るイメージ(主観的)
● a little expensive
「ちょっと高い」
⇒ 日常会話で最もよく使われる、単純に金額が少しだけ上振れしているというイメージ(カジュアル)
混同注意!somewhat と something の違い

・something =「何か、あるもの(名詞)」
・somewhat =「いくぶん、多少(副詞)」
文の中での使い分けをパッと見比べてみましょう!
- I need something to drink.
(私は【名詞:何か】飲むものが欲しい。) - The price is somewhat high.
(価格が【副詞:多少】高い。)
このように、`something` は「モノ」そのものを指し、`somewhat` は形容詞などの「度合い」を説明します。役割が全く違うので、混同しないように気をつけましょう!
”somewhat”の語源は中英語 意味は「some + what」

”somewhat”の語源についても、確認していきましょう。
”somewhat”の語源は中英語(Middle English)の「some + what」”です。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”somewhat”の起源について、下記の記載があります。
Origin
First recorded in 1150–1200; Middle English; some + what日本語訳:1150〜1200年に最初に記録された。中英語の「some」と「what」が合わさったもの。
※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容からみるに、”somewhat”は12世紀頃の中英語の時代から、2つの身近な単語が合体してそのまま使われ続けている模様。
● some(いくつかの)
↓
● what(もの・こと、量)
↓
● 12世紀(中英語期)に2つが合体し、「いくらかのもの・こと(名詞)」から「いくぶん、多少(副詞)」へと発展
「some(いくつかの)」と「what(もの・こと)」というと、今でも毎日使う超基本単語ですが、それらが大昔にガチャンと組み合わさってできたのがこの単語なんです。
構成パーツで覚える”somewhat” 「some」+「what」

ここからは構成パーツの面から”somewhat”について覚えていきましょう。
”somewhat”の構成パーツは「some(いくつかの)」+「what(もの・こと)」の2つのパーツです。
“some-“は「いくつかの、いくらかの」を意味するパーツ
”some-”は「いくつかの、いくらかの」を意味するパーツです。
何らかの方法を使って(=「どうにかして、ともかく」)を表しています。
その他に someone(ある人=誰か)や、sometime(ある時=いつか)等も”some-”を使用する単語です。
”what”は「もの・こと、何」を意味するパーツ
”what”は「もの・こと、何、量」を意味するパーツです。
どんなことでも(=「〜するものは何でも、一体何が」)を表しています。
その他の”what”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。
”somewhat”の意味と語源・覚え方のまとめ

以下、”somewhat”の意味と覚え方についてのまとめです。
⇒「some(いくつかの)」+「what(もの・こと)」で、コアイメージは「いくつかのものの分だけ」
⇒ 意味は「いくぶん、多少、少々」
●語法・文法のポイント
⇒ 副詞なので形容詞や比較級の『前』、または動詞の『後ろ(前も可)』に置く。
⇒ 「somewhat of a + 名詞」で「ちょっとした〜」という意味になる。
⇒ 丁寧で客観的なニュアンスのため、ビジネスや論文などで重宝する表現。
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!
